下水処理が農業の未来を救う!資源循環「こうべ再生リン」プロジェクトの推進

カテゴリー:自然・環境 

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寄付金額 973,500

9.7%

目標金額:10,000,000

達成率
9.7%
支援人数
27
終了まで
29
/ 90

兵庫県神戸市(ひょうごけん こうべし)

寄付募集期間:2025年7月28日~2025年10月25日(90日間)

神戸市建設局下水道部

プロジェクトオーナー

リンは作物の生育に欠かせない栄養素ですが、その多くを海外からの輸入に依存しているのが現状であり、食料安全保障の観点から課題となっています。
神戸市では、下水の消化汚泥からリン(こうべ再生リン)を回収し、肥料の原料として供給する「資源循環」の取組を全市一体となって推進しています。
この取組をさらに進めることにより食料安全保障に寄与するとともにSDGsへの貢献により、神戸市のプレゼンスの向上を目指します。

下水から回収「こうべ再生リン」

リンは肥料の3大要素の1つと言われており、食料生産に不可欠な資源ですが、現在、日本ではほぼ全量を輸入に頼っています。一方で下水には多くのリンが流入しています。そこで神戸市の下水処理場では、下水から貴重なリンを効率的に回収し、「こうべ再生リン」と名付けて有効利用を行っています。「こうべ再生リン」を使いやすく加工した「こうべハーベスト肥料」で野菜や米を栽培し、それを我々が食べ、使った水が下水に戻ることでリンの資源循環を実現し、SDGsに貢献しています。

リンの結晶化による処理場内の配管閉塞

リンは下水中に多く含まれ、自然に結晶化して処理場内の配管を詰まらせる(閉塞)原因になっています。

日本ではリン肥料の原料のほとんどを輸入している

国の方針として、「下水汚泥等の未利用資源の利用拡大」があげられています。
2030年までに、下水汚泥資源・堆肥の肥料利用量を倍増し、肥料の使用量(リンベース) に占める国内資源の利用割合を40%まで拡大とされています。(令和4年12月27日付 食料安全保障強化政策大綱)

こうべ再生リンの強み

・リン濃度の高い消化汚泥から再生リンを回収(国内初)、高い回収率で効率的な手法
・品質が安定しており、重金属などの有害物質をほとんど含まない
・地元のJAと協力して肥料の開発から試験栽培、一般販売までの地産地消モデルを国内で初めて確立しており、全国的にも成功事例として注目
・地域と一体となった取組みを10年以上継続している実績

寄附金の使い道

いただいた寄附金は、東灘処理場にて設置を進めるリン回収設備の建設費用に使用いたします。
(令和6年度末時点において、リン回収設備は東灘処理場に1基、玉津処理場に1基ありますが、さらなる「こうべ再生リン」の供給体制拡大に向け、東灘処理場に1基追加を行います。)
※目標金額に達する/達しないにかかわらず、上記使い道へ活用させていただきます。

      

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結果:-

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兵庫県神戸市

神戸は、国際貿易港を中心に発展してきた都市であり、海と山、魅力ある街並み、そして、美しい田園に恵まれた多様性のある街です。また、1868年の開港以来、多くの外国人が移り住み、常に海外からの多様な文化や新しい気風を取り入れながら、国際都市・神戸として個性豊かな発展を遂げてきました。