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下水から未来の肥料へ!神戸発“こうべ再生リン”で農業と環境を支える

カテゴリー:自然・環境 

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寄付金額 1,870,300

18.7%

目標金額:10,000,000

達成率
18.7%
支援人数
49
終了まで
受付終了

兵庫県神戸市(ひょうごけん こうべし)

寄付募集期間:2025年7月28日~2025年10月25日(90日間)

神戸市建設局下水道部

プロジェクトオーナー

日本の農業は今、大きな課題に直面しています。
肥料の重要な原料であるリンのほぼ全てを海外からの輸入に頼っており、国際情勢による価格高騰は農家の経営を圧迫し、私たちの食卓にも影響を及ぼしかねません。

この状況を打破するため、神戸市が全国に先駆けて取り組むのが「こうべ再生リン」プロジェクトです。これは、生活排水が集まる下水処理場でリンを回収し、安全・高品質な肥料として再生・再利用する、国内初となる「回収から活用まで」一貫した資源循環モデルです。

皆様がご支援くださることで、リンの自給が進み、肥料価格の安定化、ひいては持続可能な農業の基盤づくりに繋がります。神戸の農家で育った野菜やお米が、学校給食や地元ブランドとして、子どもたちの未来の食を支えます。
それは、日本の農業の未来、そして地球の貴重な資源を守るという、大きな「循環」の輪への参加です。全国のモデルケースとして注目されるこの取り組みを全国へと広げていきましょう。

私たちの未来の「食」と「環境」のために、温かいご支援を心よりお願い申し上げます。

下水から回収「こうべ再生リン」

リンは肥料の3大要素の1つと言われており、食料生産に不可欠な資源ですが、現在、日本ではほぼ全量を輸入に頼っています。一方で下水には多くのリンが流入しています。そこで神戸市の下水処理場では、下水から貴重なリンを効率的に回収し、「こうべ再生リン」と名付けて有効利用を行っています。「こうべ再生リン」を使いやすく加工した「こうべハーベスト肥料」で野菜や米を栽培し、それを我々が食べ、使った水が下水に戻ることでリンの資源循環を実現し、SDGsに貢献しています。

リンの結晶化による処理場内の配管閉塞

リンは下水中に多く含まれ、自然に結晶化して処理場内の配管を詰まらせる(閉塞)原因になっています。

日本ではリン肥料の原料のほとんどを輸入している

国の方針として、「下水汚泥等の未利用資源の利用拡大」があげられています。
2030年までに、下水汚泥資源・堆肥の肥料利用量を倍増し、肥料の使用量(リンベース) に占める国内資源の利用割合を40%まで拡大とされています。(令和4年12月27日付 食料安全保障強化政策大綱)

こうべ再生リンの強み

・リン濃度の高い消化汚泥から再生リンを回収(国内初)、高い回収率で効率的な手法
・品質が安定しており、重金属などの有害物質をほとんど含まない
・地元のJAと協力して肥料の開発から試験栽培、一般販売までの地産地消モデルを国内で初めて確立しており、全国的にも成功事例として注目
・地域と一体となった取組みを10年以上継続している実績

寄附金の使い道

いただいた寄附金は、東灘処理場にて設置を進めるリン回収設備の建設費用に使用いたします。
(令和6年度末時点において、リン回収設備は東灘処理場に1基、玉津処理場に1基ありますが、さらなる「こうべ再生リン」の供給体制拡大に向け、東灘処理場に1基追加を行います。)
※目標金額に達する/達しないにかかわらず、上記使い道へ活用させていただきます。

      

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

お礼の品一覧

現在進捗情報はありません。

兵庫県神戸市

神戸は、国際貿易港を中心に発展してきた都市であり、海と山、魅力ある街並み、そして、美しい田園に恵まれた多様性のある街です。また、1868年の開港以来、多くの外国人が移り住み、常に海外からの多様な文化や新しい気風を取り入れながら、国際都市・神戸として個性豊かな発展を遂げてきました。