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岐阜で唯一本陣建築を残す「落合宿本陣」。今、守らなければ消えてしまう歴史を、未来へつなぐ整備プロジェクト

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 1,603,000

16%

目標金額:10,000,000

達成率
16%
支援人数
79
終了まで
155
/ 184

岐阜県中津川市(ぎふけん なかつがわし)

寄付募集期間:2025年7月1日~2025年12月31日(184日間)

岐阜県中津川市

プロジェクトオーナー

平成22年(2010)2月に国史跡「中山道」へ追加指定された落合宿本陣は、岐阜県内で唯一本陣建築が現存する重要な史跡として知られています。
まちづくりの拠点としても期待され、現在は地元ボランティアが毎週日曜日と祝日(12月から翌2月の期間を除く)には主屋や表庭の無料公開を行っています。
創建から最低でも100年以上、最大で200年余りを経た建物群には老朽化が目立ち、本格的な修繕には数年前の概算段階でも最低6億円を超える規模の予算が必要となることが分かっています。

現在は、応急修繕を繰り返しながら保全を図っている状況ですが、改修・整備を経てかつての姿を取り戻した落合宿本陣を1日も早く皆様のお目にかけるべく、各種調査や計画策定についても推し進めております。
皆様のご支援・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

岐阜県内でただ1つ本陣建築が残された場所、「落合宿本陣」の歴史を守り、後世に伝えたい

令和8年度(2026)の整備工事着工を目指して

かつて中山道を旅する大名や役人、文化人たちが足を休めた落合宿本陣――。

岐阜県内で唯一、江戸時代の本陣建築が現存する貴重な史跡です。

200年以上前に建てられたこの建物のほかにも、敷地内にはいくつかの歴史的建造物が存在していますが、老朽化や構造のゆがみなどがみられ、本格的な整備が急がれています。

私たちは、令和8年度(2026年)の修理工事着工を目指し、整備事業に着手しました。
この貴重な文化財を未来へと継承するため、皆さまのご支援をお願いします。

プロジェクトの背景と目的

落合宿本陣は、江戸から数えて中山道44番目の宿場「落合宿」にあった、幕府公認の宿泊施設です。
江戸時代から明治にかけての宿場文化を今に伝える本陣建築は、全国でも数例しかなく、岐阜県内ではここだけ。まさに、地域の宝といえる存在です。
しかし、年月を経て、建物には深刻な劣化が進行。主屋の一部を除いて見学ができず、耐震性や雨漏りの課題も抱えています。
本市では保存活用計画に基づき、調査・整備基本計画策定を進行中。総事業費は数億円規模にのぼります。

落合宿本陣の歴史を守り伝えたい~岐阜県内でただ1つ本陣建築が残された場所~

落合宿本陣主屋内部の様子

落合宿本陣とは、かつて中山道落合宿に置かれた、江戸幕府公認の由緒ある宿泊施設です。大名や公家、幕府の役人たちが、旅の途中に休息をとるために利用しました。

中山道44番目の宿場町である落合宿は、木曽路の入口に位置する美濃国最東端の地。険しい山道を前にした旅人たちの、最後の安らぎの地として多くの人々に親しまれ、
『前田慶次道中日記』(1601年)では、心を癒す場所として「落合の宿」が登場し、貝原益軒の『木曽路之記』(1721年)には、「木曽路を出てここに着けば、まるで我が家に帰ってきたような心地がする」と記されています。
また、江戸へ向かう途中の七代目市川團十郎が、追い剥ぎに襲われかけた際に駆け込んだ場所としても知られ、落合宿本陣は数々の逸話とともに歴史の舞台となってきました。

高貴な人々が利用した上段の間

落合宿本陣の敷地内には、主屋・土蔵・離れ・渡り廊下など、往時の面影を今に伝える歴史的建造物が残されています。なかでも、大名や公家などの高貴な人々が宿泊や御小休に用いた座敷は、主屋の内部に現存しています。

主屋は、文化元年(1804年)と文化12年(1815年)の大火により焼失したものの、文化15年(1818年)頃に再建され、明治時代の改修を経て現在の姿となりました。本陣建築が現存する例は全国でも数少なく、岐阜県内ではこの落合宿本陣が唯一。その希少性からも、極めて貴重な歴史的遺構であることが分かります。

明治維新を経て本陣制度が廃止された後も、明治13年(1880年)には明治天皇の巡幸時に御小休所として使用されるなど、落合宿本陣は中山道の要所として、引き続き重要な役割を担ってきました。

さらに、令和6年度(2024年)から始まった3カ年計画の発掘調査では、これまで絵図でしか確認されていなかった池や井戸の跡に加え、江戸時代の建物の基壇と見られる遺構も発見され、歴史的価値をいっそう高めています。

床下確認状況
発掘調査風景

まちづくりの拠点にしていきたい~市民との連携~

落合宿本陣一般公開の様子

落合宿本陣では、平成29年(2017年)3月より、表庭と主屋を無料で一般公開しています。この貴重な公開を支えているのが、「落合宿本陣ガイドボランティアの会」です。

会のメンバーは、毎週日曜日と祝日(12月から翌2月を除く)に来訪者を迎え、自ら学びを深めた成果をもとに、工夫を凝らしたわかりやすい案内を行っています。さらに、歴史的建築物を守るために、湿気対策としての空気の入れ替えや、草刈りなどの環境整備にも積極的に取り組んでいます。

こうした活動を支援するため、本市では現在、ガイドの皆さんを対象とした全6回の歴史講座を開講し、さらなる知識の習得と地域資源の理解促進を図っています。

外国人観光客に英語で応対する地元高校生
外国人観光客に英語で応対する地元中学生

落合宿本陣では、外国人観光客への英語ガイドに地元の中学生が参加するなど、地域の次世代による国際交流の取り組みが広がりを見せています。さらに、小学生の見学参加や、中高生の有志によるボランティア活動など、地域ぐるみで観光交流の担い手を育てる機運が高まっています。

歴史的な本陣建築が今も残る落合宿本陣は、地域にとっても誇るべきシンボルであり、かつて中山道の宿場町として多くの旅人でにぎわった落合宿のように、人が行き交い、にぎわいのあるまちづくりを進める上での重要な拠点施設として期待されています。

また、令和6年(2024年)11月24日には、七代目市川團十郎が落合宿の助けによって困難を乗り越えたという史実を題材にした新作歌舞伎『中津川成田道行 嘉永年間落合宿物語』が、吉例清流歌舞伎中津川公演にて初披露されました。公演時に役者の熱演に対して投げ銭された「おひねり」は、落合宿本陣の整備資金として寄附されるなど、地域の内外から整備に向けた気運が着実に高まりを見せています。

新作歌舞伎「中津川成田道行 嘉永年間落合宿物語」本陣の場
おひねり寄附に対する御礼状の贈呈

歴史的建築物を劣化・倒壊から守りたい~安全な建物として活用するために~

敷地内に残る歴史的建造物のうち、土蔵・離れ・渡り廊下については、長年の風雨や老朽化により構造に歪みが生じ、安全性が確保できない状況にあります。そのため、現在は内部や外観を一般公開することができません。

これらの建物は、落合宿本陣を代々務めた井口家が、明治維新以降の社会の変化に対応する中で建てたものであり、近代における中山道落合宿の歩みを伝える貴重な歴史的遺構です。また、その建築的な意匠や構造から、近代和風建築としても高い評価を受ける価値を有しています。

現在は、雨漏りを防ぐため特別に丈夫な防水シートをかけていますが、台風のたびに破損し、その都度張り替えるという対応を続けています。さらに、土蔵には構造支持工事を、離れには構造補強を施していますが、いずれもあくまで応急措置に過ぎず、根本的な修復には至っていません。

土蔵の構造支持工事

この貴重な歴史的建築物を守り、安全に次代へ引き継いでいくためには、本格的な改修・整備が不可欠です。落合宿本陣の保存と活用のため、皆さまからの温かいご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。

離れの構造補強工事

令和7年度(2024)の事業・事業スケジュール・進捗状況について

令和7年度(2024)の事業について
 令和5年度(2023)までに策定した保存活用計画に基づき、令和6年度(2024)から令和7年度(2025)にかけて整備基本計画を策定しています。
 今年度に実施する事業は以下のとおりで、事業費は総額5,000万円超を見込んでいます。

・整備基本計画策定
・発掘調査
・建物耐震診断
・建物調査解体等実施設計

事業スケジュール
・令和4年度(2022)~令和5年度(2023) 保存活用計画 策定
・令和6年度(2024)~令和7年度(2025) 整備基本計画 策定(整備事業 着手)
・令和8年度(2026) 整備工事 着工
※状況によって変更が生じる場合もあります。

進捗情報
落合宿本陣の改修・整備に向け、中津川市では、令和5年度までに「保存活用計画」策定をしました。
現在は、「整備基本計画」策定に向けた委員会を立ち上げ、関連する各種調査や議論を進めております。

寄附金の使い道

落合宿本陣の修理整備に必要となる費用の一部に充てさせていただきます。

※目標額を上回った場合、下回った場合でも本事業に活用させていただきます。

寄附者の皆様へ

中津川市長 小栗 仁志

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中津川市には中山道の宿場町が3つあり、この内、落合宿は、島崎藤村が『夜明け前』の作中で「木曽路はすべて山の中」と表現した険しい道のりへと旅立つ人々の多くが最後に立ち寄った宿場であり、険路を抜けた人々が最初に辿り着く宿場でもありました。

落合宿本陣は、中山道という街道の歴史を紐解くうえで重要な史跡地であるとともに、景観・まちづくりにおいても重要な施設となっていますが、創建から最大で200年余りを経過した建物群は老朽化が進んでいます。

そんな中にあって、この大切な文化財を未来へと継承するため、本市では令和5年度(2023)までに保存活用計画を策定、令和6年度(2024)からは整備基本計画策定に始まる整備事業に着手したところです。

現在は、落合宿本陣をどのように整備していくべきか、様々な専門家の皆様からご意見をいただきながら議論している最中ですが、整備・改修を終えた落合宿本陣の姿を1日も早く皆様にご覧いただきたいと考えています。
全国の皆様から多くの温かいご支援をいただけましたら幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

落合宿本陣の歴史を守り、まちづくりの拠点にしていきたい

落合宿本陣ガイドボランティアの会 会長 水野 克司

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私たちは、中山道落合宿本陣のガイドボランティアとして、本陣の維持管理や訪問者への案内活動に日々取り組んでいます。

落合宿は、江戸から数えて44番目に設けられた中山道の宿場町で、歴史のなかで二度の大火に見舞われました。本陣の主屋も焼失を経て、文化15年(1818年)頃に再建され、明治時代の改修を重ねながら今日まで大切に受け継がれています。
このような貴重な歴史的建築が残されていることが評価され、平成22年には国史跡「中山道」の一部として追加指定されました。とりわけ主屋は、岐阜県内17の中山道宿場の中で唯一現存する本陣建築であり、その文化的価値は極めて高いものです。

ただ、建物の中には築200年を超える箇所も多く、経年劣化による損傷が各所で進んでおり、毎年修理を重ねているものの、老朽化は今後も避けられません。
私たちガイドボランティアも、地域の宝である本陣を守るために力を尽くしていますが、保存と復元には多額の費用がかかるのが現実です。

一日も早く本格的な修復を実現し、次の世代へこの貴重な文化遺産を引き継ぐため、皆さまからの温かいご支援を心よりお願い申し上げます。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

中津川市自慢のお礼の品

現在進捗情報はありません。

岐阜県中津川市

岐阜県の東南端に位置し、東は木曽山脈、南は三河高原に囲まれ、中央を木曽川が流れる自然豊かなまちです。
古くは、東山道、中山道、飛騨街道などの交通の要衝として栄え、近年では中核工業団地の完成により、商工業都市として成長してきました。
一方、豊かな自然環境のなかで算出される東濃桧は、伊勢神宮の式年遷宮で御神木として使用されるほど有名です。

また、優れた農産物などを産出する農業地域でもあり、地場産業の盛んな都市です。
そして、リニア中央新幹線により、市内にリニア岐阜県駅(仮称)が誕生します。
中津川市は、今も昔も交通の要衝として、人、モノ、情報の行き交うまちとして、これからも歴史を歩み続けていきますので、
応援をよろしくお願いいたします!

■中津川市を代表する主な返礼品
・「中津川市発祥の栗きんとん」をはじめとする和菓子
・地域で育まれた飛騨牛
・清流が育む地酒
・伊勢神宮式年遷宮の御神木としても有名な木工製品
・栽培に適した気候で栽培するシクラメン など

全国に誇る名産品をたくさん揃えました。

一つ一つのお礼の品にこだわりを持って掲載しております。
ぜひお時間のある時にじっくりお選びください

期間限定や数量限定のお礼の品もございますので
まめにチェックしてみてください

そしてぜひ中津川市にお越しください。