石戸蒲ザクラ国指定100周年記念!和樂Web×七宝作家Kondo Kenichi
チョイス限定 石戸蒲ザクラ100周年記念 Kenichi Kondo 七宝ぐい呑み


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お礼の品について
容量 | 七宝ぐい呑み 1個 丸型「円」:直径(最大部分) 58mm、高さ 35mm、重量 38g 三角型「凛」:直径(最大部分) 63mm、高さ 35mm、重量 33g 素材:七宝釉薬、銅 |
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事業者 | KenichiKondo 他のお礼の品を見る |
お礼の品ID | 5659505 |
お申し込みについて
申込条件 | 何度も申し込み可 |
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配送 |
北本市内、荒川を望む田畑や木々の多い土地にアトリエを構え、日々製作しています。
石戸蒲ザクラの国指定100周年を記念して製作した七宝ぐい呑みをお届けします。
丸型 「円」または三角型 「凛」からお選びいただけます。
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樹齢約800年の桜に想いを!「石戸蒲ザクラ」をモチーフにした七宝シリーズ
日本五大桜の一つで、大正11(1922)年10月12日に国の天然記念物として指定された「石戸蒲ザクラ(以下、蒲ザクラ)」。
埼玉県北本市にある東光寺という小さなお寺の境内にそびえ立ち、鎌倉時代から約800年間この地を見守ってきました。
今回、蒲ザクラの国指定100周年を記念し、埼玉県北本市と日本文化の入り口マガジン『和樂web』、そして北本でアトリエを構える七宝作家、近藤健一さんがコラボ。
蒲ザクラをモチーフにした七宝作品をつくりました。生命力感じる作品をお楽しみください!
力強く根を張る、蒲ザクラをイメージした七宝作品
七宝は金・銀・銅などの金属に、ガラス質の釉薬を焼き付けて装飾していく技法です。透明感のある色彩が特徴ですが、今回は何百年と歳を重ね姿を変えてきた蒲ザクラの変容に着目し、素材の変色を生かした作品に仕上げました。

食器類はぐい呑み、片口セット、サラダボウルの3種類。
根元や周辺の地面など広範囲に苔が覆われているようすを、白と水色の釉薬を使って表現。黒い枝の模様はガラス質の釉薬をふりかけた後、道具でかいて焼き入れます。
釉薬がかかっていないため、焼成すると素地の銅がそのまま黒く染まり、立体的な模様が表れます。一見何色も釉薬を使っているかのように見えますが、釉薬をあえて薄くかけることで、釉薬同士あるいは釉薬と銅が混ざり合い、さまざまな色に変色しています。


ぐい呑み 丸型「円」/三角型「凛」
内側は白一色、外側は白と水色の釉薬のみを使用。熱で溶けた銅と溶けた釉薬が絡み合い、緑や黄色などにも変色しています。釉薬のかかった部分と、銅がダイレクトに出ている部分の立体的な手触りが楽しめます。型は、丸型と三角型の2種類。



■ぐい呑み(単品)
丸型「円」:直径(最大部分) 58mm、高さ 35mm、重量 38g
三角型「凛」:直径(最大部分) 63mm、高さ 35mm、重量 33g
素材:七宝釉薬、銅
※受注生産。手づくりのため個体差あり。
※落としたり強い衝撃を与えると、変形したり七宝釉薬がかけてしまうことがあります。
※お手入れの際は、水か少量の洗剤で優しく洗ってください。
※直火、電子レンジ、オーブン、食洗機、全て不可。
世界に1本の名木「石戸蒲ザクラ」
蒲ザクラはエドヒガンとヤマザクラの自然雑種で、樹齢は800年以上。植物学的にとても珍しい品種で、太い根元から四方に幹を伸ばした独特の枝ぶりと、小ぶりの白い花が特徴です。指定当時は支幹が4本あり、高さは12メートル、根回りは約10.8m、枝の広がりは平均13m。春になり花がひらくと、隣の市からは「白い小山のように見えた」というほどの巨桜だったそう。
現在は4本のうち残った1本の支幹と、昭和50年代以降に生えたひこばえの1本、合わせて2本が支幹となって命をつないでいます。

満開の蒲ザクラ。根元には源範頼の墓と伝わる石塔。令和4(2022)年4月2日撮影(和樂web)

根元には板碑がいくつも建てられた。範頼の供養塔ともいわれている。※板碑は現在、桜を保護するために境内の収蔵庫で保管されています。「正面の高き板碑には貞永2(1233)の年号あり、中央の石塔は範頼石塔なり」『史蹟名勝天然紀念物調査報告. 第34号』(国立国会図書館デジタルコレクションより)
蒲ザクラの「蒲」は、蒲冠者(かばのかじゃ)や蒲殿(かばどの)などと呼ばれた源頼朝の弟、源範頼(みなもとののりより)にちなんでいます。謀反の疑いをかけられ伊豆の修善寺に幽閉されていた範頼は、この地まで逃げ延び、ついていた杖を土にさしたところ、それが根付いて桜の巨木になったという伝説があります。
また、江戸時代になると『南総里見八犬伝』の著者である滝沢馬琴(たきざわばきん)の随筆『玄同放言(げんどうほうげん)』をはじめ、数々の随筆や地誌に取り上げられました。蒲ザクラの評判は江戸市中にまで広がり、遠くから観に訪れる人も多くいたといいます。

挿絵を担当したのは渡辺崋山(わたなべかざん)。『玄同放言』瀧澤觧瑣吉甫 著/渡辺崋山 画/国文研等所蔵提供:ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター(<a href="http://codh.rois.ac.jp/" rel="noopener" target="_blank">http://codh.rois.ac.jp/</a>)画像は該当部分のみ抜粋
令和元(2019)年には台風19号の影響で一部枝が折れてしまうなど、さまざまな影響を受けながらも根を張り続けている蒲ザクラ。強い生命力と同時に、どこか物寂しさも感じられます。そんな蒲ザクラにパワーを注ぐかのような、生命力溢れる作品です。

根元からは新しいひこばえが伸びてきているようすが確認できる。令和4(2022)年4月6日撮影(和樂web)
つくり手の思い
「蒲ザクラは北本市のシンボルでもありますが、800年以上同じ場所で生き続けていること自体とてもすごいなと思います。現在の蒲ザクラは、国指定時の全盛期よりも不安定な状態というのを耳にしました。彼もしくは彼女(蒲ザクラ)自身も、力強く生えていた時と比べて、今はとても大変かもしれません。こっちに枝を伸ばしたいのかな、もっと力強く生えたいのかななどと、蒲ザクラの気持ちをイメージしながら製作しました」(近藤)

源範頼の伝説とともに花開き、以来800年もの間北本の人々を見守ってきた蒲ザクラ。可憐さと力強さを併せ持ち、いぶし銀のような輝きを放つ銘木の美しさを、ぜひお手元でお楽しみください。
近藤健一 Profile
1981年 名古屋生まれ
小学生の時にさいたま市(旧浦和)に引っ越す
武蔵野美術大学金工卒業
卒業後七宝に(正式に)出会い、のめりこむ
現在、埼玉県北本市内の荒川を望む田畑や木々の多い土地にアトリエを構え、日々制作を行う

撮影:江澤勇介
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北本市について
武蔵野の雑木林などの魅力ある豊かな自然を残す北本市は、昭和46年11月3日に埼玉県内33番目の市として誕生し、2021年、市制施行50周年を迎えます。
首都圏から45キロメートル内という立地条件でありながら、美しい里山や雑木林が住宅街と隣り合う環境があり、人口は約6万6千人を擁しています。
貴重な野生動物の住処で県内初の「森林セラピー基地」に認定されている北本自然観察公園を始め、日常に緑が寄り添う。日本五大桜の一つとして名高い石戸蒲ザクラを筆頭に、野山の散策やキャンプ、農業体験など、年間を通じて常に自然と触れ合えるのが特徴です。
市内には約70か所にも及ぶ農産物直売所があり、朝採れ野菜が気軽に手に入り食卓に並ぶことも、北本市の暮らしの豊かさの表れともいえます。
また、高校生まで対象となる医療費助成、任意予防接種費用の補助の実施や、一時預かり事業、開館1週間で来客者数合計6,500人を突破した児童館・こども図書館など、多様な子育てサポートを実施しています。
2021年に市制50周年を迎えた北本市では、こうした緑の豊かさや暮らしやすさを「&green(アンドグリーン)」というコンセプトに込め、様々な事業を展開しながら、市の魅力を市内外にアピールするとともに、市民の市への愛着心醸成を目指しています。
