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絵本を通して親と子の心がふれあうひと時をふやしたい「ブックスタート フォローアップ事業」

カテゴリー:子ども・教育 

main_img 達成

寄付金額 3,254,000

325.4%

目標金額:1,000,000

達成率
325.4%
支援人数
63
終了まで
受付終了

鳥取県鳥取市(とっとりけん とっとりし)

寄付募集期間:2024年10月4日~2024年12月31日(89日間)

鳥取県鳥取市

プロジェクトオーナー

鳥取市では、6か月児健康診査の際に、すべての親子に絵本とともに体験を贈るブックスタート事業を20年以上続けてきました。そして、この取り組みをさらに広げていきたいとブックスタート フォローアップ事業を立ち上げ、1歳6か月児健康診査の際も絵本を1冊お渡しします。クラウドファンディングによる多くのみなさまの温かいご支援をどうぞお願いいたします。

絵本を通して
親と子のこころがふれあうひとときを
すべての赤ちゃんに届けたい

鳥取市21年間の継続的な取り組み

鳥取市では、2003年(平成15年)度よりブックスタート事業を行い、令和6年度で21年が経過しました。6か月児健康診査の際に、絵本2冊が入ったブックスタートパックをすべての親子に手渡しています。
2000年(平成12年)「子ども読書年」にイギリスで始まったこの取り組みが日本に紹介され、現在全国の約6割の自治体で取り組まれています(NPOブックスタート調べ)。
赤ちゃんは、絵本をひらく楽しさを家族の抱っこの温かさとともに感じます。大切な人との楽しく心がふれあう時間は、乳幼児期に育まれるこころの土台をつくります。絵本を通したこのふれあいのひとときを、鳥取市に生まれるすべての赤ちゃんに届けたいと継続してきました。

約20年前の読み聞かせ体験の様子

長く続いたコロナ禍の影響は、子育てや赤ちゃんの育ちへも

しかし、長く続いたコロナ禍では、在宅時間が増え、子育てや遊びなど生活の身近な場面でのICT化が急速に進み、メディアを活用した子育てが各家庭にも拡がりました。この期間に生まれた赤ちゃんにとって、地域でのあそび場やおはなし会に参加する機会も減ったことで、赤ちゃんの反応を見ながら体験を届ける支援者と出会う機会も減少しました。

鳥取市では、令和5年度からブックスタート フォローアップ事業を立ち上げました。1歳台の大切なことばや認知面の育みの支援としてはもちろんのこと、親子が絵本を通し、ふれあいの時間をもつことで、子どもたちのこころが育まれていく体験を家庭で増やしてほしいとの願いをこめ、1歳6か月児健康診査の際も絵本を1冊お渡しすることとしました。

この新たな事業のため、ご寄付いただいた資金を運営費の一部に活用したいと考えています。
「鳥取市に生まれたすべての赤ちゃんに、大切な人と心がふれあうひと時をつくりたい」
多くのみなさまの温かいごご理解とご支援をどうぞお願いいたします。

鳥取市ブックスタート事業が大切にしてきたこと

読み聞かせ体験と絵本を同時に親子へ届ける意義

6か月児健康診査は初めての集団健診です。同じ月齢の赤ちゃんたちが、お座りして自分の手で遊んでいたり、はいはいで動いたりと、思い思いに過ごします。しかし、保護者の方の疲れや緊張感が伝わると、お昼の眠い時間帯も重なって、赤ちゃんの泣き声も聞こえます。
そんな中、健診の最初には、ゆったりとした雰囲気の中でわらべうたや読み聞かせを行い、「親子がほっとできる場」を作り出せるようにしたい、という思いを大切にしてきました。

絵本をプレゼントするだけではなく、温かい抱っこの中で、読み聞かせをしてもらう体験を、同時に届けることが、ブックスタート事業の意義であると考えています。
乳児期は、日々に追われ、変化する赤ちゃんの発達や、そのためのお世話にも余裕がない時期。
ブックスタート事業を始める前は、「赤ちゃんにどんなふうに絵本を読んだらいいのかわからない」「絵本をなめてしまう」「自分でめくってしまうから読めない」などの声がよく聞かれていました。
しかし、安心できる雰囲気の中で、大好きな人に抱っこをしてもらい、読み聞かせのお部屋での体験をすることで、保護者も赤ちゃんも絵本との楽しい時間を知ることができます。
そして、家庭へ帰ってすぐに、またその体験を繰り返し楽しみ、絵本が日常の中に入っていきます。
「ちゃんと読めていない」ではなく、絵本にふれあう時間が身近で楽しい遊びになる。そして、何より子育ての中で親子がふれあう時間となる。
「ゆっくりゆったりにっこり」と。そのように関わるスタッフは願っています。

親子3組ずつを読み聞かせのお部屋へご案内し、絵本2冊と読み聞かせと手遊びうたを実施しています。
一人ひとり、おなまえを確認しながら、「○○ちゃん こんにちは」。
ボランティア手作りのこんにちは人形とともに、やさしい声でお出迎えしています。

鳥取市読み聞かせボランティア手作りのこんにちは人形

「すべての子どもへ」「すべての子どもだで」

ブックスタート事業の立ち上げに尽力された故松本兵衛さん(鳥取県立図書館長・教育長を歴任)は、退職後に地域の公民館長を務められ、以下のように言われました。
「公民館にやって来る、気になる親子がいたんです。お母さんが孤立した中で頑張って子育てをしていたんですが、非常に追いつめられて、身体が硬く小さくなり、そうすると子どもさんも同じような感じで固まってしまって。これは大変だ。なんとかせないけんと思っていましてね。そんなときにブックスタートに携わっている方から「条件の恵まれた子どもたちだけでなく、すべての赤ちゃんが幸せに」という活動の趣旨を聞いて、あ、これだって思ったんですよ」

引用:「ブックスタートの20年」NPOブックスタート編 ㈱進藤慶昌堂

そして、絵本は高価なもの、まだ赤ちゃんには早いのでは?と思われがちだった20年前から、すべての子どもたちへブックスタートを届けたいという気持ちをもって、多くのボランティア・図書館・保健師等、関係するスタッフのみなさんが協力してきました。
今では絵本は赤ちゃんに身近なものとなりました。

未受診の親子へも手渡しでメッセージを伝える

健診の最後には、保健師がブックスタートパックを手渡し、絵本や手遊びを介して楽しい時間を過ごしてほしいというメッセージを伝えています。ブックスタートパックには、絵本2冊と、0・1・2歳児向けの絵本紹介のリーフレット「ねえよんで」、市立図書館・移動図書館車の案内などが入っています。
さまざまな理由により未受診であった家庭にも、保健師が訪問等によって、必ず手渡すようにしています。
令和5年度配布率は99.8%。鳥取市に生まれたほぼすべての赤ちゃんへ届けています。

いないいないばあ 松谷みよこ 童心社、くだもの 平山和子 福音館 他
表1 鳥取市6か月児健康診査対象者数、受診者数、絵本配布率 

そして、配布する絵本は定期的に選書会を開き、検討しています。
第1子の保護者へのお勧め絵本は、「いないいないばあ」(松谷みよこ 童心社)と「くだもの」(平山和子 福音館書店)です。
この2冊は、ブックスタート開始当初の平成15年度からファーストブックとして変わっていません。
「でてくるかな?」「でてきた!」。赤ちゃんのわくわくする期待感を丁寧に育みます。

さらに健診スタッフらは、意見交換を行い、活動の振り返りを積み上げています。

次世代につながる子育て支援

共働き世帯が多いとされている鳥取市は、中には絵本を楽しむ時間や心のゆとりをもちにくい家庭もあります。
また、スマートフォン等の普及が一層進み、乳幼児期から子育てにおけるメディア利用が、この後の心身の発達へもたらす影響は不透明です。

ブックスタート事業、そしてフォローアップ事業は、
急速な時代の変化の波が、押し寄せている時代の中、未来につなげたい子育て支援の取り組みです。
今年度、中学校からの依頼があり、家庭科の授業でブックスタート事業が生徒のみなさんの生まれた時から実施されていることが紹介されました。

次の世代に体験と絵本、思いを届けるこの事業の継続について、どうぞご理解とご支援をお願いいたします。

フォローアップ絵本の例 おおきなかぶ A.トルストイ再話 福音館書店

寄付金の使いみち

皆様からいただいたお金は、ブックスタート フォローアップ事業で配布する絵本購入費用等に活用させていただきます。
ブックスタート事業の費用(絵本購入費等)にかかる450万円のうち、ブックスタート フォローアップ事業(1歳6か月児健康診査での絵本1冊を配布)による追加費用約200万円で、その費用のうち100万円を皆様からのご寄付にて購入費に充てたいと考えています。

【追加費用の内訳】
1人あたり絵本1冊 1,300円 × 1,400人(対象児数)×1.10 ≒ 200万円
※目標金額を達しなかった場合でも、ブックスタート事業は市の事業として引き続き行います。
※目標金額以上のご寄附をいただいた場合は、事業の財源として活用させていただきます。

鳥取市長からメッセージ

1992年に英国で始まり、全国で親子のこころを育む有効な方法として取り組まれ、本市では、平成14年度に6か月児健診時に絵本の読み聞かせを開始し、平成15年度から絵本の入った「ブックスタートパック」」をすべての親子へ手渡す取り組みを行っております。絵本を手がかりに楽しい時間を過ごしてもらい、親子のこころがふれあうきっかけづくりとなっていると考えております。
この取り組みを通して、ボランティアや図書館との協働がなされ、子育て支援のネットワークも広がってきました。
しかし、コロナ禍による影響は、次世代を担う子どもたちへと深く影を落とすものともなりました。ブックスタート事業で始まった絵本とのかかわりをさらに継続し、子どもの豊かな育ちと子育てを支援するため、令和5年度からの新規事業として、「ブックスタート フォローアップ事業」が開始されました。
「子ども 親 地域が輝く 子育て応援都市 とっとり」 を実現させ、乳幼児期から心身共に健やかに育つために、皆様の温かいご理解ご支援をいただきますようお願いします。 

令和6年10月4日

鳥取市長 深 澤 義 彦

写真

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

  • 2025年01月12日 10:30

    【目標達成のお礼】多くのご支援をいただきまして、誠にありがとうございました!

    応援してくださった皆様、誠にありがとうございます。
    12月31日を以って、本プロジェクトの寄付受付を終了いたしました。

    皆様方のご理解とご協力によって、無事に目標を達成することができました。
    ( 総計 79件、 総額 3,357,500円 直接寄附を含む )

    多大なご支援をいただきまして、誠にありがとうございました。
    ブックスタート フォローアップ事業による今年度の1歳6か月児健診での絵本の配布人数は、
    803 人(12月31日末現在)です。

    いただいたご寄附に感謝し、今後も市民ボランティアやスタッフとともに、鳥取市のすべての親子、
    そして次の世代へと、子育てで得られる楽しさや豊かさを伝えてまいります。

    この度は、誠にありがとうございました。

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  • 2024年12月06日 14:07

    目標達成いたしました! 残りの1か月、引き続きご理解とご協力をお願いいたします!

    皆様方のご寄附により、目標金額の100万円を達成いたしました。
    12月4日現在で、
    50名の方から合計1,154,000円のご寄附をいただいております。(直接寄附も含む)
    ご寄附をしてくださった皆様、大変ありがとうございます。本市の本事業継続についての応援のメッセージもいただいております。

    残りの募集期間が3週間となりました。
    引き続き、本事業の目的や実施状況についてお伝えし、皆様の関心の輪を広げながら、多くの赤ちゃんと保護者の方に絵本が届くよう、努力してまいります。
    本プロジェクトをたくさんの方に知っていただけると大変ありがたく存じます。どうぞよろしくお願いいたします。

    拡散用プロジェクトのURLはこちら
    【https://www.furusato-tax.jp/gcf/3445】

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  • 2024年11月11日 17:34

    目標金額の55%を超えました!

    現在、皆様方のご理解とご協力により、32名の方からご寄附をいただいております。
    応援してくださった皆様、誠にありがとうございます。

    今年度、ブックスタート フォローアップ事業により1歳6か月児健診での絵本の配布数は、 651 冊です(10月末現在)。
    多くのご家庭、お子さまの手元に絵本が届き、親子のふれあいの時間がさらに増えていることと思います。
    今年12月にはブックスタート研修と情報交換会が開催され、ブックスタートに関わるボランティアやスタッフが参集します。今回のプロジェクトにより多くの寄附金に受けていることが、活動への応援のメッセージとしてスタッフの原動力となります。ご寄附に感謝しながら、改めて出会う赤ちゃんと保護者へ絵本と体験、思いを大切に届けていきたいと思います。

    残りの募集期間があと1か月半となりました。ぜひご友人やお知り合いの方へ、本プロジェクトを紹介していただけますと大変ありがたく存じます。どうぞよろしくお願いいたします。

    拡散用プロジェクトのURLはこちら
    【https://www.furusato-tax.jp/gcf/3445】

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鳥取県鳥取市

鳥取市(とっとりし)は、南北2.4km、東西16kmに広がる日本最大級の「鳥取砂丘」を代表とする美しい景観と、その豊富な「砂」を素材にした彫刻作品である「砂像」に代表されるまちです。自然豊かな観光都市であり、市街地に温泉が湧くほどの湯どころです。
また、松葉ガニや白イカ、岩ガキといった日本海の味覚に加え、特産品の二十世紀梨や砂丘らっきょうなど魅力的な食の宝庫で、四季を通じて多くの観光客で賑わいます。