「自分らしさ」に気づく世界がここに 子どもの主体性を尊重した新しい学校づくり

カテゴリー:子ども・教育 

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寄付金額 2,000

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目標金額:16,000,000

達成率
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支援人数
1
終了まで
91
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兵庫県猪名川町(ひょうごけん いながわちょう)

寄付募集期間:2025年9月1日~2025年11月30日(91日間)

猪名川町×学校法人あけぼの学園×認定NPO法人コクレオの森

プロジェクトオーナー

令和4年3月に閉校した猪名川町の旧六瀬(むつせ)中学校を活用して、子どもの主体性を尊重し、体験・対話重視の教育を行う私立小学校「六瀬ほしのさと小学校(仮称)」の開校を目指しています。
この学校では、一人ひとりの子どもたちが「自分らしさ」に気づき、その世界を広げていくことを大切にしたいという考えから、調べたいことをすぐに調べられる図鑑や専門書、わくわくドキドキする本など、子どもたちが色々な本に出会えるように、学校のエントランスを図書機能を持つ空間にリノベーションします。
将来的には、この図書スペースを地域にも開放し、地域と子どもたちとの交流の場にしたいと考えています。
現在、学校設置の認可申請中のため、令和8年4月開校時には間に合いませんが、開校後、順次整備を進めてまいります。

六瀬ほしのさと小学校の開校を目指して

全国で、毎年約450校の学校が廃校となっており、その跡地活用が大きな問題となっています。そんな中、過疎地域では、子どもの数がどんどん減少している一方で、コロナ禍以降、都会からほど近い、自然豊かな地域で子育てをしたいと考える人も増えています。

猪名川町の旧六瀬中学校跡地がある六瀬地域は、自然豊かな地域でありながらも、都心までの通勤も可能なエリアであり、子育てにおいて、豊かな自然とお互いの顔がわかるあたたかいつながりを求めている人にとっては、教育環境や住環境として、選びやすい地域となります。
そのような中、大阪府豊中市で70年に渡り子ども中心の幼児教育と保育を行ってきた学校法人あけぼの学園が、同じく大阪府箕面市で、子どもの主体性を尊重する小中学生のオルタナティブスクールを運営しているNPO法人コクレオの森と協力し、私立小学校「六瀬ほしのさと小学校(仮称)」の開校を目指しています。
六瀬ほしのさと小学校では、豊かな自然も子どもたちにとって大切な学習環境の一つととらえ、「一人ひとりの子どもたちの興味関心に基づく実体験を学びのスタートとし、「自分らしさ」に気づき、その世界を広げていくことを大切にしています。カリキュラムもユニークで、「くらし」「クラスプロジェクト」「スクールワーク」「マイプロ」「チョイス」といった内容を教科横断的に、異学年交流も取り入れながら学んで行きます。

こうした子どもたちの興味・関心を大切にし、子どもたちの声から始まる学びを深めていくには、実体験で出会ったことやそこから湧き出た疑問、不思議に思ったことなど、調べたいことをすぐに調べることができるよう、たくさんの良質な本が子どもたちのすぐ身近にある環境を整えることが大切です。

寄附金の使い道

図書・交流スペース イメージ図

図書交流スペースへの改修費

旧六瀬中学校時代には多目的ホールとして使用されていた学校のエントランス部分を図書・交流機能をもつ空間にリノベーションします。
※目標金額に達しなかった場合においても、本事業費の一部として活用させていただきます。
※目標金額以上の寄附をいただいた場合は、図書の購入など、図書・交流スペースの関連事業に使用させていただきます。

【事業費】
1,600万円

【寄附目標金額】
1,600万円
※寄附金から事務経費等を除いた額が本事業に充てられます。

【想定スケジュール】
令和8年度着工予定

自分の世界が広がる図書・交流スペース

六瀬ほしのさと小学校では、一人ひとりの子どもたちが「自分らしさ」に気づき、その世界を広げていくことを大切にしています。

その出発点となるのが、日々の生活や地域との関わりの中で生まれる実体験です。子どもたちは、農作業や動物の世話、ものづくり、まち探検、地域の人との交流など、五感を使った豊かな体験を通して、たくさんの「なぜ?」「もっと知りたい!」に出会います。

こうした実体験のなかで芽生えた疑問や関心をさらに深め、学びへとつなげていくためには、本との出会いが欠かせません。わくわくする物語や、ドキドキする冒険、調べたいことを手に取ってすぐ調べることができる図鑑や専門書──そうした本が、子どもたちのすぐそばにあることがとても大切だと、私たちは考えています。

ほしのさとの想い ~どの子も子どもは星~

私たちが目指す「六瀬ほしのさと小学校(仮称)」は、かつての学び舎である旧六瀬中学校の「六瀬」と、星が美しく輝く猪名川町の自然を象徴する「ほしのさと」という言葉を組み合わせて名付けました。

この「ほしのさと」という名前には、私たちの子ども観、そして地域への深い想いが込められています。

「どの子も、子どもは星」――私たちはそう信じています。

人はみんな星のように、その人らしく光っています。
どの星も大きさや明るさは違えど、それぞれに輝いているように、誰しもかけがえのない存在です。
また、大人もかつての子どもであり、同じくかけがえのない存在です。
人々が自分も人も大切にして、自然と調和して育っていくまちの様子を「ほしのさと」と表現しました。

豊かな自然と旧六瀬中学校という恵まれた環境の中で、子どもたちがのびのびと自分らしく成長できる場所にしたい――それが私たちの想いです。

~自然と人が共生する六瀬地域の風景~

「ほしのさとの学び」〜学びの始まりは「実体験」〜

六瀬ほしのさと小学校の学びは、子どもたちの日々の生活や、地域の豊かな自然・人々・地元の産業との関わりの中から生まれる「実体験」を出発点としています。

木工、料理、農作業、動物の飼育、出版、旅行、イベント企画など、さまざまな実体験を通して、子どもたちが「生きる力」を育んでいけるようサポートします。

実際の体験を通して湧き起こる疑問や課題は、学校教育の基盤である学習指導要領に定められた国語・算数・理科・社会などの各教科の学びへと自然につながっていきます。子どもたちの興味・関心を出発点とした学びが、深く意義のある学びへと発展していくのです。

「自分でやってみたい」「もっと知りたい」「納得したい」「必要だと感じる」――そうした意欲や主体性こそが、ほしのさとの学びの土台です。

私たちは、知識の習得をただの詰め込みに終わらせず、体験を通して芽生えた興味や問いを大切にしながら、子どもたち自身が納得し、自分の世界を広げていけるような特色ある学校づくりを目指します。

~自分だけのオリジナルの椅子を木工で作りたい~
~みんなでにわとり飼うことに 休みの日のお世話も子どもたちが交代で~
~びわの実を取って、ミーティングのおやつに 一人何個たべられるかな~

実現したい未来とまちへの広がり

特色ある学校に関する取組は全国各地で進められており、こういった特色ある学校は子どもたちの「学び」の場だけでなく、地域の人々のつながりや新たな挑戦のきっかけにもなっています。
六瀬ほしのさと小学校もそうした取組のひとつであり、子どもを中心にした学びが人と人との“つながり”を生み、それぞれの人が自分らしく生きることで、たくさんの“挑戦”が生まれるきっかけになると思っています。

猪名川町は自然と人の暮らしがほどよく調和する美しい町です。
しかしながら人口減少や少子高齢化に伴う空き家の増加などが懸念されており、特に町北部の地域においては地域活力の低下は非常に大きな課題となっています。
そんな町北部に位置する六瀬地域に六瀬ほしのさと学校ができることで、

●特色ある教育を求めての町内外からの教育移住
●空き家などの地域資源の活用
●地域の公立学校との交流と連携(六瀬ほしのさと小学校に通う児童のきょうだいの入園・入学、学校間での交流など)
●「学び」を通じた地域と子どもたちの交流

といった未来が、少しずつ育まれていくことを願っています。

猪名川町が掲げる「“つながり”と“挑戦” 幸せと笑顔あふれるまち」という言葉の通り、子どもたちの笑顔を中心に、地域と一緒に未来を育てていく。
六瀬ほしのさと小学校が、そんな猪名川町の未来のひとつを形づくれるよう、一歩ずつ歩んでいきたいと考えています。

~大人も交じって、お餅つき~
~地域を巻き込んだ、秋のお祭り 「一日がっこうと里山マルシェ」~

プロジェクト応援メッセージ

映画「夢見る小学校」 オオタ・ヴィン監督

オオタ・ヴィン監督

子どもたちは
ありのままの自分でいる権利がある
子どもたちは
毎日笑う権利がある
子どもたちは
1日中好きなことに熱中する権利がある
子どもたちは
1日中ぼーっとしていられる権利がある

だから 子どもは大人を超えていくのだ!

子どものなかには 巨大な星が眠っている
その可能性を削らず そのまま ありのまま
自分らしさを輝かせる場が “学校” であってほしい
国際情勢も気候もAIも大変動している今
「大人たちのミニチュア」を再生産している時間はないんです

もう一度言います 子どもたちは星だ
大人なんかより巨大なんです
だから 大人たちのような
哀れな流れ星(笑)にしちゃいけないんです

コクレオの森とあけぼの学園が新たにつくる
「ほしのさと小学校」は認可を受けた私立学校だという
ここで たくさんの子どもたちが輝くだろう
また 夢みる小学校がひとつ生まれる
僕は なんだか
ありがたくって
うれしくって
しょうがないのです ♪
オオタ・ヴィン(映画「夢みる小学校」監督)

旧六瀬中学校跡地の活用を目指すにあたっての猪名川町の思い

旧六瀬中学校は昭和22年4月に、旧六瀬村の村立中学校として創立し、昭和30年4月に旧六瀬村と旧中谷村とが合併して猪名川町が成立したことにより猪名川町立六瀬中学校となりました。
開校以来4,849名の卒業生を送り出してきましたが、人口減少や少子高齢化の影響により、生徒数は54人にまで減少し、令和4年3月31日に閉校いたしました。
旧六瀬中学校は、学校という教育の場に加え、旧六瀬村の中心的な位置にあり、長きにわたり地域の拠点としての役割を担ってきた重要な地域資源です。

一方で、旧六瀬中学校がある町北部地域は、人口減少、少子高齢化による過疎化が進行しており、地域活力の低下や空き家の増加など、過疎化に起因する多数の課題を抱えています。
旧六瀬中学校跡地の活用を目指すうえで、地域の課題解決につながるよう、地域の活性化や地域雇用の創出、地域貢献に寄与するなど、活用を通じて地域に新たな価値を創り出し、地域の持続的な発展に繋がる事業の提案を公募し、その中で、旧六瀬中学校跡地に私立小学校の開校を目指す学校法人あけぼの学園と認定NPO法人コクレオの森に活用いただくこととなりました。

六瀬ほしのさと小学校が開校することにより、旧六瀬中学校跡地が再び教育の場として活用されるだけでなく、地域の活性化につながるような場になることを大いに期待しています。

ふるさと納税で
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ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

お礼の品一覧

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兵庫県猪名川町

兵庫県と大阪府の県境、近畿地方のほぼ中央に位置する猪名川町。都市近郊にありながら、阪神地域トップクラスの標高を誇る大野山や町内を縦断する猪名川などの豊かな自然を、四季を通して感じられるまち。
町域の8割を占める兵庫県立自然公園などを背景に、阪神都市圏にありながら町全体が公園のような貴重な居住環境となっており、現在では約3万人が緑と暮らしていくことができる快適な住宅都市として親しまれています。