【男女共同参画】地場産業「越前織」の職人不足解消に向けた越前織PR事業
目標額|1,250万円 速報値|6月23日現在 52万円 達成率4.16%(令和4年6月15日より募集開始) 坂井市の地場産業「越前織」は深刻な職人不足が大きな課題となっています。越前織物業に従事する方の男女比は約男性2:女性8で、越前織を支えているのは、産地周辺に住んでいる女性たちです。しかし、その女性職人の高齢化も進み、20~30代の女性が地場産業に足を踏み入れる事が極端に減ってきている現状があります。さらに、今まで越前織を盛り上げてきた団塊の世代の職人の引退が相次いでいます。 職人不足が起きた要因のひとつとして、「越前織」の認知度が低く、越前織の魅力や良さを知る機会が少ないことがあげられます。越前織は、細幅織物(織ネームやリボン)になり、アパレル副資材というカテゴリーに分類されます。アパレル副資材の購入者は、主に、都市部の商社であることや、副資材という事で、越前織を普段使いできる製品が少ない事などが地元での認知度が上がらない理由のひとつです。 いただいた寄附金を活用し、丸岡ファインテックス協同組合を事業主体とした、市民に越前織をPRするための事業をおこないます。 例えば、越前織の母子手帳ケースを、出産届を提出に来た方に対し、市役所の窓口にて配布します。「越前織」を実際に使って頂き、越前織の魅力と良さを直に感じる機会を創出します。20~30代の女性が地場産業の技術や魅力に気付くことで、産後の就職先の候補として越前織工場を視野にいれていただくことに繋げ、この越前織の母子手帳ケースが、「未来の越前織職人への招待状」になることを期待します。