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どんな環境に生まれても、夢をあきらめない未来を 海士町から世界へ―子どもたちの可能性を、あなたの寄付が広げます

カテゴリー:子ども・教育 

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寄付金額 960,000

19.2%

目標金額:5,000,000

達成率
19.2%
支援人数
30
終了まで
37
/ 90

島根県海士町(しまねけん あまちょう)

寄付募集期間:2025年7月1日~2025年9月28日(90日間)

島根県海士町 × ピースウィンズ・ジャパン

プロジェクトオーナー

海士町は、島根県の北に浮かぶ隠岐諸島の一つで、1島1町の小さな島です。人口は約2300人。雄大な自然、豊富な海産物、そしてIターン者が2割という地域活性化の先進地として知られています。
そしてこの島に暮らしている子供たちは、限られた環境の中でも「地域をもっとよくしたい」と未来を見据えています。
このプロジェクトでは、海士町の第3期創生総合戦略に掲げられた『海士ならではの「魅力あるひと」を育む』の実現に寄与することを目指しており、児童養護施設の子どもたちとの交流や、海外(トロント)での異文化体験を通じて、多様な価値観に触れ、自己探求を促し、問いを立て、変化を生み出すリーダーシップを育む機会があります。また、留学体験後もつながりを持ち続けられるコミュニティの構築や、継続的な支援を行うことで、新しいことや既存のものをより良く変えていこうとする姿勢を持ち、挑戦し続ける人材の育成を目指しています。

「島から世界へ」。海士町の子どもたちが挑む、未来への第一歩

島根県・海士町。
人口およそ2,300人のこの小さな島で育つ子どもたちは、限られた環境の中でも「世界を知りたい」「地域をもっと良くしたい」と、未来を見据えています。

その想いを形にするのが、短期海外研修プログラム「Study in America(SIA)」。
全国から集まる児童養護施設の子どもたちと共に、カナダで「子どもアドボカシー」について学ぶこの取り組みを通じて、海士町の中高生たちは、海を越えて世界とつながる体験をしています。

広い世界を知り、島の可能性を見つめ直す

「子どもにも社会を変える力がある」——そう語ってくれたのは、海士町に暮らす高校生・Mさん。

彼女はSIAを通じてカナダを訪れ、現地の社会課題や子どもの権利について学びました。
そのなかで、児童養護施設で育った日本の子どもたちとも共に行動し、学び合う機会がありました。

カナダの施設支援団体を訪れ、制度や社会の仕組みと向き合うなかで、「ただ“与える”のではなく、仕組みそのものを変えていくことが、本当の支援になる」と気づいたといいます。

そして今、彼女は地元・海士町の課題にも改めて目を向けています。
後継者不足が進む農業、変わりゆく自然環境。自分の島の未来のためにできることを考え始めています。

島の子どもたちに、「地域の未来を変える力を育む体験」を

このプロジェクトは、海士町で育つ中高生が、「世界を知り、自分と地域の未来を考える力」を育むための学びの場です。
同時に、同じ研修に参加する児童養護施設で暮らす子どもたちとの出会いも、子どもたちの価値観を大きく広げる経験になります。日本では、多くの児童養護施設の子どもたちが困難な現実に直面し、その影響が進学や就職などにも及んでいます。児童養護施設出身者の大学進学率は22.6%。一方で全国平均は59%を超えています。

地元に児童養護施設がない海士町では、出会うことのなかった社会課題にも触れ、「子どもが自ら声を上げ、変化をつくっていく」という力に感動したと言います。

あなたの寄付が、「子どもたちと地域の未来を変える力」になります

2024年の夏に、8人の子どもたちがカナダ・トロントへ旅立ちました。

「見るもの、触れるもの、何もかもが人生で初めての経験だった」
「自分にも、何にでもなれる可能性があると信じられた」

子どもたちの目に映る世界が、留学を通じて変わっていくのを、私たちは何度も見てきました。このプロジェクトは、彼らの内側に眠る力を呼び起こすきっかけになるのです。

海士町の子どもたちは、世界とつながる経験を通して、「地域をより良くしたい」「自分の想いを社会に届けたい」という意識を育んでいます。

この体験が、やがて地域を支える担い手へとつながっていく——
そう信じて、私たちはこのプログラムを続けています。

寄付金の使い道

2026年も、夏休み期間に第4期の海外短期留学を実施予定です。いただいたご寄付は、以下のような費用に活用させていただきます。

・渡航費・パスポート取得・備品購入などの渡航準備費用
・海士町での集合研修やオンライン研修などの事前研修費用
・カナダトロントへの渡航費、現地での宿泊費用
・帰国後の報告会や進路支援の伴走サポート

子ども一人あたり約100万円の費用がかかります。目標金額を下回った場合、上回った場合でも、プログラムは必ず実施します。

【プログラム実施内容】

1.事前説明会・面談
・本プログラムについてのインプット
・対象者の状況確認・必要な支援の共有、検討

2.参加者事前研修
・国内での開催(海士町での集合研修を想定+オンライン)
・渡航に向けた基本的な知識、留意点の共有
・英語研修等

3.海外スタディーツアー

4.参加者帰国後報告会
・各自学びや経験内容について発表

5.伴走支援
・進路や資金面でのサポートを実施

【プログラム実施内容】

プロジェクト・スケジュール

2026年夏休み期間での短期留学に向けて、以下のように準備しています。

2026年2~3月 参加を希望する子どもへの面談、参加者の決定
2026年5月 事前研修①(参加者同士のチーム・ビルディング)
2026年6月 事前研修②(短期留学における各自目標設定)
2026年7月 事前研修③(渡航前の事前準備物、注意事項などの共有)
2026年7~8月 (夏休み期間中) 海外スタディーツアー
2026年10~12月 次年度に向けた振り返りと帰国後の報告発表会

プロジェクト・スケジュール

海士町から世界へ――「子どもの声に耳を傾けられる“グローバルな教師”になりたい」

◇2期生(2024年参加) Iさん

3歳から海士町で育った15年間の中で、島の自然の美しさは心の支えとなっています。カナダ留学プログラムへの参加は「人生でそう何度もないチャンス」と感じ、迷わず決断しました。

プログラム中、児童養護施設で育った高校生たちと共に過ごし、彼らの強い心に感銘を受けました。公聴会では、カナダの子どもたちが、自分の想いを堂々と大人に伝える姿に圧倒されました。それぞれが異なる背景や想いを抱えていながら、強い意志を持って発言している姿に胸を打たれ、「自分もこんなふうに、声を届けられる大人になりたい」と思いました。

参加する前は、日本の学校で教員になれたらと考えていましたが、今は「もっと世界を知りたい」「海外での学びや暮らしに挑戦したい」という気持ちが芽生えています。そして、自分が目指す教師像も変わりました。子どもの声をしっかりと聞き、その声を学校現場で反映できるような、アドボカシーの視点を持った教師になりたいと思っています。

寄付者のみなさまへ

子どもたちは、自分が生まれ育った環境を自ら選ぶことはできません。そして、その環境が未来の可能性を制限してしまうこともあります。しかし、私たちはその可能性を広げる力を信じています。

離島である海士町の子どもの保護者の方々もまた、子どもたちにたくさんの貴重な体験を届けたいと願い努力を重ねています。それでも、子ども一人ひとりが持つ夢や希望をすべて叶えるには、多くの壁が存在します。

ぜひ、ふるさと納税という形で、子どもたちの未来を応援してください。
小さな離島から生まれる大きな一歩を、あなたの力で後押ししていただけませんか?

海士町長 大江和彦 メッセージ

日頃より海士町を応援してくださり誠にありがとうございます。
海士町では島民一丸となって承前啓後の考え方を根底に「海士町の新時代」という次なるステージへ飛躍するため、島の様々な挑戦を推進しながら、一層魅力的な町を目指してまいります。
ガバメントクラウドファンディングを活用して、第3期海士町創生総合戦略「地域経営人口プラン~みんなでしゃばるまちづくり2.0~」に基づき、町の掲げる3つの「かん」(ひとの還流、暮らしの環境、里山里海の循環)を推進する新たな挑戦が増えていくことを願っております。
私たちの取り組みをぜひあたたかい目で見守ってくださいますと幸いです。
海士町のまちづくりを応援してくださる皆様からのご協力を心からお待ちしています。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

お礼の品のご紹介

  • 2025年08月20日 18:00

    第3期生 海士町事前研修プログラムを実施しました!

    ふるさと納税を通じての応援誠にありがとうございます。
    引き続き応援よろしくお願いいたします!

    今回お届けするのは、カナダ・トロントへの渡航を前に実施された海士町での事前研修の様子です。
    今回の研修では、海士町の“リアル”な暮らしを体験しながら、「異文化・生活体験」「子どもアドボカシー」「グローバルソーシャルリーダーシップ」というSIAの3つのキーワードに触れることを目的としました。

    6月、全国から集まった中高生とスタッフが海士町に集合。オンラインでは何度か顔を合わせていましたが、対面での出会いは初めて。

    最初はぎこちない自己紹介から始まりましたが、島内を巡るバスの中では自然と会話が生まれ、少しずつ打ち解けていく姿が見られました。


    【五感で感じた「地域のリアル」】
    農業や畜産の現場を実際に訪問し、地元の方のお話を聞く中で、
    「暮らす」ということ、「働く」ということのリアルを体験。

    和牛の餌やり体験や米農家の方のお話では、子どもたちの命と向き合う真剣なまなざしが印象的でした。海士町の伝統的な「かんこ舟」体験では、特徴的な櫓を使った漕ぎ方を教わりました。
    夜は、地元の新鮮な魚介や野菜、隠岐牛などをふんだんに使用したBBQ。おいしい食事を囲んで語り合い、心の距離がぐっと近づく時間となりました。

    【語り合いをすることで、自分自身と向き合う】
    このツアーでは、子どもたちの主体性を大切にします。
    この旅の中で、互いに安心、安全に過ごすことが出来るようにルールを決めました。それを子どもたち自身に考えてもらい、それを参加者同士で共有します。
    夜にはチームビルディングを学び、その想いを 一人ひとりが言葉にして、グループで共有しました。それを語る子どもたちの表情には、すでに旅の中で育まれた確かな成長がにじんでいました。


    【そして ――いよいよ、カナダ・トロントへ】
    海士町で生まれた出会いとまなざしを胸に、子どもたちは次のステージへと踏み出しています。
    国境を越えての挑戦。カナダ・トロントでの本研修が始まりました。

    多様な価値観に触れ、知らなかった世界を知り、自分自身と深く向き合う日々の中で、子どもたちの「目の色」が確かに変わっていく瞬間があります。
    その変化は、単なる旅行ではなく、子どもたちの人生の軸をつくる“体験”から育まれた変化です。

    未来は、彼らの中に、確かに育っています。
    私たちは、その一人ひとりの変化の過程を、できる限りリアルに、まっすぐに、みなさまへお届けしていきます。
    どうか、これからも彼らの挑戦を見守り、共に歩んでください。

    次回は、トロントでの様子をお伝えします。

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  • 2025年08月01日 18:00

    第2期生 事後研修プログラムを開催しました!

    ふるさと納税を通じての応援、誠にありがとございます!
    引き続きよろしくお願いいたします!
    今回は、2期生の事後研修の様子をお届けします。

    【トロントでの学びが、次の一歩へ】
    ピースワラベで実施している「Study in America(SIA)」。
    SIAの2期生は、児童養護施設の子どもたちと、海士町の子どもたちが参加をしました。
    現地でさまざまな価値観に触れ、成長してきた2期生たちが、ピースウィンズ・ジャパンの本部がある広島県神石高原に再集結。半年ぶりの再会となる事後研修(同窓会)を開催しました。

    【再会からスタート――変わらぬ関係性】
    再会した瞬間から、SIAの時の雰囲気が戻り、喜びや近況報告で笑顔があふれました。
    今回はピースワンコ・ジャパンの犬舎で、保護犬の散歩や犬舎清掃などのボランティアを体験。
    「楽しかった」「また参加したい」
    「自分に出来ることはなにかないか」という声も聞かれ、
    最初は緊張していた子どもたちも、活動を通じて自然に笑顔を見せてくれました。

    続く交流会では、児童養護施設出身の社会人先輩を招いたワークショップを実施しました。
    ” 人生にはたくさんの選択肢があること、時には後悔することもあるかもしれない。
    だけど、その時は最善の選択を選んでいたはず。
    その選択ができた自分に自信を持ってほしい ”
    力強いメッセージが届けられ、参加者たちの心に響いていました。
    この言葉は、施設を退園し18歳で一人暮らしをしている子どもたちにとって、大きな支えになったはずです。

    【代表も駆けつけたBBQで深まる絆】
    夕方はBBQタイム。ピースウィンズ・ジャパン代表の大西も、子どもたちのために駆けつけ、一人ひとりに「困っていることはない?」と温かく声をかけました。
    本気で子どもたちに寄り添う大人の姿に、参加者たちも大きな安心感を得たようです。
    おいしい料理を囲んで語り合い、仲間との絆がさらに深まりました。

    【新しい成長を感じて――ワークショップと振り返り】
    2日目は、「子どもの人権」についてのワークショップを実施。
    カナダ トロント研修で現地コーディネーターを務めていただいた 菊池幸工さんがカナダからオンラインで参加。今回のワークショップの企画に加わってくださりました。

    それぞれのこれまでの学びと、これからの目標をグループで話し合いました。続く振り返りワークでも、「世界をもっと知りたい」「やってみたいことが増えた」といった前向きな声が多く聞かれ、皆の成長が感じられる時間になりました。

    参加者の声(一部抜粋)
    「現地で出会った子たちの言葉に刺激を受け、自分も誰かを支えたいと思うようになりました」
    「意見を伝える力がついたと実感しています。世界の教育や子どもの権利について学び続けたいです」
    「たくさんの大人のやさしさに触れて、今度は自分が誰かの力になりたいと思いました」

    【未来へのエール――これからも支え合う仲間でありたい】
    今回の事後研修を通じ、私たちは改めて「ピアコミュニティ=支え合い学び合う仲間の存在」の大切さを実感しました。
    今後は、さらに持続可能で高め合えるピアなつながりを築いていきたいと考えています。
    ピースワラベは、これからも若者たちの挑戦に寄り添い、夢や成長を支える居場所づくりに力を注いでいきます。すべての若者が自分の可能性に気付き、一歩踏み出せる社会を目指して。
    今後とも、温かいご支援をどうぞよろしくお願いします。

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島根県海士町

海士町は、日本海の隠岐諸島に位置する人口約2,300人の島です。
ユネスコ世界ジオパークに認定され、豊かな海、豊富な湧水など自然環境に恵まれ、自給自足のできる半農半漁の町で、鎌倉時代に後鳥羽上皇が島流しにされた場所でもあります。
「ないものはない」をスローガンに掲げ、近年は人口減少を食い止めるための多様な教育・交流施策の挑戦により、離島・過疎地でありながらも若者の賑わいが創出されています。