見沼から生物多様性の環を広げたい!

カテゴリー:自然・環境 

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寄付金額 86,000

8.6%

目標金額:1,000,000

達成率
8.6%
支援人数
5
終了まで
52
/ 90

埼玉県さいたま市(さいたまけん さいたまし)

寄付募集期間:2025年6月20日~2025年9月17日(90日間)

埼玉県さいたま市

プロジェクトオーナー

首都圏に残された最後の大自然「見沼たんぼ」。ここには今でも田んぼや畑、雑木林などによって作られた田園風景と、豊かな生きものを育む自然が残されています。
東京ディズニーランドの約25倍という広大な面積を持つこの大自然の中に、環境学習拠点「みぬま見聞館」があります。
「みぬま見聞館」は平成13(2001)年に誕生して以来、毎年9千人もの多くの方に愛されてきましたが、近年は老朽化が見られることから、現在、ハード面のリニューアル工事が進められています。この工事に合わせ、デジタルサイネージ、タブレットや二次元コードなどを活用した環境学習を可能とするコンテンツの作成などソフト面も充実させたいと考えています。
皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします。

「みぬま見聞館」とは

さいたま市の環境学習拠点

「みぬま見聞館」は、し尿処理施設である大宮南部浄化センターに併設された環境学習施設で、館内施設(いとなみゾーン・ささえゾーン)と自然庭園からなります。

さいたま市の環境学習拠点「大宮南部浄化センター みぬま見聞館」

いとなみゾーン

豊かな見沼の自然や生きものを通じて自然や環境の大切さを学んだり、食物連鎖などの視点からとらえた見沼のエコサイクルや見沼の歴史を学んだりすることができます。
また、双眼鏡を使って自然庭園や隣接する芝川の様子を一望することもできます。

自然庭園や芝川で見られた生きものの写真を展示しています
双眼鏡を使って自然庭園や芝川を一望することができます

ささえゾーン

生活排水が環境に与える影響や水処理の様子をパネルや大型シアターを使って学んだり、塗り絵などを通して地球環境の大切さを楽しみながら学んだりすることができます。

くらしと水と地球環境についてパネルを使って学べます
大型シアターを使って学ぶこともできます

自然庭園

見沼たんぼや芝川などの周辺環境との共生をテーマに、見沼地域の昔ながらの雑木林、湿地帯、せせらぎなどを復元したもので、多くの生きものたちの生息場所としてだけではなく、渡り鳥たちの休息場所にもなっています。

深い緑の下を流れる小川
自然庭園の中は遊歩道が整備されています

夏には「セミ」や「カブトムシ」が、秋には「ヒドリガモ」や「ジョウビタキ」、冬には「ツグミ」など、様々な鳥たちが集まります。運がよければ、「カワセミ」に出会えることも。
春には「桜」や「スミレ」等の野草の色鮮やかな花が咲き、5月から6月にかけて準絶滅危惧種の 「ミクリ」、夏から秋にかけては絶滅危惧種の 「タコノアシ」の花や実を観察できるなど、季節ごとに違った風景をみせてくれます。

カワセミが遊びに来ることもあります

また、自然庭園で暮らす昆虫などを探し、手に取ってじっくり観察することもできます。

自然観察・環境学習会の様子
何が見つかったかな?

生物多様性の促進

自然庭園を整備・維持管理してきたことにより800種類以上の生きものが見られる生態系が整っていること、体験型環境学習会を数多く開催し自然環境への関心を高めてきた取組などが評価され、令和7(2025)年3月14日に「自然共生サイト(環境省が認定する民間の取組などによって生物多様性の保全が図られている区域)」に認定されました。

これは、令和12(2030)年までに地球上の陸と海の30%以上を健全な生態系として保全する「30by30」という世界目標の達成に直接貢献し、ネイチャーポジティブ(生物多様性の損失を止めるだけではなく回復させるという強い決意を込めた考え方)の実現に寄与することとなります。

「自然共生サイト」認定式の様子

「みぬま見聞館」が抱える課題

平成13(2001)年の開館以来、多くの方にご来館いただいておりますが、設備の老朽化や旧式化が見られることから、現在、自然庭園の木道などのリニューアル工事を進めています。

しかし、これまでの体験型学習を一層進め、ネイチャーポジティブを実現するためには、体験型環境学習のデジタル化や施設内の回遊性向上に向けた、利用環境の整備を行うなど来館者が生物多様性について興味や理解を深める施設への改修が必要になります。

また、「みぬま見聞館」に留まらず、「見沼たんぼ」の自然の素晴らしさをより効果的に体感、再認識してもらう必要があります。

寄附金の使いみち

ソフト面の充実

自然庭園を活用した体験や学習の際、その場で動植物の名前だけでなく生態・特徴などが分かることは、特に、子供たちや初心者が動植物への興味、理解、親しみを深める上で大変重要なことです。

このため、デジタルサイネージ、タブレットや二次元コードなどを活用した環境学習を可能とするコンテンツを作成します。
また、来館者が「みぬま見聞館」にとどまらず、「見沼たんぼ」全体の魅力を知り、他の見沼たんぼでの活動エリアへも足を運んでもらえるような、情報発信拠点となる整備を行います。

※目標金額に達しなかった場合でも、本事業は実施いたします。また、目標金額以上に寄附金が集まった場合は、基金に積み立て、基金の方針に沿って活用いたします。

さいたま市長 清水 勇人 からのメッセージ

見沼の自然を学び体感できる「みぬま見聞館」は、これまでも多くの子供たちを始めとする市民の皆様にご来館いただいております。

皆様の寄附が、さいたま市の未来を担う子供たちによる見沼の自然環境の継承とネイチャーポジティブの実現につながります。

皆様のご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。

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ふるさと納税で
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ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

お礼の品一覧

現在進捗情報はありません。

埼玉県さいたま市

さいたま市は、埼玉県南東部に位置する人口約135万人の政令指定都市です。
「SUUMO住みたい街ランキング2025首都圏版」では「大宮」が2位、「浦和」が11位、「さいたま新都心」が26位になるなど、住みやすい街として評価され、Jリーグ 浦和レッズと大宮アルディージャのホームタウンでもあり、熱いサポーターの存在で全国的に知られているところです。
また、「東日本の玄関口」大宮駅は全国有数の乗り入れ路線数を誇り、駅近くの鉄道博物館は世界中の鉄道ファンばかりでなく、多くの家族連れが訪れる人気施設です。
他にも、大宮盆栽博物館(2010年オープン)や岩槻人形博物館(2020年オープン)など、日本の伝統文化を体験できるスポットも注目されています。