すべての命を救える未来へ!犬猫サポートプロジェクト~人とペットの共生するまち・なごやの実現に向けて~
カテゴリー:動物
寄付金額 1,203,000円
目標金額:30,000,000円
- 達成率
- 4%
- 支援人数
- 66人
- 終了まで
-
128日
/ 178日
愛知県名古屋市(あいちけん なごやし)
寄付募集期間:2025年7月7日~2025年12月31日(178日間)
名古屋市健康福祉局

名古屋市は、「名古屋市人とペットの共生推進プラン」を策定し、令和11年までの目標に「犬猫の殺処分ゼロの達成・維持」を掲げています。
皆様からのご寄附とボランティアの協力などにより、平成28 年度に達成した犬の殺処分ゼロを維持するとともに、猫においても殺処分ゼロの達成を目指しています。
名古屋市では、いただいた寄附金を活用し、のら猫の避妊去勢手術、動物愛護センターで収容した犬猫の長期飼育・治療、譲渡会の開催、新たな犬猫の飼主や譲渡ボランティアへの支援といった、犬猫の収容頭数を減らし、譲渡頭数を増やすための様々な取り組みを進めています。
私たちは、目の前の犬猫を譲渡し命を救うだけでなく、動物愛護センターに来てしまう不幸な犬猫を減らし、殺処分がない未来を目指します。この取り組みを継続していくために、皆様の温かいご支援をお願いいたします。
ご寄附の活用例

皆様からのご寄附は、フード、薬品などの購入費、譲渡ボランティアへの支援のほか、のら猫の避妊去勢手術や譲渡会の開催、収容動物の避妊去勢手術、譲渡犬猫の飼主への支援(ワクチン補助・避妊去勢手術)など犬猫の命を救う取り組みに活用させていただきます。
犬猫の殺処分の背景にある社会問題

動物愛護センターには、飼えなくなった犬猫、迷子の犬、のら猫が生んだ子猫や路上で負傷した犬猫などが収容されます。
のら猫が生んだ子猫たち

令和6年度、動物愛護センターに収容された猫のうち、約半数にあたる380頭が、のら猫が生んだ子猫でした。こうした子猫は1日に複数回の哺乳や細やかな体調管理が必要で、多くの時間と手間が必要です。また、猫の殺処分ゼロのためには、収容頭数を減らす必要があり、のら猫の繁殖を防止することが最も重要です。
飼えなくなった犬猫 ー多頭飼育崩壊などー

飼主の入院や経済的な事情などにより、犬猫を最期まで飼い続けることができず動物愛護センターが引取る事例が後を絶ちません。令和6年度、動物愛護センターは、飼主から32頭の犬と293頭の猫を引取りました。そのうち、飼育頭数が増えすぎて世話が行き届かなくなる「多頭飼育崩壊」での引取りは、犬1件で10頭、猫5件で88頭でした。多頭飼育崩壊では、一度に多数の犬猫を収容しなければなりません。また、病気や人への攻撃性などの理由で譲渡が困難な場合もあります。こうした状況を未然に防止することと、収容した犬猫にはあきらめずに治療や訓練を続けることが必要です。
すべての犬猫の命を救うために ー名古屋市の「本気の」取り組みー

名古屋市では、殺処分ゼロを目指した取り組みとその結果を段階ごとに表した「ロジックモデル」を作成して、課題への対策を進めています。
収容頭数を減らすためのロジックモデル
収容頭数を削減するためには、①継続的な避妊去勢手術によるのら猫の繁殖防止と、②多頭飼育崩壊の防止が必要です。

譲渡頭数を増やすためのロジックモデル
譲渡を推進するためには、①動物愛護センターの救命率(収容された犬猫のうち譲渡・返還された犬猫の割合)の向上と②譲渡ボランティアから譲渡される犬猫の頭数が増えることが必要です。

小さな命を救う努力

動物愛護センターでは、すべての収容動物に対して365日、飼育と治療を行っています。獣医師や世話を行う職員、ボランティアが連携して1頭でも多くの犬猫が譲渡につながるよう、日々努力しています。令和6年度には約800頭にこうしたケアを行いました。この取り組みには多くのフードや薬品が必要です。
TNRと地域猫活動の推進
のら猫の繁殖を防止するため、市民によるTNR活動(※1)や地域猫活動(※2)を支援しています。令和6年度はTNR活動として2,925頭、地域猫活動として728頭に避妊去勢手術を行いました。地域の協力を得ながら取り組みを進めるためには、ボランティアの負担軽減を図り、継続して多くののら猫に避妊去勢手術を行っていくことが必要です。

(※1)TNR活動とは
のら猫を捕獲(Trap)し、避妊去勢手術を実施(Neuter)した後に元の場所に戻す(Return)活動です。のら猫の頭数を抑制する人道的な方法として国内で広く行われています。名古屋市では令和2年6月からTNR活動の支援制度を開始しました。
(※2)地域猫活動とは
TNR活動に加え、その猫が寿命を全うするまで周辺住民の十分な理解のもとに、適切なエサやりやフン尿の片づけなどを行う活動です。名古屋市では平成25年から地域猫活動への支援を行っています。
名古屋市ののら猫に係る統計の推移

詳しくはこちらの名古屋市公式HPをご覧ください。「のら猫に対する取り組みについて」
多頭飼育崩壊の未然防止と早期支援

犬猫合わせて10頭以上飼育する飼主に届出を義務づけており、「名古屋市人とペットの共生サポートセンター」が、届出者や相談のあった飼主に対して飼育困難な状態にならないよう支援を行っています。令和6年度には138件の相談に対応しました。多頭飼育崩壊を防止するため、直ちに避妊去勢手術が必要なケースでは、経済的な理由等で手術できない飼主への支援が必要です。
「名古屋市人とペットの共生サポートセンター」について詳しくはこちらの公式ウェブサイトでご紹介しています。
猫の一時飼育施設「にゃごラーレ」の運営


成猫を160頭飼育可能な「にゃごラーレ」では、人への馴化(じゅんか/馴らすこと)や治療など、譲渡までの長期ケアを行っています。名古屋市では多くの「おとなの猫」をあきらめずに飼育しており、半年以上飼育している猫は32頭(令和6年度末)です。にゃごラーレでの飼育期間は、譲渡につなげるための大切なステップであり、継続的な治療や飼育が必要です。
フードなどの物資提供や譲渡会開催といった譲渡ボランティアへの支援

ボランティアによる譲渡は、名古屋市の殺処分ゼロを目指す取り組みに不可欠です。令和6年度は、犬45頭、猫369頭がボランティアに譲渡されました。16回開催した譲渡会では、犬猫415頭に新たな出会いがありました。フードや物資の提供、マイクロチップの装着支援、譲渡会の開催といったボランティアへの支援を続けていく必要があります。
動物愛護センターが保護した犬猫を譲り受けた飼主さんに、診療券を配布

動物病院で獣医師の先生から様々なアドバイスを受けながら、犬猫を安心して飼育してもらえるよう、ワクチン補助と避妊去勢手術が受けられる診療券をお渡ししています。令和6年度は避妊去勢手術280頭とワクチン接種211頭の支援を行いました。飼主の不安を取り除き、最期まで飼ってもらえるよう、支援を続けていく必要があります。
多くの人と手を取り合い、殺処分ゼロを目指します!
殺処分ゼロを達成・維持するためには、行政だけでなく犬猫を飼っている人やのら猫に関わる人を含む、すべての関係者が協力・連携して社会を変えていく必要があります。そのために名古屋市は啓発や譲渡の努力を行うだけでなく、これら犬猫に関わる様々な関係者の協力・連携を推進するため、①殺処分ゼロに向けた計画の提示、②協働事業のための場づくり、③協働先への支援の役割を担っていきます。皆様の支援が、協力・連携を支える力になります。すべての犬猫の命を救うための支援をお願いします。私たちと一緒に、連携の輪に加わってください。

動物愛護センター所長からのメッセージ

昨年度も多くのご寄附をまことにありがとうございました。
おかげさまで、令和6年度は、45頭の犬、539頭の猫を愛護センターから譲渡することができました。
犬については引き続き殺処分ゼロを維持することができました。平成28年度にゼロを達成後、一度も途切れることなく、9年間、動物愛護センターでは犬の殺処分は行っておりません。しかしながら、猫については、22頭の殺処分を行いました。たくさんのご支援をいただきながら、令和5年度よりも数字の上で殺処分数は増えてしまいました。
殺処分されたのは、致死性の感染症にかかってしまっていた猫や、事故などで重い障害を持ち、自力での摂食や排泄もできないような猫たちです。特に、昨年度は感染症にかかった猫の収容が一昨年度より多く、やむを得ず殺処分を行いました。のら猫の間では、こうした感染症が蔓延しています。のんびり過ごしているように見えるのら猫たちは、街なかで人に見せるその穏やかな表情の裏で、実は、常に病気との闘いや交通事故の危険にさらされており、雨の日も風の日も、雪の日でも、安心して過ごせる場所もなく、暑さ・寒さに耐えしのんで暮らしています。
こうした猫たちが、傷ついたり、育てられない環境でも必死に子猫を生んだりして、まわりまわって動物愛護センターに収容されてきます。そして、手の施しようがなく、収容中に亡くなったり、殺処分されています。名古屋市では、寄せられたご寄附はのら猫の避妊去勢手術の補助にも使わせていただいています。遠回りかもしれませんが、のら猫の数を少しでも減らしていくこと、それが殺処分ゼロに近づくために、必ず必要なことだと考えています。
一方で、ご寄附のおかげで、これまで助けることができなかった猫たちも助けることができるようになってきました。交通事故で瀕死の状態で運ばれてきた猫や、まったく人馴れしておらず、人の姿を見ると威嚇してきたような猫たちを、寄附金を活用させていただくことで治療し、長期間飼育することが可能となり、新しい家族のもとへ送り出すことができました。
殺処分ゼロ達成に向け、我々職員一同これからも全力で頑張ります。今まで救えなかった猫たちも、知恵をしぼって、汗をかいて、いつかすべての命を救えるよう不断の努力を続けます。是非、今年も本市の取り組みを応援いただきますようお願いいたします!
寄附金の使い道
令和6年度は合計約5,632万円(うちクラウドファンディング受付:約2,273万円、動物愛護センター等受付:約3,359万円)のご寄附をいただき、全額をフード、薬品などの購入費、のら猫の避妊去勢手術、譲渡ボランティアへの支援のほか、譲渡犬猫の飼主への支援(ワクチン補助・避妊去勢手術)、譲渡会の開催、収容動物の避妊去勢手術など犬猫の命を救う取り組みに活用させていただきました。今年度はさらに、多頭飼育崩壊につながる恐れのある場合に限り、飼猫の避妊去勢手術の実施を支援することにも活用させていただくことで、猫の適正飼養の推進と収容頭数の削減につなげていきます。
このプロジェクトでいただいた寄附金は、本市が直接受け付けた寄附金と合わせて、これらの取り組みに活用させていただきます。また、目標額を達成しなかった場合も、本市の取り組みにご賛同いただく皆様の想いをしっかりと受け止め、殺処分ゼロに向けた取り組みのために有効に活用させていただきます。
寄附していただいた方へ

●すべての方へ【不要の方には送付・公開しません】
①寄附金を活用した取り組みなど動物愛護センターの活動レポート(アクティビティレポート)の送付
②犬猫殺処分ゼロの取り組みを広める動物愛護オリジナルグッズの送付
③公式ウェブサイト上にてお名前又はハンドルネームの公開
※いずれもご了承いただいた場合に限ります。
●2万円以上のご寄附をいただいた方へ【不要の方は顕彰しません】
動物愛護センター愛護館でお名前又はハンドルネームを芳名板にて顕彰
※ご了承いただいた場合に限ります。
**お知らせ**
活動レポート(アクティビティレポート)、動物愛護オリジナルグッズの送付時期につきましては、令和8年11月頃の発送となります。
ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
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2025年08月25日 09:00
9月6日(土)おとな猫🐈の譲渡会を開催します!
📢9月6日(土)に名古屋市動物愛護センターにて猫の譲渡会を行います!
名古屋市では、FIV(猫免疫不全ウイルス)キャリア猫でも積極的に新しい飼主さんを募集しており、FIVキャリア猫の魅力発信にも力を入れております。
しかし、FIVという病気への不安からか、センターで長く過ごす猫も多くいます。
皆様からご支援いただいた寄附金は、こうしたFIVキャリア猫たちが、飼主さんとのご縁が結ばれるまでの飼育にも活用させていただいています。
今回の譲渡会は愛護館に加え、普段は一般公開していない猫の飼養施設「にゃごラーレ」内の一部も会場とする予定です。
「にゃごラーレ」には、ずっとのおうちを探しているFIVキャリア猫たちもいますので、ぜひ会いに来てくださいね🐾
詳細は、動物愛護センター(TEL:052-762-1515)までお問い合わせください。
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愛知県名古屋市
名古屋は日本のほぼ中央に位置し、人口が230万人を超える中部地方の政治・経済・文化の中枢都市です。
熱田神宮や織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の三英傑、尾張徳川家に代表される歴史や文化は、名古屋の魅力や活力の礎となっています。
現在は、武将ゆかりの歴史・文化やなごやめしを目的に多くの方が名古屋を訪れるなど、名古屋の魅力は国内外に広がってきています。
また、アジア競技大会の開催や、リニア中央新幹線の品川-名古屋間の開業も予定されており、人々の交流と地域経済のさらなる発展が期待されます。
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