#20 繋がりを大切にすることで
叶えられることがある。
Name平川 尚睦Age19歳

都会への憧れから
始まった地元への興味

地域に興味を持ったきっかけ

小さい頃から華やかな都市への憧れがあった私は、地元である富山県南砺市について、愛着を強く持つことができませんでした。

しかし、その気持ちが変わったのは高校生になって、自治体の方がこのプロジェクトを作ってくれたことがきっかけでした。「高校生に南砺市で全力で青春を謳歌してほしい」という想いから生まれた、南砺市の高校生プロジェクト「ボクなん」です。

ふるさと納税の制度を活用して、この想いに賛同してくださった方々から募った事業費を使用し、私たち高校生が主体となって市の新しいイベント等を企画・運営させていただきました。この活動を通じて感じた地域のあたたかさがきっかけとなり、自分の地元を、憧れだった都会に負けないくらいの魅力的な街にしたい、という想いに変わりました。

行動することで
若者の想いは届く

地域の「今」から感じたこと

このプロジェクトを通じて、青春は自分たちの力で作ることができること、そして南砺市には、若者のために行動してくれる大人がたくさんいることを知りました。

プロジェクト中は、難しいお願いをしてしまうこともあったかと思うのですが、自治体や企業の皆さんはできる限り私たちの想いを受け取って、たくさんのことに挑戦させてくれました。

地域をより良くしていくためには、地域の方々に相談してみること・行動することが必要で、それによって叶えられることが多くあるということを感じました。将来は、このプロジェクトに関わってくださった方々のように、若者の声を受け止め、サポートすることができる大人になりたいと思っています。

地域全体で
協力し合える
環境づくりをしたい

これから取り組みたいこと

現在、私が地域を好きになったきっかけでもあるプロジェクトに、OBとして参加しています。

今後は、プロジェクト費の使い方やイベント運営など、苦戦したことや失敗したことを含めて、「地域や自分たちのために全力で活動し、全力で失敗することの楽しさ」、そして「地域の方々のあたたかさや、繋がりの大切さ」を後輩に伝えていきたいです。

また、現在東京の大学に通っているのですが、将来的には南砺市に戻り、コミュニティバスの導入への働きかけや、地域の方々の交流の機会を作ることなどで、より住みやすい街にしていきたいと思っています。

若者と地域を
つないでくれる制度

私が想うふるさと納税とは

ふるさと納税は、地域への想いを、形にできる力を持っていると思います。

このガバメントクラウドファンディングで得ることができた経験によって、学生時代に持っていた地域への劣等感がなくなりました。

また、地域の方たちのあたたかさと、繋がることの大切さを感じることができたのもこの制度のおかげだと思っています。

私が寄付する側になったときには、地域と若者をつなぐ目的のある自治体やプロジェクトへふるさと納税を行いたいです。

平川さんの行った活動 南砺の実現を目指して~高校生の青春を全力で応援!~