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桜が消失のピンチ!! クビアカツヤカミキリから足利市の桜を守る 「足利桜守りプロジェクト」

カテゴリー:自然・環境 

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寄付金額 25,000

1.2%

目標金額:2,000,000

達成率
1.2%
支援人数
3
終了まで
89
/ 90

栃木県足利市(とちぎけん あしかがし)

寄付募集期間:2025年9月26日~2025年12月24日(90日間)

栃木県足利市

プロジェクトオーナー

特定外来生物クビアカツヤカミキリにより市内の桜約2,600本が深刻な被害を受け、経年被害により衰弱枯死し、毎年約200本の伐採が進んでいます。
こうした中、本市では、薬剤防除によりクビアカツヤカミキリの駆除を進め被害の軽減に努めているところです。こうした桜環境保全のため寄付を募るものです。

足利の桜が消失の危機!

現在、市内におけるサクラ、ウメ、モモ等バラ科樹木が、特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の深刻な被害にあっています。
本市においても薬剤駆除と物理的駆除を積極的に進めているところですが、年々被害木の衰弱が進んでいる状況です。

クビアカツヤカミキリによる枯木被害
被害木の根元に溜まったフラス(木くずと幼虫のフンが混ざったもの)
被害により消失した桜並木(被害前)
被害により消失した桜並木(被害後)

クビアカツヤカミキリとは

本種は中国を原産とし、ロシア・朝鮮半島・ベトナムに分布しています。日本には、輸入貨物の梱包材に紛れて持ち込まれたと考えられています。
主にサクラ・ウメ・モモ等のバラ科樹木に寄生し、樹木の養分を吸収して衰弱させ、やがては枯死させてしまいます。メス1匹が産む卵は400個から多いときには1,000個に及び、広範囲にわたりサクラなどの樹木へ産卵・寄生を繰り返すため、環境や生態系に深刻な影響を及ぼします。

こうした被害の大きさから、平成30年1月に国により「特定外来生物」に指定されました。
※特定外来生物:外来生物のうち、生態系や人の生命・身体、農林水産業に被害を与えるものとして指定された生物。

足利市の取り組み

『成虫対策』

・脱出予定孔の閉塞処置
成虫の拡散を防ぐため、成虫が出てくる予定の穴(=脱出予定孔)にネット資材等を詰めて物理的に塞ぐ処置を実施。
令和6年度実績:8,161孔

・市民ボランティアとの協働駆除
市民防除ボランティア「クビアカみっけ隊」と連携し、物理的駆除を実施。
令和6年度実績:4,565匹

・一斉駆除イベントの実施
成虫発生ピークに合わせ、令和6年6月28日に足利市総合運動場で駆除イベントを開催。
令和6年度実績:参加者66名、捕獲数110匹

・薬剤散布による成虫駆除
被害密度の低減を目的に、産卵源となる成虫の駆除に特化した薬剤散布を実施。
令和6年度実績:4,977本

・樹皮コーティング散布
成虫の産卵阻害を目的とした処理を実施。
令和6年度実績:10本

『幼虫対策』

・薬剤散布・注入による駆除
被害域の縮小を目的とし、被害木に薬剤を散布・注入して幼虫を駆除。
令和6年度実績:991本

『危険被害木の対応』

・市有地での伐採処分
令和6年度実績:49本

・民有地での伐採補助
令和6年度実績:95本

『新規防除法の開発・実装』

・高密度防草シートによる拡散阻害
令和6年度に開発、令和7年度から実装。
令和7年度実績:118本

・樹勢回復を兼ねた不定根誘導防除法の推進
令和6年度実績:サクラ3本、ハナモモ1本

『より効果的な防除手法の検討』

・生物農薬を用いた幼虫駆除手法:1種
・成虫の産卵抑制(忌避)手法:3種

『研究機関との外部連携』

・令和6年度実績:研究機関・研究者4件、薬剤業者2件

足利市のサクラを守るための重点防除策

成虫(産卵源)を徹底的に駆除することは、被害の拡大を抑え、既存の被害木がさらに悪化するのを防ぐために欠かせません。
しかし近年は、温暖化による猛暑の影響も重なり、経年被害を受けたサクラが一斉に衰弱・枯死する深刻な状況が続いています。

このような状況を踏まえ、本市ではサクラ環境を守るため、次の3つを重点施策として取り組んでいます。

1. 成虫(産卵源)の徹底駆除

薬剤散布や物理的駆除を組み合わせ、成虫を根本から減らします。

2. 被害木の樹勢回復措置

経年被害を受けたサクラに対し、施肥や防草シートによる被覆、剪定などを行い、樹勢の回復を図ります。これは足利市独自の防除法として推進しています。

3. 衰弱・枯死木の伐採整理

著しく衰弱し回復が見込めない、または枯死して繁殖源となるサクラは、落枝や倒木による人的被害の防止も含めて順次計画的に伐採・整理し、守るべきサクラに防除資源を集中させます。

足利市が独自に進めている防除を兼ねた防草シートの被覆

以上3点の対策を徹底することで、市内のサクラを守り、被害の軽減に努めてまいります。

これらの事業を着実に推進するために、皆さまからのご寄付を活用させていただきます。

足利市の美しい桜を守るため皆様の寄付をお願いします

桜は日本の四季を彩る貴重な花見文化の象徴です。足利市内のそうした花見文化を後世まで残すため、皆様からの貴重な寄付をお願いします。

※目標金額を達成できなかった場合や、目標金額を超えた場合でも、皆様からいただいた貴重な寄付金は、本プロジェクトに活用させていただきます。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

お礼の品一覧

現在進捗情報はありません。

栃木県足利市

足利市(あしかがし)は、栃木県南部に位置し、東京から北へ80キロメートルほどの位置にある、歴史と文化の香り高いまちです。北部を足尾山地の緑に囲まれ、南部には関東平野が広がり、中央部には渡良瀬川の美しい流れがあります。
日本遺産に認定された日本最古の学校「足利学校」や、国宝「鑁阿寺」、米国CNNによる「世界の夢の旅行先10カ所」に選ばれた「あしかがフラワーパーク」などの歴史的な建造物や観光資源も数多くあり、多くの観光客で賑わいます。
産業では、古くから織物のまちとして知られ、現在も新たな視点で織物産業の活性化を図ろうとする事業者が多くいます。また、アルミや自動車部品、プラスチック工業などを中心に、総合的な商工業都市となっています。
年間を通じた日照量の多さと肥沃な土壌のおかげで、市内全域で生産される農産物も自慢のひとつで、栃木県産いちごの発祥の地でもあります。