2022/03/17 (木) 15:44

香川県土庄町の特産品紹介シリーズ【PART2:小豆島オリーブ牛】

小豆島の島の形状と牛の歴史

小豆島の形は、動物の形に見えませんか?

そう、牛に見えますよね。

実は、小豆島は国営牧場(官牛放牧の地)があった島であることをご存知ですか?
現在は少なくなりましたが、昔は島のあちこちの家庭で牛が飼育されていたそうです。

「オリーブ牛」の誕生

オリーブ牛の生みの親 石井正樹 氏は
肉質評価の参考値として、審査の際に「オレイン酸」の数値が加味されることを耳にしました。

「オレイン酸」とは、牛肉に多く含まれる不飽和脂肪酸のひとつで
血中コレステロールを減らして生活習慣病を予防する、といわれる成分。

実は、牛肉の旨味成分のひとつとしても注目され、牛肉の評価基準においても、オレイン酸の数値に注目が集まったのです。

この「オレイン酸」は、小豆島の特産品である「オリーブ」に含まれています。
しかし、オリーブ果実は渋みがあるため、生では食べられません。

石井氏は、たまたま近所の人が干し柿を作っているのを見て
オリーブオイル搾油後の果実を乾燥させたものを牛に与えたところ、喜んで食べてくれたそうです。

こうして「オリーブ飼料」が誕生しました。

元々小豆島で盛んだった畜産業に
小豆島の特産品である「オリーブ」をかけ合わせて生まれたのが「オリーブ牛」。

「オリーブ牛」は、出荷の2ヶ月前から、「オリーブ飼料」を1日当たり100g以上与えられ育てられています。


オリーブオイル搾油後の果実を乾燥させてつくる「オリーブ飼料」。
小豆島産100%のオリーブ果実から作られている。

この「オリーブ飼料」を他のエサと混ぜて、牛に与えています。

小豆島産のオリーブ果実は希少なため、輸入した外国産のオリーブ果実よりも
より、プレミアム感のある、こだわりの飼料としても知られています。

小豆島は、オリーブ栽培や果物、野菜など農業が盛んな地域でもあります。

「小豆島オリーブ牛」の堆肥は、小豆島のオリーブ栽培にも使われており
循環型農業の一環を担っています。

「小豆島オリーブ」牛とは

・香川県内で肥育された血統明瞭な黒毛和牛(黒毛和種)
・出荷前に2か月以上毎日オリーブ飼料を200g食べさせた
・指定農家から出荷
・体にやさしい油と言われるオレイン酸、悪玉コレステロール(LDL)の酸化を抑えるポリフェノールの含有量が高く、美容効果が期待できる

こうした厳格な基準を満たしたオリーブ牛は「小豆島オリーブ牛」と呼ばれ、出荷されています。

より多くの「オリーブ飼料」を与えることにより、「オレイン酸」の酸値が高まり、美味しい肉質の牛肉になるそうです。

「小豆島オリーブ牛」がプレミアムな牛肉といわれる理由がここにあります。

「小豆島オリーブ牛」は、土庄町内(四海 しかい 地区)でのみ飼育されています。

四海地区にあるオリーブ牛の生みの親、石井正樹 氏の農場での作業の様子をご紹介します。

「小豆島オリーブ牛」の肉の特徴

写真をご覧いただいてもお分かりのとおり、キレイな霜降りで、赤身と脂身のバランスが最高!
ジューシー、かつ、ヘルシーで、たくさん食べても胃もたれしにくいお肉です。
脂身は甘く、赤身はやわらかくさっぱりとした味わい。

地元出身者である私のおすすめは、塩とエキストラバージンオリーブオイルでいただく愉しみ方!
脂の甘みと、エキストラバージンオリーブオイルの青々しいピリッとした辛さが相まって絶品です。

ぜひお試しあれ!

土庄町内の取り組み

地産地消の取り組みとして、年に一度、町内のこども園や小中学校で「小豆島オリーブ牛」を使った給食を提供しています。

「小豆島オリーブ牛」を提供する際には、小豆島オリーブ牛が誕生するまでの話を読み聞かせしたり
土庄町で作成した食育動画を流したりしています。

小豆島の玄関口 土庄港 とのしょうこう や、土庄町の観光名所 エンジェルロードで
「小豆島オリーブ牛」の試食会を開催しています。
不定期開催ですが、運がよければ「小豆島オリーブ牛」が試食できるかも!?

その他にも、小豆島で行われている「瀬戸内海タートル・フルマラソン全国大会」や
「日本一どでカボチャ大会」の賞品としても提供しています。

みなさんぜひ、ご参加の上、「小豆島オリーブ牛」をゲットしてください!

「小豆島オリーブ牛」を世界へ

「小豆島オリーブ牛」の魅力を発信するため
芝浦工業大学・土庄町・小豆島オリーブ牛研究会の3つの団体が共同でWebサイトを運営しています。

▼小豆島オリーブ牛 公式ブランドサイト

THE 1st Olivebeef

ぜひこちらのWebサイトも合わせてチェックしてみてくださいね。

他にも、「小豆島オリーブ牛」を知ってもらうため
大学生の受け入れおこない、現地へ研修に行き、地域課題の研究を行っています。

小豆島の畜産業の未来を担う若手

令和3年7月1日、畜産振興として土庄町地域おこし協力隊に着任した児戸源太さん。
日頃は、土庄町内にある4~5軒の牛の農家さんのところへ研修に行ったり
自身のSNSで「小豆島オリーブ牛」の魅力を発信したりと、様々な活動を行っています。

今後は、イベントの開催を企画しているとのこと。
ぜひ参加してみてくださいね。

▼Instagram

インスタグラムで情報発信中!
ぜひフォローよろしくお願いします。

「地域おこし協力隊」とは

高齢化や人口減少などが進む地方において、都市圏などの地域外からの人材を受け入れ、独自のスキルを生かして
地域の元気を生み出す活動を行うとともに、将来的な隊員の移住・定住につなげることを目的とした制度です。

「小豆島オリーブ牛」をより身近に

みなさん、「皮」と「革」の違いはご存知ですか?

・皮=大きな牛の形をした未加工の状態
・革=なめし工場にて、脱毛、染色(等)、表面の硬さを調整した物
・革小物=裁断、縫製され販売店などで売られている商品

「皮」を「なめす(毛を取り、脂肪を除いて、柔らかくする)」ことにより「革」が出来ます。
その「革」から作られるものが、普段私たちが使用している財布などの「革製品」です。

現在、「皮」の価値が下がっているそうです。

「より多くのみなさんに牛の「皮」を使った製品を知ってもらうために
財布などの革製品の開発に取り組みたい」と思いを語る児戸さん。

小豆島オリーブ牛の革製品が完成した際には
ぜひ、土庄町のふるさと納税返礼品としてみなさんの元へお届けできたらと願っています。

土庄町へふるさと納税!

香川県土庄町ふるさと納税ブログを最後までご覧いただきありがとうございます。

このブログでは、土庄町のこと、ふるさと納税特産品、現地で出会える絶景やおいしいものなどを発信中!
土庄町のことを少しでも多くのみなさまに知っていただけたら嬉しいです。

みなさまの生まれ育ったふるさとのみならず、
「心のふるさと」や「第二のふるさと」として、土庄町を応援していただけましたら幸いです。

みなさまからいただきましたご厚意は
土庄町が掲げるまちづくりのテーマの各事業に対する貴重な財源として活用させていただきます。

ふるさと納税寄附金の使い道

寄附金のお申し込みをいただく際に、次の事業の中から使い道をお選びください。

・福祉に関する事業


少子化対策、障害者対策、高齢者対策、医療体制整備など

・教育に関する事業

子育て支援等安全安心対策、文化財保護など

・環境に関する事業

地球温暖化対策、環境保全対策、災害防止対策など

・地域振興に関する事業

地場産品育成、観光振興、文化・芸術振興など

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