#23 自然を守りつつ、
同世代にも広げていく。
Name篠田 大知Age20歳

自然の
心地よさに
導かれて

地域に興味を持ったきっかけ

大学1年の時に、幅広い活動ができるボランティアサークルに入り、里山に行く機会がありました。その時、景色の美しさに圧倒されたんです。ただ、里山は高齢化や過疎化が進んでいる地域でもあることを知りました。

それは、自然の中に存在する、人間が住むスペースと獣が住むスペースをつなぐ、畑や林などの整備された中間部分を管理する人が減ってきているということでもあると思います。。そこから、地域の自然を守ることに興味が湧きました。

繋がりを広げて
深めていく

地域の「今」から感じたこと

クラウドファンディングは、自分たちの思いへの共感を集めることができる場だと思います。論理と情熱をうまく掛け合わせて、思いをどれだけうまく表現できるかが重要で、もっと応援する人がイメージを持ちやすいように、動画や画像などを積極的に取り入れる必要があると思います。

また、大学や地域を超えたコミュニティのつながりも大切だと感じました。。自分自身がクラウドファンディングを立ち上げたときには、プロジェクト外の人と関わることが多くなかったので、外のコミュニティの人たちとも繋がりを作りつつ、共感を集めることが大切だと思います。

地域の現状を
同世代へ
伝えるためには

これから取り組みたいこと

現在は耕作放棄地の改善に興味を持っています。大学では、茶畑の整備から茶の栽培と販売をするプロジェクトを行っています。大変ではありますが、自然の景色や近くにいる動物の環境を守ることにつながっていると思います。

ただ、プロジェクトを行う中で、地域の現状や課題は同世代にあまり知られていないとひしひし感じます。どのように興味を持ってくれる人と、実現させるためのおカネを集めるのか、日々考えています。

まだ納得しきれる
制度ではない

私が想うふるさと納税とは

ふるさと納税の制度は納得できるところもあれば、疑問に思うところもあるのが素直な感想です。例えば返礼品に関して、地域を知ってもらうための材料としての役割はあると思うのですが、地域のおカネが地域外に流れてしまうということが起こってしまっては、勿体ないように思います。

その点でいうと、ガバメントクラウドファンディングの方が、ふるさと納税の理念にあうような制度なのではないかと思いました。

篠田さんが参加した座談会のテーマ 改めて考える、共感の持つ力