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【激化する災害】被災地に駆けつけ医療を届ける!一人でも多くの命を救うために、ご寄附をお願いします。

カテゴリー:災害 

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寄付金額 9,183,000

45.9%

目標金額:20,000,000

達成率
45.9%
支援人数
244
終了まで
受付終了

広島県神石高原町(ひろしまけん じんせきこうげんちょう)

寄付募集期間:2024年10月10日~2025年1月7日(90日間)

広島県神石高原町 × 特定非営利活動法人(認定NPO)ピースウィンズ・ジャパン

プロジェクトオーナー

ピースウィンズ・ジャパンが運営する空飛ぶ捜索医療団"ARROWS"は、広島県神石高原町に拠点を置き、大規模災害の被災地にいち早く駆けつけ、救助・救命活動を行う、医療を軸とした災害緊急支援プロジェクトです。

飛行機やヘリコプター、船などの輸送手段を活かし、医師や看護師、レスキュー隊員、災害救助犬を含めた緊急支援チームが、捜索・救助活動から医療、物資、避難所支援まで、被災地で本当に必要とされる支援を届けます。

治療が間に合えば救えたはずの「未治療死」や、災害から生き延びた命を脅かす「災害関連死」を防ぐために、日を追うごとに変化する状況に合わせて各チームが一丸となって命を救う活動を行います。

 

災害大国日本で、さらに激化する災害に備える

2024年、頻発する地震

災害が激化している2024年。1月1日、最大震度7を記録した「令和6年能登半島地震」に始まり、全国で震度6弱を超える地震がすでに4度も発生しています。

また、2024年8月8日には宮崎県沖の日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生。気象庁は南海トラフ地震の想定震源域において大規模地震が発生する可能性が高まっているとして「南海トラフ地震臨時情報」を発表し、史上初の「巨大地震注意」が発令されました。

過去5年間の日本での震度4以上の地震回数を比較してみると、2024年は直近の4年間と比べ、9月の時点ですでに例年の約2倍の地震が発生しています。

このような大規模災害時に、一人でも多くの命を救うためには、一秒でも早く被災地に入り支援活動を開始できる機動力を備えた災害医療支援チームが不可欠です。

 

 

令和6年能登半島地震支援

被災地では今も、支援の手を必要としています

9月に入り、多くの被災者の仮設住宅への入居が進んでいますが、一部の地域ではまだ仮設住宅の建設が完了していない地域もあるなど、不自由な生活を強いられています。

私たちは現在、避難所で暮らし続けている方、自宅で避難している方、仮設住宅で暮らし始めた方、それぞれへの戸別訪問や家電配布などの支援を行っています。(写真:2024年9月_避難所敷地内の一角)

被災地では現在も課題が山積しており、順調に復興に向かっているとは言い難い状況が続いています。私たちはこれまでに培った災害支援の専門知識を活かし、被災者の方々のそれぞれの課題に合わせて相談にのり、煩雑な公的制度へのアクセスをサポートしたり、生活必需品となっている生活家電を支援したりしています。

共助」の力で被災地を支える

珠洲市では、ほとんどの住民が被災しました。被災者を支える行政の職員の方も例外ではありません。また被災による人口流出も、被災者を支えるマンパワーの確保に大きく影響しています。
逼迫している行政や地元の医療機関などの他機関と、ともに助け合う「共助」の力を大切にすることで、現地に本当に必要とされる支援を届けることができます。

災害から生き延びた人々を脅かす「災害関連死」から命を守るために

地震が落ち着いたら人々の生活も落ち着く、ということは決してありません。”あの日”から一変してしまった住居、ご近所の環境、ご自身の心身の健康状態...。むしろ少し立ち止まる時間が増えつつある今、高まっているリスクがあります。
それは、ストレスや体調の悪化などを抱え、最悪のケースでは人知れず命を失ってしまうことに繋がる「災害関連死」です。

私たちは現在も石川県珠洲市の事務所に看護師などの支援スタッフが常駐しています。そこでは社会福祉協議会が運営する支援チーム「ささえ愛センター」と連携して、避難所・自宅避難・仮設住宅など住む場所を問わず、戸別訪問や地域コミュニティ支援のイベントなどを通じて、保健医療福祉の観点から被災者を守る支援を続けています。

 

 

発災直後に出動。一秒でも早く被災地へ【活動の記録】

命に迫る「72時間の壁」。安否を心配する家族が見守るなか、捜索・救助活動を続ける

2024年1月1日(月)16時10分、「令和6年能登半島地震」が発生した直後に、空飛ぶ捜索医療団“ARROWS”の緊急支援チームは、本拠地である広島県神石高原町から被災地に向け出動。翌2日午後、甚大な被害を受けた石川県珠洲市内に到着し、すぐに捜索・救助活動を開始しました。

一般的に被災後3日を過ぎると生存率が著しく低下するとされる「72時間の壁」が迫るなか、災害救助犬「ロジャー」とハンドラーを含むレスキューチームは石川県珠洲市内で捜索活動を行いました。

1月2日には、倒壊家屋から要救助者を発見。その後も連日捜索活動は続けられ、安否を心配するご家族やご友人がそばで見守るなか、倒壊家屋の現場で行方不明者計10名発見しました。

混乱の地元病院を救え!避難所での臨時診療所の運営

被災地到着後、医療チームは市内の総合病院を訪問。避難所から多くのケガ人や患者が来院し、院内は大混乱していました。プロジェクトリーダーの稲葉医師は、すべての患者が集中すると病院が機能不全に陥ることを危惧。未治療死や災害関連死を防ぐために、複数の避難所で臨時診療所を開設し、診療にあたりました。

地震発生から124時間後、倒壊家屋から90代女性を救出

発災から「72時間の壁」も優に超えた約124時間後の1月6日(土)17時頃、緊急消防援助隊から「珠洲市内にて倒壊した家屋に埋もれている女性あり」との連絡が入り、空飛ぶ捜索医療団の医師・看護師らが急いで現場に駆け付けました。

稲葉医師がクラッシュシンドロームの危険性を抑える特殊な処置を施し、発見されてからおよそ3時間、レスキュー隊が倒壊家屋の中から救出し、女性は病院に搬送されました。

 

皆様のご寄附が、次なる災害医療支援に役立てられます。

◆能登半島地震の支援活動を継続

能登半島地震の被災地では、未だに避難所での暮らしを強いられる人や、水道設備の修理工事が大幅に遅れ水道が使用できない家庭も多く、現在も支援を必要としています。
空飛ぶ捜索医療団は、今後も被災地に駐在スタッフを配置し、一日も途切れることなく支援活動を続けてまいります。

◆災害に本当に必要とされる支援を届けます

災害時には食料や水、さらに医療や捜索救助活動など、本当に必要とされるものは刻一刻と変化します。
いち早く駆けつけて、機動力を活かした柔軟な活動ができる私たちだからこそ、被災地で本当に必要とされる支援を届けます。

◆資機材などの調達・維持を行います

医療機器やレスキュー資機材、支援物資を日ごろから準備・メンテナンスしています。
船舶やヘリコプターなどの機動力の維持や野営病院の設営訓練など、予測される大規模災害での実際の活動を想定して支援体制を強化しています。

◆医療を通じ、安心して住み続けられる地域づくりを

災害医療とへき地医療には多くの共通する課題があり、平時にはへき地医療の支援も行っています。オンライン診療・オンライン面会、訪問看護などにも取り組み、地域の人々の健康を守ります。

 

空飛ぶ捜索医療団のこれまでの主な出動記録

東日本大震災以降、空飛ぶ捜索医療団の前進となる災害支援チームから、私たちはほぼ全ての激甚災害に出動し、支援活動を実施してきました。

予測される災害に対して、発災前から対象地域と協力し防災に取り組んだり、行政の支援が行き届かない地域や自主避難所などにも支援を届けたりするなど、民間団体ならではの柔軟さで被災地を支援してきました。

また日本国内のみならず、ロシアのウクライナ侵攻では隣国モルドバに仮設診療所を設置。2023年のトルコ・シリア地震、ハワイ・マウイ島山火事や2024年4月に発生した台湾花蓮地震など数多くの被災地に緊急支援チームを派遣し、捜索・救助活動、医療、物資支援活動にあたりました。

空飛ぶ捜索医療団プロジェクトリーダー 稲葉医師から皆さまへのメッセージ

目標金額以上にご寄附が集まった場合も、目標を達成しなかった場合でも、空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”の支援活動における、上記のご寄附を使い道に充て、大切に活用させていただきます。

ふるさと納税で
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ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

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結果:-

お礼の品一覧

  • 2025年07月09日 12:00

    能登半島地震から1年半が経過。復旧・復興を支える支援レポート

    令和6年能登半島地震から1年半が経過しました。
    発災直後の出動以来、約1年半ぶりに石川県珠洲市に滞在した空飛ぶ捜索医療団の坂本看護師から、今の被災地ではどんな支援が必要とされているのか?
    私たちにできることはあるのか?
    活動の様子とともに現地の今をお届けします。

    【今回の滞在での活動】
    今回は空飛ぶ捜索医療団を運営しているピースウィンズが主催しているお茶会や薬剤師相談会をはじめ、珠洲ささえ愛センター(珠洲市社会福祉協議会)が主体で行っている健康相談会や、現地のNPO団体主催の田植えなどをサポートしてきました。その中での会話からも被災地が抱えている課題や支援活動の必要性を肌で感じる機会になったので、いくつかご紹介します。
    【仮設住宅や自宅避難の生活。身心への負担】
    ●「やわやわ(ゆっくり)と生活も戻ってきてるけど、眠れないときもあるし、ちょっこしちきない(少し辛い)ねぇ。」

     これは住民の方々と日常的な会話を交わす中で話してくださった言葉です。
    地域住民の集まる様々な場で、お話しを聞きながら住民の方々の健康状態の把握や、日頃どんな不安をかかえているのか耳を傾け、必要に応じて定期的な個別相談やクリニックにつなぐなど、体調の悪化を未然に防ぐ取り組みを行ってきました。

    参加される住民の方々の平均年齢はおおよそ80歳前後であり、血圧や脈拍測定を通じて血圧・脈拍等において身体面でのフォローアップが必要と考えられる方もいます。
    お話ししてくださった方のように、身体的な健康だけでなく、仮設住宅や自宅避難で高齢独居の方々において精神的な孤独感や不安を抱えているケースも見受けられます。

    こういった背景から見えてくるのは、復旧・復興期において、身体の健康面のサポートだけではなく、安心して過ごせる「人が集まる場」の継続的な提供と、精神面へのサポート体制の維持・強化が今後の重要課題であると再認識しました。

    ●「となりのばあちゃんが、部屋の温度の調整が難しいって毎日俺のところに来るんだけど、一緒に話しをきいてくれないかな?」
     仮設住宅で認知症で一人暮らしの女性が、部屋の温度調整が分からなくなってしまい、隣に住む方に助けを求めているところに居合わせ、相談を受けました。

    そのため「●●のときは、エアコンの冷房スイッチを押してください。」などエアコンを使った温度調整の具体的な方法を、イラストと文章で分かりやすくした掲示物を作り、女性の部屋の温度湿度計がある壁に掲示しました。その後、元々支援をしていた機関にも継続的にサポートができるよう、情報共有を行いました。

    仮設住宅で生活している高齢者への見守り支援は珠洲ささえ愛センターが中心に行っており、介護保険が適用されている方には訪問看護等の支援が受けられますが、公的支援では対応が難しい支援ニーズが発生したとき、支援活動を単体で行っていると、ときに支援に”狭間”ができてしまうケースがあるため、関係機関と連携し続けることが重要です。
    そういった連携体制で息の長い支援を届けていくことは、空飛ぶ捜索医療団を運営するピースウィンズのモットーである「あきらめない集団」とも重なり、その重要性を改めて実感しました。


    ●「もう先は長くはないんだけどさ、ほんでも、最期まで、できたら自分の家で住みたいね。」
     現在、珠洲市では住まいの再建に向けて仮設住宅から公営災害住宅、あるいは自宅の修繕・再建への移行が加速して進んでいる時期です。
     高齢者の中には「住み慣れた自宅で最期まで暮らしたい」との思いを強く持ち、家屋が半壊以上の状態でも解体申請に踏み出せない方もいます。
    復興という段階において、生活再建を単なる「物理的な復旧」ではなく、「人生の選択」として本人の尊厳とQOLを考えながら、支援者として丁寧なサポートや関わり方を改めて深く考えさせられました。
    【「復旧・復興支援」と「将来の災害への備え」両輪で対応】
    今回の滞在で現場に足を運び、地域の声に直接耳を傾け、多様な課題を「現場の温度感」とともに捉えることができた貴重な機会でした。
    住民の方々、一人ひとりの尊厳を守りながら、長期的な視野を持った支援を継続していくことの意義を、改めて実感しました。
    加えて、昨今の気象変動を踏まえると、異常気象に伴う繰り返される豪雨被害等のリスクも否定することはできません。今後の災害支援活動においては「復旧・復興支援」と「将来の災害への備え」の両輪での対応が必要であると肌で感じました。
    今回の滞在で感じたことや経験を大切に、これからも、その地域、そのときに、本当に必要な支援を届けていきたいと思います。

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    千葉県第5区の自民党員(公認候補予定者) さん

    復旧・復興でご苦労されつつも元気で前向きな現地の方々の現状と生のお声から,仮設住宅生活高齢者への見守り支援と「将来の災害への備え」の拡充へとご関心が移ってきておられることと拝察致します。千葉衆5区自民党議員として石破政権の目玉政策の防災庁(特に液状化対策研究訓練施設の浦安市への誘致)設置と順天堂大学様等とのIoTとペロブスカイト太陽光発電池パワー半導体活用の医療・介護等のDX推進をさせてください。

    2025/7/9 13:33

    千葉県第5区の自民党員(公認候補予定者) さん

    復旧・復興でご苦労されつつも元気で前向きな現地の方々の現状と生のお声から,仮設住宅生活高齢者への見守り支援と「将来の災害への備え」の拡充へとご関心が移ってきておられることと拝察致します。千葉衆5区自民党議員として石破政権の目玉政策の防災庁(特に液状化対策研究訓練施設の浦安市への誘致)設置と順天堂大学様等とのIoTとペロブスカイト太陽光発電池パワー半導体活用の医療・介護等のDX推進をさせてください。

    2025/7/9 13:33

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広島県神石高原町

神石高原町について

●「神石高原町(じんせきこうげんちょう)」をご存知ですか?
ほとんどの方は初めてお聞きになる町名かと思います。広島県にある世界遺産「宮島」や「平和公園」から約100㌔東の岡山県との県境に位置する豊かな自然に恵まれた町です。人口は約8,000人。標高約400~700mの中国山地の中にわずかな平地と里山,丘陵地で構成された中山間地域です。戦後から緩やかに続く近郊都市への人口の流出により,全国的にも早い時期から過疎高齢化社会を迎えてきた町ですが,自然だけでなく,都会では得られない「本当の豊かさ」が溢れる町,それが神石高原町の魅力です。

●神石高原町は豊かな自然に恵まれた,天然の遊び場の宝庫です!
夏は水遊び,冬は雪遊び・・・。都会では遠出しないと体験できないような自然と隣り合わせの環境がここにはあります!

●中山間地にも,いろんな仕事があります。新しいチャレンジを応援しています。
特産品のトマトや畜産にチャレンジする方,無農薬にこだわって農業に取組む方,地元の酒造メーカーや近隣都市に通勤する方まで,仕事も様々です。
テレワークでできる仕事も増えている昨今。IT系の仕事で移住された方も。ストレスのないインターネット環境を整備しています。

●子どもが少ないから待機児童もなく,登下校もスクールバスで安心・安全
保育所は待機児童なし!小学校も少人数なので,先生や友達と距離も近く,学年を越えて仲良く遊びます。スクールバスのため登下校時の事故リスクも少なく,ご近所の目も届きやすいから治安が良いのも特徴です。

●ゆとりの住空間と広い敷地。静かでゆったり流れる時間を満喫!
近年,多くの移住者が古民家を改装して住まわれています。庭だけでなく,畑や山まで付いている物件もあり,都会のようにとなり近所を気にすることなく,ゆったりと暮らせる贅沢な時間もこの町の醍醐味です。

●綺麗な水と空気,豊かな大地に恵まれ神石高原町は特産品も豊富!
「まる豊とまと」や「神石牛」などのブランド特産を筆頭に,「こんにゃく」や「ピオーネ」など多くの地元産品が生産されています。6次産業化も推進され加工品として流通するものも増えています。