「あなたの一歩が、出雲崎の一歩に。」 町で初めての農業法人の挑戦に、あなたの力を。
カテゴリー:食・農林水産業・商工業
寄付金額 75,000円
目標金額:2,000,000円
- 達成率
- 3.7%
- 支援人数
- 5人
- 終了まで
-
30日
/ 90日
新潟県出雲崎町(にいがたけん いずもざきまち)
寄付募集期間:2025年6月3日~2025年8月31日(90日間)
新潟県出雲崎町

出雲崎町の農業・農地、そして周辺の農村環境を将来にわたって守るため、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングを実施しています。
私たちの食卓に欠かせない「おいしいお米のふるさと」は今、存続の危機にあります。「令和の米騒動」とも呼ばれる逆風の中、出雲崎の6人の農家が立ち上がり、先祖から受け継いだ田んぼと新潟のおいしいお米を未来へつなぐ農業法人を設立しました。
「シニア世代の挑戦が地域の希望になれば」と語る彼らの想いは、全国の稲作地域にとってもきっと希望の光となるはず。未来の食卓を守る一歩に、ぜひご協力をお願いします。
「新潟の米を守れ!」出雲崎で立ち上がる6人の挑戦
「このままでは日本の田んぼが消える!」
いつもの食卓に並ぶ、美味しいごはん。
そのふるさとは今、存続の危機にあります。
2024年、全国で米の供給不足問題が深刻化し、「令和の米騒動」とも呼ばれる状況が広がっています。かつて「米余り」と言われた日本で、なぜこのような危機が起きているのでしょうか?

複雑な要因が絡み合う日本の米問題
様々ある要因のなかでも、2018年に実施された「減反政策」の廃止は大きな転換点でした。
「減反政策」とは、日本人の米離れを背景に、米の生産過剰を防ぐため政府が農家に対して水田の一部で米を作らないよう促した施策です。米の価格の安定や需給量の調整を目的として長年実施されてきました。
しかしこの政策の廃止後も、米の生産量自体が増えることはなく、農業生産者の高齢化や減少、気候変動の影響、耕作放棄地の拡大など様々な要因が重なり、日本の食卓を支える米の供給基盤そのものが揺らぎ始めています。

逆風の中だからこそ「新潟の米は私たちが守る!」
「このままでは将来、当たり前にお米を食べられなくなるかも知れない」
こんな危機感から、出雲崎の農家6人が立ち上がりました。

「先祖から受け継いだ大切な田んぼと、そこで育つおいしい新潟のお米を未来に残したい」
この思いが私たちの原動力です。六人六様の思いを一つに、出雲崎の農業を守る闘いが始まりました。
出雲崎町の農業のいま
出雲崎というと日本海に面した海の町というイメージが強いかもしれませんが、谷地形の山あいに集落が点在し、町内全域で約300ha近くの田んぼで米作りをしています。
出雲崎の農業の中心は稲作です。農業産出額は約4億4千万円で、このうち稲作が約3億3千万円を占めています。

しかし、その美しい風景と誇りある産業は今、危機に瀕しています。
出雲崎町の農業の担い手としては、定年後に専業農家として従事する人が一定数見られるものの、農家数全体としては高齢化と減少に歯止めがかからず、美しい田園風景のなかに耕作放棄地が年々増加してしまっている現状があります。
このまま何もしなければますます農地が荒れ続け、町の基幹産業である農業は衰退の一途をたどるでしょう。
さらに、農地が持つ雨水の貯留や土砂災害防止といった防災機能も失われ、先祖代々守ってきた農村の環境と安全が脅かされることになります。
農家6人の決断ー町で初の農業法人設立へ
そんな現状を変えようと立ち上がったのは、長年、専業農家や兼業農家として経験を重ねた6人。
2025年3月、出雲崎町の稲作ではじめての農業法人「農事組合法人ファーム天領」を設立しました。

出雲崎産コシヒカリは高品質・良食味米として有名で、平成30年産米の1等米比率は県内1位。ぜひ一度味わっていただきたい、自慢の逸品です。
しかし、後継者不足などの問題で耕作放棄地が年々増加する状況に。そこで町と地元の農家6人が立ち上がり、農業機械の共同利用や農地の集積化などで効率化をはかるため、稲作では初めてとなる農業法人を設立しました。
さらに、山菜の栽培や、ドローンやラジコン草刈り機などを活用したスマート農業による効率化にもチャレンジしています。
出雲崎の農業・農地のため、町一丸となって
出雲崎の農業・農地、そして周辺の農村環境を将来にわたって守っていけるかは、この農業法人の機能性と持続可能性にかかっていると私たちは考えています。
町としても、地域おこし協力隊の募集など、期待を込めてこのプロジェクトを積極的に応援しています。

私たちの取り組みは、日本各地の過疎地域が抱える農業の課題に対する、一つのヒントになるかもしれません。 米どころ新潟の中でも、とりわけ高品質なお米を育ててきた出雲崎町だからこそ挑戦できる、“過疎地の稲作の新しいかたち”を目指しています。
私たちの挑戦が、全国の中山間地域や過疎地での稲作の参考となり、稲作文化と地域の暮らしをこれからも続けていける希望の光になれたらと思っています。
5年後、10年後を見据えると、従来のやり方を続けるだけでは農業衰退は避けられません。そのため、まだ活力があるうちに、次の10年・20年を見据えた町の農業の新しいあり方を模索する必要があると考えます。
農業において若い担い手も確保は非常に困難な状況となっておりますが、町農業の持続にはどうしても新たな担い手の確保が必要です。
農業法人は既に町内の既存の人材、機械・設備、農地といった資源を効率的・効果的に活用するための取組を進めてるともに、新たな担い手の確保に向け、冬期間の園芸導入や、ドローン等を活用した効率的な農業への取組を開始しております。担い手確保に向けたシニア世代の新たな挑戦にご支援をお願いいたします。
寄附金の使い道
皆様よりいただいた寄附金は、出雲崎町が「農事組合法人ファーム天領」に対し交付する、農業法人の運営や農機具を利用するためにかかる費用や担い手の確保・育成に対する補助金に充てさせていただきます。
※皆様からご寄附いただいた寄附金が、目標金額を下回った場合又は上回った場合でも、上記の事業(プロジェクト名「あなたの一歩が、出雲崎の一歩に。」 町で初めての農業法人の挑戦に、あなたの力を。)のみに活用いたします。
寄附者の皆様へ
農業法人「ファーム天領」代表理事|佐藤 一彦

私たちは、出雲崎町の自然の恵みと豊かな歴史を守りながら地域の未来を切り開くために、町ではじめてとなる新しい農業法人を設立しました。
私たち6人は、全員が60歳を超える「シニア世代」。長年の経験で培ってきた知恵や技術、そしてふるさとへの深い愛情を力に、地域の農業に新しい風を吹き込もうとしています。
「人生100年時代」と言われる今、私たちのようなシニアが地域の農業にもう一度向き合い、挑戦していく姿を通して、高齢化が進む地域にもまだまだ可能性があることを伝えていきたいと考えています。
この挑戦には、地域の力を結集することが不可欠です。
出雲崎町の農業と農地を守り、次の世代に繋げていくため、ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。皆様と一緒に、この町の未来を作り上げていきたいと思います。
出雲崎町担当者|小林 純
出雲崎町は、豊かな自然環境と歴史を大切にしながら、未来に向けた地域づくりに取り組んでいます。
農業法人の設立を通じて、地域の活性化と持続可能な農業の実現を目指しています。このプロジェクトは町の未来を支える重要なステップです。地域の皆様や支援者の皆様のご協力を得て、共に成長していけることを心から願っています。皆様の温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
出雲崎町で始まったこの取り組みは、同じように過疎化に悩む全国の稲作地帯にとって、きっと希望の光になると信じています。
新潟県という、日本を代表する米どころの中でも、高品質なコシヒカリの産地として知られる出雲崎だからこそできる「過疎地の稲作モデル」を、私たちはつくっていきたいと思っています。
この挑戦がうまくいけば、同じような課題を抱える地域にも広げていくことができるはずです。
出雲崎町での小さな一歩が、日本の食と農業の未来を支える、大きなきっかけになればと願っています。

未来の食卓を、あなたと守りたい。ともに、新しい一歩を踏み出しましょう!
ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
現在進捗情報はありません。
新潟県出雲崎町

新潟県のほぼ中央、日本海に面した風光明媚な町です。
10㎞にわたる美しい海岸線は夕日の名所として知られています。
日本海で獲れる新鮮な魚介類はもちろん、清らかな水と肥沃な土壌から生まれるブランド米も特産の一つです。
江戸時代には徳川幕府の直轄地(天領)として、佐渡からの金銀荷揚地や北前船寄港地となり、北国街道の宿場町として栄えました。俳人松尾芭蕉が立ち寄って句を詠んだ場所や、名僧良寛の生誕地としても有名です。
現在の人口は約3,900人。
決して派手ではないけれど、海、お米、夕日、全国唯一の「紙風船」など、自然と歴史、隠れた魅力がいっぱいの町です。
出雲崎町は、「恵まれた自然と歴史のなかで、安全・安心に暮らせるまちづくり」を基本理念とし、良寛さんのこころを心として、思いやりのある人づくりを目指しています。
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