蘇れ!横山大観が描いた光 「雲去来」修復プロジェクト
カテゴリー:伝統・文化・歴史
寄付金額 10,187,000円
目標金額:14,602,000円
- 達成率
- 69.7%
- 支援人数
- 376人
- 終了まで
- 受付終了
熊本県(くまもとけん)
寄付募集期間:2023年10月3日~2023年12月31日(90日間)
熊本県

熊本県立美術館には、熊本藩主であった細川家ゆかりの大変貴重な美術工芸品や歴史資料等のコレクションの一部が収蔵されています。
コレクションの一つである「雲去来(くもきょらい)」は、近代日本画の巨匠・横山大観によって描かれました。
この作品は横山大観が技法の粋を尽くして制作した大変貴重なものですが、制作されてから実に100年以上の時が経ち、現状では作品の劣化が激しく、その魅力を十分にお伝えすることができません。
その修復には、大変高度な技術と14,602,000円もの多額の費用、そして2年に及ぶ期間が必要です。
横山大観が制作した当時の姿を蘇らせ、次世代に受け継いでいくために、皆さまの温かいご支援をお願いします。
横山大観の傑作「雲去来」
劣化により作品の魅力が失われつつあります


熊本県立美術館が所蔵している「雲去来」は、近代日本画の巨匠・横山大観が大正6年(1917年)に描いた傑作です。
大正4年(1915年)春、大観が琵琶湖の竹生島(ちくぶしま)を旅した際に雨に煙る湖中の風景に感激したことをきっかけに制作されました。
墨の濃淡と”ぼかし”によって、雲が行き来する風景が屏風に表現されています。
また、絵の裏側に金箔を貼り付ける「裏箔」という技法が用いられており、この技法によって水墨画が描かれている絹の織目の隙間から光沢が透けて見え、絵の中に柔らかな「光」や「空気感」が生み出されています。
大観にとって、琵琶湖で感じた「空気感」を表現することは難しく、この作品を完成させるまでに3回も描き直したと言われています。
しかし、制作から100年以上の時が経ち、経年劣化が見られるようになりました。
現状では表面の汚れが著しく、墨の濃淡や裏箔の繊細な表現が損なわれています。
この作品の魅力を皆さまに十分にお伝えするためには、修復が必要不可欠な状態です。
横山大観が感じ、表現した106年前の風景を後世に伝え、広くご覧いただく機会を創出するためにも、皆さまの温かいご支援をお願いします。
「雲去来」を当時の姿に蘇らせたい!
修復にはたいへん高度な技術が求められます

「雲去来」は、全体に経年による汚れやシミが目立っています。
元々、墨の微妙な濃淡や裏箔を駆使して「光」や「空気感」を表現した作品であるため、汚れやシミは致命的です。
また、屏風のつなぎ目の部分には亀裂が生じ、下地の木材が収縮して画面の絹にゆがみが生じています。
こういった損傷は、時間の経過とともに徐々に進行していくので、できるだけ早い修復が必要です。

「雲去来」は貴重な作品であり、修復にはたいへん高度な技術が求められます。
絹や紙に描かれた絵画などの文化財を修復する日本の伝統技術は、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。
「雲去来」は、その保存団体として認定された「国宝修理装潢(そうこう)師連盟」に加入している工房での修復を予定しています。
また、修復のためには2年に及ぶ解体修理が必要となります。
修復が実施されれば、横山大観による本来の表現が蘇るとともに、良好な状態で末永く保存することができるようになります。
修復の過程で、表面からは観察しきれなかった表現技法を知ることができるため、横山大観の作品研究にも寄与できると期待されます。
寄附金の使い道
作品の修復費:14,602,000円
【事業実施のスケジュール(予定)】
・2024年度~2025年度 作品の修復
・2026年度~ 作品を公開
◯目標金額に達しなかった場合も、本プロジェクトに活用させていただきます。
◯目標金額以上の寄附をいただいた場合、他の細川家ゆかりの美術工芸品等の修復費として活用させていただきます。
動画「4Kでイッピン!2 横山大観《雲去来》」
近接撮影と4K画質で横山大観の技法に迫ります。
作品の劣化の状態についてもより詳しくご覧いただけます。
修復によってわかること・蘇るもの
横山大観の「凄さ」も伝えていきます

熊本県立美術館では、これまでにも数々の細川家ゆかりの美術品を修復してきました。その目的は、作品本来の魅力を蘇らせ、後世に末長く伝えることです。
横山大観の作品では、過去に「山路(やまじ)」(永青文庫所蔵、熊本県立美術館寄託)を修復しています。「山路」は、砂のように粗い岩絵具を分厚く施すことで、風に吹かれた木の葉同士が擦れあう音を表現したとされる作品で、明治44年(1911年)の発表当時から話題を呼んでいます。
しかし、その特徴である粗い岩絵具や、それを厚く施す技法ゆえに、絵具の剥落が進行していました。さらに画面にはシミや汚れが生じ、保存が危ぶまれる状況にありました。そこで当館では修復を実施。剥落の進行を止め、画面のシミや汚れを除去することで、可能な限り長期での保存を可能とし、往時の姿に近づけることができたのです。「往時の姿」といっても、新品のようにしてしまうわけではありません。文化財修復の理念に基づき、あくまで状態の回復と現状維持の範囲にとどめています。
修復に向けた解体の過程では、東京文化財研究所による詳細な調査が行われました。この調査では、絵具の科学分析と、絵絹の裏面からの観察などを実施。その結果、絵具には明治末期に普及されはじめた新たな顔料が用いられていることが判明しています。また裏面からの観察を通して、即興的に描かれたように見える「山路」が、実は入念かつ複雑なプロセスで制作されている事実も浮かび上がってきました。
横山大観は、日本画の革新を推し進めた画家として知られています。「山路」の修復時に行われた調査では、大観による革新の様相を明らかにすることができました。しかし大観が取り組んだのは、新しいことばかりではありません。彼は学生時代から伝統絵画の研究を盛んに行っていますし、「雲去来」の裏箔は平安時代から続く伝統的な絵画技法です。大観という画家は、革新の一方で伝統も重視する、複雑な側面を有した画家なのです。
「雲去来」を解体修理することは、横山大観の伝統へのまなざしをも明らかにすることが期待されます。作品が当時の状態に蘇るならば、「雲去来」は画家としての横山大観のあり様がわかる作品として熊本の宝となり、また良好な状態で後世に伝えてゆくことできるようになります。
寄附者の皆さまへ
熊本県知事 蒲島 郁夫

熊本県では、このたび県立美術館所蔵の横山大観作「雲去来」を蘇らせるため、修復プロジェクトを開始することといたしました。
作品は制作から100年以上が経過し、大観が技法の粋を尽くして表現した「光」や「空気感」を十分にお伝えできない状態となっています。
大観の描いた「光」を蘇らせるには、大変高度な技術を用いるため、多額の費用と2年もの歳月を要します。
熊本の宝である「雲去来」の魅力を皆さまに十分にお伝えし、後世に引き継ぐためにも、皆さまの温かいご支援をよろしくお願いします。
熊本県立美術館 館長 早田 章子

当館では熊本の宝である細川家ゆかりの美術工芸品の魅力を発信し、未来に伝えていくため、調査研究や保存修復などの事業に取り組んでいます。
「雲去来」は、近代日本画の巨匠・横山大観の代表作であり、日本近代美術の後援者であった細川護立氏が収集し、その後当館にご寄贈いただいた名品です。
完成から百年を経て、傷みが激しいため、一日も早い修復が必要な状態です。雨に煙る湖と光を表現した作品本来の美しさを取り戻し、後世に伝えるためにも、是非多くの皆さまのお力添えをお願いいたします。
応援メッセージ
公益財団法人永青文庫 理事長 細川 護光 様

このたび、横山大観作「雲去来」修復のためのクラウドファンディングが熊本県によって開始されます。
「雲去来」は、永青文庫の創設者である私の曽祖父・細川護立が収集し、のちに熊本県立美術館に寄贈した作品です。
護立は様々な芸術家たちと親交を深めましたが、横山大観とは最も親しく、群を抜く数の作品を収集しています。
中でも「雲去来」は、大観が初めて墨絵で山水の大作を描いたとされる作品で、絵の裏側全面に金箔を貼り付ける技法で光を表現した、名品の一つです。
曽祖父・護立が愛し、今や熊本の宝となった大観の「雲去来」。
この貴重な作品の魅力を蘇らせ、末永く後世に引き継ぐために、是非多くの皆さまのご支援をお願いいたしますと共に、プロジェクトの成功を心より願っています。
感謝の品(返礼品)のご紹介
GCF限定!!【30人限定】熊本県立美術館学芸員の案内・解説付き特別観覧

今回のガバメントクラウドファンディング限定の感謝の品をご用意いたしました。
また、このほかにも熊本県のふるさと納税の感謝の品が、寄附額に応じて全て選べます。
【注意事項】
※このプロジェクトへのご寄附は、ふるさと納税制度の対象となります。
感謝の品なしで寄附のみの方・熊本県にお住まいの方
感謝の品が不要で寄附のみをされたい方や、熊本県にお住まいの方は下記の「ふるさと納税で応援」ボタンよりご寄附をお願いします。
※熊本県にお住まいの方には、ふるさと納税のルールに基づき感謝の品をお送りすることができませんので、あらかじめご了承ください。
皆さまからお受けした寄附金は、税制上の優遇措置の対象となります。
個人の方の場合、一定の限度内で寄附を行うと、2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
法人の場合、寄附金額の全額を損金に算入することができます。
ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
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天草大王 満喫セット6種 計 約1kg(モモタタキ ムネタタキ 鶏生ハム 炭火焼 …
24,000 円
熊本県の特産品、天草大王生産者のお薦めの商品です。地鶏の美味しさが一番にわかるのはタタキ、鶏の生ハムはしっとりもっちりと珍しい商品です。
塩麹漬けは母のお手製で、お肉がより柔らかく、無添加で安心して美味しく召し上がれます。
■原材料
鶏肉・食塩、砂糖、香辛料/調味料(アミノ酸)、酸化防止剤(ビタミンC)、発色剤(亜硝酸Na)、(一部に鶏肉を含む)
米味噌、麹、はちみつ
塩、コショウ、調味料(アミノ酸等)
■保存方法
冷凍保存
■注意事項
※冷凍庫にて保存していただければ大丈夫です。
【地場産品に該当する理由】
区域内で生産された天草大王を100%使用し、区域内の工場にて製造されたもの(告示第5条第2号に該当)熊本県
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天草大王の水炊きセット②(天草大王ブツ切り もも・むねカット つみれ 鶏ガ…
26,000 円
熊本県を代表する地鶏「天草大王」は、風味豊かで濃厚な鶏油が特徴です。しっかりとした歯ごたえとコクのある深い味わいをお楽しみください。
■原材料
・鶏肉(熊本県産)
・つみれ:鶏肉(天草大王)(熊本県産)、鶏軟骨、玉ねぎ、つみれ用調味料、風味原料、砂糖、にんにく、醤油、食塩/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、乳化剤、酸味料、パプリカ色素(一部に小麦・乳成分・ゴマ・大豆・鶏肉を含む)
・スープ:鶏ガラ(天草大王)(熊本県産)、たまねぎ、にんじん、蛋白加水分解物(小麦粉を含む)、食塩、水飴、砂糖、チキンエキス(乳成分・大豆・豚肉を含む)、昆布エキス、ほたてエキス、動物油脂/調味料(アミノ酸等)、増粘剤(キサンタン)
・麺:小麦粉、すいとん粉、打粉、水
■保存方法
冷凍(-18℃以下)保存してください。
■備考
※画像はイメージです。
【地場産品に該当する理由】
熊本県認定地域資源である天草大王の仕入れから、製造、梱包までの工程を行うことにより、相応の付加価値が生じているもの(告示第5条第3号に該当)熊本県
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くまもとの大吟醸酒セット 2種 各720ml(純米大吟醸通潤 大吟醸れいざん) …
32,000 円
清冽な水と40%まで磨いた米、全国の酒造でも使われる熊本酵母、そして杜氏の熟練の技術によって醸される大吟醸酒2種類をセットにしました。華やかな吟醸香をお楽しみください。
■原材料
【純米大吟醸通潤】
米(国産)・米麹(国産米)
【大吟醸れいざん】
米・米麹・醸造アルコール
■保存方法
光、温度、衝撃等により品質に影響が出やすいため、冷暗所で保存ください。
■注意事項
※お酒は20歳になってから、適量をお召し上がりください。
※妊娠中や授乳期の飲酒は胎児・乳児の発育に影響するおそれがありますので、気をつけましょう。
※飲酒運転は法律で禁止されています。熊本県
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菊池銘菓 ブッセシリーズ 詰め合わせセット 1箱(12個入り)
12,000 円
熊本県産の抹茶を使った抹茶クリームをたっぷりとサンドした抹茶ブッセ。
さっくりふんわり焼き上げた生地に風味豊かなメロンクリームがたっぷり、メロンブッセ。
デコポンジャムを混ぜ合わせたバタークリームをサンドしたぽんぽんブッセの各詰め合わせです。
■産地
九州産・熊本県産
■原材料
【抹茶ぶっせ】砂糖(国内製造)、卵、小麦粉、バター、コーンスターチ、抹茶、澱粉(ばれいしょ)/膨張剤、こんにゃく芋抽出物(一部に小麦・卵・乳成分を含む)
【メロンぶっせ】砂糖(国内製造)、卵、小麦粉、バター、コーンスターチ、澱粉(ばれいしょ)/香料、膨張剤、こんにゃく芋抽出物(一部に小麦・卵・乳成分を含む)
【ぽんぽんぶっせ】砂糖(国内製造)、卵、小麦粉、バター、デコポンシラップづけ(デコポン、砂糖、ぶどう糖果糖液糖)、デコポンリキュール、コーンスターチ、澱粉(ばれいしょ)/香料、酸味料、膨張剤、こんにゃく芋抽出物、(一部に小麦・卵・乳成分を含む)
■保存方法
直射日光、高温多湿を避けて保存
■備考(注意事項)
開封後はなるべく早くお召し上がりください。
【地場産品に該当する理由】
区域内の製造所により、原材料の仕入れから、カット加工、餡などの他原材料との調合加工等に至るまで相応の付加価値が生じているもの(告示第5条第3号に該当)
■返礼品提供事業者
有限会社中原松月堂
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2025年03月31日 15:00
横山大観「雲去来」修復現場リポート②
『蘇れ!横山大観が描いた光「雲去来」修復プロジェクト』、進行中です‼
修復状況を確認するため、2月末に修理工房を訪問しました🔍
修理工房では、絵が描かれている「絵絹(えぎぬ)」を支えるための「裏打紙(うらうちがみ)」と呼ばれる補強用の紙を除去する作業が進められていました。
裏打紙の除去には水を使いますが、多量の水を使うと絵絹と裏箔がはがれてしまい、作品を傷つける恐れがあります。
修理工房では、筆を使って、裏打紙に水とエタノールの混合溶液を少量ずつ染み込ませ、指の腹で慎重に裏打紙を除去されていました。
素早く、かつ絶妙な力加減は、まさに神業でした!
「雲去来」の修復は、令和7年度に完了予定です。
修復中の様子は、このプロジェクトページで随時発信していきますので、次回も是非ご覧ください‼もっと見るまだコメントはありません
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2025年01月10日 16:30
横山大観「雲去来」修復現場リポート①
『蘇れ!横山大観が描いた光「雲去来」修復プロジェクト』、進行中です‼
修復状況を確認するため、12月中旬に修理工房を訪問しました。
本格的な修復に入る前に、まずは作品の現在の状態についての詳細な調査が行われていました。
屏風の縁を外し、一扇ごとに分解することで、作品が詳細に観察できるようになりました。
修理工房では、デジタルマイクロスコープを使って、作品を科学的に観察しています。
写真は、「雲去来」の画面の一部を200倍まで拡大したものです。
「雲去来」は絹に描かれ、絵絹の裏側全面に金箔(裏箔)が貼られた作品ですが、拡大することで縦と横に絹糸が走り、その隙間から金箔が見える様子が観察できました。
デジタルマイクロスコープを使用したことで、絹の繊維の隙間にカビや汚れなどが入り込み、簡単には除去できないことも判明しました。
カビや汚れの除去には水を使いますが、水が多すぎると絵絹と裏箔がはがれてしまいます。
カビ・汚れの除去には、非常に高度な技術が必要になります。
屏風の縁を観察することで面白いこともわかりました。
屏風下側の縁に墨が付着していることから、すでに仕立てられた屏風に、横山大観が「雲去来」を描いたのではないかと考えられます。
「雲去来」は、これからいよいよ本格的な修復が始まります。
修復中の様子は、このプロジェクトページで随時発信していきますので、次回も是非ご覧ください‼もっと見るコメント 1件
ゲスト さん
大観のチャレンジ精神にはいつも感動させられます。
「雲去来」の修復完成を祈念します。2025/1/14 11:22
ゲスト さん
大観のチャレンジ精神にはいつも感動させられます。
「雲去来」の修復完成を祈念します。2025/1/14 11:22
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2024年06月19日 17:00
横山大観「雲去来」を修復工房に搬出しました‼
令和5年度に実施したクラウドファンディング『蘇れ!横山大観が描いた光「雲去来」修復プロジェクト』、本格始動です!!
去る5月末、熊本県立美術館から修復工房へ、雲去来を搬出しました。
その時の様子をご覧ください。
まずは搬出する前に、作品を箱から取り出して状態の確認を行いました。
雲去来の魅力の一つは「裏箔」です。
絵の裏側全体に金箔が貼り付けられており、この技法によって水墨画が描かれている絹(絵絹)の織目の隙間から光沢が透けて見え、絵の中に柔らかな「光」や「空気感」が生み出されています。
しかし、絵絹に汚れやシミが浮き出し、墨の濃淡や裏箔の繊細な表現といった作品本来の魅力が大きく損なわれていることを改めて確認しました。
状態を確認した後、運搬中に作品が傷つかないように丁寧に梱包し、運び出しました。
雲去来は、令和6・7年度の2か年で修復を行う予定です。
今回の修復は、絵絹や金箔を傷つけないように汚れやシミを落とすことになるため、非常に高度な技術が求められます。
修復の様子はこのプロジェクトページで随時お知らせしますので、ご注目ください!もっと見るまだコメントはありません
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2024年05月31日 18:30
熊本県立美術館で特別観覧を開催しました‼
令和5年度に実施したクラウドファンディング『蘇れ!横山大観が描いた光「雲去来」修復プロジェクト』の感謝の品(返礼品)、「熊本県立美術館学芸員の案内・解説付き特別観覧」を5月19日に開催しました。
当日は、過去に修復を行った「桐九曜紋唐草蒔絵鞍・鐙」や「青貝微塵秋草蒔絵堤重」、「細川忠利像」について学芸員の解説を聞きながら間近でご覧いただきました。
また、普段は非公開としている美術館のトラックヤードや一時保管庫等をご案内する「バックヤードツアー」、学芸員の解説を聞きながら展示作品を鑑賞する「ギャラリーツアー」も行いました。
参加していただいた方からは、作品の作りや背景に関する学芸員へのご質問もいただき、非常に熱心に鑑賞いただきました。
ご参加いただき、ありがとうございました!
横山大観の描いた「雲去来」の修復も、もうすぐ始まります!!
雲去来は令和6・7年度の2年間で修復し、令和8年度に熊本県立美術館でお披露目する予定です。
修復の進捗状況については、このプロジェクトページで随時お知らせします。もっと見るまだコメントはありません
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2024年01月11日 17:30
【御礼】応援してくださった皆さま、ありがとうございました‼
10月3日に開始した熊本県の「蘇れ!横山大観が描いた光 「雲去来」修復プロジェクト」は、12月31日23時59分をもって終了となりました。
最終的な寄附額は現在集計中ですが、370名を超える方から1,000万円以上のご支援をいただき、目標の70%近くを達成しました。
横山大観の傑作を、描かれた当時の姿に蘇らせ次世代に受け継いでいきたい。
そのような思いでこのプロジェクトを開始しましたが、熊本県庁で初めてのクラウドファンディングへの挑戦ということもあり、不安でいっぱいでした。
そのような状況の中で、皆さまからいただいた温かいご支援や励ましのお言葉が大きな力となりました。
本当に本当に、ありがとうございました!!
残念ながら目標金額には届きませんでしたが、皆さまからいただいたご支援は、大切に活用させていただきます。
「雲去来」は、令和6・7年度で修復し、令和8年度以降に熊本県立美術館にて公開を予定していますので、ぜひ実物をご覧にお越しください。
「雲去来」修復の進捗状況等は、このプロジェクトページでご報告させていただく予定です。
これからも応援よろしくお願いします!!もっと見るコメント 1件
ゲスト さん
少額ですがご寄付させて頂きました。
清掃man2024/1/12 01:01
ゲスト さん
少額ですがご寄付させて頂きました。
清掃man2024/1/12 01:01
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2023年12月31日 10:00
横山大観「雲去来」修復プロジェクト 本日最終日です!!
10月3日に開始した熊本県の「蘇れ!横山大観が描いた光 「雲去来」修復プロジェクト」も、とうとう本日が最終日となりました。
皆さまの温かいご支援や励ましのお言葉、本当にありがとうございます!
「横山大観の作品が好き」、「熊本県を応援したい」、「貴重な宝を未来へ継承する手助けがしたい」、など、この取組みを通してたくさんの方から、温かいメッセージをいただきました。
皆さまからのお気持ちに応えられるように、このプロジェクトが終了した後も頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします!!
寄附の受付は、本日の23時59分までです。
一人でも多くの方にこのプロジェクトについて知っていただき、応援していただけるように、SNSでの情報拡散へのご協力や、ご家族やご親戚、ご友人の方々にご紹介いただけますと幸いです。
最後までどうぞよろしくお願いします!もっと見るまだコメントはありません
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2023年12月30日 10:00
プロジェクト終了まで残り2日!!
10月3日に開始した熊本県の「蘇れ!横山大観が描いた光 「雲去来」修復プロジェクト」も、残り2日となりました。
皆さまの温かいご支援、本当に本当にありがとうございます!
本日は、このプロジェクトに一緒に取り組んでいる美術館学芸員の熱い想いをお伝えします!
《雲去来》修復プロジェクトの目的は作品の輝きを取り戻すこと。
ただし《雲去来》の魅力は見た目だけではありません。
本作品は細川家第16代当主にして美術品収集家である護立の所蔵品でした。
大観と護立は親しく、その関係は画家とコレクターにとどまるものではなかったと伝えられます。
大観が描き、護立が収集した《雲去来》は、二人の関係性を端的に示す作品といえるでしょう。
《雲去来》の修復は、大観と護立の関係を、細川家ゆかりの地・熊本に永くとどめ、語り継いでいくために行うものでもあります。
このプロジェクトも残すところあと2日。
皆さまのご協力をお待ちしております!
本プロジェクトは明日、12月31日の23時59分をもって終了します。
一人でも多くの方にこのプロジェクトについて知っていただき、応援していただけるように、SNSでの情報拡散へのご協力や、ご家族やご親戚、ご友人の方々にご紹介いただけますと幸いです。
最後まで応援よろしくお願いします!もっと見るまだコメントはありません
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2023年12月29日 10:00
プロジェクト終了まで残り3日!!
10月3日に開始した熊本県の「蘇れ!横山大観が描いた光 「雲去来」修復プロジェクト」も、早いもので終了まで残り3日となりました。
1,460万2千円という高い目標金額に対し、皆さまからの温かいご支援によって、現在目標の50%以上を達成しています。本当にありがとうございます!
今回の修復では、屏風の全面解体を予定しています。
絵の描かれている絵絹の裏には「裏打紙(うらうちがみ)」と呼ばれる補強のための紙が何層も貼り込まれており、修復の際には、絵絹やその裏に貼られた金箔を傷つけないように、この裏打ち紙をピンセットで少しずつはがしていくという非常に高度な技術が求められます。
また、「雲去来」は六曲一双の屏風で、それぞれが168.2㎝×373.0㎝という大きな作品ですので、修復には多大な労力と時間も必要になります。
横山大観が描いた「雲去来」をより良い状態で未来へ残していけるように、どうか皆さまのご協力をよろしくお願いします。
本プロジェクトは明後日、12月31日の23時59分をもって終了します。
一人でも多くの方にこのプロジェクトについて知っていただき、応援していただけるように、SNSでの情報拡散へのご協力や、ご家族やご親戚、ご友人の方々にご紹介いただけますと幸いです。
最後まで応援よろしくお願いします!もっと見るまだコメントはありません
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2023年12月27日 17:10
プロジェクト終了まで残り5日‼
10月3日に開始した熊本県の「蘇れ!横山大観が描いた光 「雲去来」修復プロジェクト」も、終了まで残り5日となりました。
12月27日17時時点で、295名の方から758万8千円のご支援をいただき、目標の51.9%を達成しています。
皆さまの温かいご支援や激励のお言葉が力になっています。本当にありがとうございます。
「雲去来」は、令和6・7年度の2か年にかけて修復を行う予定です。
修復後は、熊本県立美術館で展示をする予定となっています。
横山大観が描いた当時の姿に近づいた「雲去来」を、たくさんの皆さまにご覧いただけるように、どうか皆さまのご協力をお願いします。
本プロジェクトは12月31日に終了します。
一人でも多くの方にこのプロジェクトを知っていただき、応援していただけるように、ご家族やご親戚、ご友人の方々にご紹介いただけますと幸いです。
最後まで応援よろしくお願いします!もっと見るまだコメントはありません
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2023年12月25日 19:20
プロジェクト終了まで残り1週間‼
10月3日に開始した熊本県の「蘇れ!横山大観が描いた光 「雲去来」修復プロジェクトも、終了まで残り1週間となりました。
12月25日19時時点で、279名の方から735万3千円のご支援をいただき、目標の50.3%を達成しています。
皆さまの温かいご支援、本当に本当にありがとうございます!
現在、「雲去来」は経年劣化により、展示が困難な状態となっています。
また、表面のシミや汚れによって、本来の魅力をお伝えすることもできません。
皆さまに、横山大観の傑作をより良い状態でご覧いただけるように、そして未来に残していけるように、皆さまのご協力をよろしくお願いします。
本プロジェクトは12月31日に終了します。
一人でも多くの方にこのプロジェクトを知っていただき、応援していただけるように、ご家族やご親戚、ご友人の方々にご紹介いただけますと幸いです。
最後まで応援よろしくお願いします!
もっと見るまだコメントはありません
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2023年12月22日 17:30
プロジェクト終了まで残り10日!!
10月3日に開始した熊本県の「蘇れ!横山大観が描いた光 「雲去来」修復プロジェクト」も、終了まで残り10日となりました。
12月22日17時時点で、254名の方から697万2千円のご支援をいただき、目標の47.7%を達成しています。
皆さまの温かいご支援、また、応援コメント等の激励のお言葉、本当にありがとうございます!力になります。
横山大観が「雲去来」を制作してから、実に106年の時が経ちました。
細川護立氏が収集し、縁あって熊本県立美術館に御寄贈いただいたこの作品を、大観が描いた当時の姿に蘇らせたい、作品の本当の魅力を多くの方々に知っていただきたい。
そのような思いでこのプロジェクトを開始しました。
本プロジェクトは12月31日に終了します。
一人でも多くの方にこのプロジェクトを知っていただき、応援していただけるように、SNS等での情報の拡散にご協力いただけましたら幸いです。
熊本県文化課の公式SNSでは、雲去来の魅力を紹介する記事をはじめ、熊本県内の文化財情報を発信していますので、ぜひ一度ご覧ください。
最後まで応援よろしくお願いします!
もっと見るまだコメントはありません
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2023年12月18日 15:30
600万円を突破しました!
10月3日に開始した「蘇れ!横山大観が描いた光 「雲去来」修復プロジェクト」への寄附額が600万円を突破しました!
皆さまの温かいご支援、本当にありがとうございます!
プロジェクトの終了まで、残り14日となりました。
横山大観の「雲去来」を修復し、次世代へ受け継いでいくためにも、募集終了の12月31日まで応援よろしくお願いします。もっと見るまだコメントはありません
コメントを投稿するには、 ログインとプロジェクトへの寄付が必要になります。
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2023年12月18日 15:30
プロジェクト終了まであと2週間になりました。
10月3日に開始した熊本県の「蘇れ!横山大観が描いた光 「雲去来」修復プロジェクト」も、終了まで残り2週間となりました。
12月18日15時時点で、231名の方から659万円のご支援をいただき、目標の45.1%を達成しています。
皆さまの温かいご支援、本当に本当にありがとうございます!
「雲去来」は、横山大観が技法の粋を尽くして制作した大変貴重な作品です。
一人でも多くの方にこのプロジェクトを知っていただけるように、SNS等での情報の拡散にご協力いただけましたら幸いです。
最後まで応援よろしくお願いします!もっと見るまだコメントはありません
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2023年12月12日 10:00
プロジェクト終了まであと20日になりました
10月3日に開始した熊本県の「蘇れ!横山大観が描いた光 「雲去来」修復プロジェクト」も、終了まで残り20日となりました。
12月12日9時時点で、200名の方から559万2千円のご支援をいただき、目標の38.2%を達成しています。
皆さまの温かいご支援、本当にありがとうございます!
熊本県文化課の公式SNSでは、「雲去来」の作品紹介やプロジェクトの進捗状況などをこまめに更新していますので、
より多くの方々にこのプロジェクトのことを知っていただけるように、SNS等での情報の拡散にご協力をお願いします。
また、公式SNSでは、プロジェクト情報以外にも熊本県内の文化財情報を発信しています。
ぜひ一度ご覧ください!関連リンク
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2023年12月08日 14:30
各種メディアに取り上げていただいています!!
10月3日に開始した熊本県の「蘇れ!横山大観が描いた光 「雲去来」修復プロジェクト」について、これまで熊本県内をはじめとする新聞、テレビ、ラジオ等のメディアに取り上げていただいています!
少しでも多くの方々にこのプロジェクトを知っていただきたいと思いますので、ご家族・ご友人へのお知らせや、SNS等での情報の拡散にご協力いただけましたら幸いです。
プロジェクト終了まで、残り24日となりました。
引き続き応援よろしくお願いします。もっと見るコメント 1件
よっしーさん さん
ぜひ後世へ残してほしいです。微力ながら応援します。修復に役立ててください。
2023/12/10 19:01
よっしーさん さん
ぜひ後世へ残してほしいです。微力ながら応援します。修復に役立ててください。
2023/12/10 19:01
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2023年12月07日 17:30
500万円を突破しました!
10月3日に開始した「蘇れ!横山大観が描いた光 「雲去来」修復プロジェクト」への寄附額が500万円を突破しました!
皆さまの温かいご支援、本当にありがとうございます。励みになります!
プロジェクト開始から早くも2か月以上が経過し、残り1か月を切りました。
目標金額に少しでも近づけるように、12月31日まで精一杯頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いします。もっと見るまだコメントはありません
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2023年11月27日 10:30
400万円を突破しました!
10月3日に開始した「蘇れ!横山大観が描いた光 「雲去来」修復プロジェクト」への寄附額が400万円を突破しました!
皆さまの温かいご支援、本当にありがとうございます!
プロジェクト終了まで残り35日となりましたが、目標金額まであと1,000万円以上必要です。
期間終了まで精一杯頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いします。もっと見るまだコメントはありません
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2023年11月21日 11:45
300万円を突破しました!
10月3日に開始した「蘇れ!横山大観が描いた光 「雲去来」修復プロジェクト」への寄附額が300万円を突破しました!
目標金額1460万2千円のうち、現在の達成率は26%となりました。
皆さまの温かいご支援、本当にありがとうございます!
プロジェクト終了まで残り41日、引き続き応援よろしくお願いします。もっと見るまだコメントはありません
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2023年11月17日 10:00
200万円を突破しました!
10月3日に開始した「蘇れ!横山大観が描いた光 「雲去来」修復プロジェクト」への寄附額が200万円を突破しました!
皆さまの温かいご支援、誠にありがとうございます。
プロジェクト開始から45日が経過し残り期間も半分となりましたが、現在の達成率は16.9%と、目標金額の1,460万2千円にはまだまだ遠く及びません。
プロジェクト終了まで、応援よろしくお願いします。もっと見るまだコメントはありません
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2023年11月02日 15:00
100万円を突破しました!
10月3日に開始した「蘇れ!横山大観が描いた光 「雲去来」修復プロジェクト」への寄附額が100万円を突破しました!
皆さまの温かいご支援、誠にありがとうございます。
目標金額の1,460万2千円に少しでも近づけるように、今後も応援よろしくお願いします。もっと見るまだコメントはありません
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熊本県
九州の真ん中に位置する熊本県は、阿蘇や天草をはじめとするダイナミックで豊かな山海の自然に恵まれ、その恩恵を受けて育った食と文化が自慢のエリアです。
「三池炭鉱万田坑」「三角西港」「天草の﨑津集落」の3つの世界遺産や国宝「青井阿蘇神社」など、見どころも多彩。
平成28年熊本地震で大きな被害を受けましたが、全国からのあたたかなご支援を受けながら、着実に復旧・復興を進めています。
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