#22 地域での縁を、より多くの
通じた人に体感してもらうためには。
Name山下 颯大Age21歳

飛び込んだ
北海道での
広大な自然と
温かい縁

地域に興味を持ったきっかけ

高校時代までは部活動に奮闘する毎日でした。ただ、大学進学のタイミングでもともと好きだった自然のある環境に行きたいと思い、北海道に行きました。過ごしていくうちに、自然の中での暮らしを大事にする環境やそこに住む人たちが自分に合っていると思いました。

北海道にある廃校を活用して、キャンプ場兼コワーキングスペースを作るプロジェクトに参加したこともあります。一定の期間、現場に住み込んで行うもので、昼は作業し、夜は焚火をするという生活は記憶に残っています。

問いを
立て続けることの
重要さ

地域の「今」から感じたこと

問いを立て、皆でそれを語り合うのは大事なことだと思いました。日頃から色々なアンテナを持ち、課題に対して立ち止まって考え、それを共有することに意味があると思います。

決して簡単なことではないかもしれませんが、一人一人にその意識が生まれることが大切だと思っています。GCFやふるさと納税の話も、まだまだ話し合う余地があるように思いました。

多様な形で
地域へ関わる方法を
探求する

これから取り組みたいこと

私に地域への巡り合わせがあったように、他の人へも地域に関わる機会を提供したいと思っています。今すぐにではなくとも、いつか移住したいと思えるような地域と出会えるきっかけを作りたいですね。

大学生活では自分自身が地域に移住し、現地の方と実際に対話しながら生活することで地方創生に関わっていました。地域の現場へ行くことは、実際の状況を知れる良さもありますが、それは地域へ関わる制度やシステムがあってのことだと思っています。今はより持続可能な形で地域に関わることのできる方法について興味があります。

情報が溢れる中で
本質を守るには

私が想うふるさと納税とは

ふるさと納税の使い道や、プロジェクト、返礼品は魅力的なものが多すぎて、どこに寄付するべきなのか悩ましいなと思いました。また、ふるさと納税は都市部以外の地域が行うものという認識でしたが、都市部でも活発な動きがあることを初めて知りました。

ふるさと納税全体が盛り上がる中で、地域の競争原理が働き、いかに良く見せるかという部分に力を入れざるを得ない状況になってしまっている側面があるのを少し危惧しています。

山下さんが参加した座談会のテーマ 改めて考える、共感の持つ力