650年以上前から続く伝統を次の世代へ!「火伏の虎舞」山車復活プロジェクト

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 1,253,500

62.6%

目標金額:2,000,000

達成率
62.6%
支援人数
39
終了まで
60
/ 85

宮城県加美町(みやぎけん かみまち)

寄付募集期間:2025年8月8日~2025年10月31日(85日間)

宮城県加美町

プロジェクトオーナー

【650年以上前から続く宮城県加美町中新田地区に伝わる伝統行事「火伏せの虎舞」に欠かせない山車の修繕を行います】
毎年4月29日は地元住民が一年で一番活気づく「初午まつり 火伏せの虎舞」が行われる日です。朝早くから子どもたち扮する虎が、火災防止・家内安全を祈願し家々をまわり舞を披露します。そこに欠かせないのが3台の山車の存在です。この山車3台を老朽化に伴い修繕することになりました。高額となるため、皆様のお力をお借りできないかと今回のプロジェクトを立ち上げました。

650年以上前から続く伝統行事 初午まつり「火伏せの虎舞」

毎年4月29日開催の「初午まつり」

加美町中新田地区では、毎年4月29日に、「初午まつり」が開催され、伝統芸能である「火伏せの虎舞」が披露されるほか、花飾りなどで彩られた3台の山車が地元の小学生に引かれ、地区内を練り歩きます。町内外から4万人を超える多くの見物客で賑わう、町内の一大イベントとして定着しています。

祭りの起源

雲は竜に従い、風は虎に従う

約650年前、北西の強風が吹き荒れ、大火に見舞われることがあった中新田地区の当時の城主が、「雲は竜に従い、風は虎に従う」といった中国の故事にならって、稲荷明神の初午まつりにおいて、虎の威を借りて風を鎮めることで、火伏せを祈願したことが祭りの起源といわれています。

受け継がれてきた伝統

その後は、城下町の火難防止と繁栄策として取り入れ、当時の火消しが「花ばれん」や造花で飾られた山車を引きながら町を練り歩き、家々で虎舞を舞い火伏の祈願をするという今の祭りの原型が完成し、現代まで受け継がれてきました。

加美町の春、少年たちは虎になる

火災防止の願いを込めて

虎に扮するのは地元の中学生たち。練習を重ね、祭り当日は2人一組で虎に扮して家々を回りながら伝統の舞を披露し、火災の防止や家内安全を祈願します。

青空の下、躍動する虎たち

花楽小路商店街では、高屋根に上った虎たちが、笛の音と勇壮な太鼓の囃子に合わせて舞を披露。その迫力に、大勢の観客からは大きな拍手が巻き起こります。

これからも続けていきたい!少年たちの思い

高校生になったら太鼓、社会人になったら消防団に入り虎舞を続ける人もおり、長い伝統が地域の中で受け継がれてきました。今年が虎舞を始めて3年目という中学生たちは「観客が喜んでくれるのが嬉しい」「虎に個性が出るのがおもしろい」「これからも続けていきたい」と虎舞の魅力を語ってくれました。

祭りに欠かせない3台の山車

神様を祀る3台の山車が町内を練り歩き、祭りを彩ります

初午まつりで出される山車は神様を祀っているとされ、3台の山車が祭り当日、中新田地区を1日中練り歩きます。その中の1つの山車には稲荷神社からご神体をお借りして山車に乗せ、祭りの当日は必ず、稲荷神社で舞を奉納してから町へ練り出します。昔は、ほかの2つの山車は稲荷様を乗せた山車が動きだすまで、山車を出せないといった決まりがあり、祭りが始まったとされる稲荷神社へ舞を奉納していた際の名残とされる慣例が残っていました。

初午まつりの伝統を、次の世代へつなぎたい。

山車復活プロジェクト始動!

初午まつりで使用されている山車については、古いもので戦前から使い続けられているものもあり、老朽化が進んでいます。経年劣化により、山車の土台部分や舵取りの部分の劣化が激しく、この状態で使用を続けていると祭りの日に動かしている時に動かせなくなることや、山車自体が崩れてしまう危険性があります。

加美町では、数年前から山車の大規模改修の費用を確保する取組として、祭りを見に来てくださった方や、地元の住民の皆様への募金や寄附を募ってきましたが、目標金額まではまだ遠い道のりとなっています。
今後も伝統ある初午まつりの形を崩さずに、次の世代に継承していくためにも、なんとか山車の修繕を行い、伝統ある初午まつりの形を崩さずに次の世代に継承させるため、全国の皆様に広くお声がけさせていただくこととしました。
約650年前から続く伝統を未来に残すためにも皆様の温かいご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。

具体的な事業内容(寄附金の使い道)

祭りに欠かせない3台の山車の修繕に活用させていただきます

昨今の物価高騰の影響もあり、山車1台あたり数百万円の修繕費を必要としております。
※目標金額に達しなかった場合、また、目標金額以上の寄附をいただいた場合でも、本プロジェクトに活用させていただきます。

寄附者の皆様へメッセージ

加美町長 石山 敬貴

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加美町中新田地区には、宮城県の無形民俗文化財に指定されている「火伏せの虎舞」という伝統行事があります。650年以上前から続く防火を願う行事として毎年4月29日に行われ、当日は3台の山車が町内をねり歩き、各所で虎の勇壮な舞が繰り広げられるなど、町内外から4万人を超える多くの見物客で賑わう、町内で最も大きなイベントです。
古くは戦前から受け継がれている山車ですが、木造のため、割れや腐敗により手直ししながら使用しておりました。3台ある山車の全てが同じような状態であるため、しっかりと修繕し、次の世代へ受け継いでいきたいという思いがございます。
修繕には高額な費用を要するため、加美町出身の方々、加美町にお心をお寄せ下さっている方々のご協力を得て、火伏せの虎舞に欠かせない山車を生き返らせることができないかと、今回のプロジェクトを立ち上げました。
何卒、ご協力の段、よろしくお願い申し上げます。

中新田火伏せの虎舞保存会会長 大杉 義和

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初午まつりは加美町が一年で一番元気になる日。私の人生にとっても欠かせない存在です。虎舞に参加してくれていた子どもたちが、成人してからも町で会うと声をかけてくれるのがとても嬉しく、これからも伝統が続いていくことを願っています。そのためにも、大切な3台の山車を修繕し、次の世代に良い形でバトンを渡したいと考えています。山車復活プロジェクトへのご支援どうぞよろしくお願いいたします。

㈱中勇酒造店 代表取締役社長 中島崇文

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加美町の春を彩る「火伏せの虎舞」。初午まつりでは、
当蔵庭園内の池で火伏せの虎舞を披露していただいており、
毎年多くの方々に、ご観覧いただいております。
私自身も小学生の頃に山車引き、中学生では虎舞演舞を行い、
今でも良き思い出として心に残る経験をさせていただきました。
町を練り歩く立派な山車は単なる祭り道具ではなく、地域の技と誇りを映す文化財。
長い年月をかけて受け継がれてきました。
しかし、木材や装飾は風雨や時間とともに劣化します。
修繕や保管には多くの手間と費用がかかります。
是非、この山車復活プロジェクトにご支援の程宜しくお願いいたします。

さいごに

今回の加美町(かみまち)の取り組みについて、プロジェクトページを最後までご覧頂き誠にありがとうございます。
約650年前から続く伝統を、未来に残すためにクラウドファンディングでのご支援をお願いいたします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

お礼の品一覧

  • 2025年09月01日 19:20

    【達成率50%】みなさまのおかげで寄附金額が100万円を超えました!

    日頃より宮城県加美町(かみまち)にご支援賜りまして、誠にありがとうございます!

    【「火伏の虎舞」山車復活プロジェクト!進捗報告】
    8月8日にGCFを開始してから23日が経過しました。
    8月31日までで、
    33名の方々から約110万円のご寄附をいただいております。
    また、応援メッセージも大変励みになっております!
    応援してくださったみなさまに改めまして御礼申し上げます。

    【8/31 TBC東北放送で本取組が紹介されました】
    初午まつり「火伏せの虎舞」は室町時代から続く行事で、
    宮城県の無形民俗文化財に指定されています。
    TBC東北放送で本取組が紹介され、
    ますます宮城県内でも注目が集まりそうです…!


    目標金額の200万円まで残り約90万円となりました。
    650年以上続く伝統を、次の世代へ繋いでいくために…
    残りの期間も全国の寄附者のみなさまにPRして参りますので、
    引き続き、応援よろしくお願いいたします!

    ぜひお知り合いやご友人に本プロジェクトを紹介いただけますと幸いです。
    拡散用のプロジェクトURLはこちらです【 https://www.furusato-tax.jp/gcf/4517 】
    どうぞよろしくお願いいたします!

    もっと見る

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宮城県加美町

加美町は、平成15年4月1日、中新田町、小野田町、宮崎町が合併し誕生しました。宮城県の北西部に位置し、面積は約461平方キロメートルあり、県内でも有数の面積を有しています。秀峰 薬莱山と鳴瀬川の清流により育まれた加美町は、どこか懐かしい里山風景が広がり、子供から大人まで楽しめる様々なアウトドアスポーツや、歴史的に価値のある貴重な文化、古墳や遺跡が沢山存在しています。「住民満足度100パーセント、日本一の加美町」の実現のために、雇用の創出・子育て支援の充実と教育力の向上・高齢者および弱者に対する福祉政策の充実の3本の柱を基軸に政策を進めています。

是非一度お越しください。加美町への温かい応援をお待ちしております。

  • GCFとは?

このプロジェクトへの応援メッセージ

  • 歴史ある祭りを続けてください

    2025年9月1日 16:32

  • 以前にお仕事で大変お世話になりました。
    一助としてお役立てください。

    2025年9月1日 15:16

  • 初午まつりが全国からお客様が集まるお祭りになるよう願っております。

    2025年8月14日 23:20

  • 中新田西町出身、現在は富山市在住です。
    いつまでも虎舞い続くといいな

    2025年8月9日 13:37

  • 初午のお囃子の音と山車が来た時の拍子木の音を聞いた時の高揚感…加美町出身の私にとってはDNAに刻み込まれているように思います。あの音が連綿と受け継がれていきますようわずかながら応援させていただきます。

    2025年8月9日 9:23

  • 知人から虎舞のお話を伺ったことがありましたが、水辺で舞う写真から、想像以上の躍動感と迫力が伝わってきて、魅了されました。今回の記事を読んでさらに行ってみたくなりました。微力ながら応援になれば幸いです。

    2025年8月8日 13:58

  • 初午まつり今年初めて行きましたが、中学生たちが舞う虎舞の迫力!大変見応えがありました。屋根の上の舞のイメージが強かったのですが、実際に訪れてみると、山車が練り歩き、虎の子たちが一軒一軒を回っていく昔からの祭りの形が続いているところがすばらしいなと感じました。この伝統を次の世代へつないでいってください。応援しています!

    2025年8月8日 12:18

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