【さくら名所100選】村松公園の3000本の桜を老木や病害虫から守りたい
カテゴリー:観光・PR
寄付金額 1,136,000円
目標金額:1,000,000円
- 達成率
- 113.6%
- 支援人数
- 81人
- 終了まで
- 受付終了
新潟県五泉市(にいがたけん ごせんし)
寄付募集期間:2019年5月10日~2019年8月31日(114日間)
新潟県五泉市

五泉市は花のまちとして知られ、春には美しい花の風景を求めたくさんの観光客が訪れます。特に、村松公園に咲き乱れる3,000本の桜は「日本のさくらの名所100選」にも選ばれており、満開の桜の下でゆっくりとお花見を楽しむことができます。公園内には遊具のある広場もあり、家族連れにはおすすめの桜スポットとなっています。
近年村松公園では、老木や病害虫、病気による被害が多数見られるようになり、以前のように美しい桜の花が見られない場所が増えています。昨年老木の多いエリアで実施した桜の状況調査により、約3割の木に対策が必要であることがわかりました。
このプロジェクトにより、桜の木の適切な維持管理を計画的に実施し、市内外から訪れる人が安全に憩い、ふるさとの美しい風景である「村松公園の桜」を将来にわたって長く楽しめるよう公園の桜を整備していきます。
このクラウドファンディングは『ふるさと納税』対象事業です!
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄附ができる制度のことです。控除上限額内の2,000円を越える部分について所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
村松公園の桜の現状
桜の樹勢の衰えの原因は・・・

村松公園は、明治39年10月に日露戦役記念として作られました。
「日本のさくらの名所100選」にも選ばれており、春には3,000本の桜の花が咲き乱れる、桜の名所として市内外の人から親しまれています。


園内には9割を占めるソメイヨシノのほかに、ピンク色の濃い「陽光桜」や希少品種の「穂先彼岸八重桜」も植えられています。
また、広場や遊具もあり、満開の桜の下でゆったりとお花見を楽しむことができ、家族連れにはおすすめの桜スポットとなっています。

しかし・・・
近年は、老木や病害虫、特に「ならたけ病」による被害が多数見られるようになり、樹勢が衰え以前のように美しい桜の花が見られない場所が増えています。


昨年実施した桜の状況調査の結果、調査対象の約700本の桜のうち、土壌条件や立地、誤った剪定方法により約3割の木に対策が必要であることがわかりました。
公園の安全対策と桜の樹勢回復
村松公園を訪れる人の安全と桜の樹勢回復を目指して

今後の対策として・・・
それぞれの桜の木の状態を樹木医が診断したうえで、危険な枝や樹木の伐採を行うなどの安全対策を講じます。
ならたけ病が発生している区域の土壌改良や植栽場所に盛土を行うなど桜の生育環境の整備を行います。
また、状態が良好な桜の木を守り育てるため、適切な剪定を実施します。
一定の間隔をあけた植栽を行い、桜の木の良好な状態を保ちます。
■寄附の使い道
老朽化した桜の樹勢回復のための4ヶ年計画のうち今年度にかかる経費の一部
2019年度 桜樹勢回復業務委託料:378万円
・樹木医の診断
・伐採が必要な樹木の枝落とし、伐採、伐根にかかる費用
※目標金額に達しなかった場合でも、五泉市のこのプロジェクトにかかる事業に財源として充当し、活用します。
また、目標金額以上の寄附を頂いた場合、次年度以降の事業計画のため繰り越して本プロジェクトの費用として活用します。

歴史ある村松公園の桜を次世代へ残すために
桜再生プロジェクトでつながる人と人

五泉市民なら、春になると村松公園に花見に訪れた記憶があると思います。
公園内の遊歩道に沿った記念の森には、市民によって植樹された桜がたくさんあります。
植樹をした人たちの様々な願いや想いを受けて、現在桜は大きく育ち、美しく花開いています。
今は市外に暮らす、五泉にゆかりのある皆さんにとっても、桜の咲く村松公園は忘れられない美しいふるさと風景の一つではないでしょうか。

・桜再生プロジェクトの応援を通じて、五泉市の様々な情報を発信し、五泉市にかかわる人(交流人口)を増やします。
・早急な対応が必要とされる3割の桜に対し、4ヶ年の整備計画を着実に実施することで、公園全体の桜の樹勢回復を目指します。
・公園の危険木を処分、整備をすることで、訪れる人に安心で安全な公園環境を提供します。
・桜の樹勢回復を促し長寿命化することで、桜の名所である村松公園の景観を保ち、観光地としての価値を維持します。
■市民が安全に憩うことができる美しい桜の公園を目指して
計画的に公園の整備を進めます
対象地区をブロック分けし、4ヶ年で整備予定
・2019年:一部ブロック内(車道沿い)にある木の樹木医による詳細診断、伐採、除根
・2020年:落枝危険木の安全対策(大枝の伐採等)
・2021年:一部ブロック内の土壌改良
・2022年:一部ブロック内の盛土による基盤造成、伐採、除根、適正な位置への植栽

事業に携わる方の思い
五泉市商工観光課 馬場 弘栄
■村松公園の桜の現状

村松公園は今・・・
私は村松公園の管理人として約30年、公園の桜の管理に携わってきました。
また、絶滅寸前だった貴重な穂先彼岸八重桜の維持管理も重要な仕事です。
公園の桜の9割はソメイヨシノですが、その寿命は一般的に50~60年といわれています。
手入れ次第では100年以上生きるそうですよ。
村松公園内では、古い木では樹齢70年ともいわれています。
現在は老木が増えたことで、冬季の積雪に耐えられず枝折れする木が多くみられます。
また、根から感染して桜の木を枯らす「ならたけ病」の発生も深刻です。
このような現状の中で、公園全体の桜の樹勢の衰えが問題になり、昨年、老木が多い地区の調査を実施した結果、調査対象の3割に深刻な問題が発生していました。
桜の状態の健全化も大きな課題ですが、このように樹勢の衰えや枝枯れが増える中で、樹木を管理し、訪れる皆さんが安全に憩える公園として継続的に維持することも、もうひとつの課題となっています。
昨年の調査によって判明した結果は、厳しいものでしたが、これから計画的に対策をしていくことで次の世代にもこの美しい風景を残していきたいと考えています。
みなさまのご協力をよろしくお願いします。
樹木医 佐藤 賢一さん
■村松公園の桜を次の世代へ引き継ぎ守り育てるために

穂先彼岸八重桜との出会い
私と村松公園の桜との出会いは、平成5年に村松公園の「穂先彼岸八重桜」の原木の治療に携わったことから始まりました。
この珍しい桜もかつては5本あったものの、不治の病「ならたけ病」に感染して衰弱し、最後の1本が平成24年に後継樹を残して枯れてしまいました。
しかし現在は後継樹が元気に育ち、今年も公園内で美しい花を咲かせています。
「ならたけ病」の怖さは治療法がないこと。菌に侵され、じわじわと木が衰弱していくのです。
昨年老木が多い平地のエリアを調査した結果、ならたけ病に感染した桜が広範囲にみられることが判明しました。
感染は根からなので、地上からは状態が見えません。地下を通して感染していくので、いつ倒れるかわからないのです。
公園はみなさんが利用する憩いの場所ですから、安全対策も大変重要です。
村松公園を次世代に残していくためには来園者への安全対策、ならたけ病への対応、老木の更新が必要です。
私も今までの経験を活かし、村松公園桜再生プロジェクトに携わります。
貴重な「穂先彼岸八重桜」と共に、村松公園の桜を次の世代へ引き継ぎ、守り育てていきましょう。

(一社)五泉市観光協会 川村さん
■村松公園の桜は五泉市のシンボルであり、財産です。

4月の観桜期間中に開催する桜まつりは、桜のライトアップやステージイベント、地元産品の物販を行っており、毎年市内外からたくさんの方が訪れる五泉市の春の恒例イベントとなっています。
(一社)五泉市観光協会では村松公園桜まつりの企画・運営を通し、村松公園の観光PRに係わってきました。
また、現在は五泉市の木である「桜」を目で見て楽しむだけでなく、村松公園に併設する「ごせん桜アロマ工房」の指定管理者として、桜を原料として日常的に使える化粧品や食品の開発、販路拡大を行っています。
このプロジェクトでは、賛同いただける皆様へのお礼の品の提供を通して、五泉の観光資源である村松公園の桜を守り育て、次世代に残すための五泉市の事業を応援します。

寄附者のみなさまへ
五泉市からのメッセージ

村松公園を市民の憩いの場として維持していくため、また公園に咲く桜を次の世代に残していくため、本プロジェクトへのご支援に心より御礼申し上げます。
今回のガバメントクラウドファンディングは、五泉市の課題を解決するため、また五泉市の良いところをもっと知ってもらうため、昨年10月から五泉市に着任した地域おこし協力隊員と五泉市職員が協力して企画しました。
五泉市は自然豊かでおいしい食がたくさんあります。そして何よりも人の温かさが自慢です。
今回取りあげた村松公園は、桜の季節だけではなく、園内には四季折々の花が咲き、秋には桜ともみじの紅葉の風景もまた魅力です。
ぜひ五泉市においでください。お待ちしております。
◆樹木医による桜の木の状態調査が始まりました

6月4日から樹木医による桜の木の状態調査が始まりました。
今回の調査範囲は、公園の中心部、県道沿いの歩道脇です。
調査の内容は、
①根本の状態:根の周りに鉄の棒を差し込んで根の状態を確認
②幹の状態:木槌でたたいて音と感触で確認
③分岐部分の状態確認
根が弱り傾いている木
切り口が崩れて腐り落ちた枝
病気にかかっている木
穴が開いて向こう側が見えてしまった木
村松公園は訪れる人の憩いの場所ですが危険な場所もあるのです。
早急な対応が必要であることを実感しています。

それでも桜は、生い茂る葉で栄養を蓄え、一生懸命来年の花をつける準備をしているのです

来年もまたその次の年も美しい桜を咲かせたい・・・
プロジェクトへの応援よろしくお願いします。
お礼の品をご紹介
桜アロマ工房で抽出した桜エキスを原料に作った「ごせん桜スキンクリーム」
寄附の申込をいただいた方には桜アロマ工房で抽出した桜エキスを原料とした「ごせん桜スキンクリーム」をお送りします。
村松公園内にあるごせんアロマ工房が提供します。
ごせんアロマ工房では五泉市内の八重桜から抽出した天然成分を使用した商品開発を行っています。
また、観光拠点としてパンフレットの配置やアイスクリーム・コーヒーの販売など村松公園を訪れる人の憩いの場となっています。

お礼の品一覧
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2019年09月18日 19:31
目標金額達成の報告と寄附のお礼
本プロジェクトは8月31日を持って、目標金額を達成し終了しました。たくさんの寄附を頂き、誠にありがとうございました。
皆様からの応援メッセージ、本当に勇気づけられました。期待に応えられるよう、プロジェクトを実行してまいります。
目標金額を上回りいただいた寄附金は、本プロジェクト事業費の一部として、活用させていただきます。
6月に実施した樹木医の詳細調査の結果を受けて、公園を安心して利用いただくため、回復不能で危険な木の伐採や落下の恐れのある大枝の除去などの対策を優先して実施することといたしました。
この桜再生事業に関する市民説明会を先日9月9日、村松公園で開催しました。
現地を見ていただきながら市の担当職員や樹木医が桜の現状や今後の対策について説明すると、参加した皆さんからは「今生きている桜も後世のためになんとかしなければ」「こんなにひどい事になっていたとは」「市民を巻き込まないと」などの声があがっていました。
村松公園の桜の再生計画は4年間をかけて取り組みます。
今後とも五泉市を応援いただけますと幸いです!もっと見るまだコメントはありません
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新潟県五泉市

五泉市は、新潟県のほぼ中央、県都新潟市の南東に位置しています。2006年1月1日、隣り合う2つの市町(旧五泉市と旧村松町)が合併し、新五泉市が誕生しました。良質で豊富な水資源に恵まれ、古くから絹織物の産地として知られ、戦後めざましい発展をみたニット産業は、全国的な産地であり、五泉といえば織物のまち、ニットのまちといわれるほど。また、山、川、清流と豊かな自然の恵みの中で農業も盛んです。春には水芭蕉から桜、チューリップ、ぼたんが次々に見ごろを迎え、花々のリレーがまちを美しく彩る花のまちでもあります。こんな五泉の風土が醸し出す四季折々の豊かな自然やおいしい食、そして何よりも五泉市民の温かさに触れてください。
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