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2023/03/24 (金) 14:06

冬の午後は中富良野でのんびりアフタヌーンティー

オーナーが毎日見ても飽きないという景色が魅力の宿「KI・ZU・NA」のティールームでは、スコーンや焼き菓子などを、イギリスで買い求めたアンティークの食器でいただけるアフタヌーンティーが楽しめます。

実はこのアフタヌーンティー、ランチとしてもお勧めなのです。

 今回は、2002年3月1日に開業して今年で21年目となる四季の宿KI・ZU・NAをご紹介します。
KI・ZU・NAは、オーナーの中島博史(なかじまひろし)さんと女将の美加(みか)さんご夫婦を中心に、ご家族で運営されています。愛犬のクロエはティールームの店長として、みんなの癒やし担当です。

<四季の宿 KI・ZU・NA>
 宿泊は基本的にコテージ風分室3部屋を利用
住 所 : 中富良野町西2線北19号
      (JR中富良野駅から車で約10分、旭川空港から車で約45分)
電 話 : 0167-44-4770 
      
<ティールーム Berry&Chloe>
 通称ベリクロティールーム
オンシーズン(6月~10月) : 宿の様子を見ながら不定休で営業予定
 ※詳細はKIZUNAのFBやインスタグラムなどでご確認ください
オフシーズン(11月~5月) : 予約制のアフタヌーンティーランチ 
 ※1日1組~2組限定

 中富良野町では年に数回、だいたい1月~2月にかけてですが、気温が低く風がない晴れた日の朝か夕方に「サンピラー」という自然現象が見られることがあります。四季の宿KI・ZU・NAからは、こんなにきれいに見えたこともあったそうです。(撮影は中島さん)

 真冬に気温がすご~く下がって冷たい空気がピーンと張り詰めたような状態のことを、北海道弁で “しばれる” と言います。一般的な「寒い」とか「冷たい」という感覚とはちょっと違うんですよね~
「サンピラー」は、冬のしばれた日に見られる可能性が高いです。まさに、天から光の柱が地上に降りてきたみたいですね・・・ そして、そんな日には「ダイヤモンドダスト」も一緒に見えることがあります。ここに住んでいれば、たま~に目にすることはありますが、旅行に来て偶然見ることができた方は本当にラッキーだと思います。気になる方はぜひ一度、真冬に中富良野で長期滞在してみてはいかがでしょうか・・・?

手前に見えるのは、ワイン用のぶどう畑です。

秋にはこんな感じ・・・

 三角屋根と窓が特徴的な建物は、KI・ZU・NAのセンターハウス。この窓から見える四季折々の景色が魅力的なのですが、オーナーの中島さんによると、この土地に出会うまでなんと5~6年もの月日を費やしたそうです。不動産会社の力は借りずに、景色のよい土地を求めて自らの足で美瑛から富良野にかけて探し回り、1軒1軒飛び込みで交渉をしたのだとか・・・ なかなか見ず知らずの人に簡単に土地を売ってくれる方はいなくて、大雪山系を見渡せる中富良野のこの場所を見つけた時は、思わず地主さん宛に熱い思いを綴った手紙を出したそうです。そこまで苦労して探し求めた場所なら「毎日見ていても飽きない景色」とおっしゃる気持ちがよくわかりますね~

 愛犬も見とれる景色・・・
オーナーの中島さんに、もう少しお話を聞いてみました。

 Q1.ペンションの土地探しにとても苦労されたようですが、その後、開業するにあたって大変だったことなどはありますか?
 A1.ペンションを建てる費用をおさえるために、2001年9月~12月にかけてのセンターハウスの建築では、大工さんと一緒に自分で可能な箇所を制作しました。その間は水や電気も開通していない近くの小屋で発電機を使って生活をしていましたが、晴れた夜にはきれいな星空を眺めたり、発電機を停止すると今まで忘れかけていた風の音、雨の音、雪が降り積もる音など、自然界の音を聞くことができました。その後2002年1月~5月まで、3棟のコテージ風分室を地元の人の手を借りながら造り、2022年のゴールデンウィークに、やっとペンションとしてスタートできました。

 Q2.2020年頃からは世界的に行動制限がかかり、宿の経営も厳しい状態になったとお察ししますが、どのようにしてこの大変な時期をのりこえられましたか?
 A2.今までもいろいろなことがあり泣き笑いの人生でしたが、まさか開業20周年を目前に宿の収入が80%以上も激減するという人生最大のピンチを迎えるとは思ってもいませんでした。宿の他にも、妻が手作りした焼き菓子をセンターハウスのティールームや東川町の道の駅「道草館」で販売していたのですが、その対面販売でさえできなくなってしまった時期がありました。委託販売や通販だけではとてもやっていけないので、中富良野町のふるさと納税の返礼品に参加したり、クラウドファンディングでご協力いただいた資金などを利用して移動販売車を購入し、近隣のスーパーマーケットや家電店の駐車場などをお借りして出張販売を始めました。それと、中富良野に移住をして以来ずっと近所の農家さんで農作業のアルバイトをさせてもらっています。

 最近はアフタヌーンティーランチの予約も少しずつ入り始めているようですが、この調子で宿の予約も回復してくるといいですね。
 ところで、移動販売車にもかわいいロゴがついていますが、ティールームの名前「Berry&Chloe」は、ペンション創立期から15年を共にした初代愛犬Berryと現在の愛犬Chloeの名前からつけたのだそうです。そこで、このティールームを始めたという美加さんにもお話をうかがいました。

 A3.どのようなきっかけで、ティールームを始められたのですか?
 Q3.2012年、ただのスコーン好きが高じて大した知識もないまま、イギリスへと行ってみました。その時はピーターラビットとか、バッキンガム宮殿とか、おおよそ誰でも知ってることぐらいしかわかってない国でしたが行ってみたらすごく素敵で! それで・・・ 実は・・・ 毎年行く大義名分を作るために始めたのです・・・
 そんなきっかけで始めたティールームですが、毎年イギリスやドイツなどでお菓子作りを教わってレパートリーも増えてくると、すっかりティールーム文化にハマってしまい、イギリス、ドイツ、フィンランド、イタリアなどのカフェを巡り見聞を広げ、試行錯誤しながら今の形となって行きました。

 A4.ティールームでふだん心がけていらっしゃることなどがあれば、お聞かせください。
 Q4.2014年ごろから宿のオフシーズンにぼちぼちと始めたアフタヌーンティーですが、1番大切にしているのは時間と空間です。みんなとおしゃべりする時間、ゆっくりのんびりする時間、などなど・・・ お菓子とお茶は脇役ですが、楽しい時間を作る大切なものと思っています。これは、イギリスのティールームで私が感じたことなのです。

 A5.アフタヌーンティーランチの内容は、どのようなものですか?
 Q5.サンドイッチ・焼き菓子・デザートが中心ですが、お客様の予約が入ってから「その方はどんな方なんだろう・・・?」といろいろ想像を膨らませてメニューを考えることが多いです。季節によって内容は変わりますが、できるだけ北海道産の材料やご近所で採れた野菜・果物を使って、添加物や保存料を使用せずに作っています。実際にお客様がいらしたとき、自分が想像していた雰囲気にピッタリの方だったときはとても嬉しくなります。

 とのことでした。

 センターハウスは、宿泊者の夕食や朝食の場所にもなっていて、ご希望があれば夕食後に、中島さんが撮影した宿周辺の四季の風景や農作業の合間に撮りためた田園風景など、中富良野の一年を通した景色の移り変わりを紹介するスライド上映会&観光案内もされているそうです。また、宿泊予約の際に一緒に申し込んでいただければ、通常は有料で行っている体験企画にも宿泊料金のみで参加できるとのこと。例えば、晴れた夜に星空鑑賞会&焚き火を囲んでスコーンや焼き菓子を食べながら中島さんご夫婦と語り合ったり、オーナーの案内で朝のウォーキングをしたりと、自然が大好きな方にお勧めです。
 SNSではマメに朝のLIVE中継をしたり、お客様に楽しんでいただけるように様々な工夫をされている宿なのです。あたたかいおもてなしを心がけていらっしゃるご夫婦の人柄がよく表れていますね。

 宿の名の通り人と人との絆を大切にしていらっしゃる「KI・ZU・NA」を、これからもどうぞ応援してくださいね。

美加さんが心をこめて作る焼き菓子セットのお申込みはこちら

<旅生まれ・北海道育ちの焼き菓子4種セット>
主にイギリスを旅しながら教わったり味わったりしたものをアレンジしてできたお菓子です。小麦、バター、砂糖、卵は北海道産を使用しています。
*レモンドリズルケーキ 2個
*白小豆と緑茶のケーキ 2個
*ラベンダーケーキ 2個
*チョコレートブラウニー 2個

★中富良野町のすべてのお礼の品一覧はコチラ
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企画課 定住促進係

ラベンダー観光発祥の地でもある農業の町「中富良野」より、四季折々の情報を皆様にお届けします。どうぞよろしくお願いします!

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