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古くてボロいが日本一!日本で最も歴史の長い水族館『魚津水族館』を次世代へつなぎたい!

カテゴリー:動物 

main_img 達成

寄付金額 33,747,280

168.7%

目標金額:20,000,000

達成率
168.7%
支援人数
1,313
終了まで
8
/ 91

富山県魚津市(とやまけん うおづし)

寄付募集期間:2024年11月1日~2025年1月30日(91日間)

魚津水族館(富山県魚津市)

プロジェクトオーナー

日本に現存する水族館として最も長い歴史を有する魚津水族館(大正2年創立)を次世代につなぐため、維持・管理にかかる費用を募集します。

現在の魚津水族館は昭和56年に開館した3代目で、富山県唯一の水族館として「北アルプスの渓流から日本海の深海まで」をテーマに展示を行い、教育・レクリエーション・調査研究施設として重要な役割を担っております。
富山県民であれば遠足などで一度は訪れたことのある施設ですが、老朽化により館内のいたるところで不具合が発生し、設備の更新・修繕が不可欠となっております。

しかしながら、地方の小さな自治体の力だけでは必要最低限の整備しか進められないのが現状です。
日本で最古、また富山県唯一の水族館をこの先も維持し、地域づくりに生かすため、寄付の募集を希望します。

魚津水族館をご存じですか

日本で最も歴史の長い水族館

開館当時の初代魚津水族館

初代魚津水族館は、北陸本線の全線開通を記念して大正2年(1913年)9月に開催された「1府八県連合共進会」の第二会場として建設された日本海側で初の水族館です。昭和29年には「富山産業博覧会」の魚津会場に、日本海側最大の水族館として2代目魚津水族館が建設され、ホタルイカ展示が好評でした。現在の3代目魚津水族館は日本海側最大の水族館として昭和56年4月にオープンし、令和4年に「魚津水族館創立110周年」を迎えました。

日本で最初に作られた「全面アクリル製のトンネル水槽」

3代目魚津水族館は、「北アルプスの渓流から日本海の深海まで」をテーマに330種以上の生き物を飼育しております。“富山湾の王者ブリ”を展示する富山湾大水槽には、日本で最初に作られた「全面アクリル製の水中トンネル」があります。

富山湾はたくさんの種類の発光生物が見られることから、研究者の間では「発光生物の宝庫」として知られています。初代魚津水族館では停電の際に世界で初めてマツカサウオの発光が発見され、二代目水族館は、生きたホタルイカが手に入る唯一の施設として発光生物を求める研究者が国内外外から訪れました。また、富山湾は日本海側で最も深い湾であることから、深海魚を求める研究者も増えています。さらに、近年の富山湾ではリュウグウノツカイやダイオウイカといった世界的に珍しい生き物が多く捕獲されることから注目され始めています。

【注意事項】

※寄附は「2,000円以上」からとなります。ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。

魚津水族館の設備の現状

老朽化により設備の不具合が頻発

3代目魚津水族館は、開館からまもなく45年を迎えることから設備の更新が急務となっております。また、富山湾の生き物を多く飼育する魚津水族館では、たくさんの海水を使用しているため、経年劣化と合わせた塩害などによる突発的な不具合が発生しております。水族館の設備は特注仕様のものも多く、多額の費用が必要となることから、更新や修繕が追いついておらず、緊急度の高いものから順次整備を行っているのが現状です。

海水の影響で錆びついた濾過設備
アクリル製水槽に発生したヒビとクラック
波が起きない「波の水槽」。定期的にスタッフが人力で波を起こしています

寄付金の使い道

魚津水族館の整備に活用させていただきます

①富山湾大水槽シーリング補修
②富山湾大水槽熱交換器更新
③深海生物水槽防水補修
④波の水槽用生物ポンプ更新
⑤海水送水ポンプ更新
⑥海水取水設備用真空ポンプ更新
⑦ペンギンプール見学通路上屋柱脚修繕

※寄付受付時に一部の修繕工事が完了している場合があります(順次、整備・修繕・更新工事を実施しているため)。
※目標金額に達しなかった場合:全額本事業に活用させていただきます
※目標金額以上の寄付をいただいた場合:魚津水族館の維持・運営に関連する事業費に活用させていただきます

【注意事項】

※寄附は「2,000円以上」からとなります。ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。

地域の未来のために続けたい、魚津水族館の取り組み

富山の水生生物を中心とした展示・解説

「北アルプスの渓流から日本海の深海まで」を基本テーマに、富山県・富山湾の水生生物を中心に展示を行っています。平成25年に創立100周年記念リニューアルをして、より『富山』にこだわった展示や世界の環境、そして水族館の裏方などを見せる施設となりました。老朽化の進む古い水族館を少しでも楽しんでいただくため、展示や解説には工夫を凝らしており、中でもスタッフ手書きのイラストを使った解説版は大人から子供まで「わかりやすく、面白い」と大好評です。

富山の自然を未来に引き継ぐための人材育成

市内の小学校において「出張!ホタルイカ発光実験」を実施しています。ホタルイカが有名な魚津市に住んでいながら、実際に光る姿を見たことがない子供たちは意外に多く、「地域の生き物や水産業」への興味を深める人気授業となっています。
未来の富山を守る人材の育成を目指す「うおづ水辺の調査隊事業」には、自然や生き物に興味のあるたくさんの子供たちが参加し「体験」「興味」「研究」「解決」をテーマに、野外調査や研究、発表などを行っております。

絶滅の恐れがある生き物の保護・繁殖

まだまだ自然がたくさん残る富山県ですが、生息環境の悪化や外来生物の影響により様々な生き物の生活が脅かされております。当館では、キタノメダカやミナミアカヒレタビラといった絶滅の恐れのある生き物の保護・繁殖に取り組んでおり、展示を通じて来館者のみなさまに興味・関心を持っていただくことで、「富山の自然を未来に引き継ぐこと」を目指しております。

富山県の河川や富山湾での調査・研究活動

魚津水族館は、富山県内での小河川調査を行っています。魚類、ヤゴ(トンボ)類、貝類、甲殻類(コエビなど)の調査は、手ダモや投網を用いて採集したり、シュノーケリングによる目視調査も行います。採集した生物は記録を取り、リリースすることが原則ですが、展示生物として持ち帰ることもあります。さらに結果を報告文にして記録を残すことで、将来的に気候変動や河川改修による環境変化の基礎データとして役立てることができます。
また、希少生物を保全するうえで生息域内の生息状況を確認したり、減少傾向にある生物においては水族館内で繁殖したり展示をすることで、多くの人に普及啓発できるよう努めています。地域の生物多様性を地元の人々や子供たちに伝えていくことが富山の自然を守る第一歩だと考えています。

魚津水族館スタッフの思い

館長 高田弘美

魚津水族館は、大正2(1913)年に創設されてから110年余りが経過し、現存する水族館としては「日本最古の水族館」として長い歴史を誇っています。
魚津水族館は富山県唯一の水族館で、富山県全域を対象に調査研究を行っており、その結果を展示や解説に活用しています。なかでもホタルイカの展示や研究、世界で初めて発光が発見されたマツカサウオなど、発光生物とのかかわりが深いことも特徴です。
魚津水族館は、展示している生物を通して、魚津市をはじめ富山県全域の川・海の生物や自然環境について、興味や理解を深め、生物多様性を体感できる施設であり、多くの方に親しまれています。
一方、現在の3代目水族館は昭和56年に開館した施設で老朽化が著しいため、施設・設備の修繕等に多くの費用をかけて維持しながら、未来につなげていかねばと考えています。
ぜひ趣旨にご賛同いただき、みなさまの温かいご支援をお願いいたします。

学芸員 不破光大

水族博物館として富山の水生生物における調査研究、種の保存(保全)、展示、教育普及、レクリエーションを行っております。施設は古いですが、新しい水族館に負けないくらい水槽はピカピカに掃除して皆様をお迎えしております。
とはいえ、設備の老朽化は進行しており、お客様の安全や生物の生命にかかわる場所から優先的に修繕を繰り返しているのが現状で、修繕が間に合わずに”その場しのぎの展示”が増えています。
100年以上愛されてきた魚津水族館を我々の代で絶えてしまわぬよう、暖かいご支援のほどお願いいたします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

【注意事項】

※寄附は「2,000円以上」からとなります。ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。