地域を守る「消防団」を子どもたちの世代に残すために、活動環境を整えたい!

カテゴリー:まちづくり 

寄付金額 842,100

84.2%

目標金額:1,000,000

達成率
84.2%
支援人数
38
終了まで
25
/ 71

長野県塩尻市(ながのけん しおじりし)

寄付募集期間:2026年1月20日~2026年3月31日(71日間)

長野県塩尻市

プロジェクトオーナー

火災や災害の現場で、地域の安全を支える消防団。しかし近年、団員の減少が深刻化しています。
地域の防災力を未来へつなぐためには、性別や立場に関係なく、誰もが安心して活動できる環境づくりが必要です。
そこで今回、消防団詰所のトイレや更衣室、空調などの環境整備を行うため、ガバメントクラウドファンディングに挑戦します。
今の子どもたちが大人になったときにも、地域を守る消防団が存続できるよう、みなさまの温かいご支援をお願いいたします。

地域を守る「消防団」を子どもたちの世代に残すために、活動環境を整えたい!

火災や災害が起きたとき、地域の安全を支える大切な存在、それが「消防団」です。
サラリーマン、農家、自営業、主婦(夫)など、普段はまったく異なる生活をしている人たちが「自らの地域は自らで守る」という気持ちで集まり、消火活動や救助の後方支援をおこなっています。

しかし今、消防団の団員不足が深刻になっています。地域を守る力を未来に繋ぐためにも、女性でも男性でも、誰もが安心して活動できる環境を整えることが必要だと考えています。

そこで今回、消防団の拠点である「消防団詰所」の環境整備を進めるための活動資金として、ガバメントクラウドファンディングに挑戦することになりました。今の子どもたちが大人になった時、地域の防災の要である消防団が機能していない・・・そんなことはあってはならないと、私たちは考えています。
みなさまのあたたかいご支援をいただけたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。

隣の家に住んでいる人が「消防団員」かも? 全国にある消防団とは?

消防団とは、火災や災害が起きた時に、消防署などと連携して活動する組織です。消防団は全国にあり、市町村単位で消防団が構成されています。団員として活動しているのは、サラリーマン、農家、自営業、主婦(夫)など、まさに地域に暮らすふつうの人たちです。いざというときには、消火や救助、捜索などの後方活動で、地域を支えます。

塩尻市全域を網羅。塩尻市消防団とは?

塩尻市の場合は7つの「分団」があり、さらに39の「部」に分かれて点在することで、広い塩尻市全域をしっかりとカバーしています。地域の安全を見守り、いざというときには、すぐに駆けつけられる体制が整っています。

また、地域に住む人への防火指導や、全国火災予防運動時の「火の用心」の呼びかけなど、日常的な予防活動にも取り組んでいます。

【日常的な活動の一例】

地域の人に、楽しく防災意識を高めてもらうための「しおじり消防防災フェスタ」

小学校や保育園の「出張授業」

「カーンカーン」と鐘を鳴らしながら巡回する「防災広報」

消防署があるのに、なぜ消防団が必要なの?

消防団のルーツは、江戸時代までさかのぼります。町人たちが自分たちの町を守るために立ち上がった「町火消」です。普段は生業に従事し、火災時には消火活動をおこなう組織でした。その後も形を変えながら、戦後の昭和22年に現在の「消防団」となり、市町村長が管理する組織になりました。消防団は「自らの地域は自らで守る」という郷土愛護の精神に基づく、伝統ある仕組みなのです。

「いまは消防署があるのに、どうして消防団が必要なの?」
そんな疑問を持つ方もいるかもしれません。現在のように消防署(常備消防)が整備されたのは、昭和23年。それ以降にも全国的に消防団の存在がなくならないのには、理由があります。

大規模火災や、近年増えている地震や台風、水害などの際には、消防署だけでは人手も時間も足りず、すべてに対応しきれない状況が起こりうるからです。

面積290㎢の塩尻市に対して、消防署は2つしかない!

塩尻市は「松本広域消防局」に管轄されていて、市内には塩尻消防署と広丘消防署の2つの消防署があります。(楢川地域などの一部地域では木曽広域消防とも連携しています。)しかし、塩尻市は面積290㎢と広く、約76%が山間地。現場までの距離や地形の影響で、消防の車両が到着するまで10分以上かかる地域も少なくありません。迅速な対応ができないことも十分に考えられます。

そのため、被害を抑える初期消火は、地域に住んでいる消防団員に期待されています。放水まではできなくても「消火栓がここにある」と分かっている消防団員の手によって、消火のための水の確保がなされていれば、消防署による放水までの時間を短縮することができます。また「火元には〇〇さんが住んでいる」などの情報が分かれば、消防署による救助活動に役立ちます。

そして塩尻市には、宿場町としての歴史が色濃く残っています。なかでも奈良井宿は、木造の建物が軒を連ね、江戸時代の面影をそのまま残す地域として「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。美しい景観が評価される一方で、木造建築が密集するがゆえに、大火のリスクが高いとも言われています。

それでもこの風景が今日まで受け継がれてきた背景には、地域の方々が長い年月をかけて守り続けてきた努力と想いがあります。

災害では、初動対応の重要性が高く、被害を最小限に抑えるカギとなります。
地域に住み、土地勘を持っている消防団員の存在が欠かせないのです。

団員数が減少する消防団。活動する環境を整えたい!

地域を守るために真っ先に駆けつけて支えてくれる消防団員。しかし今、消防団員は年々減ってきています。高齢化や人口減少、消防団の活動の認知不足など、さまざまな理由が重なり、成り手不足が課題となっています。

地域を守る力を途切れさせないためには、男性でも女性でも、誰もが安心して活動できる環境を整えることが必要だと考えています。

これまで、消防団活動の多くは男性が担ってきましたが、塩尻市消防団では女性団員も増えてきています。平成29年に1人目を迎えて、今では塩尻市の女性団員は5人となりました(音楽隊を除く)。入団の問い合わせも多くなっていて機運も高まっています。

しかし現状では、女性が安心して活動できる環境が十分とは言えません。特に「更衣室問題」は大きな課題です。現在、女性専用の更衣室がなく、消防活動服に着替えるためのスペースが確保されていません。塩尻市では、消防団の拠点となる全38箇所の「消防団詰所」(北小野分団は1・2部合同の詰所使用のため)の改装を進めています。

寄付金の使い道

今回のクラウドファンディングでご支援いただいた資金は「消防団詰所」の環境整備に活用させていただきます。
2025年度にはトイレの改装に着手予定。その後は、女性の更衣室、女性専用トイレ、エアコンなどの整備や消防資機材の購入をさせていただきたいと考えています。男女問わず、団員が活動しやすいような環境整備が目標です。

・目標金額を達成できなかった場合、目標金額を超えた場合でも、皆様から寄せられました貴重な寄付金は、本プロジェクトに活用させていただきます。

消防団で活動する女性団員

Y・Aさん

東京から塩尻に移住してから「消防団」という存在を知りました。知らない地域で「知り合いが増えれば嬉しいな」と思って入団し、今では私のことや、子どものことを名前で呼んでくれる人が地域に増えました。この関係性を築けたことは、この町で暮らしていく上ですごくありがたいことですし、心強いです。

女性団員であることや、小さい子どもがいるという点で、皆さんと同じような活動ができずに、歯がゆい気持ちもあります。しかし避難所や広報活動において、女性視点や、母親目線みたいなところを活かせるのではないかと思っています。「地域を支えられるような活動ができたらいいな」と思っています。

M・Kさん

就職を機に、消防団に入団しました。消防署で働く父に「これからの地域には、女性ならではの視点で活動できる女性の消防団員が必要だよ」と、背中を押してもらったのがきっかけです。火災予防の広報活動や、防火設備の点検、訓練などの活動に参加していくなかで、地域で知り合いが増えていったことは嬉しかったです。

火災時の出動では、消防署の後方に付いて消火活動をおこなったことがあります。地域の消火栓を消防隊に案内して、水の確保に努めました。私は生まれ育ったこの地域が好きですし、有事の際には、地域のために動ける役割を持てることが、やりがいにも繋がっています。

地域の消防団を支える人たち

塩尻市総務部危機管理課 消防係 古厩 絢(ふるまや じゅん)

私は松本広域連合で消防職員として約20年働き、多くの現場を経験しました。現場では、消防団がいてくれたから対応できたという場面がいくつもありました。例えば地域に住む消防団員は、地域の情報を詳しく知っています。火災の際は水の確保や、近所に誰が住んでいるか把握しているので、逃げ遅れがいないか迅速に確認をしてもらうなど、多くの場面で助けられました。消防団員がいなければ、被害は拡大していたでしょう。

そして令和6年度から、私は塩尻市役所に派遣となり、塩尻市消防団の団員と関わる時間が増えました。消防団員に話を深く聞いていくと「自分がいる地域は自分たちで守る」という地域愛や防災に対する向上心など、強い想いを知ることができました。

さらに、より革新的な活動がなされていることも知りました。通常の活動の傍ら「消防団活動を知ってほしい」という一心でインスタグラムで発信をおこなう団員や、自身の暮らす地域に根ざして男性と変わりなく活躍する女性団員など、地域のために素晴らしい雰囲気で、男女関係なく活動していることに感銘を受けました。

消防団員の減少というのは、全国的な課題となっています。塩尻市役所でも、認知度向上や未来の消防団員育成のため「しおじり消防防災フェスタ」や小学校での「出張授業」をしています。しかし、その企画と並行して、より良い施設づくりや環境整備が急務となっています。

今の子どもたちが大人になった時、地域の要である消防団が機能していない…。そんなことは絶対にあってはなりません。私ができることは、どんなことでもチャレンジをしていきます。

今の団員のためだけではなく、未来の団員のためにも、皆様の力を貸してください。

塩尻市長 百瀬 敬(ももせ たかし)

私は平成5年から平成28年までの23年間、塩尻市消防団の楢川分団第3部に所属し、最後は部長を務めました。楢川地区は、重要伝統的建造物群保存地区にも指定される奈良井宿をはじめとした宿場町の様相を残す地域である一方で、豪雨時には大規模な土砂災害が発生するおそれのある、自然の厳しさとも隣り合わせた地域です。団員として活動していた当時を振り返ると、豪雨時には被害を少しでも抑えるために、保育園の砂場の砂を使って土のうをひたすら作り続けたことが、今でも強く印象に残っています。

消防団は、塩尻市の安心・安全を守る大切な存在です。顔の見える距離で地域を見守る、まちにとって欠かせない心強い支えとなっています。特に超高齢化社会へ向かう昨今、人々の関係が希薄となるなかで、消防団を中心とした地域の助け合いの力は、ますます重要になっていくと感じています。現在活動している団員の皆さんには、平日の仕事や家庭、そしてそれぞれの立場を調整しながら消防団としての役割を果たしてくださっていることに、心から感謝しています。ご自身の安全と健康をまずは第一に、活動していただきたいと思っています。

そして、近年は消防団の在り方も多様化しています。かつては男性中心というイメージが強かった消防団ですが、今では女性団員も増えて、新しい活躍の幅が広がっています。こうした変化に合わせて、男女問わず詰所をより使いやすく整備し、進化する消火機材や救助器具の充実なども進めていきたいと考えています。

クラウドファンディングにご協力いただく皆さまの想いは、地域の防災力を確実に高めるよう使わせていただきます。温かいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

地域のために活動している団員の活動環境を整えることで、次の入団にも繋げていきます。塩尻市を未来に繋ぐため、そして消防団員を男女問わず増やしていくために…。みなさんの寄付によって塩尻市消防団の全体の士気を上げていきます。みなさんのご協力をお願いいたします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

お礼の品一覧

現在進捗情報はありません。

長野県塩尻市

塩尻市(しおじりし)は、松本盆地の南端、長野県のほぼ中央に位置し、幹線が交差する交通の要衝です。

市内には信濃川水系と天竜川水系の各河川が流れ、塩尻峠と善知鳥峠、鳥居峠は、太平洋と日本海への分水嶺となっています。
北アルプス、鉢盛連峰、東山・高ボッチ山、さらには中央アルプスの山並みを背景に田園風景が広がる、清浄な水と緑に囲まれた歴史あるふるさとです。

特産のぶどうが生み出すワインは世界にその名を知られ、平出遺跡は太古の歴史を語りかけてくれます。
奈良井宿の町並みや木曽漆器が歴史と伝統を感じさせ、おもてなしの心を今日に伝えています。

基幹産業の製造業は、市内に、最先端の技術、人材、拠点施設等が集積し、高い製造品出荷額を誇るなど、市内産業を牽引しており"ものづくり"のまちでもあります。