江戸時代から続く漁師の祭り「たてもん祭り」を新たなチカラで守り継ぎたい!!

カテゴリー:観光・PR 

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寄付金額 10,000

1%

目標金額:1,000,000

達成率
1%
支援人数
1
終了まで
89
/ 91

富山県魚津市(とやまけん うおづし)

寄付募集期間:2025年5月1日~2025年7月30日(91日間)

魚津市地域協働課×魚津たてもん保存会

プロジェクトオーナー

魚津市において、江戸時代頃より300年以上続く「たてもん祭り」。
豊漁と航海安全を祈願する伝統の祭りで、巨大なたてもんが引き回される大迫力の祭りです。
平成28年には「魚津のタテモン行事」を含む国の重要無形民俗文化財33件が「山・鉾・屋台行事」としてユネスコ無形文化遺産に登録されました。

今や世界からも注目される祭りですが、近年は人口減少や少子高齢化等の影響を受けており、伝統文化の継承や引き手の確保といった課題の解決が求められています。
この度、「祭り」「ウェルビーイング」「ワーケーション」をキーワードとし、「たてもん祭り」を守り継ぐプロジェクトの拡大に伴い、皆様からのご支援を募集します。

魚津の「たてもん祭り」とは

江戸時代より続き、世界からも注目される祭り

魚津の夏夜を彩るたてもん祭り

江戸時代半ばより300年以上続く「たてもん祭り」は、豊漁と航海の安全を祈願する漁師の祭りで、毎年8月に漁業の神様である諏訪神社の周辺にて行われます。

たてもん祭りの「たてもん」とは、ソリ型の台に高さ約15mの心棒を立て、約90個の提灯やぼんぼりを三角形になるよう飾り付けたもので、重さは約5トンあります。

現在は魚津市の海岸沿いの地区(諏訪町1区~5区・港町・元町)が各1基ずつ計7基のたてもんを有し、それぞれ約80人ほどで海沿いの道路を曳き回します。

諏訪神社において「たてもん」を豪快に曳き回す様子は圧巻

昭和47年に「たてもん」が富山県の有形民俗文化財に指定され、平成9年には「魚津のタテモン行事」として国の重要無形民俗文化財に指定されました。
平成28年には、魚津のタテモン行事を含む33件の国の重要無形民俗文化財が「山・鉾・屋台行事」としてユネスコ無形文化遺産に登録され、現在では日本全国はもとより、海外からの見物客も増えてきました。

引用文献:魚津市教育委員会,2012,『魚津市史続巻現代編』,pp479-480.、魚津市教育委員会,2012,『図説 魚津の歴史』,pp149-150.

【注意事項】

※寄附は「2,000円以上」からとなります。ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。

たてもん祭りが直面する問題

人口減少による影響

魚津市において想定以上のペースで進行する人口減少。たてもん祭りも、少子高齢化や若者の都市部流出などによる影響を少なからず受けており、町内の人々の力だけでの維持が難しくなりつつあることから、「たてもん祭りを未来に守り継ぐこと」が喫緊の課題となっております。

【主な影響】

①引き手の減少(祭り当日):
重さ5トンのたてもんを動かすには、たくさんのパワーが必要です。しかしながら、少子化等の影響により引き手が減少したこともあり、平成10年から「たてもん協力隊」による支援を行っております。伝統的な祭りへの参加は好評で、それまでの見て楽しむ祭りから、体験して楽しむ祭りへと変化し、近年は外国人の方も引き手として協力してくださいます。

②祭りの準備など(祭り前後):
高さ15mのたてもんの組み立てや解体の作業は多くの労力が必要とであると同時に危険を伴います。令和5年に県外在住のテレワーカーが中心となった「魚津まっつり応援団」を結成し、町内の皆様の支援を行っています。

③祭りのノウハウ等の継承(未来に向けて):
町内の若者が少なくなり、祭に関するノウハウ(たてもんの組立、解体、運営など)の継承が難しくなっております。

地域住民と提灯の準備をする「まっつり応援団」
全力でたてもんを引く「たてもん協力隊」

【注意事項】

※寄附は「2,000円以上」からとなります。ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。

【令和7年度拡大】「新しいチカラ」による祭りの支援!

「魚津まっつり応援団」とは?

たてもん祭りが抱える課題の中で特に重要なのが、「たてもん祭りを守り継ぐ」ことで、そのためには、継続的な参加かつ祭りの継承を意識した協力者を招集する必要があります。
そこで、令和5年度に「魚津まっつり応援団」を結成しました。これは「たてもん祭りの保存継承」をテーマに町外から人材が集まり、たてもん関係者や地区住民と交流を深めながら、「地域の人たちとともに祭りを行う貢献活動」です。

団員の多くはテレワーカーの方で、魚津市でテレワークをしながら、自らの時間とスキルを活用して地域に貢献し、自らの視野を広げたり人間関係を構築するなど、ウェルビーイングにもつなげています。
従来のような一過性の参加とは異なる協力様式のため私たちはこの取り組みを「新しいチカラ」と表現しています。

「魚津まっつり応援団」を拡大したい!!

結成3年目となる「魚津まっつり応援団」ですが、たてもん保存会や各地区との関係も深まり、双方からたくさんの要望が上がっています。今年度は、今まで以上に地域を巻き込みながら、より大きな取り組みとしていきたいと考えています。

【たてもん保存会の要望】
・祭りの準備段階から地域に滞在し、今まで以上のたくさんの方に参加いただきたい。
・諏訪町の空き家を「まっつり応援団」の活動拠点として、地域住民との交流を深める場として活用してほしい。

【まっつり応援団員の要望】
・まっつり応援団のサポーターとして運営に関わりたい。
・初めての参加者や単独参加者に対しての、レクチャーやフォロー役となりたい。
・全国から参加者を募るためのコミュニティを作りたい。

寄付金の使い道とスケジュール

たてもん祭りの保存継承をサポートする「魚津まっつり応援団事業」の取り組みに活用させていただきます。(応援団の活動、空き家を活用した交流拠点の整備・運用等にかかる費用)

【令和7年度の取り組みスケジュール(予定)】
7/27(日)  たてもん「山組立」作業
7/28(月)  キャンドルロードワークショップ等
7/29(火)  地域住民との交流活動
8/1 (金)  たてもん「山上げ」作業・担ぎ手参加
8/2 (土)  たてもん「山上げ」作業・担ぎ手参加
8/3 (日)  たてもん「山解体」作業

※目標金額に達しなかった場合、目標金額以上の寄付をいただいた場合いずれも本事業および関係人口創出に関連する事業費に活用させていただきます(寄附の募集にかかる経費を除く)

プロジェクト関係者の想い

魚津市地域協働課 池川雅美

「魚津まっつり応援団」担当の池川と申します。魚津市では、地域外の方々との繋がりを大切にし、共に地域を盛り上げるための取組を進めております。その一環として、令和5年に立ち上げたのが「魚津まっつり応援団」です。
少子高齢化や人口減少が進む魚津市では、地域活動や祭りの担い手不足が深刻化しています。そこで、魚津の宝である「たてもん祭り」の運営に地域の方々と共に携わり、祭りの賑わいを創出し、大切な伝統文化を次世代へと繋いでいくために活動をしています。一昨年の祭りでは、27名の参加でしたが、昨年は50名の応援団が参加し、地域住民との交流が深まりました。今年はさらに多くの方々に参加いただき、祭りの魅力を全国に発信したいと考えております。
皆さまからのご支援は、地域住民と「魚津まっつり応援団」が共に活動するための交流活動費用や誰もが気軽に立ち寄れる交流拠点の運営費用として活用させていただきます。この拠点に地域や世代を超えた活気あふれる交流を生み出し、新たなアイデアが生まれる場所にしたいと考えており、「たてもん祭り」に新たな価値を生み出すものと願っております。
皆さまの温かいご支援が、その実現への推進力となります。
ご支援をよろしくお願いいたします!

魚津たてもん保存会 会長 住和克博

たてもん祭りは江戸時代頃より行われ、300年の歴史を誇っています。国指定重要無形文化財やユネスコ無形文化遺産などにも指定された魚津市が誇る伝統的行事ですが、人口減少の影響もあり、祭りの継承に危機感を感じております。人がいなければ5トンのたてもんを引き回せませんし、高さ15mもあるたてもんの組み立てや解体にはたくさんの労力が必須です。それに加え、ロープの結び方など、細かいスキルも必要となります。昔は年長者のマネをしていつの間にか覚えられた作業が、今はたてもんの準備や保管の作業が効率化されたことで、逆に覚える機会が減ってしまいました。そんなこともあり、小学生から社会人までの地元の若者を対象に、ロープの結び方講習会を開催したところ大変好評でした。若者が地元の祭りのために参加してくれ、嬉しいと思うと同時に、技術の継承の大切さを改めて感じました。私の役目は、地区の人口が減少していく中でも祭りの伝統を継承していくことです。さらに、地元だけでなく、魚津に関わりのある方や魚津が好きな方みんなで盛り上げ、だれでも参加できる参加型の祭りに発展させていきたいと考えております。
2年前より始まった「魚津まっつり応援団」の皆様のご協力で、これまでとは違った形の盛り上がりを見せております。この取り組みの拡大に向け、みなさまの温かいご支援をお願いいたします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

【注意事項】

※寄附は「2,000円以上」からとなります。ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。

現在進捗情報はありません。

富山県魚津市

魚津市は古くから豊富な水に恵まれた、豊かな大地として有名な街です。

海抜0mから標高2,400m以上の山岳地帯までが、奥行わずか約25㎞に収まる大変急峻な地形から成り立っています。山からの清らかな雪解け水は、川や伏流水となってさまざまな農産物を育み、富山湾はおいしい魚の宝庫となっております。

「蜃気楼の見える街」としても知名度が上がり、シーズンになると全国から多くの方が訪れます。