#29 自然を守り活用する。
人々に伝え共に生きる。
Name黒瀬 文也Age25歳

SNSの投稿で、
大学の頃の
思い出が
よみがえった

地域に興味を持ったきっかけ

私は2022年に、北海道鶴居村へ移住しました。小学4年生からマウンテンバイクの競技を行っていて、大学生のころには鶴居村にあるホテルからスポンサーとして支援を頂いていました。そのご縁から、鶴居村を訪れる機会が増え、村の魅力や自然の豊かさを実感していました。その後大学を卒業して、札幌の民間企業に就職したのですが、企業勤めをする中で「私が本当にやりたいことは何だろう」と考えるようになったんです。その当時もマウンテンバイク競技には出場し続けていたこともあり、会社で働き続けることに対しての違和感が徐々に強まっていくのを感じていました。
「もっとマウンテンバイクに関わることがしたい」、「自然と触れあって生きていきたい」と悩む中、偶然SNSで、鶴居村が地域おこし協力隊を募集しているのを見つけたんです。

地域の方々の
温かさ

地域の「今」から感じたこと

2023年3月に実施したガバメントクラウドファンディング®のプロジェクトを通じ、8月にはこの村で、マウンテンバイクイベントを開催することができました。レースを行うだけではなく、キッチンカーや、酪農搾乳体験、自転車店の出店、木育について学ぶコーナーなど、さまざまな楽しみ方ができる複合型のイベントです。無事に開催できたのは、寄付者の方はもちろん、地域の方々や事業者さんの繋がりと協力があったからだと思います。
また、鶴居村には「山はみんなのもの」という考え方が根付いています。「山を大切に、皆さんに親しんでもらいたい」という想いから、地域の方々がボランティアで山の整備を行ってくれています。日本の山林、林道は規制がかかっていたり、誰かの所有物だったりなどの理由から、常に整備されていて、自由に出入りできる山は多くありません。
これからも、自然と、その環境を整備してくれている方々を尊重しながら、地域活性化に向けた活動を続けていきたいです。

地域を巻き込んだ、
自然を感じる
イベントづくり

これから取り組みたいこと

現在、鶴居村の自然を有効活用したイベントを進行中です。
「自然を守っていきたい」という気持ちを根底に、今後も非日常な体験イベントや、マウンテンバイク関連のイベントも実施したいですね。

そのためには、事業者さんや自治体さん、地域の方々との交流・協力が大切だと感じています。地域の人々の意見を取り入れながら、鶴居村だからこそできるイベントを開催していきたいと思っています。

誰かの「想い」から
繋がりが生まれ、
地域活性化が進む

私が想うふるさと納税とは

元々ふるさと納税という制度は知ってはいましたが、活用したことはありませんでした。
しかし、今回のガバメントクラウドファンディング®のプロジェクトを通して、「私たちがやりたいこと」は、ふるさと納税という制度があるからこそできると感じました。
プロジェクト終了後は、どこの自治体さんが、どのような課題意識をもって、どのような想いを胸に活動されているのか、という所まで目を通すようになりましたね。
また、地域活性化を進めるために、北海道や過疎化地域では、ふるさと納税は無くてはならないものだと感じています。
事業者さんと自治体さんが協力することで、地域活性化に向けた取り組みを幅広く行えるようになると考えているので、そういった意味でもふるさと納税は、地域と寄付者の方だけではなく、自治体さんと事業者さんの間にも繋がりを生み出してくれる、とても有益な制度だなと思います。

黒瀬さんの行った活動 大自然の中でマウンテンバイクイベントを開催したい!