【令和7年度】児童養護施設等を退所する子どもたちの支援を実施します!

カテゴリー:子ども・教育 

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寄付金額 5,000

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目標金額:10,000,000

達成率
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支援人数
1
終了まで
90
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埼玉県さいたま市(さいたまけん さいたまし)

寄付募集期間:2025年11月4日~2026年2月1日(90日間)

埼玉県さいたま市(さいたまけんさいたまし)

プロジェクトオーナー

児童養護施設等で生活している子どもたちは、原則、高校を卒業すると同時に、施設を出て自立しなければなりません。

しかし、大学等への進学を目指しながら、保護者からの支援を受けられず、経済的な理由から進学をあきらめてしまったり、仕事に就いても、新しい環境での慣れない生活になることが多く、悩みを相談できる相手もなく、孤立してしまいがちです。

このプロジェクトは、寄附を通じて、児童養護施設等を退所した子どもたちが安心して暮らせる社会を実現することを目的としています。

児童養護施設等を退所する子どもたちの支援を実施します!

さいたま市では、令和6年度に引き続き、「希望の家」事業、「児童養護施設退所者等アフターケア」事業及び「就職や進学に役立つ資格取得にかかる支援等」を実施します。
また令和7年度から、「給付型奨学金事業」を新たに実施いたします。

児童養護施設等を巣立つ子どもたちの「不安」と「必要とする支援」とは

■子どもたちが直面する「自立」という不安

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さいたま市内には、災害や事故、親の離婚や病気、不適切な養育など、様々な事情により家庭での養育が困難な、2歳からおおむね18歳の子どもたちにとっての「家」となる「児童養護施設」が3か所あります。

市内の児童養護施設では、「施設」ということばの響きからイメージされる管理性をできるだけ排除し、よりアットホームな雰囲気の中で、子どもたちが生活しています。

しかしながら、児童養護施設で生活している子どもたちは、原則、高校を卒業すると同時に、施設を出て自立しなければなりません。
大学等への進学を目指しながら、保護者からの支援を受けられず、経済的な理由から進学をあきらめてしまうケースも少なくありません。

また、進学したり仕事に就いたりしても、退所後は新しい環境での慣れない生活になることが多く、悩みを相談できる相手もなく、孤立してしまいがちです。
このため進学した学校や職場をすぐに辞めてしまうなど、施設を退所した子どもたちが置かれる現状は厳しいものです。

児童養護施設ホザナ園
児童養護施設いわつき
児童養護施設カルテット

■児童養護施設等を巣立つ子どもたちの多くが「生活費」「孤立・孤独感」への不安を抱えています

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さいたま市では、児童養護施設等を巣立つ子どもたちがどのようなことに不安を感じ、どういった支援のニーズが高いのか、市内の児童養護施設等を対象にアンケートを実施しました。(令和2年5月)

「生活費」
子どもたちの多くが「生活費」に不安を抱えていることが分かりました。
近年、学費に対する支援メニューは充実してきましたが、「住まい」「基本的な生活スキル」に関する支援のニーズは依然として高くなっています。

「孤立・孤独感」
また、高校卒業とともに施設を退所する子どもたちの中には、家族の元へ戻ることのできる子もいれば、ひとりで生活していかなければならない子もいるなど、環境の違いが小さくありません。
家族の元へ戻ることができない子どもたちは、様々な困難に直面したときに相談する場所を思いつかず、「孤立・孤独感」の中で途方に暮れてしまうかもしれません。

アンケート結果(もっとも不安に感じること)
アンケート結果(青:生活スキル・居場所支援、オレンジ:住居支援)

「希望の家」事業とは?

児童養護施設等を退所する子どもたちの中には、頼れる相談相手もおらず、失業や人間関係のトラブル、虐待の後遺症などで生活が立ち行かなくなる子どもも少なくありません。

さいたま市が行う「希望の家」事業は、子どもたちが経済的な理由で進学をあきらめることなく、将来の夢に向けて勉強を続けられるよう低額な家賃で住居を提供し、子どもたちが抱える様々な悩みごとを気軽に相談できるようにするものです。

令和7年度は、最大5名分の住居を提供する予定です。

さらに学費や生活費に関する金銭相談、学校生活に関する生活相談、進路や求職活動に関する相談など、子どもたちが抱える様々な悩みごとについて、週末に専門支援員が相談を受け付けています。

月1回程度の面談を行い、携帯電話の連絡先(メールやLINE)を交換して緊急時の連絡等にも対応します。

「児童養護施設退所者等アフターケア」事業とは?

社会的養護にかかわる若者たちに就労支援・住居支援・自立支援・居場所支援を行っています。

居場所「クローバーハウス」では、相談相手が少なく孤立・孤独感を抱きやすい児童養護施設等を巣立った若者たちが気軽に立ち寄ることのできるような環境を提供しています。

また、児童養護施設等を訪問し、自立に向けた生活設計のサポートや研修を行う等、施設入所中から退所後までの支援を行っています。

「就職や進学に役立つ資格取得にかかる支援等」とは?

以下の3つの就職や進学に役立つ資格取得にかかる支援等を行っています。

①就職又は進学に役立つ資格取得又は講習等の受講をするための経費に対する支援
②入所児童及び里親委託児童の大学、専門学校等受験料に対する支援
③入所児童及び里親委託児童の高等学校在学中における学習塾受講等のためにかかる経費に対する支援

「給付型奨学金事業」とは?

児童養護施設等退所者は、経済的な理由から大学等への進学をあきらめてしまうことがあります。そこで、将来の選択肢を広げるため、児童養護施設等退所者に大学等に進学し継続して就学するための生活費用の一部を給付する給付型の奨学金を実施します。

■寄附金の使いみち

いただいた寄附につきましては、以下の事業のために大切に活用させていただきます。
・希望の家事業
・児童養護施設退所者等アフターケア事業
・就職や進学に役立つ資格取得にかかる支援等
・給付型奨学金事業

※目標金額に達しなかった場合でも、本事業は実施いたします。また、目標金額以上に集まった寄附金は、子ども・青少年希望(ゆめ)基金に積み立てて次年度以降の、児童養護施設等を退所した者を支援する事業に活用させていただきます

寄附者の皆様へ

■さいたま市長 清水 勇人

令和6年度は目標を上回る御寄附を賜り、児童養護施設等を退所後に大学等での就学を希望する2名の方に「希望の家」を利用いただくとともに、のべ913名の方に社会的養護を巣立った子どもたちの拠りどころとなる「クローバーハウス」を利用いただくことができました。

子どもは次代を担う社会の希望であり宝です。
すべての子どもが健やかに成長できる社会を実現することは、私たち大人の重要な使命です。

近年における急速な少子化の進行や地域のつながりの希薄化など、家庭・地域を取り巻く環境が変化する中、子どもの育ちや子育てに関する不安や負担、孤立感はますます高まっています。

そのため、家庭、学校、地域、職域等の社会のあらゆる分野におけるすべての構成員が、「社会全体」で子どもを育んでいくという意識を持ち、それぞれの役割を果たしていく必要があります。

児童養護施設等で生活する子どもたちも、それぞれが進学や職業の希望をもっています。
生まれ育った環境によらず、安心して社会に巣立つことができるように、支援してまいります。

子どもが輝く絆で結ばれたまちの実現に向け、児童養護施設等を巣立つ子どもたちのため、今年度も、皆さまのご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。

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ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

お礼の品一覧

現在進捗情報はありません。

埼玉県さいたま市

さいたま市は、埼玉県南東部に位置する人口約135万人の政令指定都市です。

「SUUMO住みたい街ランキング2025首都圏版」では「大宮」が2位、「浦和」が11位、「さいたま新都心」が26位になるなど、住みやすい街として評価され、Jリーグ 浦和レッズとRB大宮アルディージャのホームタウンでもあり、熱いサポーターの存在で全国的に知られているところです。

また、「東日本の玄関口」大宮駅は全国有数の乗り入れ路線数を誇り、駅近くの鉄道博物館は世界中の鉄道ファンばかりでなく、多くの家族連れが訪れる人気施設です。

他にも、大宮盆栽博物館(2010年オープン)や岩槻人形博物館(2020年オープン)など、日本の伝統文化を体験できるスポットも注目されています。