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2022/08/04 (木) 09:43

夜に甘さを蓄えた “朝もぎ” とうもろこし

富良野二百年農場の朝は早いです!まだ薄暗いうちから、とうもろこしの収穫は始まります。
なぜなら、早朝に収穫する “朝もぎ” が一番甘いから・・・ 
今回は、国内でも数少ない「JGAP認証農場」の「富良野二百年農場」をご紹介します。

 朝もぎが甘いその訳は『光合成』にあり!

では、ここで問題です。光合成に欠かせないものは? 


 ・・・そう、太陽ですね!

 とうもろこしは日中、太陽の光を浴びて光合成を行います。その能力は稲の約2倍とも言われるほどですが、実は光合成をする際に糖分を使うのです。そして夜になると昼間に光合成で得たエネルギーを糖分に変えて蓄えます。そのため、早朝に収穫したとうもろこしは甘いのです。さらに、富良野二百年農場がある中富良野町は富良野盆地のど真ん中。盆地特有の朝晩の寒暖の差も相まって、より甘~いとうもろこしになるのです。

 朝5時に始まるとうもろこしの収穫は、1本1本手作業です。昔はもっと早くから始めていたそうですが、現在は働く人のことも考えて、これでも遅めのスタートにしているそうです。
収穫したとうもろこしは手際よくトラクターで次々と畑から運び出されます。

夢中で収穫している間に、だんだん夜が明けてゆきます。
急げ急げ~!

少しずつ空が明るくなってきました~

トラクターいっぱいになったとうもろこしを何往復もして倉庫に運んだら、品質や重さなどの確認をして箱詰めをします。
そして、富良野二百年農場では収穫したその日のうちに皆様に発送しています。

 ところで・・・ “JGAP” って、ご存知ですか?

 2021年に開催された東京2020オリンピック・パラリンピックでは、選手村で提供される食材の調達基準に「GAP認証」が加えられたことでも注目されましたので、聞いたことがあるという方もいらっしゃるかもしれませんね・・・

~JGAPとは?~

 GAPとは「Good Agricultural Practices」の頭文字を取ったもので、直訳すると「良い農業の取り組み」という意味になります。そして、その前についている「J」は「Japan」の「J」です。農林水産省では「農業生産工程管理」と呼んでいますが、安全な農作物を作るために、田植えや種まき、収穫といった作業だけでなく、土壌や水などの生産環境、安全な農作物を作るため生産工程のすべてをしっかりと管理し、それを第三者が確認して評価できるようにしたものです。
 JGAPの農産物については、食品安全・労働安全・環境保全・人権福祉など持続可能な農場経営への取組みに関した基準がありますが、その基準をクリアし認証を取得している農場は国内でもまだまだ数が少ないのが実情です。

※JGAPの詳細については、日本GAP協会公式ウェブサイトをご覧ください。
 ↓

 二百年農場の代表である久保秀之さんは、明治29年(1896年)に初代の久保惣太郎さんが農地開拓をして始めた農家の4代目です。昭和51年(1976年)4月に就農し、昭和62年4月に耕作地を拡大。その後、平成19年4月に周辺農家と共に集落営農組織を設立し、平成23年(2011年)5月に将来を見据えて株式会社富良野二百年農場を設立されたそうです。

 そこで、久保代表にちょっと聞いてみました。

 Q1.まず、「富良野二百年農場」という名前の由来を教えていただけますか?
 A1.ハハハ~、やっぱり聞かれた! それ、いつもみんなに最初に聞かれるんだよね~
私が農業を継いだときは、先祖がこの土地を開拓してから百余年経っていました。そこで、私が次の世代に引き継いだ後も二百年続いてほしい。この美しい景色も含めた風土も、次の世代へ託したいという願いを込めて名付けました。

 北海道の厳しい自然の中で、自ら土地を開拓し根気強く農業を続けてこられた家を継いだ久保さんの覚悟のほどがうかがえますね・・・


 Q2.富良野二百年農場ならではのこだわりを教えてください。
 A2.とうもろこしの畑では、除草剤は使わず、すべて人の手で雑草を取り除いています。そうすることで、農作物自体が自立し健康的に育つようになります。また、異変や病気にもすぐに気がついて対処できるように、毎日農作物に声をかけてコミュニケーションをとりながら農場内の見回りをしています。

 この広い農場を除草剤を使わずに管理するのは本当に大変ですね・・・ それなのに、この笑顔!

 Q3.JGAP認証取得に取り組み始めたきっかけは何ですか?
 A3.実は私が農薬アレルギーなので、必然的に取り組み始めました。平成25年(2013年)にJGAP認証を取得して以来、毎年審査を受けて認証の維持・更新をしています。第三者機関の調査をはじめ出荷前に農産物を提出し残留農薬・放射性物質の検査を受けることで、今後の改善点などを見直しながら、理想の経営スタイルを追い求めています。

 農薬アレルギーを持つ農家さんが育てている野菜なら、より安心ですね!
「消費者に安心・安全な農産物を届けたい!」というこだわりが、人一倍強い理由がよく分かりました。

 富良野ニ百年農場には地元の小学校の学校田があり、そこで、子ども達が農業体験を行っています。(写真は2019年以前の様子) 春の田植えと言うと、今ではほとんどが田植機を利用して行いますが、ここでは昔ながらの手で植える作業を体験し、夏には草刈り、秋にはやはり手作業での稲刈りや稲架掛け(はさかけ)を行い天日干しをします。みんなでおにぎりを食べる日が待ち遠しそうですね~!
 富良野二百年農場は、地域の子ども達の食育にも貢献してくださっている農場なのでした。

 みんなで植えた稲の苗・・・
まっすぐ植えるのは難しいねぇ~(笑)

農家さんたちは、さすがです!!

富良野二百年農場の冬景色。

遠くに見えているのは、大雪山国立公園の十勝岳連峰です。

こちらは、富良野芦別道立自然公園の山々

春になると、これらの山々や32ヘクタールの農場の雪どけ水をたっぷり含んだ土で、農作物を育てま~す!


富良野二百年農場で収穫された返礼品「しあわせの黄色いコーンバイカラー12本入り」のお申込みはコチラ

【しあわせの黄色いコーンバイカラー12本入り】

除草剤不使用。食の安全と環境保全に取り組むJGAP認証農場産です。
夏の富良野はとても暑い!でも…夜は涼しく朝はとてもさわやかです。その頃、早朝から採り始めるスイートコーンは甘さたっぷり。サクサクした食感とさわやかな甘さのとりこになりそうです。富良野盆地でのびのび育った朝もぎとうもろこしをお届けします。

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企画課 定住促進係

ラベンダー観光発祥の地でもある農業の町「中富良野」より、四季折々の情報を皆様にお届けします。どうぞよろしくお願いします!

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