和傘の要(かなめ)! ロクロ職人修行のラストスパートをご支援ください

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

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寄付金額 60,000

4%

目標金額:1,500,000

達成率
4%
支援人数
4
終了まで
45
/ 90

岐阜県岐阜市(ぎふけん ぎふし)

寄付募集期間:2024年10月23日~2025年1月20日(90日間)

岐阜県岐阜市 & 一般社団法人岐阜和傘協会

プロジェクトオーナー

歌舞伎や文楽、日本舞踊などの伝統芸能に限らず、全国各地での祭り・神事や、風情のある街並みを歩く舞妓さんなど、「日本の風景」にはいつも和傘がありました。 その和傘が職人の高齢化と後継者不在のため消滅の危機に瀕しています。

和傘の最大の産地である岐阜では、自ら和傘を製造する傍ら竹骨・ロクロなどの基幹部品を全国に供給してきました。 前回、前々回のガバメントクラウドファンディングでご支援いただいた傘骨職人見習いは、起業し、和傘文化の継承者として活躍しています。

現在も修行を続けているのがロクロ職人見習いの研修生です。
ロクロは今、原材料確保の面でも壁が立ちはだかっている部品です。そんな中で、技術の習得、文化の継承に取り組むロクロ職人見習いにご支援いただきますようお願い申し上げます。

岐阜和傘の後継者育成 第三弾

岐阜和傘のこれまでと現状

江戸初期の加納藩から400年近く続く岐阜の和傘づくり。日本で有数の和紙生産地と長良川の水運に支えられ、岐阜の和傘作りは発展してきました。

しかし、昭和初期をピークに生産数が減少。一大産地の岐阜でも現在は最盛期の約1000分の1以下の生産本数にまで落ちています。もちろん洋傘の普及など生活様式の変化は否めませんが、和傘は日本の文化を担う重要な工芸品。歌舞伎などの伝統芸能の世界において、和傘は不可欠です。岐阜の和傘、日本の和傘を絶やさぬように、これまでも後継者育成を行ってきました。


2020年から3年間の研修を経て2023年に傘骨職人が独立、起業を果たしました。これまでのガバメントクラウドファンディングでご支援いただいた成果が実り、岐阜和傘協会としても大変嬉しいことです。


和傘の要(かなめ)! ロクロ職人修行のラストスパートをご支援ください!

しかし、まだまだ技術継承の道半ばにあるのがロクロです。数年前から日本のロクロ職人は1人となり、岐阜の長屋木工所が全国のロクロ製造を担っている状況です。そんな中で、後継者として研修をされているのが長屋糸織さんです。「待ったなし」の状況へ飛び込み、次世代へ和傘を繋いでいく担い手となってくれました。

ロクロの後継者育成研修中の長屋さんは2022年から研修を開始。着々と技術を身につけ2025年7月には研修を終える予定です。まさに、今は研修のラストスパート!残すところ、あと1年弱ほどです。現在はさらに技術を磨くことはもちろん、事業としてロクロ作りを続けていくための準備も進めています。


ロクロ職人見習い 長屋糸織さんからのコメント

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傘ロクロ職人見習いの修行期間も残すところあと1年をきりました。途中、第一子の出産に伴って2023年8月より約1年間の産休・育休をいただきました。ご支援いただいているみなさまへなかなか報告ができなかったことをお詫び申し上げます。自身の体調や子の様子も見ながら2024年4月に職場復帰し現在は修行も再開しております。
受け入れ先の長屋木工所のみなさまのご理解ご協力があり、以前のように修行が続けられていることに感謝をしています。

修行について1年間ブランクがあったため心配がありましたが、体で覚えていることはなかなか忘れないものですぐに調子を取り戻すことができ安心しました。
出産と育児を経験することで自らの仕事や未来への責任も強く感じています。「この子が大人になったときに日本の和傘や岐阜和傘が文化・産業としてしっかり残っていてほしい」そんな気持ちで傘ロクロ職人と母業と二足の草鞋で頑張っています。

技術的な継承はもちろんのこと、傘ロクロの原材料であるエゴノキについても資源の枯渇や切り出してくれる人材の高齢化が進んでおり、現在まで10年以上原材料を支えてくれているエゴノキプロジェクトの方も正念場を迎えています。傘ロクロ職人としての修行と同時に原材料の確保についても責任を持ち、取り組んでいるところです。

岐阜の誇る自然や文化が未来につながるように、今自分ができることを精一杯努めます。まずはあと1年となった傘ロクロ職人見習いを無事修了し、そこから始まる職人人生の土台を堅実に築いていきたいと思います。
これまでもたくさんの方々から、多大なご支援をいただいてここまで修行させていただいていることに感謝をしています。今後ともぜひ引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。

研修スケジュール

【2025年3月~2025年7月】
ロクロ製造技術の習得
ロクロ事業の継承
原材料確保に関する調査等(エゴノキプロジェクトとの連携)

岐阜市のNPO支援

岐阜市 市民協働推進部 市民活動交流センター

岐阜市では、「協働のまちづくり」を推進しており、共に地域社会の課題解決を目指すNPO等の事業を応援しています。この事業を皆様にも応援していただくために、ふるさと納税を活用しています。
この事業によって、市民の皆様が誇りを持てる個性豊かな地域社会の実現を目指します。

関係者メッセージ

一般社団法人岐阜和傘協会 代表理事 平野明宏

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これまで2度のガバメントクラウドファンディングでも皆様の多大なご協力をいただき誠に有り難うございました。2023年には、岐阜和傘協会として育成を行った前田健吾さんが傘骨職人として独立されました。これもひとえに皆様のご支援のおかげでございます。

岐阜和傘は、一つ課題を乗り越えると、また新たな課題に直面するという状況にございます。後継者が今なお足りていない事、ロクロの原材料確保が困難になってきていることなど、みなさまのお力添えを必要としています。

何卒ご支援よろしくお願い申し上げます。

傘骨屋 前田健吾(研修修了生)

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日頃より格別のご愛顧を賜り誠にありがとうございます。

また、先般の小生の傘骨修行期間におきましては、GCFをはじめ周りの皆様の多大なるご支援をいただきましたことを重ねて御礼申し上げます。

私事で恐縮ですが、3年間の修行期間を経て2023年2月に「傘骨屋」として独立開業いたしました。
開業と同時に岐阜県のみならず全国の傘屋さんから傘骨を購入いただき、伝統文化の発展に寄与させていただくことができております。

最近ではメディアで和傘を取り上げていただくことが多くなり一般の方への認知も徐々にではありますが広がってきていると感じています。

日本のみならず海外のお客様も和傘の魅力に感動される様を何度も目にしており、和傘が持っているポテンシャルは確かなものがあります。

先人が積み上げてきた知恵および技術は知れば知るほど奥が深く生半可な修行では習得できるものではありません。

和傘を未来へつなぐために頑張っている後継者候補へのご支援賜りますよう何卒よろしくお願いいたします。


寄附金の使い道

岐阜和傘部品職人の育成(2025.3-2025.7)費用および後継者育成活動の広報にかかるを費用を目標金額として設定
目標金額:150万円
 
【内訳】
・後継者活動支援金:670,000円 
・返礼品費用・返礼品送料:420,000円
・後継者育成活動の広報費:200,000円  

【目標金額 過達成と未達成の場合の寄附金取り扱い】
・目標額を超えて達成した場合・・・育成事業広告宣伝費の金額を増額し、後継者育成活動の広報を行います。
・目標額未達成の場合・・・寄付いただいた分は、本プロジェクトに活用させていただき、不足分については岐阜和傘協会で負担し本プロジェクトを継続させます。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

お礼の品一覧

現在進捗情報はありません。

岐阜県岐阜市

ガタン、ゴトンと、名古屋から電車で約20分揺られた先に、岐阜市はあります。

岐阜県の県庁所在地である岐阜市には、魅力が満載。
玄関口であるJR岐阜駅周辺に並ぶ高層ビル。
昭和の面影を残しながら新たな活気がみなぎる柳ケ瀬商店街。
1,300年以上の歴史を持つ鵜飼が行われる清流長良川。
そして、岐阜城を冠する自然豊かな金華山があり、斎藤道三公・織田信長公・明智光秀公をはじめとする戦国武将ゆかりのまち。

そんな、まちと自然がバランスよく共存する岐阜市には、暮らしやすさと豊かさがあります。