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全国一歴史のある菊人形展「南陽の菊まつり」を盛り上げ後世へ繋げていきたい

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

main_img 達成

寄付金額 1,004,000

100.4%

目標金額:1,000,000

達成率
100.4%
支援人数
41
終了まで
受付終了

山形県南陽市(やまがたけん なんようし)

寄付募集期間:2024年9月1日~2024年11月30日(91日間)

山形県南陽市

プロジェクトオーナー

山形県南陽市の秋の風物詩である「南陽の菊まつり」は今年で第112回を迎えます。
しかし、菊の生産者は年々減少しており、後継者不足が課題となっています。
大正時代から続く菊まつりを今後も盛り上げ、歴史ある菊花や菊人形の技を後世へ伝えていくため、クラウドファンディングへ挑戦することにしました。
ご賛同いただける皆様の温かいご支援をお願い申し上げます。

皆様へのお願い

現在、菊の生産者は、減少の一途をたどり、本市を含めた日本中で後継者問題に頭を抱えている状況です。南陽市においても同じ問題を抱えており、菊まつりの開催有無に直結する問題であると認識しています。だからこそ「全国一歴史のある菊人形展「南陽の菊まつり」を盛り上げ後世へ繋げていきたい」という思いを次世代に繋げていくため、クラウドファンディングへ挑戦することにしました。
秋の風物詩である南陽の菊まつりは、時代の変化に合わせながら、112回という開催回数を重ねています。新型コロナウイルス感染症の影響によって規模縮小開催した年度もありました。これまで先代が築いてきたものを、私たちも受け継ぎ、次の世代へ継承していくことを願っています。南陽の菊まつりを心待ちにしていただいている方、足を運んだことのある方からのご支援をいただき、今後も南陽の菊まつりを盛り上げ、後世に繋いでいきたいと思っています。

寄附金の使い道

皆様からいただいた寄附金は、南陽の菊まつりを盛り上げ、歴史ある菊花や菊人形の技を後世へ伝承するために菊まつり会場の運営費、菊づくり講習会の経費などへ活用させていただきます。皆様からのご支援のほどお待ちしております。
目標金額に達しなかった場合でも、本プロジェクト事業費として活用させていただきます。また、目標金額に達した場合は、その時点で本プロジェクトを終了させていただきます。

◆内容

南陽の菊まつり事業費

◆事業実施スケジュール

2024年9月:クラウドファンディング開始
2024年9月:菊まつり準備開始
2024年10月6日~11月6日:菊まつり開催

日本人と菊

日本文化において菊は特別な存在であり、多くの方から愛されてきた花です。それを象徴するのが皇室の紋章である「菊の御紋」であり、その他にも武家の家紋、日本文学作品にも登場し、その美しさや気品を通して日本人を魅了してきました。また、菊の花言葉は「高貴・高潔・高尚」と言われ、日本人としての美徳を表すものになります。
毎年9月9日は、重陽の節句、別名「菊の節句」とも呼ばれ、邪気を払う力があると信じられていた「菊」を活用してきました。例えば、お酒に菊の花びらを浮かべた菊酒を飲むことで長寿を願う風習があったと言われています。平安貴族の中では、菊を眺めながら菊酒を嗜む宴を催していました。それだけ「菊」という存在が身近であり、先人たちの生活に欠かすことのできない花であったと考えられます。

菊人形と菊まつりの歴史

菊人形は、大正元年(1912年)宮内の料亭「山崎屋」が人形師菊地熊吉氏に頼み、木彫りの人形に菊の花の衣装を飾り見せたのが起源であると言われています。また、翌大正2年に料亭で菊の品評会を催したことが菊花展(品評会)の始まりとなります。
大正15年には、菊づくりの進歩改良を目的とした組織を立ち上げ、数軒の料亭や旅館に菊人形を飾ったと言われています。昭和6年には、熊野大社の鳥居の場で菊人形が飾られ、『菊の宮内』という名声が広まりました。
菊人形展は、菊付けや人形づくりの小道具、大道具など多くの専門の職人が必要ですが、南陽の菊人形は、初代菊地熊吉氏が一人でそのすべてをやってのけ、それが南陽の菊人形の他にない一番の特色です。現在は、三代目の直哉氏がその技を継ぎ、独自の菊人形として定着し、菊人形展では、全国一の技と文化を誇ります。

昔の菊まつりの様子
菊人形制作の様子

現在の「南陽の菊まつり」

大正時代から110有余年続く「南陽の菊まつり」は、毎年10月上旬から11月上旬まで開催され、菊花や菊人形など伝統ある作品が会場を彩ります。菊花展は今年度で112回となり、菊人形展と菊花展からなる南陽の菊まつりは、全国一の歴史と技と文化を誇ります。
近年では、熊野大社の景観を活かした菊花の創作アート展示など新しい菊まつりの創出も行っています。この南陽の菊まつりは、市内観光関係団体を中心に実行委員会を組織し、菊花会、地元企業など多くの皆様のお力添えをいただきながら開催している南陽市一番のイベントです。平成29年度からは2会場開催となって菊まつりを実施しています。

菊まつり宮内会場

菊まつり期間の前半は、熊野大社周辺を会場とした宮内会場で実施します。菊を使用した現代的なフラワーアートは、若い年齢を中心に注目を集めています。日本や世界で活躍するフラワーアーティストをはじめ、山形県置賜地域、県内団体の方々も参加しています。フラワーアートを屋内展示するイベントはありますが、約1週間も屋外展示するイベントは、滅多にありません。各フラワーアーティストの個性溢れる芸術作品をご覧ください。また、夜になるとライトアップされたフラワーアートが見ることができ、日中とは違った幻想的な空間が広がります。

菊まつり花公園会場

菊まつり期間の後半は、中央花公園を会場とした花公園特設会場で実施します。宮内会場とは違い、伝統的な大菊三本立て等が会場内に並びます。例年10月末に菊花品評会が開催され、出品者は、その日に満開になるように1年間にわたり菊の栽培を行っています。
また、花公園会場では大河ドラマを基にした菊人形を1場面設置しています。菊は、全て生花を使用しており、人形も一体ずつ手づくりで制作されています。
継承されてきた菊人形師の技と、長年積み重ねてきた栽培技術を誇る南陽菊花会を有する南陽市は、「菊」が南陽市の花に制定されています。

令和5年度内閣総理大臣賞受賞花

菊花の技の伝承活動

菊のまちづくり推進協議会では、市の花である菊による観光のまちづくりを目指し、菊花会の協力を得て毎年菊づくり講習会を開催しています。市内外の多くの方々から参加していただき、秋の菊花展へ栽培した菊を出品していただいています。また、小中学校へ菊の栽培指導を行い、菊花に広く親しんでもらい全国一の伝統ある菊づくりの技を後世に伝承していくための取組を行っています。
また、菊花会で育てた菊を空港や道の駅などの観光施設に設置させていただき、観光客の誘客を図っています。市内会場付近の商店街にも賑わいづくりの一環として、玉菊を設置して菊のまちとしてのPRをさせていただいています。

菊づくり講習会の様子
観光施設へのPR菊設置の様子(山形空港)

実行委員長メッセージ

第112回菊まつり実行委員長 結城 秀人

写真

南陽の菊まつりは長年秋の風物詩として多くの方に親しまれており、毎年多くの方に会場にお越しいただき楽しんでいただいています。
一方で、菊まつりの根幹である菊づくりに携わる方の高齢化や後継者不足が顕著であり、菊の栽培に手間がかかるということが菊離れの大きな要因であると考えられます。だからこそ、菊を育てている方々にとって、365日丹精込めて栽培した菊をたくさんの方に見ていただけることは、まさに「生きがい」です。
これまでも開催にあたっては、市内外の事業者等の方々からもご支援を頂戴し運営を行ってきておりますが、昨今の物価高騰などの経済状況もあり、より広く多くの方に南陽の菊まつりを知っていただくとともに、本プロジェクトの意義にご賛同いただける方にご支援とご協力を頂戴し、伝統ある南陽の菊まつりを華やかに彩って参りたいと考えています。

南陽市長メッセージ

南陽市長 白岩 孝夫

写真

この度は、本プロジェクトに興味をお持ちいただきありがとうございます。
今年112回を数える南陽の菊まつりは、菊人形展としては全国一歴史がある南陽市を代表する一大イベントで、「菊」は南陽市の花にも制定されている市民には縁が深い花です。  
携わる方々の思いが詰まった南陽の菊まつりに皆様からの温かいご支援のほどどうぞよろしくお願いいたします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

  • 2024年11月08日 13:11

    プロジェクト目標金額達成の御礼およびプロジェクト募集終了のお知らせ

    この度は、プロジェクトへ、ご支援をいただき大変ありがとうございました。
    多くの方からご賛同をいただき、無事目標を達成することができました。そのため、プロジェクトの募集を終了いたしました。
    頂いた寄附金については、南陽の菊まつりの歴史と伝統を未来へ引き継いでいけるよう今後の菊まつり運営費として活用させていただきます。
    今後も歴史ある菊まつりを後世へ繋いでいくとともに、より多くの方々に南陽の菊の魅力を伝えられるよう取組みを行っていきたいと考えておりますので、引き続きご支援いただけますと幸いです。
    この度は誠にありがとうございました。

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山形県南陽市

つながり つどう 縁結ぶまち 南陽

山形県南陽市は、北に丘陵、南に沃野が広がり、都市の利便性と自然環境が調和した、すぐれた伝統と歴史をもった魅力あふれるまちです。

湧き出る温泉と豊かな自然に恵まれ、四季折々の彩と美しい悠久の自然が息づくまち「南陽市」。
都会では味わえない、ぬくもりのある故郷がここにあります。