障害のある方がいきいきと生活できる福祉事業を行いたい

カテゴリー:健康・福祉 

main_img 達成

寄付金額 1,441,000

120%

目標金額:1,200,000

達成率
120%
支援人数
31
終了まで
受付終了

千葉県館山市(ちばけん たてやまし)

寄付募集期間:2024年10月2日~2024年12月31日(91日間)

合同会社 陽(ひなた) × 千葉県館山市

プロジェクトオーナー

「合同会社 陽」の代表社員の山木久美です。

弊社が設置している「陽相談室」は、障害のある方が自立した日常生活、幸せな社会生活を営むことができるよう、必要な福祉サービスの利用や援助が受けられるように支援する相談支援事業所です。館山市から、指定特定相談支援事業所及び、指定障害児相談支援事業所に係る指定を受けています。

特別支援学校に勤務していた際に、発達障害のある方やその心配がある方の相談を多々受けており、大人や子どもに限らず、障害のある方への支援を充実させることの必要性を感じていました。
そのときの経験を活かし、障害のある方が住み慣れた地域で、自分らしく、いきいきと生活を送ることができるよう支援に努めます。

館山市のプロジェクトについて

館山市では、起業・創業支援の取組として、地域課題の解決や地域資源の活用に繋がる事業を行う起業家を募集し、市がふるさと納税を活用したクラウドファンディングを通じて、寄附を募るとともに、全国の皆さまに事業を知っていただくことで新たなビジネスチャンスに繋げるという「地域課題解決チャレンジ事業」を実施しています。
この取組みは、館山市では初の試みとなり、2024年度は、「障害福祉サービスの充実」「リノベーションによる空き店舗活用」「子育て支援の充実」に関する魅力ある3つの事業を応援します。

【本プロジェクト】
障害のある方がいきいきと生活できる福祉事業を行いたい(合同会社 陽)

【その他プロジェクト①】安房地域初!スリランカ料理をメインとした居酒屋を創りませんか?(合同会社 Wise Eagle)

【その他プロジェクト②】地域で育む、あなたらしい子育て。かかりつけ助産師がサポートします!(ほのみ助産院)

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

供給が追いついていない相談支援事業所・相談支援専門員

障害のある方を取り巻く現状

館山市の障害者手帳等所持者数の総人口に対する割合は、上昇傾向となっており、地域における障害のある方への支援の必要性は高まっています。(平成29年度:5.83%から令和4年度:6.11%と増加しています。※第6次館山市障害者基本計画より)
また、全国的に障害のあるお子さん、特に発達障害と言われるお子さんが増えてきていることは報道等でも言われており、ここ館山市も例外ではありません。子どもに対しての福祉サービスの充実が急務となっています。

相談支援機関の不足

私は一昨年まで、この地域の特別支援学校で特別支援教育コーディネーターをしており、教育現場で発達障害のあるお子さんが増えてきている現状、暮らしにくさ・困り感を抱えている様子、その延長として不登校やひきこもりのきっかけになってしまうという現実を目の当たりにしていました。

そのような方にこそ、相談支援事業は必要です。地域には、熱心な相談支援専門員がいらっしゃいましたが、支援を必要とする方が増えている一方で、地域における障害児者に対する相談支援事業所・相談支援専門員の数が十分とは言えない状況を危惧していました。

障害のある方への陽のあたる場所を作りたい

「陽相談室」の立ち上げ(事業所の立ち上げ・事業内容)

障害のある方への地域資源が十分とは言えない状況から、これまでの経験を活かし、自ら相談支援事業所を立ち上げたいと決意し、令和5年8月にコミュニティケアこまくささんの一角をお借りし、「陽相談室」を立ち上げました。
本事業所は、何かと暮らしにくさを感じている方々にとって、陽のあたる場所になりたい、そんな思いで事業所名前を「陽(ひなた)相談室」と名付けました。
現在は、3つの事業に取り組んでいます。

○相談支援事業
ご利用者様一人一人のニーズや課題を整理し、適切な福祉サービス・地域資源について情報提供し、福祉サービスを利用するための計画を作成します。また、福祉サービスが適切に提供されているか評価・見直しを行います。

○千葉県障害児等療育支援事業
在宅障害児等やご家族に対しての療育に関する相談支援、保育所等の職員に対しての療育に関する技術の指導を行います。

○日中一時支援事業
障害のある方の生活を日々支援しているご家族様の身体的・精神的・経済的負担を軽減し、レスパイトケア(一時的な休息)することを目的に、ご利用者様へ日中活動する場を提供します。「陽相談室」では、土・日曜日にアナログゲーム、生け花、動画鑑賞、書道教室など様々な活動を通じてご利用者様を支援しています。

利用者様が作った生け花の作品
1か月の活動内容

相談室のご利用者様、ご家族様から寄せられた声をご紹介します。

より多くの方へ充実の支援を目指して

現状では、代表社員(山木久美)が一人で相談支援専門員として対応していますが、今後は、相談支援専門員や支援員等の増員を図り、より多くの利用者様に丁寧なサービスが提供できるようになりたいと思っています。

また、地域には、様々な福祉サービスの資源があります。お互いに協力し合い、連携を図ることで、お一人お一人に応じて、より適切なサービスの提供につながるものと考えています。

将来的には、障害者の雇用にも着目し、ピアサポート(障害のある方が障害のある方を支える)の活動も想定しています。

寄附金の使い道について

事業所の設備利用費に充てさせていただきます。
目標額より多く集まった際は、より多くの方に「陽相談室」を知ってもらうための取組や、より質の高い福祉サービスを提供できるような改善を行います。
目標額に届かなかった際は、不足分は自己資金にて充当し、遂行します。

相談室内部

プロジェクトを応援する声

生活クラブ風の村 重心通所さくら所長 竹内耕様

(千葉県総合支援協議会療育支援専門部会委員)

山木さんとは30年以上前からの付き合いがあります。一念発起し教員を辞めて「陽」を立ち上げることにした、と聞いたとき「ひなた」という事業所の命名が山木さんその人を表しているなと感じました。想いは強く熱いのに、決して相手に無理強いはしない。あたたかくて、知らないうちに「そこ」にいて励ましてくれる。
障害者相談支援事業所の仕事は、障害者ご本人の話を聞いてそばに寄り添いつつ、ご本人の自立を考えて一歩引いて見ていることも必要です。その上で最も適切な目標を立てて関係する様々な事業所や人とつないでいきます。 舵はご本人に握ってもらいながら、羅針盤をしっかりと見ている役割で、山木さんの「陽」なら間違いなくうまくやってくれます。
安房地域では相談支援事業はもとより障害児者が利用できる資源そのものも限られていると聞きます。手の届きにくい事業については「陽」が自ら創りだしていくことも期待しています。

こまくさ(小規模多機能型居宅介護事業所)所長 福原俊之様

当事業所は介護事業を行っており、その関係で山木さんと知り合い、相談所を始めたいとの話を伺い、ぜひ協力出来たら、と事業の場所を提供させてもらいました。
山木さんの熱心であたたかい人柄を考えても、「事業開始から相談は思っている以上に来るから気を付けてくださいね。」とお声をかけさせてもらっていました。山木さんは困っている方に親身になって相談にのってくれる方です。
予想通り、それ以上に相談件数も増え、1件1件丁寧にその方、ご家族に合わせて対応されている姿を見かけます。そして相談できて「ほっ」としたご家族の姿も。まさに、相談者にとっての❝陽❞のような場所に。
これからも、こまくさとしても合同会社陽の活動を支援していき、お互いに刺激し合いながら活動を共に続けていきたいと思っています。

写真

仁木悠月様

(佑育書道会所属 2022年毎日書道展にて毎日賞を受賞)

仁木悠月です。藤沢市で書道教室を開いています。館山市出身、県立安房南高等学校(現在は閉校)書道部に所属していました。
この度、ご縁があり、合同会社陽さんの日中一時支援事業のご支援をさせていただいております。
毎月、第四土曜日の書道教室には、小学生から高校生までのお子様がいらっしゃいます。習字に苦手意識のあるお子様もいらっしゃいますが、この書道教室では、季節を表す文字を書いたり、それに因んだ絵を描いたりしながら、書くことや表現することを楽しんでもらっています。私は、障害のある方のご支援は初めての経験で最初は戸惑いましたが、今では表現力が豊かなお子様たちと共に過ごす時間がとても楽しみです。
書道のあとに、ボードゲームをしたり、お子様の漫談を聞いたりするのもとても楽しい時間です。
陽の当たる場所で、このような素敵な時間がこれからもずっと続くように応援しています。

写真
利用者様が書いた書道作品

千葉県館山市長 森正一

館山市では、起業・創業支援の取組として、「地域課題解決チャレンジ事業」を実施しています。
この事業は、市内で地域の課題解決や地域資源の活用に繋がる事業を行う起業家を募集し、対象に選定された事業を実施する起業家に対して、市がふるさと納税を活用したクラウドファンディングを行い、そこで集められた寄附金を補助金として交付することにより、起業家を支援する仕組みとなっています。
館山市は、「誰もが住んでいてよかったと思えるまちづくり」として、年齢や障害にかかわらず住み慣れた地域で自立し、いきいきと元気に暮らすことができるまちを目指しています。
地域における障害児者への福祉サービスの充実が必要とされている状況で、このプロジェクトを進めることは、館山市の地域課題の解決に大きく寄与することとなります。

このプロジェクトにぜひご賛同いただき、皆さまのご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。

ご寄附いただいた皆様へ

合同会社 陽 代表 山木 久美

開業して1年が経ちました。新しい出会いや懐かしい再会に恵まれ、少しずつご利用者様が増えております。
相談支援・療育支援につきましては、福祉サービスご利用の支援はもとより、お一人お一人のこれまでの経緯や思いを伺います。丁寧に聴き取り、寄り添い、整理することから始めます。日中一時支援事業では、ご家族様には休息をしていただき、ご利用者様には様々な活動を設定しています。例えばボードゲームで盛り上がったり、生け花や書道で表現を楽しんだり、思いっきりカラオケで歌ったりなど。私自身も、とても幸せな時間を過ごしております。
こんな「陽」の取り組みを応援してくださる方がいらっしゃれば、とても嬉しく思います。皆様にいただいたご寄附は、今後、さらに地域のニーズに応える事業所として、より質の高い支援を目指し、事業の拡大、安定のために使わせていただきます。
四季折々の景色や味覚、花の便りが巡る館山市で、こつこつと信用、信頼を積み重ね、根付いていきたいと思っています。
山木 久美

写真

お礼の品一覧