370年の歴史を守りたい!「くにさき七島藺表」を未来へつなぐプロジェクト

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

寄付金額 3,546,500

101.3%

目標金額:3,500,000

達成率
101.3%
支援人数
186
終了まで
受付終了

大分県国東市(おおいたけん くにさきし)

寄付募集期間:2025年12月19日~2026年3月18日(90日間)

大分県国東市

プロジェクトオーナー

【日本で唯一の「七島藺」の伝統文化・産業を守りたい】

『七島藺(しちとうい)』は、大分県の国東地方だけで生産されているカヤツリグサ科の植物で、畳の材料となります。
似ているもので「い草」がありますが、い草の断面が丸いのに対し、七島藺は三角の形をしており、非常に丈夫なことから柔道の畳として利用されてきました。

そんな七島藺には370年の歴史がありますが、現在では生産者は7軒まで減少。
また、七島藺表を作るための織機は現在製造されておらず、故障した場合は、現存する織機同士で部品を流用することで修繕を行い、生産を続けています。
このままでは日本で唯一守ってきた七島藺の伝統文化と産業を維持していくことが困難になることから、七島藺織機の図面化と改良をするための資金を皆さまに応援いただきたくクラウドファンディングを行います。

くにさき七島藺表(しちとういおもて)

大分県国東市には、370年以上の歴史を持つ「くにさき七島藺表(しちとういおもて)」という希少な畳表があります。

七島藺はい草に比べて強靭性にとみ、試験の結果ではい草と比較して5~6倍の強さを持っていることが実証されています。また火気にも強く、2倍以上の耐焦性があることが分かっています。

平成25年5月に国際連合食糧農業機関(FAO)の世界農業遺産の認定を受けた、大分県国東半島宇佐地域の農林水産業システムを構成する要素の一つに「七島藺」が含まれており、平成28年12月には地理的表示保護制度(GI)に「くにさき七島藺表」として登録されました。

くにさき七島藺表ができるまで

七島藺はその形状等の理由から生産工程の機械化が難しく、栽培から畳表の生産まで多くの工程が手作業で行われています。

【植え付け~刈り取り】
5月頃に水田に苗を手植し、約80日で170~180センチぐらいまで成長します。7~8月頃に手作業で刈り取りを行いますが、大変な重労働で1カ月程度かかる場合もあります。

【選別~分割~乾燥】
刈り取った七島藺は手作業で選別し、断面が三角形の茎を分割機で1本1本二つに割く作業を行い、その後乾燥させます。

【織り】
モーターで動くように改良した足踏み式織機(半自動織機)で、一枚一枚織り上げていきますが、1日に2枚程度しか畳表を織ることができません。

写真

くにさき七島藺表のいま

生産量の減少

豊後(大分県)に七島藺が伝わったのは1660年以降で、鹿児島地方の七島藺の苗を持ち帰ったとされています。持ち帰られた七島藺は、栽培が奨励され、別府湾沿岸の地域に急速に広がりました。七島藺を畳床に縫い付けた畳を琉球畳と呼び、長屋や商家、火に強く耐久性があるため、囲炉裏のある東北、北陸の農家などに使われ、近代では炭鉱の住宅にも使われました。また、柔道畳として全国で使われ、昭和39年の東京オリンピックの柔道会場でも使用されました。

昭和31年には栽培面積が1,500ha、500万枚もの七島藺が関東以北を中心に出荷されていましたが、その後の栽培や製織の機械化ができなかったこと、また生活様式の変化や農業を取り巻く環境変化などで産地として衰退していきました。
現在、七島藺を栽培しているのは、国東市で活動する7軒の農家のみとなっています。

浜辺で七島藺を干す様子(昭和44年頃)

未来へつなげたい思い

この現状を変えようと、平成22年に生産者のみならず七島藺を愛する人々によって「くにさき七島藺振興会」が発足しました。品質管理を行うことで、上質な七島藺を栽培し、これを使った畳表や工芸品は昔のものとは比較にならないほど洗練されています。故郷の文化を守ろうと立ち上がった人々によって、全国で唯一の産地として「くにさき七島藺」の灯は消えることなく今も守られています。

生産体制の課題

近年、琉球畳として再び注目を浴び、都市圏の自然志向や本物志向の消費者の増加や、中国製の七島藺表の生産が中止されたことで「くにさき七島藺表」への注文が大幅に増えています。しかしながら、機械化の遅れ等の理由により生産が全く追いつかずお客様に数年お待ちいただくことや、お断りすることもあり需要に応えることができていないのが現状です。

くにさき七島藺表の生産に欠かせないのが「半自動織機」ですが、現在は数が不足し、さらに古い織機は故障が頻繁に起こり、思うように生産体制を構築できていないことが課題となっています。
七島藺の需要が高まる中、半自動織機の修繕が必要となりますが、織機の製造元は廃業しており、部品の製造に必要な織機の図面も残っていません。今は現存する織機でなんとか生産をしていますが、このままではいつ生産ができなくなるかわりません。
先人から受け継いだ370年続く「くにさき七島藺」の歴史を途絶えさせることなく、必ず未来へつないでいきたいと考えています。

プロジェクト内容(寄附金の使い道)

370年もの間、人々の暮らしを支え、日本の文化を育んできた「くにさき七島藺表」を、次の世代へとつなぐための挑戦です。皆様の温かいご支援が、国東市の貴重な伝統を守り、未来を創る力となります。

どうか、このかけがえのない文化を未来へつなぐため、ご支援をよろしくお願いいたします。

なお、目標金額を達成できなかった場合、目標金額を超えた場合でも、皆様から寄せられました貴重な寄附金は、本プロジェクト及び七島藺振興関係費用に活用させていただきます。

(1)半自動織機の図面化

七島藺の織機の製造業者は廃業し、部品の図面も残っていない状況のため、現存する織機の部品を流用して修繕を行っています。そのため、流用する部品がなくなってしまった場合には、畳表が生産できなくなり七島藺産業自体が崩壊する恐れがあります。

そこで既存織機の図面化(CAD化)を行い、伝統産業を保護するとともに、故障した際の部品補充を可能にし、安定的な生産を実現します。

(2)半自動織機の改良

図面化後に現在の顧客ニーズに対応するため、既存織機の織幅の延長を行うほか、高品質で安定した畳表を生産するために、織機のブレーキ、クラッチの改良を実施します。

(2)半自動織機の改良

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

▼お礼の品のご紹介

現在進捗情報はありません。

大分県国東市

人口約3万人。美しい海と山々に育まれ、温暖な気候にも恵まれた、心安らぐ癒しの郷。神仏習合の六郷満山文化が発展し、数多く寺院や石仏などが現存することから「仏の里くにさき」と呼ばれています。一番の自慢は半島ならではの豊かな自然が生み出す、豊富な食材!海の幸・山の幸、あらゆる旬の幸を日々堪能できます。

【交通アクセス】国東市は大分空港を有し「大分県の空の玄関口」と言われています。大分空港から東京(羽田)までは1時間半。また大阪・名古屋・ソウルとの定期便があります。