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「黒耀石のふるさと」から縄文のメッセージを世界に発信する 『長和青少年黒耀石大使』

カテゴリー:子ども・教育 

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寄付金額 463,000

17.1%

目標金額:2,700,000

達成率
17.1%
支援人数
25
終了まで
11
/ 88

長野県長和町(ながのけん ながわまち)

寄付募集期間:2024年11月5日~2025年1月31日(88日間)

長野県長和町

プロジェクトオーナー

長和町は本州最大規模の黒耀石原産地として知られています。
この事業では、中学3年生から高校3年生までの子どもたちが「長和青少年黒耀石大使」Nagawa Young Obsidian Ambassadorsの任務を負い、
2年に1度のペースでイギリス ノーフォーク州のセットフォードを訪問し、町の貴重な歴史遺産である「黒耀石」と「縄文文化」について発信する活動を行います。

滞在中は、地元の博物館で歴史・文化を学ぶティーンエイジヒストリークラブと活動を共にし、彼らと歴史・文化交流を通して友情を深めながら、ふたつの地域の友好親善の推進と、様々な協力協定を結んでいる関係諸機関との結びつきを強めるための中心的な役割を担っております。

是非、この活動への支援をよろしくお願いいたします。

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ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

「任務」を負う子ども達と、彼らを支える研究者

縄文と黒耀石のメッセージを世界に発信する「長和青少年黒耀石大使」

産地の限られた、貴重な石器の素材であった黒耀石を争うことなく分かち合っていた縄文の人々の心。
自然の恵みを余すことなく使い切っていた縄文の人々の生き方。
そこから受け取った現代へのメッセージを、大きな2つのミッションを通して、世界に向けて発信します。

ミッション①「黒耀石と縄文文化の英語プレゼンテーション」

「黒耀石体験ミュージアム」での事前研修で学んだ町の黒耀石の歴史や、そこから考えた自分たちの意見、さらに最新の学術的な発見等も加えた英語のプレゼンテーションを行います。

セットフォードの町おこしイベントでのプレゼンテーション(2024年)
長野県立歴史館で開催「国際交流子どもサミット」での発表(2018年)

ミッション②「黒耀石の石器づくりワークショップ」

縄文人が「矢じり」などの石器を作っていたのと同じやり方で黒耀石を加工し、オリジナルのペンダントを作るワークショップで指導員を務めます。

会場はストーンヘンジ!世界中からのゲストに向けて(2023年)
セットフォードの歴史とアートのイベントで(2024年)

子どもたちの交流を支える博物館や研究機関、専門家たちの輪

写真

この事業は、長和町の「黒耀石体験ミュージアム」が窓口となり、日本とイギリスそれそれの地域にある博物館や研究機関との協力関係で実施されています。

2012年 セインズベリー日本藝術研究所と学術研究協力協定締結
2014年 エンシェントハウスミュージアムと教育交流協定締結
2016年 両地域に、一般市民による国際交流実行委員会設立
    「星糞峠縄文黒耀石鉱山遺跡」と「グライムズ・グレイブズ 
     フリント採掘鉱山」の「双子遺跡」協定締結

これらの協力関係と共に、これまでの研究や交流を通してかかわりのあった多くの専門家や研究者、大学、博物館、専門機関により、黒耀石大使のイギリスでの活動はもちろん、国内での研修は支えられています。

双子遺跡協定締結セレモニー
ホームステイならぬ「エンシェントハウスミュージアムステイ」
夕食はミュージアムの食堂で館長さんの手作り
国立科学博物館で「シーボルトと長和町の黒耀石」のつながりを調査
長野県立歴史館では縄文土器の企画展を見学

ティーンエイジヒストリークラブとの友情の始まり

初めての交流は、長和町が舞台でした

「ティーンエイジヒストリークラブ」は、イギリスのエンシェントハウスミュージアムで歴史を学ぶティーンエイジャーのグループで、子ども達の交流は、2015年に8人のヒストリークラブメンバーが長和町を訪問したことがきっかけとなりました。翌年、イギリスで開催される歴史イベントの参加者を、町の中学3年生から高校3年生までの子ども達を対象に募集することになりました。この時、「ティーンエイジヒストリークラブ」のカウンターパート(同格の相手)となるようにと命名されたのが、"Nagawa Young Obsidian Ambassadors"、日本語で「長和青少年黒耀石大使」です。

写真

子ども達の顔ぶれは変わっても、友情のバトンは受け継がれています

2016年 メイヤー主催のガーデンパーティー
2018年 クローマー・ビーチでつくった砂のお城
2023年 歴代の先輩にならい「正装」でミュージアム訪問
2024年 メイヤーから、町のイベントに貢献した「認定証」授与

町の課題解決に向けた取り組みとして

地域の未来を担う人材育成 「歴史遺産を活かした国際交流事業」

長和町は、国の史跡である縄文時代の黒耀石鉱山や江戸時代の中山道と宿場の伝統建造物等の歴史遺産を活かしたまちづくりを目指しています。「地域の未来を担う人材育成」という課題の達成には、地域の歴史や文化を大人と子どもが一体となってまなぶことが大切であり、そしてその意義を十分に理解するための一つの方策として、国際的な視点で地域を見つめ直すことが効果的なのではないかと考え、歴史遺産を活かした国際交流事業の確立を目指すことになったのです。

Rock Solid Friendship! 「石」が取り持つ「かたい」きずな

黒耀石とフリントをはめ込んだ長和町庁舎のモザイク壁画『普遍の真理』

長和町とイギリス セットフォードには、それぞれ先史時代に石器の材料として利用された「黒耀石」と「フリント」の鉱山遺跡があり、この共通点がきっかけで交流事業を実施するようになりました。長和町の「星糞峠縄文黒耀石鉱山遺跡」とセットフォードの「グライムズ・グレイブズフリント採掘遺跡」は、9,000キロも離れていますが、約5,000年前の新石器時代(日本の縄文時代)のほぼ同じ時期に営まれた「鉱山」ともいえる大規模な遺跡です。「石器の素材である石」を「採掘する」という活用の方法、その時期、といった歴史的背景に加え、現在でもその景観がよく似ています。
こうしたことから、世界的にも稀有な歴史遺産であるとして2016年(平成28年)7月に、世界初の「双子遺跡」の協定を結びました。

「黒耀石は、世界に誇れる、長和町の魅力」

事業の基礎を作った黒耀石大使 「伝説の1期生」

国際考古学会EAST MEETS WEST冒頭でプレゼンテーション
人気のあまり時間制となった黒耀石のワークショップ
「双子遺跡協定」締結セレモニーでのエンターテイメント

2016年(平成28年)に初めての長和青少年黒耀石大使がイギリスを訪れ、国際考古学会での英語プレゼンテーションや一般市民を対象にした黒耀石の石器づくりワークショップを開催しました。
イギリスでの事業自体も大成功を収めましたが、関係者を何よりも驚かせたのは、この事業に参加した子どもたちの成長ぶりと、帰国後に町内外の大人たちの前で堂々と、「世界に向けて語るに足る、こんなに素晴らしい魅力が自分のふるさとにある!」「この事業に関わってくれたすべての人に感謝を、そして後輩たちにこの事業と町のすばらしさを伝えたい!」と言う彼らの声でした。
この時の経験から、子ども達が大人から与えられた役割を果たすだけではなく、自らの任務として世界に地域の歴史文化を発信することが、参加者自身への高い教育効果と共に、町に対するフィードバックがとても大きい、という結論に至り、日本とイギリス両地域の子ども達を事業推進の主軸に据えて、定期的な渡航交流事業を開始することになりました。
「黒耀石大使」の2つのミッションの原型も、この時に誕生したのです。

海外渡航と同等の重要な位置づけ 充実の事前研修と広報活動

「海外渡航」に向けた1年間の「事前研修」と帰国後の「広報活動」

「長和青少年黒耀石大使」は、黒耀石の石器づくりを他の人に、英語で教えられるようになる、ということを目指します。加えて、学術的な内容を含む英語でのプレゼンテーションの準備期間などを確保するために、2年間を1サイクルとしたプロジェクトとして実施しています。
奇数年度の夏休みに中学2年から高校2年までの町の子どもを対象に黒耀石大使を募集・決定し、その年の秋から次年度の渡航前まで約10回の事前研修を実施します。さらに渡航後は、町内外での事業報告・広報活動を実施しています。
2024年(令和6年)は、1年間の研修を終えた9名の黒耀石大使がイギリスで活動し、年度末にかけては町の内外へ活動報告と広報活動を行います。
2016年(平成28年)の1期生を皮切りに、コロナ禍での渡航延期を経て、これまでに46名の黒耀石大使が誕生しています。

研修の中心となる、黒耀石体験ミュージアムによる「町の遺跡見学」と「石器づくり実習」

「星糞峠縄文黒耀石鉱山」現地でのまなび
2018年、星糞峠では新しい施設建設のための発掘が行われていました
発掘された、縄文時代の採掘で使用されていた木材や地層などに触れる 
遺跡に完成した新施設「星くそ館」には、発掘された「本物の」地層が
石器づくりの実習 だいぶ上達したので、仲間同士で英語での指導練習
ミュージアムで研修の成果を披露する機会に恵まれることもあります
イギリスでのミッションについて、地元紙の特集ページに寄稿

寄付者の皆様へ

【寄付金の使い道】
令和6年度「歴史遺産を活かした国際交流事業」長和青少年黒耀石大使の海外派遣交流事業費用として活用いたします。

※目標金額に達しなかった場合でも、寄付いただいた全額を令和6年度の「長和青少年黒耀石大使」の事業費用として活用いたします。
※目標金額以上の寄付をいただいた場合、次年度以降の黒耀石大使たちの事業費用として「国際交流事業基金」に積み立てます。

先輩から後輩へ、そして、子ども達から大人たちへ

海外での経験を経た黒耀石大使が、この町の歴史文化がどのように世界に受け入れられたのかを活動報告という形で町の皆さんに還元することにより、大人のみなさんが、身近にありすぎて見過ごしがちな地元地域の魅力や歴史の価値を再発見する、といった効果が得られています。また、黒耀石大使たちの活躍を見て、後に続く後輩たちだけでなく、「大人もぜひイギリスに行ってみたい、交流の輪に加わりたい」という声が年々高まっています。
このようなことから、町の全世代に向けて、生涯学習の機会や、海外文化への関心の高まりをもたらす、重要な文化・教育事業だと言えます。

「帰省できない先輩の分も」高校生大使が活動報告とプレゼンを披露
先輩大使が研修の講師となってアドバイス
先輩大使が応援に駆け付け、雰囲気を盛り上げます

先輩大使からのプロジェクト応援メッセージ

東久保恭佑さん

長和青少年黒耀石大使1期生
信州スプリングファーム株式会社 代表取締役社長

「大学を卒業して長和町に戻り、この春、自分の会社を立ち上げました。」

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僕は中学3年の時に長和町に移住してきたので、高校1年で黒耀石大使になった時は、長和町については「まっさらな」状態でした。でも、だからこそ町の歴史も黒耀石のことも新鮮で、驚きをもって勉強できたと思います。大使の仲間たちとも、イギリスで活動する頃には、学年も性別も関係なく、「チーム」と言えるくらい特別な存在になりましたし、大使の活動を通して長和町のことが大好きになりました。
その一番大きな理由は、「黒耀石大使」という名前の重みにあるのではと考えています。
大きな「仕事」をまかせてもらっているという使命感や責任感。プレゼンやワークショップなどの「任務」を仲間たちと真剣に果たす中で、本当に大勢の人たちと関わりあえたこと。そうした責任を背負った、でもまだ10代の僕たちが、イギリスのきちんとした立場のある大人の方々に、「黒耀石大使」として対等の扱いをして頂けたこと。たとえ修学旅行でもあり得ない、こういった経験が「黒耀石大使」の事業を特別なものにしています。そういう特別な経験をたくさんの後輩たちが経験できるような形で事業を継続してほしいと思っています。
父が基盤を作ってくれた事業を基に立ち上げた会社はまだまだ走り始めたばかりですが、長和町の雇用創出になるような会社に育てていくことが目標です。
大使の先輩として、そして長和町に暮らす大人として、これからも大勢の、長和町が大好きな黒耀石大使が生まれるように、できることは何でも協力したいと思っています。

小林香里さん

長和青少年黒耀石大使1期生
長和町地方創生推進協議会委員

「長和町のより良い未来をつくるための様々な町の事業について審議する委員会で、意見や助言などを行っています」

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私は1期生として、黒耀石大使のプロジェクトに参加しました。当時は自分の「やりたい」という思いに対して、家族や町内外の大人の方々が背中を押して応援してくれた事が大変心強く、遠いイギリスの地に行っても自信をもって活動をすることができました。
あれから数年経ち、私も大人と言われる立場になりましたが、後輩達にも広い世界の中で人生の糧となるような貴重な経験の数々を積んで欲しいと思います。
子ども達にとって、応援してくれる大人がいることは何よりも頼もしく、安心して未知の経験へ足を踏み出すことができると思います。
町の外にいてもこのように応援できる方法を用意して下さった長和町役場の皆様に感謝と御礼を申し上げます。私も微力ながら、この素敵な活動が続く手助けが出来ればと思います。

寄付者の皆様へのメッセージ

「小さな町の大きな事業へ皆様のお力添えをお願いいたします」

長和町長 羽田健一郎

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長和町では過疎問題の根本的な対策のひとつとして、豊かな自然と歴史遺産を活かしたまちづくり、そして地域の子どもたちが生まれ育った故郷の魅力に気づく教育活動に力を注いでおり、この国際交流事業をその一端をになうものと位置づけています。
「自らの地域の歴史」という共通の土台を基にして「まなび、発信し、協働する」という手法のユニークさと高い教育効果、そして地域への還元が非常に大きいという点でも、この事業は国内外で高い評価を受けています。
 事業の開始から10年以上がたちますが、令和5年に町長として初めてイギリスで子ども達が交流する場面を目にすることができました。不安定な社会情勢の困難を乗り越え、言葉や文化の違いなどものともせず、みるみるうちに仲を深めていく彼らの姿は、長和町だけでなく社会全体にとっても、未来への希望の光そのものだと感じています。

お礼の品をご紹介します

黒耀石体験ミュージアム総合ガイドブック「星糞」

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A4サイズ 全65ページ フルカラー印刷
・タイトルの「星糞」(ほしくそ)とは黒耀石の別称です。

鷹山産黒耀石「星くそ」のキーホルダー

全長約6cm、重さ15g弱(金具込み)
・希少な長和町の鷹山産の黒耀石「ホシクソ」をみがいてキーホルダーにしました
・天然の黒耀石の自然な形を活かしていますので、形や大きさが少しずつ異なります
・種類はお選び頂く事はできません。

写真
  • 2025年01月21日 06:00

    [黒耀石大使 2024年活動まとめ⑤]「シーボルト・コレクション」の黒耀石を訪ねてー研究者と共にオランダへー

    皆さんこんにちは、長和町の国際交流事業担当の笹澤です。

    昨日まで長和青少年黒耀石大使のベースとなる活動をご紹介しましたが、それ以外に、学術研究者と一緒におこなった研究調査についてお伝えします。

    その一つが、幕末にかの有名なシーボルトが日本で収集し持ち帰った、「シーボルト・コレクション」と呼ばれるものの中に含まれていた黒耀石資料の産地推定調査です。このコレクションの中には「和田峠 ホシクソ*」と書付のある石が含まれていたため、2022年に研究者がオランダにて成分分析による産地推定調査を実施、2023年には追加調査を行う研究者の指導の下、黒耀石大使3・4期生が計測等を実施し、その内容を一般向けパンフレットにまとめました。書付の黒耀石は調査の結果、長和町産のものに間違いはなく、そのうちの一点は石器であるということもわかりました。
    本年は、調査の結果報告をする研究者と一緒に、新たな黒耀石大使が先輩たちに代わって出来上がったパンフレットを携えて、コレクションが収蔵されている「ナチュラリス生物多様性センター」(オランダ ライデン)を訪れたのでした。

    鉱物コレクションの収蔵責任者の方に、リーダーが代表してごあいさつした後、特別な許可をいただいて、通常は研究者しか立ち入れない研究棟と収蔵庫に入れていただき、件の黒耀石資料を見学しました。歴史の教科書に載るような人物の足跡がうかがえる資料を手に取ることができ、感動しきりの大使たちでした。

    長和町には旧中山道の宿場「長久保宿」「和田宿」があり、最大の難所「鬼の棲み処」と呼ばれた「和田峠」を擁する交通の要衝でした。黒耀石は縄文時代・旧石器時代にさかのぼる歴史資料ですが、それが江戸時代末期、おそらくは「中山道」という歴史のミチをたどってシーボルトの手に入ったのでしょう。
    黒耀石大使のミッションに、「江戸時代」「中山道」という新たな歴史遺産が加わったといえます。

    *ホシクソとは黒耀石の異称です。

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  • 2025年01月20日 06:00

    【黒耀石大使 2024年活動まとめ④】ティーンエイジヒストリークラブとの友情ー困難な世界の平和と希望の礎ー

    皆さんこんにちは。長和町の国際交流事業担当の笹澤です。

    毎日こちらのページをご覧いただきありがとうございます。おかげさまで、黒耀石大使プロジェクトのGCFチャレンジについて知っていただく機会も増えてきています。まだまだこれから宣伝等も頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

    今日は、黒耀石大使たちの任務と並行して、彼らの一番のたのしみであるでしょう、、ティーンエイジヒストリークラブ(THC)との交流と友情についてご紹介します。
    このグループ同士の交流は、インスタグラムにも投稿していますので、よろしければ、「長和青少年黒耀石大使」と検索してみてください。

    黒耀石大使とTHCは、5日間のイギリス滞在の間、毎日行動を共にし、博物館の見学、大聖堂・大学・研究施設への訪問、そして町のイベントのスタッフとして活躍するなどしました。THCと黒耀石大使は常にペアやチームになり、THCのみなさんが博物館の展示や町中のいろいろなものを説明したり、スーパーマーケットで日本へのお土産選びを手伝ってくれたりと、本当にやさしい気遣いを示してくれました。ちょっとした時間が空くと、すかさず輪になってゲーム大会が始まり、おかげで、黒耀石大使たちの緊張もあっという間に解けていきました。
    いつも、つい長々と文章を書いてしまうのですが、彼らがどれほど素晴らしい時間を過ごしたか、写真の中の笑顔を見ればお判りいただけるでしょう。
    帰国後もメッセージアプリなどで連絡を取り合ったりしているようです。
    現代らしい便利な道具を使いこなして、古い歴史によって結ばれたこの友情をそれぞれの人生の宝物にしていってほしいと思います。

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  • 2025年01月19日 06:00

    【黒耀石大使 2024年活動まとめ③】グライムズ・グレイブズ フリント鉱山遺跡訪問

    みなさんこんにちは。長和町の国際交流担当の笹澤です。
    長和青少年黒耀石大使の活動まとめ、3回目の今日は、グライムズ・グレイブズフリント鉱山遺跡の訪問です。

    黒耀石大使のプロジェクトにとってこの遺跡を訪問することは欠かせない要素の一つです、なぜならこの遺跡は、長和町の「星糞峠縄文黒耀石鉱山遺跡」とともに、この黒耀石大使のプロジェクトの原点となる地であるからです。
    星糞峠で黒耀石が採掘されていた縄文時代、ほぼ同じ時期にグライムズ・グレイブズではフリントが採掘され、どちらの石も石器の素材として利用され、人々の生活を支えていました。当時の採掘の仕方、そして採掘の穴が年月とともにふさがり、そのあとに残された現在の地表面のデコボコした景観など、9,000キロも離れた地域同士の、この不思議な歴史的な共通点をもとに、現代の若者同士の交流が始まったのです。

    この遺跡は、今回訪英した黒耀石大使4,5期生にとっては、ティーンエイジヒストリークラブ(THC)のメンバーたちとの初顔合わせの場であり、プロジェクト当初から関わっている日英のスタッフにとっては、再会を喜ぶ場所でもあります。青空の下、広々とした遺跡の草原でのピクニックランチ、発掘調査によって現れた深さ9mの採掘の竪穴に降り立ち、「ギャラリー」と呼ばれる採掘のための横穴にもぐったり、新石器時代の扮装をしたスタッフに教わりながらイギリス式の石器づくりワークショップに参加したり、遺跡周辺の散策をしたり、そのすべての活動をTHCのみんなとともに楽しみます。

    若者たちのグループには私と現地在住の日本人の協力者が通訳として付き添い、スタッフからの遺跡の説明などの通訳を行いますが、若者同士の交流には(若干の手助けはしますが)あまり手を出さないようにしています。THCのメンバーたちは黒耀石大使に、時にはスマホのアプリを使いながら、たくさん話しかけ、そのもてなしの気持ちに感化されるのか、大使たちもどんどん積極的になっていき、初対面とは思えないほど彼らの距離が縮まっていくように感じます。
    そうした姿を見るにつけ、こういうプロジェクトに手を挙げ、異なる言語で初対面の人と話そうとする彼らの勇気に、ひたすら「すごいなあ」と感嘆するばかりです。

    今日も長い文章を読んでいただき、ありがとうございます。
    GCFチャレンジまだまだ継続中です。引き続き、応援、お知り合いの方々への情報拡散もよろしくお願いいたします。

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  • 2025年01月18日 06:00

    [黒耀石大使 2024年活動まとめ②]黒耀石の石器づくりワークショップ

    皆さんこんにちは、長和町の国際交流担当の笹澤です。
    今年の長和青少年黒耀石大使のイギリスでの活動のまとめ、2つ目は、「黒耀石の石器づくりワークショップ」開催です。こちらもまた、1期生から続く黒耀石大使の最重要ミッションのひとつです。

    今年はプレゼンテーションと併せて、セットフォードの「アートと歴史遺産」をテーマにしたイベント"InThetford Festival"(イン・セットフォード フェスティバル)にやってくるお客様を対象として開催しました。黒耀石大使とティーンエイジヒストリークラブのメンバーがタッグを組み、ペアになって石器づくりの説明役と実技指導を行います。このイベントはイギリス滞在の最終日でしたので、大使とヒストリークラブの意思疎通は順調!通訳なしでどんどん打ち合わせは進んでいきました。

    ワークショップの会場は、町の中心部にある商店街の空き店舗が用意されていました。ストリートではスイーツの屋台が出たりしてフェスティバルを盛り上げていました。ワークショップは無料で完全予約制。予約申し込みと来場者のチェックは、エンシェントハウスミュージアムをはじめとした、この交流事業のイギリス側の実行委員会の皆さんが担当してくれました。本当にありがたいです。ちなみに、予約枠はすべて埋まり、満員御礼でした。なので、ワークショップ開始からは、全員がフル回転の大忙し!でも、それぞれのペアが様々に協力し合って、にぎやかに、和やかにお客様たちに楽しんでもらうことができたと思います。

    ワークショップは今回も大成功!!ただ、素晴らしいこのワークショップにも弱点が一つ。それは、撮影した写真のほとんどが、つむじを写した写真になってしまうこと、です。
    次回までに、写真撮影の腕を磨いておこうと思います。

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  • 2025年01月17日 06:00

    [黒耀石大使 2024年活動まとめ①]イギリスでのプレゼンテーション

    皆さんこんにちは、長和町の国際交流担当の笹澤です。
    GCFのチャレンジ日数もそろそろカウントダウンに入りますが、今年の長和青少年黒耀石大使のイギリスでの活動を振り返ってご紹介していきたいと思います。
    まず筆頭に挙げられるのは、「縄文と黒耀石のプレゼンテーション」です。このプレゼンは1期生から続く黒耀石大使の最重要ミッションのひとつですが、2024年度は、セットフォードの町のイベントのプログラムとして実施するという、これまでにない待遇を受けさせていただきました。メイヤー(町長)をはじめとした要人の皆さんだけでなく、イベントに来られた一般の皆さんの前で緊張しながらも堂々と発表する大使たちには、惜しみない拍手が送られました。
    コロナ禍を経て、ロンドンのような大都市を離れる人が増えて、セットフォードのあるノーフォーク州は通勤可能な地方都市圏として人気が高まっているそうです。また、観光需要の回復を受けた観光客の誘致も盛んにおこなわれています。今回のイベントはそうしたセットフォードの町の魅力を宣伝するためのものであり、そのイベントに正式に携われたことはとても光栄なことです。そしてこれは、黒耀石大使1期生からたゆみなく続けてきた、地道な交流によって築き上げた信頼関係のたまものだと思います。
    黒耀石大使たちの活動は、イベントのパンフレットにもしっかりと掲載されています。発表の終わりには、メイヤーからイベントの参加証明書を授与されました。プレゼン本番までは、ホテル前の広場で毎朝プレゼンの練習をしましたが、その背後では、(誰も気が付いていませんでしたが)ステージとなる屋外スクリーンが着々と設置されていたのでした!写真にはしっかり写っていますね。「よもや、よもや!」の出来事でした。

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  • 2025年01月08日 20:00

    [黒耀石大使 全国大会に出場します!]大使の活動をテーマにした英語プレゼンテーションを発表します

    2025年が明けました。GCFプロジェクトもラストスパートに入ります!
    1月中に頂いたご寄付は、2025年の税控除対象になります。

    黒耀石大使の中には、高校受験に向けて最後の追い込みに入っている受験生もいますので、例年、大使たちの研修は年末までの計画です。
    そんな中、大使のリーダーも務めてくれたメンバーが、「第18回全国高等専門学校英語プレゼンテーションコンテスト」という、全国大会出場を勝ち取ったといううれしい知らせが!
    長和町の「縄文文化と黒耀石」、そして「長和青少年黒耀石大使」としての活動から得たことをテーマにしたプレゼンで、学内選考を経て関東信越地区大会で優勝したとのことです。
    「全国大会でも、長和町と黒耀石、そして黒耀石大使の活動をアピールしてきます!」と、力強く語ってくれました。
    全国大会での発表は2025年1月25日(土)の午後、一般見学は自由だそうなので、筆者も見せていただきに行こうかと考えています。
    下記、大会の公式ホームページのURLから、要綱などがご覧いただけます。

    そして、これほど華々しい場面ではなくても、大使として経験した事柄を、それぞれのメンバーがその後の自分自身の人生の様々な場面で「糧」としてもらえたら、こんなにうれしいことはありません。
    この先も、未来の「黒耀石大使」たちがますます活躍できるよう、皆様のお力添えをよろしくお願いいたします。
    また、あらためて、お知り合いの皆さまにも、プロジェクトについて情報を発信していただけますと大変ありがたく思います。

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  • 2024年12月27日 12:00

    【黒耀石大使研修】イギリスへ、クリスマスメッセージを送ります

    2024年も押し迫ってまいりました。長和町の国際交流担当の笹澤です。

    皆様に応援いただいている「長和青少年黒耀石大使」4期生5期生の今年最後の研修は、今年の夏に交流したイギリスの友達「ティーンエイジヒストリークラブ」にクリスマスと新年のメッセージを送るという内容です。

    メッセージアプリを使ってやり取りを続けているようですが、手書きのカードはまた別の楽しさ嬉しさがありますね。
    それにしても、みんなの絵がうまくてビックリしてしまいました。
    クリスマス企画ですので、大使たちも手作りの「遺跡の地層パフェ」でミニお茶会を開催しました。

    今回の研修では大使の一人からうれしい報告がありました。
    研修以外の場所での大使の活躍をお届けできそうですので、詳細はまた次回の配信をお楽しみに!

    残りの募集期間も頑張ってまいりたいと思いますので、ぜひ、お知り合いやお友達に大使たちの活躍やプロジェクトについて、広めていただけると嬉しく思います。

    拡散用のプロジェクトURLはこちらです 【https://www.furusato-tax.jp/gcf/3621】

    引き続き、応援よろしくお願いいたします。

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  • 2024年11月06日 13:00

    【チャレンジ開始!】黒耀石大使たちは町の文化祭で活動報告を行いました

    11月5日いよいよ長和町で初めてのガバメントクラウドファンディングが始まりました。
    チャレンジ開始の時間から、そわそわドキドキ。そして、早速最初のご寄付をいただきました。
    わたしたちのチャレンジに目をとめてくださり、プロジェクトを応援してくださる方がいる、ととてもうれしく思います。
    「最初の一滴」になってくださりありがとうございます。そして、より大きな流れになれるように、ご支援をお願いします。
    長和青少年黒耀石大使は、文化の日の連休に開催された長和町の文化祭のステージで、町の皆さんに向けて2024年度の活動報告を行いました。
    中学生メンバー2人がまとめ、中学校の文化祭で発表した「渡航活動報告」、イギリスで披露したプレゼンテーション「縄文と黒耀石のメッセージ」の「バイリンガルバージョン」、そして、大使を代表してリーダーが感想とこれからの抱負を発表しました。
    登場からステージを降りるまで、進行のMCもすべて自分たちで行った大使たち。堂々とした姿がとても誇らしいです。

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長野県長和町

長和町は、南は北八ヶ岳山系、北に浅間山、東に蓼科山、西に美ヶ原高原を望み、雄大な木々に囲まれた自然豊かな町です。
四季折々に山や野の恵を楽しめることはもちろんですが、「黒耀の水」という名水に恵まれた水明の里でもあります。本州一の広さを誇る長門牧場の濃厚ミルクソフトクリームや美味しいチーズ、大門霧山地区の健康成分たっぷりで苦みの少ないダッタンそばは、
きっと皆様の胃袋をも満足させることでしょう。
また、里山の原風景が残る地域でありながら、中山道の宿場が2つ存在する古くから交通の要所であったこと、また主要国道が3本走っていることから近隣の市や主要駅、高速IC、観光地へのアクセスの良さから、
県内(東信地域)ではベットタウン的な位置づけとなり、平日はしっかりと仕事を、休日はゆっくりのんびり温かい田舎暮らしを堪能できる地域となっております。

縄文時代から脈々と受け継がれる「黒耀石スピリット(すべての人に分けへだてなく接すること)」は、今でもなお住民に浸透しており、皆さんが求める「人と人とのつながり」や「心の豊かさ」を実感できる町、それが長和町です。

  • GCFとは?

このプロジェクトへの応援メッセージ

  • 広い世界を見て、日本の良さ、ふるさとのすばらしさを感じてくれたらうれしいです。応援しています!

    2025年1月14日 16:40

  • 町の歴史や伝統は唯一無二のもの。大切に守って行きましょう!

    2024年12月30日 14:48

  • 黒耀石のメッセージが、子どもたちの尊い経験と共にさらに世界へ広がっていきますように!応援しています。

    2024年11月29日 21:27

  • 長和青少年黒耀石大使,応援しています。

    2024年11月12日 19:12

  • 頑張れ長和町

    2024年11月6日 9:45

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