石炭積み出しのまち室蘭に、SLの雄姿を輝かせたい!

北海道室蘭市 北海道室蘭市

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寄附募集期間:2018年12月17日~2019年3月15日(89日間)

寄附金額
1,206,127
支援人数
94
達成率
120.6%
目標金額
1,000,000円
終了まで
57日 / 89日

北海道室蘭市

プロジェクトオーナー

「ものづくり」のまち室蘭。その歩みは、石炭の積出し港として始まります。道央部の産炭地から鉄道で運ばれ、本州に積出された石炭は、戦前・戦後の日本の近代化と復興を支えました。
これを地元で象徴するのが、戦前に道内で造られ、石炭を運びつづけた蒸気機関車D51560号(デゴイチ)。昭和50年その役目を終え、室蘭で保存されてきました。
室蘭市では、平成31年夏頃、まちのあゆみを示すこのD51560号を、現存する道内最古の木造駅舎で、国の登録有形文化財「旧室蘭駅舎」の横に移設します。旧室蘭駅舎と合わライトアップし、鉄道資源として活用するためご支援をお願いします。

北海道室蘭市

室蘭市は、北海道の南部に位置しています。明治以来の伝統を持つ製鉄・製鋼業を中心とする重化学工業、近年では水素エネルギーなど環境産業にも取り組む「ものづくりのまち」です。また天然の良港で、外洋側には起伏に富む景勝地の数々や、イルカ・クジラウォッチング、ハヤブサ・鳴り砂など豊かな自然も数多く残されています。近年では、「室蘭やきとり」・「カレーラーメン」といった地元ならではのグルメ、あるいは湾内の工場群の夜景観光もお楽しみいただけます。ぜひお越しください。

GCFプロジェクト進捗情報一覧

  • 目標金額達成の報告と引き続きの応援のお願い

    2019年01月09日 10:00

    12月31日、本プロジェクトの目標金額100万円を達成いたしました。
    たくさんのご寄附をいただき、誠にありがとうございました。
    また皆様からの心温まる応援メッセージ、重ねて感謝申し上げます。
    皆様からいただいたご期待に応えられるよう、プロジェクトを実行してまいります。

    お礼の品については、皆様にお届けできるまで、いましばらくお待ちください!

    目標金額は達成しましたが、3月15日までご寄附を受けつけしております。
    目標金額を上回っていただきましたご寄附については、本プロジェクト事業におけるSL本体の補修や塗装に、活用させていただきます。
    引き続きの応援、お待ちしています!

蒸気機関車をまちづくりの資源に

石炭と鉄道で発展したこの地域の歩みを見直す

昭和30年頃の室蘭港の石炭ヤード

北海道南部に位置する室蘭市は、「ものづくりのまち」として現在知られています。

この発展の端緒は、北海道内でもいち早く鉄道が敷かれたこと。北海道の内陸部で採掘された石炭が鉄路で運ばれ、天然の良港であるここ室蘭から、船で本州に移出されたのです。

最盛期には、本州向け道内炭のおよそ6割が、室蘭から移出され、日本の近代化や戦後の復興を支えてきました。これにより地元は石炭積出し港として大いに発展。また製鉄・製鋼からなる重化学工業が勃興・発展する素地を培ってきました。

こうして石炭積出し港、製造業のまちとして発展した室蘭ですが、石油へのエネルギー転換や、産業構造の変化により、最盛期・昭和44年には18.3万を超えた人口が、現在8.5万人に減少し、都市再生が大きな課題となっています。

こうした課題に対し、鉄道と石炭により発展してきたこの地域の歩みを、住民が見つめ直し、地域資源として活用してゆくことこそが、今後のまちづくりにおいて必要と考えています。

このため、戦前から石炭輸送に使われ、その後室蘭で保存されてきた蒸気機関車D51560号を、北海道内最古の木造駅舎である「旧室蘭駅舎」そばに移設し、ライトアップなどを行い、地域の歩みを示す地域資源として一体的に活用することにいたしました。

この蒸気機関車D51560号を移設・ライトアップし、地域の歩みを象徴する資源として活用する事業について、多くの皆様のご支援をお願いいたします。

 

「石炭積出し港」室蘭のあゆみをまちづくりの核に

蒸気機関車を移設し、ライトアップ

D51560号

D51560号は、昭和15年北海道内で製造された貨物輸送用の蒸気機関車(デゴイチ)です。この蒸気機関車は、長年石炭運搬のため北海道内各地を運行し、昭和50年から旧国鉄OBの方達のご協力のもと室蘭で保存されてきました。室蘭市では、石炭積出し港として発展したこの地域の歩みを象徴する地域資源として、このD51560号を今後も保存し、また活用してゆくこととしました。

そのためには、この地域にあるもう一つの鉄道資源、北海道内最古の木造駅舎で、国の登録有形文化財として知られる「旧室蘭駅舎」横の公園に移設することにしました。このため、平成30年度には、地域住民によるワークショップを行い、D51560号や旧室蘭駅舎を、今後もかけがえのない地域資源として活用するためには、どのような取組みが必要か議論を重ねてきました。そして、D51560号を移設した先が、多くの方が集える場となるよう、鉄道展示や遊具など、周辺を一体的な整備を行う計画でおります。

ワークショップ実施状況

D51560号の実際の移設は、平成31年の夏頃に行い、その後、上屋などを整備し、同年10月頃に公開活用を開始する予定です。そして、公開活用の効果を高めるため、車両の移設だけではなく、上屋照明を活用して、旧室蘭駅舎と一体的なライトアップを行い、地域の鉄道資源としてPRして参りたいと考えております。このライトアップについて実現したく、このたび全国の多くの皆様のご支援をお願いする次第です。

 

鉄道による地域の歩みを、自らのものとして

SLや旧駅舎に多くの人が集う

旧室蘭駅舎とSL移設先の公園

鉄道とそれにより運ばれる石炭をもとに発展してきた室蘭の面影は、その後の町並みの変化により薄らいできました。今日では、地元の人でも年配の方しか港に石炭が山積みだった光景を知らないのが実情です。

D51560号という鉄道資源を移設し活用を行うことにより、地元にすむ人にとっては、自分たちが住む地域の歩みそのものを、自らのアイデンティティーの一部として再構築することを促し、後の世代にも継承することが可能となります。

そして、蒸気機関車を移設し整備する公園や旧室蘭駅舎を一体として、多世代が集える場として整備することにより、地域社会の新たな活動拠点・交流拠点となり、多世代交流や地域の住民活動を促進すると期待されます。

さらには外部からいらした方にとっては、鉄道と石炭を鍵とする室蘭地域の歩み、そしてそれらが日本の近代化・復興を支えた意義を知り、その象徴と言えるD51560号と旧室蘭駅舎を実見できる場となることから、交流人口の増加が期待されます。

これらの一連の効果により、地域の活性化に大いに寄与します。

■平成31年秋の公開を目指して

地域の声を反映し、皆が集う場として整備

【2018年】
室蘭市まちづくり協議会(住民参加のワークショップ)

【2019年】
夏頃:D51560号の移設
10月:上屋等の竣工・公開活用(ライトアップ含む)開始

地域の声を反映し、皆が集う場として整備

 

事業に携わる方の思い

室蘭市長 青山 剛

■今こそ、まちの歩みをこれからのまちづくりに

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道内の他地域出身の私は、大学進学を機に室蘭の住民になりました。
室蘭は、明治以来のものづくりのDNAが息づく工業港として知られていますが、外海岸の景勝地が共存する美しい港まちです。

本州への石炭の積み出し拠点、製鉄・製鋼をはじめとした重化学工業の発展と、明治期以降の日本の近代化・発展を支えてきた地域ですが、戦後、産業構造の変化などから、長年人口減少や地域の衰退に悩まされてきました。

私は、だからこそ、室蘭地域が鉄路によって発展してきて、今に至るものづくりなどの産業を生み出してきたこと、そしてそれらが日本全体の歩みの中で大きな役割を果たしてきたこと是非PRしたい。そのためのまちづくりの核、地域のアイデンティティとなるのが、鉄道をもとに発展してきたこの歩みを象徴するD51560号と考えています。

道内最古の木造駅舎「旧室蘭駅舎」とともにこのSLに新たな光を当て、地域の方が集う交流拠点、また外部の方も訪れる場になるよう取り組んでまいります。全国の皆様からのご支援をお願いいたします。

SL保存室蘭機友会 村田 芳明さん

■長年触れてきたデゴイチを、より多くの方に知ってもらいたい

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若い頃から、蒸気機関車の機関士として、SLに携わってきました。

工業高校を卒業して当時の国鉄に就職。機関士の学校に通って、道内各地でSLを運転してきました。このD51 560号も実際に運転したことがあります。

石炭貨車を何両もつらねたSLの運転は、旅客とは違う難しさもありました。
このデゴイチが現役を退き、昭和50年に室蘭で保存されるようになってから、国鉄OBの先輩方が毎月のメンテナンスを行ってきました。思えば40年あまりになります。私も途中から参加し、今に至っています。

このたび旧駅舎にSLを移すのをきっかけに、室蘭の港では常に石炭が山積みだったことなど、これを機に若い人たちにも知ってもらいたいと思います。
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室蘭観光協会 仲嶋事務局長

■室蘭の歴史の1ページに触れてもらいたい

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いま、近代北海道を築く基となった3つのエリア(空知・室蘭・小樽)を、石炭・鉄鋼・港湾・鉄道というテーマで結ぶことにより、人と知識の新たな動きを作り出す「炭鉄港(たんてつこう)」取り組みを進めています。

日本の近代化を支えた北海道の石炭。その積み出し港として栄えた小樽と室蘭は、早くから鉄道が敷かれ、人と物が行き交っていました。その後、室蘭では近代的な製鉄業が興り、北海道を代表する工業都市として発展してきました。

その室蘭の発展を支えた大動脈である鉄路を駆け抜けたD51が、北海道最古の木造駅舎である旧室蘭駅舎の横に移設されます。旧室蘭駅舎にも、鉄道資料や炭鉄港の中の室蘭を学べる展示を充実させて行く予定になっています。

D51の勇姿とともに、室蘭発展のストーリーに是非触れていただきたく思っています。

皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

 

住民の声

平林紙店 平林 滋明さん

■まちの歩みを、今こそかけがえのないものとして

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地域で店を経営していますが、住民の高齢化、商店街の空洞化などを肌で感じています。

地元の商店会などで力を合わせ、色々な取組みをしてきましたが、なかなかこの流れを変えるのは難しいというのがこれまでの実感でした。

今回、蒸気機関車の移設に感じたのは、歴史を元にした取組みの魅力。私の店も、創業から100年を迎えましたが、鉄道・石炭・ものづくりで代表されるこの地域で長く育んでいただきました。歴史とは地域に根ざすかけがえのないもの。そこに住む人間として、まちの歴史を感じてゆけることが必要なのだと思います。

今年のSLワークショップに、私も携わりました。地元では44年ぶりとなる蒸気機関車の移設をどのように室蘭のまちづくりに生かせるのか、中学生ぐらいから年配の方まで、多くの方が参加してくれ、熱心に議論を交わす姿に、私もこのプロジェクトの可能性を改めて感じたところです。

 

ご支援してくださる皆様へ

室蘭市からのメッセージ

D51560号の毎月のメンテナンスに参加しています

鉄道と石炭をもとに発展してきたこの室蘭は、現在産業構造や社会の変化により人口減少が進んでいます。このような中、室蘭の歩みそのものを、地域資源として活用するこのプロジェクトにご支援いただき、心よりお礼申し上げます。

蒸気機関車・旧室蘭駅舎はもとより、工場群が密集する湾内の景観、またそれと対照的な外海岸の豊かな自然、これらはいずれも室蘭地域の宝です。是非室蘭市に足をお運びいただければと存じます。

 

記念品ご紹介

SLと旧室蘭駅舎オリジナルペーパークラフト(サンプル)
SLポストカードセット(イメージ)

・SLポストカードセット (1,000円以上のご支援に対し)
・SLと旧室蘭駅舎オリジナルペーパークラフト (3,000円以上のご支援に対し)
・刻銘版への芳名記載 (10,000円以上のご支援に対し)
・SL再塗装における「仕上げの一塗り」権 (30,000円以上のご支援に対し)

【注意事項】

*ポストカードセットなどの発送時期は、移設等が完了した平成31年10月以後を予定しております。