「福山城伏見櫓」を国宝へ!福山市内文化財建造物4棟の国宝化プロジェクト

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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広島県福山市(ひろしまけん ふくやまし)

寄付募集期間:2025年11月4日~2025年12月31日(58日間)

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広島県福山市

プロジェクトオーナー

「福山城伏見櫓」を国宝へ!福山市内文化財建造物4棟の国宝化プロジェクト

広島県福山市では、2024年11月から市内文化財建造物4棟(福山城伏見櫓、筋鉄御門、吉備津神社本殿、沼名前神社能舞台)の国宝化をめざす取組を開始しました。
その中でも、福山城伏見櫓は、京都の「伏見城」から移築された根拠を示す刻銘があるなど、歴史的にも大変貴重です。
これらの実現に向けた調査と、国宝化推進の取組の認知拡大を目指して、皆様方のご支援をよろしくお願いいたします。

国宝化をめざす4棟の歴史的建造物

福山城伏見櫓

福山城伏見櫓は、京都伏見に所在した伏見城からの移築建造物であることが文献史料に残されています。
また、櫓内の部材に伏見城から移築をされた根拠を示す刻銘が残されており、伏見城からの移築建造物であることが明らかな我が国唯一の建造物です。

伏見櫓に残る刻銘

福山城筋鉄御門

福山城筋鉄御門は、伏見櫓とともに伏見城から移築をされたと文献史料に記されています。文献史料によれば、御殿や月見櫓などの建造物も移築をされたと記されていますが、城内の建造物の大部分は戦災により焼失してしまいました。
福山城内に残る建造物の中で、戦渦を免れ現存しているのは伏見櫓と筋鉄御門の2棟のみであり、貴重な文化財です。

吉備津神社本殿

吉備津神社本殿は、福山市新市町に位置する備後一宮吉備津神社に所在する国の重要文化財です。
福山藩初代藩主水野勝成によって再建され、文献史料や墨書銘などから慶安元年(1648年)の建立と伝えられています。
本殿は、国内最大級の規模を有しており、本殿内部の形式や、入母屋造本殿の早例として、建築史上においても貴重な文化財です。

沼名前神社能舞台

沼名前神社能舞台は福山市鞆町に位置する沼名前神社に所在する国の重要文化財です。
豊臣秀吉が伏見城へ設けた組立式能舞台で、徳川秀忠から水野勝成に下賜され、万治年間(1658年~1660年)に福山藩三代藩主水野勝貞により沼名前神社へ寄進したとされています。
組立式構造の能舞台は国内唯一であるとともに、17世紀以前の能舞台は全国で4棟が現存するのみであり、貴重な文化財です。

なぜクラウドファンディング?

「国宝」とは、「国民の宝」であり、国宝化の取り組みは、市民の皆さまをはじめとした全国の皆さまの御理解、御協力をいただき、ともに事業を盛り上げていくことが必要です。
クラウドファンディングを通して、本事業の趣旨や目的、価値や魅力などの情報発信を行い、皆さまとともに事業を推進していくため、御寄付を呼びかけることにしました。

寄付の使い道

歴史的建造物の国宝化を推進していくためには、これまでに知られている知見に加え、調査で得た情報に基づく新たな価値づけを行うことが必要不可欠です。
市内文化財建造物4棟はいずれも、福山藩初代藩主、水野勝成とつながりがあり、そのうち、福山城伏見櫓、福山城筋鉄御門、沼名前神社能舞台は、京都伏見城にあったものを徳川秀忠から水野勝成に下賜されたと伝えられています。
京都伏見城は、豊臣秀吉や徳川家康にゆかりがあることから、「天下人の城」と呼ばれています。当時の政治の中枢を担った場所から、これほどまでに多くの建物が移築されたのは、水野勝成が徳川家康のいとこであったこと、福山城が「西国鎮衛」として、西日本の外様大名を抑える重要な役割を担ったことなどが理由だと言われています。
京都伏見城からの移築建造物とされる建物は各地にありますが、部材に銘が残っているのは福山城伏見櫓のみです。
このことから、京都伏見城と福山城伏見櫓のつながりを明らかにすることが、新たな知見や価値づけにつながるのではと考え、御寄付をこれらの調査費用に充てることとしました。

※目標金額を上回った場合、下回った場合においても、皆さまからご支援いただいた寄付金は、本プロジェクトの財源として活用させていただきます。

これまでの取り組み

国宝化期成同盟会の結成

期成同盟会結成式

2024年(令和6年)11月3日、福山城伏見櫓、筋鉄御門及び吉備津神社本殿、沼名前神社能舞台の国宝指定を実現することを目的とした福山市内歴史的建造物国宝指定期成同盟会が結成され、関係機関への要望活動を行いました。

パネルディスカッション

また、期成同盟会結成式にあわせて、同日シンポジウムを開催し、日本城郭協会理事長の小和田哲夫様にお越しいただき、「福山城伏見櫓・筋鉄御門の価値」について記念講演を行っていただいたほか、広島大学上席特任学術研究員・特命教授の木曽功様、水野家当主、水野勝之様、阿部家当主、阿部正紘様にも御登壇いただき、パネルディスカッションを実施しました。

その他

福山市では、国宝化の取組に御賛同いただける方を募集しています。
下記リンクより、「賛同する」をチェックし、応援メッセージの御記入をお願いします。

国宝化プロジェクト応援メッセージ

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

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結果:-

寄付のお礼について

伏見櫓の公開

御寄付をいただいた方のうち、1万円以上御寄付をいただいた方について、普段公開していない福山城伏見櫓内部の特別公開をいたします。

・福山市にお住いの方も対象となります。
・1万円を超えて御寄付いただいた場合も1件とします。
・御寄付1件につき、見学は2人までとします。
・公開日は、別途市が指定する日となります(2026年(令和8年)6月を予定)。指定日以外の公開はいたしかねますので、予め御了承ください。
・対象となる方には、寄付の申し込み後、2026年(令和8年)4月30日(木)までに、改めて日程等の御案内をいたしますので、参加の可否を御連絡ください。なお、人数の都合上、先着300名とします。
・対象となる方への御案内は、文化振興課(bunkazai@city.fukuyama.hiroshima.jp)よりメールで行います。
・2026年(令和8年)4月30日(木)までに御案内が届かない場合には、お手数ですが、文化振興課までお問い合わせください。
TEL:084-928-1278
・会場への交通費等は自己負担となりますので御了承ください。

福山市にお住まいの方へ

このプロジェクトへの寄付はふるさと納税制度の対象のため、福山市にお住まいの方はふるさと納税返礼品については選択することはできません。何卒御了承ください。

市外にお住まいの方へ

ふるさと納税返礼品の選択も以下から可能です。

現在進捗情報はありません。

広島県福山市

【瀬戸内を支えるものづくりのまち・福山市】

広島県福山市は、瀬戸内沿岸部の中央に位置する人口約46万人、面積517㎢の中核市。温暖な気候と豊かな自然に育まれ、海山の幸に恵まれたまちですが、世界規模で取引を行う鉄鋼・造船などの工業都市としての側面も持っています。

福山市には個性豊かな歴史・文化・産業があり、見どころが多い都市です。
古くから潮待ちの港として栄えた「鞆の浦(とものうら)」は、「日本遺産」や「重要伝統的建造物群保存地区」、「ユネスコ『世界の記憶』」にも登録されている福山随一の景勝地です。
福山駅から間近に見え、日本一新幹線駅に近い城である「福山城」は2022年に築城400年を迎え、「城のあるまち 福のまち」として、更なる発展のため文化・産業を育んでいます。
さらに、2つの国宝をもつ「明王院」。本堂は折衷様式の建物として国内最古、五重塔は全国の国宝塔のうち5番目に古いものです。

そして「デニム」。福山市は日本屈指のデニム生地の産地であり、その生産量は全国シェア8割を占めるほど。G7広島サミットでは、来訪したG7各国代表団及びプレス関係者の記念品として、福山のデニムを使ったサミットバッグが採用されました。

福山市は「世界に誇るばらのまち」をめざした活動を行っています。戦時中の大空襲によって市街地の約8割が焼失。戦後の混迷を抜け出せない中、1956年、南公園(現在のばら公園)に近隣住民の手によって、ばらの苗1,000本が植えられました。ここから、「ばらのまち福山」の歴史が始まりました。現在では、市民や団体、事業者などと行政が手を取り合い、100万本のばらが咲くまちとなっています。ばらは福山市にとって復興のシンボルであり、「思いやり 優しさ 助け合いの心」を育てていこうとするメッセージが込められています。
2025年、世界中からばらを愛する人たちが一斉に集う「世界バラ会議福山大会」及び「Rose Expo FUKUYAMA 2025」を開催し、ばらや福山の価値・魅力を発信します。

みなさまからのご寄附は、地域活性化に資するものや公共施設の整備、街並み保存、教育・福祉など、未来に向けて持続的に発展するまちづくりの費用として、有効に活用させていただきます。
「ばらのまち福山」へのご支援を心よりお待ちしています。