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全国一歴史のある菊人形展「南陽の菊まつり」を [ 花×アート ] でさらなる魅力を創出し後世へ繋げたい

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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目標金額:1,000,000

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支援人数
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終了まで
89
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山形県南陽市(やまがたけん なんようし)

寄付募集期間:2025年9月3日~2025年11月30日(89日間)

山形県南陽市

プロジェクトオーナー

山形県南陽市の秋の風物詩である「南陽の菊まつり」は今年で第113回を迎えます。
しかし、菊の生産者は年々減少しており、後継者不足が課題となっています。
大正時代から続く菊まつりを今後も盛り上げ、歴史ある菊花や菊人形の技を後世へ伝えていくため、クラウドファンディングへ挑戦することにしました。
ご賛同いただける皆様の温かいご支援をお願い申し上げます。

皆様へのお願い

今年113回目を迎える「南陽の菊まつり」は、全国一の歴史と伝統を誇る菊人形展です。しかし、現在、菊の生産者は高齢化と後継者不足により減少の一途をたどり、さらに近年の急激な物価高騰により、例年規模の菊まつりの開催が難しい状況にあります。

南陽の菊まつりでは、古典的な大菊三本立てなどの展示に加え、近年は、国内外で活躍するフラワーデザイナーによる生花を活用した現代的なフラワーアートをい屋外に展示し、新たな魅力の創出を行ってきました。10日以上も屋外での生花展示イベントは全国的にも非常に珍しく、他では見ることができない貴重なものです。また、地元商店街の「花手水」設置など、会場外への魅力発信にも力を入れています。

これらの取り組みによって来場者数は少しずつ増加傾向にありますが、花代を含めた物価や人件費の高騰といった費用増加を補うため、クラウドファンディングによる支援を募ることになりました。

本プロジェクトは、単にイベントを継続させるだけでなく、全国一歴史のある菊人形展を守り、伝統と革新を融合させた「花×アート」による新たな魅力創出を通じて、「南陽の菊まつり」を盛り上げ、次世代へと繋げていくことを目的としています。

寄附金の使い道

皆様から頂いた寄附金は、「南陽の菊まつり」の魅力向上のための花×アートの製作費、運営費、菊づくり講習会の経費などへ活用させていただきます。
目標金額に達しなかった場合でも、本プロジェクト事業費として活用し、目標金額に達した場合は、その時点で本プロジェクトを終了させていただきます。

◆内容

南陽の菊まつり事業費

◆事業実施スケジュール

2025年9月:クラウドファンディング開始
2025年9月:菊まつり準備開始
2025年10月3日~11月5日:菊まつり開催

日本人と菊

菊は日本文化において特別な花であり、皇室の紋章や武家の家紋にも用いられ、日本文学作品にも登場するなど、古くから日本人を魅了してきました。その美しさや気品から花言葉は「高貴・高潔・高尚」が与えられ、日本人が美徳とする価値観を表すものとされています。

また、毎年9月9日は、重陽の節句、別名「菊の節句」とも呼ばれ、お酒に菊の花びらを浮かべた菊酒を飲むことで長寿を願う風習にも用いられてきました。それだけ「菊」は日本人の生活に深く根付いた花であったと言えます。

菊人形と菊まつりの歴史

南陽の菊人形は、大正元年(1912年)宮内の料亭で、人形師菊地熊吉氏に頼み、木彫りの人形に菊の衣装を飾り付けたのが始まりと言われています。翌大正2年には料亭で菊の品評会を催したことが菊花展(品評会)の始まりとなります。

大正15年には、菊づくりの進歩改良を目的とした組織を立ち上げ、数軒の料亭や旅館に菊人形を飾ったと言われています。昭和6年には、熊野大社の鳥居の場で菊人形が飾られ、『菊の宮内』という名声が広まりました。

菊人形展は、菊付けや人形づくりの小道具、大道具など多くの専門の職人が必要ですが、南陽の菊人形は、初代菊地熊吉氏が一人で全ての工程を担ったという独自の伝統を受け継ぎ、現在は、三代目の直哉氏によって、菊人形展では全国一の歴史と技と文化を誇ります。

昔の菊まつりの様子
菊人形制作の様子

現在の「南陽の菊まつり」

大正時代から110有余年続く「南陽の菊まつり」は、毎年10月上旬から11月上旬まで開催され、菊人形展と菊花展からなる菊まつりとして全国一の歴史と技と文化を誇ります。

近年は、熊野大社の景観を活かした菊花の創作アート展示など新しい菊まつりの創出も行っています。この「南陽の菊まつり」は、市内観光関係団体を中心に実行委員会を組織し、菊花会、地元企業など多くの皆様のお力添えをいただきながら開催している南陽市で一番大きなイベントです。平成29年度からは2会場開催となって菊まつりを実施しています。

菊まつり宮内会場

菊まつり期間の前半は、熊野大社周辺を会場とした宮内会場で実施します。菊を使用した現代的なフラワーアートは、若い年齢層を中心に注目を集めています。日本や世界で活躍するフラワーアーティストをはじめ、山形県置賜地域、県内団体の方々も参加しています。
フラワーアートを屋内展示するイベントは他にもありますが、約10日も屋外展示するイベントは、他では見ることができない貴重なものです。各フラワーアーティストの個性溢れる芸術作品を御覧ください。

菊まつり花公園会場

菊まつり期間の後半は、中央花公園を会場とした花公園特設会場で実施します。宮内会場とは違い、伝統的な大菊三本立て等が会場内に並びます。例年10月末に菊花品評会が開催され、出品者は、その日に満開になるように1年間にわたり菊の栽培を行っています。
また、花公園会場では大河ドラマを基にした菊人形の場面を設置しています。菊は、全て生花を使用しており、人形も一体ずつ手づくりで制作されています。

地元児童の参画

昨年は地元である宮内小学校6年生が自主的に菊まつりを盛り上げたいという思いから熊野大社にある鐘付堂の下をフラワーアートで装飾しました。菊まつりという存在は認知しているものの、どのような「まつり」なのか理解していない児童もおります。この活動を通して菊まつりに対して自発的に考えて行動を起こしたことで、これまでの歴史を学び、菊まつりが南陽市の中でどのような位置づけになっているのか理解に繋げることができました。

引続き、市内フラワーデザイナーの御協力のもと、小学生へフラワーアート製作指導をとおして菊まつりを後世に伝承していくための取組みを行っていきます。

また、菊の伝承事業の一環として、南陽市菊花会の御協力を得て、地元小中学生に菊の花の栽培体験をとおして菊花大会へ出品してもらいました。

実行委員長メッセージ

第113回菊まつり実行委員長 結城 秀人

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南陽の菊まつりは長年秋の風物詩として親しまれており、毎年多くの方に会場にお越しいただき楽しんでいただいています。
一方で、菊まつりの根幹である菊づくりに携わる方の高齢化や後継者不足が顕著であり、菊の栽培に手間がかかるということが菊離れの大きな要因であると考えられます。だからこそ、菊を育てている方々にとって、365日丹精込めて栽培した菊をたくさんの方に見ていただけることは、まさに「生きがい」です。
また、古典的な菊花だけでなく、時代の流れに合わせてフラワーアートによる盛り上がりも大きくなっております。今後も菊まつりとしても盛り上がりを大きな渦としていくために次世代へ繋いでいくことはもちろん、できることに真摯に向き合い来場者の満足度をあげることが重要ではないかと考えております。
これまでも開催にあたっては、市内外の事業者等の方々から御支援を頂戴し運営を行ってきておりますが、昨今の物価高騰などの経済状況もあり、より広く多くの方に南陽の菊まつりを知っていただくとともに、本プロジェクトの意義に御賛同いただける方に御支援と御協力を頂戴し、伝統ある南陽の菊まつりを華やかに彩ってまいりと考えています。

南陽市長メッセージ

南陽市長 白岩 孝夫

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この度は、本プロジェクトに興味をお持ちいただきありがとうございます。
今年113回を数える南陽の菊まつりは、菊人形展としては全国一歴史があるまつりで、南陽市を代表する一大イベントです。「菊」は南陽市の花にも制定され、市民には大変縁が深い花です。
携わる方々の思いが詰まった南陽の菊まつりに皆様からの温かい御支援のほどどうぞよろしくお願いいたします。

ふるさと納税で
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ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

現在進捗情報はありません。

山形県南陽市

つながり つどう 縁結ぶまち 南陽

山形県南陽市は、北に丘陵、南に沃野が広がり、都市の利便性と自然環境が調和した、すぐれた伝統と歴史をもった魅力あふれるまちです。

湧き出る温泉と豊かな自然に恵まれ、四季折々の彩と美しい悠久の自然が息づくまち「南陽市」。
都会では味わえない、ぬくもりのある故郷がここにあります。