かがわけんとのしょうちょう

香川県土庄町ブログ

2023/01/26 （木） 13:37

香川県土庄町の特産品紹介シリーズ【PART5：醤油】

醤油の町小豆島

小豆島の特産品である「醤油」。香川県の醤油の生産量は全国5位（2020年）。
その半数以上が小豆島産だそうです。
小豆島の醤油づくりが栄えた明治時代には400件以上の醤油蔵がありましたが、現在では120件ほどしか残っていません。

「醤油」のはじまり

醤油づくりの起源は約400年前。小豆島へ来島した大坂城築城の採石部隊が
紀州湯浅の醤油を調味料として持ち込んだのがはじまりです。

湯浅の醤油に興味を持った島民が、湯浅にわたり醤油づくりの技法を習得
島に持ち帰り広めたことが始まりとされています。

元々、小豆島をはじめ瀬戸内の各地で塩づくりが盛んに行われていました。
さらに、小豆島は海上交通の要所だったため、醤油に重要な大豆や小麦も簡単に手に入れることができました。

そして何より、醤油づくりに欠かせない麹の発酵に適した温暖な気候であることなど
小豆島は醤油製造における好条件がいくつも揃った土地でした。

こうして醤油づくりは島の主要産業へと成長し、今でも昔ながらの蔵元が軒を連ねています。

小豆島醤油の特徴

小豆島の醤油は「木桶仕込み」で作られています。木桶は乳酸菌や酵母菌などの微生物が生きるのに最適な環境。
これらの微生物は、醤油などの発酵調味料のおいしさを生み出します。

木桶でじっくりと発酵・熟成させた醤油は、芳醇な香りと、まろやかで深いコクが特徴です。
お刺身にはもちろん、煮物、卵かけご飯などにもよく合います。

醤油を使ったご当地グルメ

小豆島のご当地グルメ「ひしお丼」。

ひしお丼とは

・醤の郷（※ひしおのさと）で作った醤油やもろみを使っていること。
・小豆島の魚介、野菜やオリーブなど地元の食材を使っていること。
・箸休めはオリーブか佃煮を使っていること。

　※醤油や佃煮を作る工場が軒を連ねるエリア

この３つが揃ったものが「ひしお丼」です。

お店によって様々な味が楽しめます。
ぜひいろんなお店で食べ比べてみてくださいね。

バニラアイスに醤油をかけるとどんな味になると思いますか？

正解は、「キャラメル風味」になります。

小豆島では「醤油アイス」や「醤油ソフトクリーム」など、醤油を使ったスイーツが食べられます。

醤油の塩味・香ばしさとソフトクリームの甘さが絶妙に広がります。
甘じょっぱい味わいがクセになる逸品！

小豆島にお越しの際はぜひ味わってみてくださいね。

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