【被害に負けない!】紀州南高梅の産地を守り、梅干しを全国へ届けたい!

カテゴリー:食・農林水産業・商工業 

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寄付金額 1,400,000

28%

目標金額:5,000,000

達成率
28%
支援人数
97
終了まで
42
/ 92

和歌山県みなべ町(わかやまけん みなべちょう)

寄付募集期間:2025年7月1日~2025年9月30日(92日間)

タグ:

和歌山県みなべ町

プロジェクトオーナー

2025年春、突如としてみなべ町を襲った「春の嵐」により、私たちの誇る梅産地が壊滅的な被害を受けました。
雹の直撃により、町内すべての梅園(約2,120ヘクタール=東京ドーム約450個分)で果実に傷がつくという、かつてない規模の被害です。

振り返れば、昨年(2024年)は、凶作に見舞われ、梅の収穫量が平年の半分以下に落ち込み、梅干し業界では、深刻な原材料の不足が起きるなか、雹が町全域を襲いました。
2年続けての被害により、産地で梅に関わる皆さんは、極めて厳しい状況に立たされています。

それでも農家の皆さんは「何とか梅を無駄にせず、食卓に届けたい」と前を向いてくれています。
私たち自治体としても、その思いを絶やさぬため、梅干しの一次加工に必要な「塩代」の一部を支援するクラウドファンディングに挑戦します。

私たちの町と、梅づくりのこと

みなべ町は、「南高梅(なんこううめ)」誕生の地として知られ、全国有数の梅の産地です。町の面積の約4割を梅林が占めるまさに“梅の里”です。

長年にわたって、青梅や梅干し、梅加工品として全国の食卓にふるさとの味を届けてきました。

特に「梅干し」は、農家が収穫後すぐに塩漬け(一か月程度)を行い、そこから下記のような各工程を踏み、加工業者が調味・商品化するという独自の仕組みで成り立っています。

ところが、塩漬けには多くの塩と労力が必要で、年々負担が重くなっているのが現状です。
今回のように果実に傷がつくと、青梅としての出荷は限定的で、梅干しに加工するしか道がないため、農家の塩漬け作業への負担が一層増しています。

寄付金の使い道

いただいたご寄付は、傷がついた梅を廃棄せず、梅干しにする工程である「塩漬け」をしてもらえるよう「塩代支援」として、町内の農家に役立てさせていただきます。

塩代1農家あたり、当年の塩購入費用(税抜価格)の2割弱を補助

(例)
梅100,000㎏を漬ける場合、塩分20%程度なので塩は20,000㎏相当が必要です。
1袋25㎏で単価1,300円 × 800袋 = 1,040,000円 の塩代がかかります。
塩代の支援は2割弱なので、200,000円となります。

ご支援をいただく事によって、
「塩代の負担が軽くなった分、今年もなんとか漬けようと思えた。」
そんな声が、農家から聞こえるようになっていきます。

2年続けての大きな被害で、気力も体力も限界に近付く中、みなさまからのご支援は、農家の力となります。

目標金額の500万円は、そのうちの一部として活用させていただく予定ですが、皆様のご支援が広がれば、より多くの農家の梅栽培継続を後押しする費用に活用させていただきます。

※目標金額を超えた場合や達成しなかった場合でも、寄付金は全て本事業に活用させていただきます。

今回の雹被害と、町の今

被害面積:2,120ヘクタール(町内のすべての梅園)
被害の状況:果実に傷がつき、青梅出荷が限定的に
影響:収入減/加工減/廃棄の懸念/梅産業全体への波及

農家の中には、「今年はもう塩漬けできない」「廃棄せざるを得ない」と肩を落とす声もあります。

私たち自治体は、このままでは産地としての持続が危ぶまれるとの強い危機感を持ち、農家と話し合いながら緊急的な支援を進めています。

農家さんの声

実際に農家の方にお話を伺うと、今回の被害の深刻さと共に、現場の厳しい状況が伝わってきました。

「雹で梅に傷がついただけでなく、人手不足や塩代の高騰も重なったので、梅を漬ける気力がなかなか湧きませんでした。でも、塩代を支援してもらえるなら、本当にありがたく、本当に助かります。」

みなべ町在住/梅農家さん(50代)より

皆さまへ:ふるさとの味を未来へつなぐために

「この町の梅を、これからも食卓に届け続けたい!」

傷がついても、大切に育てた梅に変わりはありません。
そんな思いで、農家たちは今日も手を止めずに作業をしております。

みなべ町の梅は、たくさんの人の手と想いで作られています。
雹の被害を受けてもなお、「諦めない」という農家の皆様の声に、私たちも心を動かされました。

今回のご支援は、そうした農家の皆様の背中を押す力となります。
そしてそれは、ふるさとの誇りを守ること、未来に味と産業を残すことにつながっていきます。

どうか、私たちの挑戦に力を貸してください。
あたたかいご支援、どうぞよろしくお願いします。

みなべ町長 山本秀平 からのメッセージ

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

  • 2025年08月04日 11:55

    ご支援のおかげで、達成率20%を超えました!

    現在までに、68名の方々からご寄附をいただいております。
    皆さまからの温かいご支援に、心より感謝申し上げます。

    今回は、農家さんの塩漬け作業、そしてその後の天日干しの様子をご紹介します。

    春の雹(ひょう)被害により、大きな影響を受けた南高梅。
    それでも農家の皆さんは、「一粒たりとも無駄にしたくない」という強い思いのもと、
    収穫・選別、そして塩漬け作業に懸命に取り組まれました。

    「梅 → 塩 → 梅 → 塩」
    一層ごとに、丁寧に想いを込めながら、
    南高梅は塩に漬けられていきます。

    こうして塩漬けされた梅はしっかりと保存され、
    やがて次の加工工程へと進んでいきます。

    塩漬けのあとは、夏の陽ざしのもとでの「天日干し」へ。
    梅たちは太陽をたっぷり浴びながら、
    じっくりと干し上げられ、より一層おいしい梅干しへと仕上がっていきます。

    皆さまからのご支援は、こうした塩漬け作業に必要な「塩代」として、
    実際の現場で大切に使わせていただく予定です。

    この地域の産地力を守るために。
    そして、被害を乗り越えて南高梅を全国に届けるために。
    皆さまの応援は、これからも欠かせません。

    みなべ町は、産地の誇りを胸に、これからも挑み続けます。
    引き続き、温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

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和歌山県みなべ町

和歌山県みなべ町は、全国でも有数の梅の産地として知られています。
中でも「南高梅(なんこううめ)」は、日本を代表する高品質ブランドとして多くの方に親しまれています。

温暖な気候と黒潮の恩恵をうけるこの土地では、梅の花が咲く頃には、山が白く染まり、かぐわしい花の香りに包まれながら、春を感じることができます。

みなべ町では梅は、単なる作物ではなく、暮らしの中心となっております。

町内の農家の方々が、手間をかけて育て、丁寧に漬け込み、全国へとお届けしております。

自然の恵みを大切にしながら暮らす街「みなべ町」
ぜひ、足を運んでみてください。