本栖湖の水産資源の復活に向けて
カテゴリー:食・農林水産業・商工業
寄付金額 557,000円
目標金額:1,000,000円
- 達成率
- 55.7%
- 支援人数
- 29人
- 終了まで
- 受付終了
山梨県身延町(やまなしけん みのぶちょう)
寄付募集期間:2025年7月1日~2025年9月28日(90日間)
山梨県身延町

世界文化遺産富士山の構成資産である本栖湖のヒメマスは重要な遊漁、観光資源として大きな役割を担ってきました。しかし数年前から、ヒメマスの記録的な不漁が続いており、調査の結果、その主な要因がレイクトラウトによる食害であることが確認されました。本栖湖漁協の地道な駆除活動に加え、山梨県も効果的な駆除に向けた本格的な調査研究を実施している中、身延町としても本栖湖の貴重な水産資源の復活に向け取り組んでまいります。
現状と課題
ヒメマスなどの本栖湖の水産資源を復活させたい
山梨県水産技術センターでは令和4年12月から底刺網を用いた捕獲調査を実施していますが、1年間で捕獲した魚種ごとの魚の数が漁業権魚種として放流されているニジマスやコイなどよりも多く捕獲されている状況にあります。これは、すでに相当な数のレイクトラウトが本栖湖において繁殖している可能性を示唆しています。そして、この捕獲されたレイクトラウトの胃の中からは丸のみにされた大きなヒメマスや多くのヒメマスの稚魚が確認されており、記録的な不漁の主な要因であることの裏付けがされた形となりました。
山梨県水産技術センターは令和8年度を目標に効果的な手法による駆除(産卵場所を特定して刺網による捕獲駆除)に向けた対応を進めていますが、それまでは遊漁者による釣行で駆除する方法に頼るほかありません。事実、本栖湖漁協では遊漁者がレイクトラウトを釣り上げた際に駆除協力金を支給しています。今後もしばらくは多くの遊漁者による協力は欠かせない状況です。
本栖湖の魅力
世界遺産富士山の西麓に位置する本栖湖は、周囲12.6km、面積4.7平方km、水深122mの湖で、富士五湖の中でも手付かずの自然が多く残されている湖です。
北岸は富士山の好展望地で、美しいエメラルドグリーンの湖畔から見る富士山は旧千円札のデザインに採用されています。
ヒメマスとは
ヒメマスは大正6年(1917年)に初めて十和田湖から移植されて以来、継続して放流が行われ、現在も本栖湖において重要な遊漁の対象となっています。春と秋に1カ月ずつ釣りが解禁され、毎年多くの遊漁客がヒメマス釣りを楽しんでいます。
ヒメマスは、サケ科に属する淡水魚でその身は淡白で精細な味であり、多くのファンに親しまれています。
近年、本栖湖漁業協同組合が以前と同様にヒメマスを放流しているものの、釣果が大幅に低迷し、解禁の期間を短くしたり、また見送る事態となり、結果として釣り人の数も減少しており、このままでは本栖湖におけるヒメマス釣りは継続が非常に困難な状況です。
レイクトラウトとは
レイクトラウトはイワナ属のサケ科の魚で、アラスカの一部を除く北米大陸に広く分布するイワナの仲間で、元々は日本にいなかった魚です。昭和41年に国の機関によりカナダのオペオンゴ湖から栃木県の中禅寺湖に導入されました。その後、50年以上、日本においては中禅寺湖以外での生息は確認されてきませんでした。
① 寿命が非常に長い⇒48歳の個体が捕獲されたレイクトラウトの特徴
② 大型化する⇒ 全長1mを超える個体が捕獲された(Koel et al. 2020)
③ 大型化に伴い魚食性が強くなる⇒ 9歳を超える個体は魚が主食(Ruzycki et al. 2003)
④ 湖だけで生活史が完結する⇒ 繁殖に流入河川を必要としない。湖だけで生活史が完結
(Martin and Olver 1980)
⑤ 冷たい水を好む⇒ 低水温を好み、適水温は4~10℃。高冷地の湖でリスク大
こうしたことから、本栖湖はレイクトラウトの生息に適した環境といえます。
寄附金の使い道
皆様よりいただいた寄付金は、レイクトラウト対策に向けた本栖湖での事業及びその他の本栖湖における水産資源保護に使用させていただきます。
具体的な金額は次のとおりです。
・100万円
※このプロジェクトは、寄付金額が目標額に達しない場合であっても事業を実施いたします。また、目標額以上のご寄付がいただけた場合についても可能な限り本事業に充てさせていただき、レイクトラウトの駆除の推進に関する経費その他の本栖湖の水産資源保護に充てさせていただきます。
寄付者のみなさまへ
身延町長からのメッセージ
身延町と富士河口湖町にまたがる本栖湖は、富士五湖の中でも手付かずの自然を多く残す湖であり、身延町屈指の観光スポットであります。
レイクトラウトは、その多くの自然を残す本栖湖においてヒメマスなどの従来から生息する魚種への食害を与えている魚で、水産資源であり、釣りなどの観光資源でもあるヒメマスを中心としたこれらの「生息する魚種」をレイクトラウトの深刻な食害から守り、本栖湖の生態系を守っていかなければなりません。
本栖湖における生態系を以前のような形へと戻し、釣り人の皆さんがこれからも釣りを楽しめるような環境に向けた取組みを関係者が一丸となって取り組んでまいります。
これらの趣旨にご賛同いただける皆様からの温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。
ふるさと納税で
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ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
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2025年10月16日 11:46
Lake Trout Fishing Conpetition & Food Festival at Lake Motosu
今回、当町では初めての試みとなるガバメントクラウドファンディングにチャレンジしたところ、29名の方から557,000円のご寄付をいただくことができました。
今回いただいたご寄付は、本栖湖のヒメマス釣り復活に向けた事業に大切に活用させていただきます。
上記事業の一つでもあるレイクトラウトの駆除を目的とした、初の試みの釣り大会が10月5日(日)に開催されました。当日は曇天の一日となり、釣りには絶好のコンディションとなりました。事前に申し込みをしたアングラー約180名が早朝から本栖湖に詰めかけ、岸からの釣りとボートなどの湖上からの釣りの2部門に分かれて腕前を競い合いました。
朝6時からスタートした釣り大会では、岸からは4匹、湖上から15匹の合計19匹のレイクトラウトの釣果がありました。一番大きかった76㎝の個体を筆頭に70㎝クラスが何匹も釣り上げられた結果から、本栖湖におけるレイクトラウトがかなり大型化しており、その強い魚食性によって従来から生息する魚種に対してかなり深刻な食害を与えている可能性を憂慮する形となりました。
なお、岸釣りと湖上釣りの各部門で上位入賞者には賞金と副賞などが贈呈されました。
また、メイン会場内ではレイクトラウトや本町特産のあけぼの大豆を使ったフードフェスティバルも開催され、富士河口湖町の料理人さんがこの日のために開発したレアな料理を展開し、釣りをしなくても楽しめるようなイベントとなりました。
本栖湖は、当町と富士河口湖町にまたがる自然豊かな湖です。誰かが安易な気持ちで放流した魚が、在来魚種に深刻な食害をもたらし、このようなイベントを開催するような結果となりました。しかしながらこのような課題に対して、複数の町などの団体が力を合わせて取り組み、無事イベントを開催できたことは「本栖湖の水産資源の復活に向けた」機運を醸成する大きな契機となったはずです。
これらの地道な活動により、ヒメマスなどの本栖湖の水産資源の復活に向けた取組みを行ってまいりたいと思います。
この度は応援いただきありがとうございました。引き続き、皆様のご支援をよろしくお願いします。
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ゲスト さん
がんばってください。
美しい湖を守る取り組みはとても価値あるものと思っています。
ガバメントクラウドファンディングもこれ1回に終わることなく、
クラウドファンディングを通じて本栖湖のPRがもっと進むように祈念しています。2025/10/18 09:34
ゲスト さん
がんばってください。
美しい湖を守る取り組みはとても価値あるものと思っています。
ガバメントクラウドファンディングもこれ1回に終わることなく、
クラウドファンディングを通じて本栖湖のPRがもっと進むように祈念しています。2025/10/18 09:34
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2025年08月01日 13:05
このプロジェクトにかける担当者の想い
現在12名の方から温かい寄附をいただき目標金額の18.3%を達成しました。応援してくださった皆様、本当にありがとうございます。今回はプロジェクトにまつわる担当者の話を紹介させていただきます。
私は身延町役場の産業課の職員ですが、一番最初にレイクトラウトについて認識したのは昨年の10月の山梨県からの「本栖湖におけるレイクトラウトの現状の共有」という会議の場でした。そこで見せられた紹介写真でレイクトラウトを初めて見たのですが、まるで゛ブリのような大きく太った魚体゛を抱きかかえた方のインパクトのある写真でした。こんなでかいのが本栖湖にいるの?という驚愕で頭が支配されました。
こんな魚が本栖湖の中に泳いでいればそれはヒメマスはいなくなるとすぐに合点がいきました。本栖湖はレイクトラウトの生息に適しており、爆発的に増えているとの水産技術センターからの話もあり、これは何とかしなきゃならないなと決意しました。
私自身も釣りはしますが、ほとんどの活動が海のため、これまで湖での釣りは数回ほどしかしたことがありません。このため、レイクトラウトの存在を知ってから2回ほど本栖湖の丘っぱりに出かけましたが、2回ともボーズでまだ釣ったことがないというお恥ずかしい状況です。
また当町役場には私も所属する「身延町役場釣り部」という職員のグループがありますので、この団体も総力を上げてレイクトラウトの捕獲作戦を決行していく考えです。個人的な話になりますが、釣り大会までには私自身の手でレイクトラウトを釣り上げたいです。
今回、10月にレイクトラウトの駆除目的の大規模な釣り大会を企画しており、この機会を通して、多くの方にヒメマス釣りの復活に向けたレイクトラウトの駆除をお願いできればと考えています。この釣り大会は、富士河口湖町と本栖湖漁協との共催になりますが、今回のように特定のプロジェクトを2つの自治体が共催することは大変意義深く、今後の行政運営にプラスになるものと思慮しています。もちろん、釣り部も大会には全面協力します。
以上、産業課担当者の想いでした。
さて、残りの募集期間も頑張っていきますので、ぜひお知り合いの方やご友人に本プロジェクトを紹介いただけますと幸いです。
関連リンク
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山梨県身延町

身延町は、「日蓮宗総本山身延山久遠寺」や富士五湖の一つでもあり旧千円札の富士山を見る事の出来る「本栖湖」(世界文化遺産富士山の構成資産)を始めとする観光スポットが数多く点在しています。春はシダレザクラ、夏はホタル・本栖湖でのウォーターアクティビティ、秋は紅葉、冬はイルミネーションと1年を通して楽しんでいただけます。
また、大粒で甘みが強い「あけぼの大豆」、滋味豊かな精進料理の「ゆば」などその地域ならではの豊富な特産品があります。身延町では皆様からの寄附金をよりよいまちづくりに活用させていただきます。





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