「書のまち春日井」、春日井が誇る書の文化を全国に発信したい!

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 173,000

17.3%

目標金額:1,000,000

達成率
17.3%
支援人数
9
終了まで
74
/ 90

愛知県春日井市(あいちけん かすがいし)

寄付募集期間:2025年10月7日~2026年1月4日(90日間)

愛知県春日井市

プロジェクトオーナー

「書のまち春日井」、春日井が誇る書の文化を全国に発信したい!
本市は、三跡の一人である小野道風(おののとうふう)の生誕地と伝承されており、書道が盛んなまちです。
毎年開催する「小野道風公奉賛全国書道展覧会(通称、道風展)」には、小学生から高齢者まで幅広い年代の力作が全国から集まっています。
これからは、この道風展を市だけではなく全国の書道を嗜む方や愛する方の支援を頂きながら開催していきます。
皆様あたたかいご支援をよろしくお願いします。

小野道風

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小野道風(894年から966年)は、平安時代中期を代表する能書(書の上手な人)です。
小野道風の家系、小野氏は遣隋使で有名な小野妹子を祖先として、岑守・篁・美材等の学者や能書を輩出した名族でした。
幼いころから字が上手だった道風は、書をもって宮廷に仕え、数々の輝かしい業績を残しました。
道風の日本書道史上における功績を一口で言えば、それまでの中国の書の模倣から脱して、日本の風土や日本人の感性にあった書を創始したことです。その優美な書は和様の書と呼ばれ、道風とともに三跡と称される藤原佐理に受け継がれ、藤原行成によって大成され、その後の日本書道に大きな影響を与え続けました。

これからも書道文化を守り伝えていくために

 これからも書道文化を守り伝えていくため、全国から多数出品される伝統の道風展、そして「書のまち春日井」を全国に発信していきます。
 皆様のあたたかいご支援をお願いします!

書のまち春日井の取組み

平安時代の三跡のひとり、小野道風は、古くから春日井で生まれたと言い伝えられています。 
その真偽は明らかではありませんが、春日井の人々はそれを信じ、誇りにしてきました。そして、「とうふうさん」と呼び親しんで、自然に書道の盛んな土地柄になりました。
春日井市では、この文化的伝統を大切にして、「書のまち春日井」をキャッチフレーズにし、道風記念館の事業、全国公募の書道展である道風展の開催など、書道文化の振興に力を入れています。

「道風展」~伝統ある若手書家の登竜門~

道風展は、小野道風の偉業を讃え昭和24年より始まった伝統ある全国公募の書道展です。
一般部、学生部ともに全国からあわせて約6千点の作品が寄せられ、書道愛好家の鍛練の場、書道教育の振興の場として書道という日本の伝統文化の裾野を広げる役割を果たすだけでなく、明日の書壇を担う逸材を輩出する登竜門の役割も果たしています。

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VR(バーチャル・リアリティ)「道風展」の開催

道風展終了後も約1か月間、誰でも、無料で気軽に道風展を鑑賞できますよう、スマートフォンやパソコンで閲覧できる「VR道風」を開催しています。
自分がギャラリーの中にいるかのように歩き回り、360度見まわしながら、お気に入りの作品をゆっくりご覧いただけます。

【今年の公開期間】
2025年10月26日(日)~11月30日(日)

書道科の導入

幼い頃から筆に親しんでもらうことを目的に、市立小学校では全学年で書道の授業を実施。「とうふうさんのように字がうまく書けるように」と小学1年生も筆を持ちます。全国的にも珍しい「書のまち春日井」の独自の取り組みです。

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書道を気軽に体験できるさまざまなイベントを随時開催

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公共施設の文化フォーラム春日井や市内の商業施設などで、誰もが気軽に書道を体験できるイベントを、1年を通じて開催しています。

書道パフォーマンス

春日井まつりでは、愛知県内外の高校や大学の書道部などが、パフォーマンスや作品の出来ばえを競い合う「Kasugai ザ 道風」を開催。このほか、「書のまち春日井」の魅力を知ってもらうため、市内外のイベントで市内高校書道部がパフォーマンスを披露しています。

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わ〜く書っぷ(書家派遣事業)

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書の面白さを体感してもらうため、市内外で活躍する書家を地域に派遣しています。
“お習字”や学校の授業では味わえない書の魅力や奥深さに触れ、「楽しかった」「新しい発見があった」といった声が参加者から上がっています。

道風記念館

春日井市には、古くから小野道風の誕生伝説があります。南北朝時代に記されたと思われる書の奥義書『麒麟抄』を最古とし、『塩尻』(天野信景著)など、いくつかの資料にみられます。文化12年に尾張藩の学者、秦鼎の撰文によって建てられた小野朝臣遺跡碑によると、18世紀末には、この土地で道風生誕が信じられ、顕彰活動がおこなわれていたことが知られます。

春日井市では、書聖小野道風の偉業をたたえ、末永く後世に伝えたいと、昭和56年11月1日、道風誕生の地と伝えられ、小野朝臣遺跡碑の建つ松河戸町に春日井市道風記念館を開館しました。全国的にも数少ない書専門の美術館として、また書道史の研究施設として、書道文化の一層の向上発展に貢献することを目的とした事業を展開しています。

館内の様子

寄附金の使い道

皆様からいただいた寄附金は、道風展の次の事業に活用させていただきます。
・ 入賞作品をはじめとする展覧会の開催
・ 市内の各施設に作品の展示を行う「巡回展」の開催
・ 全国の方にVR(バーチャルリアリティー)で展示の様子をお伝えする「VR道風展」の実施

※目標金額を達成できなかった場合も、また目標金額を超えた場合でも、皆様から寄せられました貴重な寄附金は、本事業に活用させていただきます。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

現在進捗情報はありません。

愛知県春日井市

春日井市は、名古屋市に隣接する人口約31万人のまちです。鉄道・道路・空港などの充実した交通網と快適な都市基盤を備えるほか、豊かな自然に恵まれ、“まちと自然がちょうどいい”暮らしやすいまちです。
さらに「子はかすがい、子育ては春日井」を推進し、“子育て支援のさらなる充実”に取り組んでいます。

*サボテンのまち*
春日井市のサボテンの歴史は、昭和28年頃の桃山地区、「緋牡丹」という真っ赤なサボテンに魅せられ、もも・りんごなどの果樹栽培の副業としてサボテン栽培を始めたことに始まります。転機は昭和34年、伊勢湾台風により果樹園が壊滅状態になり、これ以降、サボテン栽培を主体に切り替え、全国の栽培者がまねのできない実生づくりによる一大サボテン生産地となりました。

*書のまち*
平安時代の三蹟のひとり、小野道風は、春日井で生まれたと言い伝えられています。春日井の人々はそれを誇りにしてきました。そして、「とうふうさん」と呼び親しんで、自然に書道の盛んな土地柄になりました。