②世界に発信『人類愛の輪』事業 ~サン・フランシスコ号遭難救出の史実~
網代湾を一望できる丘の上に建つ日西墨三国交通発祥記念之碑(メキシコ記念塔)。これは、皆さんご存知のとおり、今から400年ほど前の1609年に、メキシコ船サン・フランシスコ号が田尻沖(御宿町岩和田地先)で座礁し、当時の岩和田村民が総出で救出にあたり無事に帰還させたという史実があり、この史実が日本・スペイン・メキシコの交通発祥のきっかけとなって、記念に建てられたものです。 こうした人類愛溢れる先人たちの偉業は、御宿町民の誇りであり、メキシコ・アカプルコ市と姉妹都市提携したうえで、現在でもホームステイの受け入れ等の交流をしているところです。 町では、このすばらしい歴史的・文化的財産を後世に語り継ぐことはもちろん、単に町の歴史的偉業に止めることなく、日本人の誇りとして、多くの方に伝承しながら、全国、そして世界へと発信していきたいと考えております。 こうした取り組みは、行政間や限られた一部の人間では十分な成果は期待できず、多くの方々にこのすばらしい史実を知っていただき、多角的分野から発信することで新たな交流が芽生えてくるものと考えます。 多くの方の理解とエネルギーによって、交流の輪を広げ、人類愛の美談を伝承していけるような仕掛けづくりに取り組みます。