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【第2弾】絵本を通して親子のこころがふれあうひと時をふやしたい 「ブックスタート・ブックスタートフォロアップ事業」

カテゴリー:子ども・教育 

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寄付金額 0

0%

目標金額:1,500,000

達成率
0%
支援人数
0
終了まで
87
/ 87

鳥取県鳥取市(とっとりけん とっとりし)

寄付募集期間:2025年10月6日~2025年12月31日(87日間)

鳥取県鳥取市

プロジェクトオーナー

鳥取市では、6か月児健康診査の際に、すべての親子に絵本とともに体験を贈るブックスタート事業を20年以上続けてきました。そしてこの取り組みを更に広げていきたいと令和5年度にブックスタートフォローアップ事業を立ち上げ、1歳6か月児健康診査の際にも絵本を1冊お渡ししています。クラウドファンディングよる多くのみなさまの温かいご支援をどうぞお願いいたします。

 

「これからも」絵本を通して
親と子のこころがふれあうひとときを
すべての赤ちゃんに届けたい

昨年度 クラウドファンディングを実施して

昨年度はたくさんの温かいご支援、お声をいただきありがとうございました。皆さまのご支援により「ブックスタートフォローアップ事業」を継続でき、鳥取市の1歳6か月児健診の対象となるほとんどの子どもたちへ絵本を通した親子のふれあいのひとときを届けることが出来ました。

1歳6か月児健康診査会場での絵本を手渡しする場面

 

 

鳥取市 22年間の継続的な取り組み

鳥取市では、2003年(平成15年)度よりブックスタート事業を行い、令和6年度で22年目を迎えました。6か月児健康診査の際に、絵本2冊が入ったブックスタートパックをすべての親子に手渡しています。2000年(平成12年)「子ども読書年」にイギリスで始まったこの取り組みが日本に紹介され、現在全国の約6割の自治体で取り組まれています(NPOブックスタート調べ)。
赤ちゃんは、絵本をひらく楽しさを家族の抱っこの温かさとともに感じます。大切な人との楽しく心がふれあう時間は、乳幼児期に育まれるこころの土台をつくります。絵本を通した親と子のふれあうひとときを、鳥取市に生まれるすべての赤ちゃんに届けたいと継続してきました。

1歳6か月児健康診査会場で絵本を選ぶ子どもの様子

 

 

ICT化の影響は子育てや子どもの育ちへも

しかし、長く続いたコロナ禍では、在宅時間が増え、子育てや遊びなど生活の身近な場面でのICT化が急速に進み、メディアを活用した子育てが各家庭にも拡がりました。この期間に生まれた赤ちゃんにとって、地域でのあそび場やおはなし会に参加する機会も減ったことで、子どもたちの反応を見ながら体験を届ける支援者と出会う機会も減少しました。

【1歳6か月児健康診査の待ち時間に絵本でふれあう親子の様子】
「きんぎょがにげた」五味太郎・作(福音館書店)

 

 

鳥取市では、令和5年度からブックスタートフォローアップ事業を立ち上げ、1歳6か月児健康診査の際に絵本を1冊お渡ししています。実際に1歳6か月児健康診査場面においてブックスタート事業の反響を感じる場面がありました。「6か月健診のブックスタートでもらった『くだもの』の絵本に登場する果物の名前を言ってくれる。」「絵本が大好きで絵本を読んでと子ども自身で絵本を持ってきてくれる」といった声が聞かれ、絵本を通した親子のふれあいの機会につながっていると感じています。

【1歳6か月児健康診査の待ち時間に絵本でふれあう親子の様子】
「いちご」平山和子・作(福音館書店)

 

この事業継続のためにご寄付いただいた資金を運営費の一部に活用したいと考えています。
「鳥取市に生まれたすべての子どもたちに、大切な人と心がふれあうひと時を届けたい」
多くのみなさまの温かいご理解とご支援をどうぞお願いいたします。

【1歳6か月児健康診査会場で絵本を楽しむ親子の様子】
『だるまさん』シリーズ かがくいひろし・作(ブロンズ新社)を読んでいる親子が写っています。

 

 

ブックスタートフォローアップ事業に対する親子の声

Q:「1歳6か月児健康診査でお渡しした絵本に関して自宅での反響はありましたか?」
A:「健康診査の時に『もりのおふろ』を貰い、寝る前に親子で読むお気に入り絵本の仲間
に加わりました。子ども自らが『もりのおふろ』の絵本を選んで持ってきてくれるときもあり、親子で楽しんで読んでいます。また、お風呂で子どもの背中を洗う時、絵本の場面をイメージして「ゴシゴシシュッシュ」と声掛けをしたり、お湯をかけるときに子どもも「ざぶーん」と言ったり、子どもとの楽しいお風呂時間を過ごせています。」

「もりのおふろ」 西村敏雄・作(福音館書店)

 

 

鳥取市ブックスタート事業の大切にしてきたこと

未受診の親子へも手渡しでメッセージを伝える

健診の最後には、保健師がブックスタートフォローアップで絵本を1冊を、絵本を通じて子どもと楽しい時間を過ごしてほしいというメッセージを添えてプレゼントしています。さまざまな理由により未受診であった家庭にも、保健師が訪問等により手渡すようにしています。令和6年度配布率は99.2%であり、鳥取市に住むほぼすべての子どもたちへ届けています。

【上段左】「おやすみなさいコッコさん」片山健・作/絵(福音館書店)【上段中央】「おおきなかぶ」A.トルストイ・再話/内田莉莎子・訳/佐藤忠良・画(福音館書店)【上段右】「もりのおふろ」西村敏雄・作(福音館書店)
【下段左】「いちご」平山和子・作(福音館書店)【下段中央】「しろくまちゃんのほっとけーき」わかやまけん/もりひさし/わだよしおみ・作(こぐま社)【下段右】「せんべせんべやけた」こばやしえみこ・案/ましませつこ・絵(こぐま社)

 

 

関わるスタッフの意見交換、研修・交流会、選書会などを行い

ブックスタート事業には、ボランティア、保健師、図書館司書、保育士等のさまざまなスタッフが関わっています。健診後に必ず意見を交わしたり、毎年研修・交流会を実施したり、赤ちゃんの発達に合わせた絵本読み聞かせ・わらべうたの実践について学びあうことを大切に、日々の活動に生かしてきました。また、2016年(平成28年)から1歳6か月児健康診査に健診ボランティアの方々も加わり、健診の待ち時間に絵本を用いた関りや、手遊びなどの活動を行っています。

定期的に絵本の選書会を開き、配布する絵本を検討しています。6か月健診時のブックスタートでは第1子の保護者へのお勧め絵本は、「いないいないばあ」(松谷みよ子/瀬川康男 童心社)と「くだもの」(平山和子 福音館書店)です。この2冊は、ブックスタート開始当初の平成15年度から変わっていません。「でてくるかな」「でてきた」。赤ちゃんのわくわくする期待感を丁寧に育んでくれます。

20年間変わらないブックスタートパック(第1子向け)
「くだもの」平山和子・作(福音館書店)、「いない いない ばあ」松谷みよ子・ぶん/瀬川康男・え(童心社)

 

 

『これからも、次世代につなげたい子育て支援』

1歳6か月児健康診査の問診項目で「児へ絵本を読んであげる頻度」について尋ねています。令和6年の10年前の平成26年では、87.7%の親子が自宅でも絵本を読んでいると回答されていました。継続的なブックスタート事業、そしてブックスタート事業に携わる多くの方々の思いや取り組みの効果もあり、近年では90%以上のご家庭において親子が絵本を通じてふれあいの時間を設けることができています。

1歳6か月児健康診査の問診表項目より

【家庭で絵本を楽しむ親子の様子】
「いちご」平山和子・作(福音館書店)

 

 

共働き世帯が多いとされている鳥取市は、中には絵本を楽しむ時間や心のゆとりをもちにくい家庭もあります。また、スマートフォン等の普及が進み、乳幼児期から子育てにおけるメディア利用が、この後の心身の発達へもたらす影響は不透明です。
ブックスタート事業、ブックスタートフォローアップ事業は、急速な時代の変化の波が押し寄せている時代の中、未来につなげたい子育て支援の取り組みです。さらに良い事業となるように健診スタッフで意見交換を行い、西地域、南地域など地域ごとでの会議も実施しています。次の世代に体験と絵本、思いを届けるこの事業の継続について、どうぞご理解とご支援をお願いいたします。

【1歳6か月児健康診査会場で手渡した絵本を楽しむ親子の姿】
「おおきなかぶ」A.トルストイ・再話/内田莉莎子・訳/佐藤忠良

 

 

寄付金の使いみち

皆様からいただいたお金は、ブックスタートフォローアップ事業で配布する絵本購入費用等に活用させていただきます。
ブックスタート事業の費用(絵本購入費等)にかかる350万円のうち、ブックスタートフォローアップ事業(1歳6か月児健康診査での絵本1冊を配布)による追加費用約150万円を皆さまからのご寄付にて購入費に充てたいと考えています。

【ブックスタートフォローアップにかかる内訳】
1人当たり絵本1冊 1,270円 × 1,100人(対象児)×1.10 ≒ 150万円
※目標金額を達しなかった場合でも、ブックスタート事業は市の事業として引き続き行います。
※目標金額以上のご寄付をいただいた場合は、事業の財源として活用させていただきます。

 

 

鳥取市長からメッセージ

昨年度は目標額を超えるご寄附、また心温まる応援メッセージをいただき心より感謝申し上げます。
鳥取市の子どもたちに絵本を通じた大切な人と心がふれあうひと時を届けるべく、今年もクラウドファンディングに取り組むこととしました。
幼い頃から絵本に親しむことは、子どもたちのことばの育ちや創造力、好奇心や集中力を養い、心豊かであたたかな人間性を育みます。家庭でも絵本を通して、子どもたちが大切な人と心をふれあう体験を増やしてほしいとの願いをこめ、1歳6か月児健康診査の際に絵本をお渡ししています。
スマートフォン等メディアが子育ての場にも普及しており、急速な時代変化の波が押し寄せる現代において未来につなげたい子育て支援の取り組みです。
「子ども 親 地域が輝く 子育て応援都市 とっとり」を実現させるため、乳幼児期から心身共に健やかに育つために、皆様の温かいご理解ご支援をいただきますようお願いします。 

令和7年10月6日

鳥取市長 深 澤 義 彦

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ふるさと納税で
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ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

現在進捗情報はありません。

鳥取県鳥取市

鳥取市(とっとりし)は、南北2.4㎞、東西16㎞に広がる日本最大級の「鳥取砂丘」を代表とする美しい景観と、その豊富な「砂」を素材にした彫刻作品である「砂像」に代表されるまちです。自然豊かな観光都市であり、市街地に温泉が湧くほどの湯どころです。また、松葉ガニや白イカ、岩ガキといった日本海の味覚に加え、特産品の二十世紀梨や砂丘らっきょうなどの魅力的な食の宝庫で、四季を通じて多くの観光客で賑わいます。