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修復プロジェクト第3弾:佐久市立近代美術館所蔵の岩橋英遠の作品を修復したい!

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

寄付金額 155,000

8.6%

目標金額:1,800,000

達成率
8.6%
支援人数
10
終了まで
受付終了

長野県佐久市(ながのけん さくし)

寄付募集期間:2024年10月1日~2024年12月31日(92日間)

タグ:

長野県佐久市

プロジェクトオーナー

佐久市立近代美術館では、約3,400点に及ぶ日本の近現代美術作品を収蔵しています。しかしながら、制作や収蔵から年月を重ねた作品は経年劣化が進んでおり、なかには館内での展示や他の美術館などへの貸し出しができないものもあります。
そこで、2033年(令和15年)の開館50周年に向けて、「油井コレクション」の日本画作品を中心に、作品の状態調査および修復を計画的に実施することで、貴重な美術資料を守り、作品の価値を後世に伝えてまいります。

岩橋英遠《果樹園二題 北ぐにの春》,《果樹園二題 冬来る頃》

上 《果樹園二題 北ぐにの春》/下 《果樹園二題 冬来る頃》

岩橋 英遠(いわはし・えいえん/1903-1999)は北海道生まれの日本画家です。
岩橋は、自身の原風景である北海道の広大な自然を愛し、画面のなかに写実と幻想が交錯したような世界を構築しました。

北海道空知郡江部乙村(現 滝川市)出身の岩橋英遠は、自らを道産子と称し、自身の作品に故郷の風景をたびたび登場させています。《果樹園二題 北ぐにの春》(1948年,紙本彩色,169.5cm×361.8cm),《果樹園二題 冬来る頃》(1948年,紙本彩色,169.5cm×361.8cm)の遠景に描かれているのも、江部乙の西北に連なる暑寒別岳(しょかんべつだけ)と考えられます。画面の手前にはりんごの木が描かれ、春と秋それぞれの季節を感じさせます。
岩橋は本作品について「写生そのままの絵です」と述べていますが、本作品は、綿密に自然を捉えて描かれた描写のなかに、どこか幻想的な雰囲気を感じさせ、表層的な自然の描写にとどまらない、そんな魅力があります。

修復が完了した際には、岩橋の柔らかな筆遣いと画面から漂うロマンティシズムを実物から味わっていただきたいと思います。

寄付金の使い道

皆様から頂いた寄付金は、岩橋英遠《果樹園二題 北ぐにの春》,《果樹園二題 冬来る頃》の修復費用に充当します。

※目標金額を下回った場合でも、その全額を本プロジェクトに活用いたします。
※修復が完了した際にはコレクション展で《果樹園二題 北ぐにの春》,《果樹園二題 冬来る頃》を公開する予定です。

修復が必要な主な箇所は以下のとおりです。

《果樹園二題 北ぐにの春》
・画面右の出オゼの上部に折れスジと裂け、画面擦れ、下部に画面擦れ
・画面中央の入りオゼ及び画面左の入りオゼに沿って折れスジと裂け
・画面左の出オゼの下部にカビ
・画面下部に剥落

《果樹園二題 冬来る頃》
・画面の3箇所の入りオゼに折れスジと裂け
・画面左下角の下椽付近、画面左の入りオゼの下部、画面左の出オゼの下部の計3箇所にカビ

作品の修復がなぜ必要?

博物館や美術館の収蔵庫は温湿度が保たれる良好な環境ではありますが、例えば、日本画に用いられる膠(にかわ)の接着力が低下して絵具が剥落(はくらく)するなど、経年による劣化は避けられません。
また、既成概念にとらわれない材料や技法によって制作された近現代の作品の場合、これらが原因で劣化の進行が早まることもあります。

貴重な美術資料を後世に守り伝えていくには、状態を正確に把握したうえで、高度な知識と技術をもつ専門家による修復処置を施すことが不可欠です。

なお、本年3月に修復が完了した片岡球子《富士に舞う 陵王と還城楽》は、2025年3月15日(土)~5月6日(火)まで開催のコレクション展「『ふしぎ』な美術」において、ご覧いただけます。
ぜひ、ご来館ください。

修復作品の調査状況

佐久市立近代美術館について

佐久市立近代美術館

佐久市立近代美術館は、1983年(昭和58年)5月26日に開館しました。佐久市出身の実業家(株式会社美術年鑑社初代社長)である油井一二(ゆい・いちじ/1909-1992)が生涯にわたって収集した、近現代の日本画壇の特徴をたどることのできる「油井コレクション」のほか、佐久地域ゆかりの美術作家の作品や、明・清時代の中国陶磁器など幅広い美術資料を収蔵しています。
これらを紹介するコレクション展や企画展のほか、地域の方を対象とした公募展なども開催し、美術館を身近に感じる環境づくりを目指しています。

日本画の名品がそろう「油井コレクション」

「油井コレクション」の日本画作品の中には、日本画家・平山郁夫(1930-2009)の初期の代表作《仏教伝来》(1959年)など、近現代の代表的な日本画家の画業を語るうえで欠かせない作品が数多く含まれています。市立の美術館としては比類のないコレクションであり、当館の大きな特徴と言えるでしょう。

プロジェクトにご支援いただく皆様へ

佐久市長 栁田 清二

写真

佐久市立近代美術館は、故油井一二氏が佐久市に寄贈してくださった約660点の美術作品を皆様にご覧いただく「美の殿堂」として、また佐久地域の文化芸術活動の拠点のひとつとして、創造の森・駒場公園内に1983年に開館いたしました。

佐久市立近代美術館のコレクションは、油井氏をはじめとする作品寄贈者の皆様の篤志によって形成されてきました。佐久市民にとっての貴重な財産であるだけでなく、素晴らしい作品を鑑賞するために遠方から訪れる方が大勢いらっしゃるほど、価値の高いコレクションです。

この度、収蔵作品の中でも名品である、片岡球子先生の《富士に舞う 陵王と還城楽》の修復を計画いたしました。本プロジェクトを通じて作品のもつ魅力を皆様に知っていただき、次世代を担う子どもたちに守り伝えていきたいと思います。

皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

佐久市立近代美術館 非公認応援キャラクター「いちじくん」

写真

みなさんのご協力をお願いしたいジク!

お礼の品をご紹介

「北斗の拳」タンブラー(株式会社タク技研製)

2021年度企画展「武論尊原作展 デビューからの軌跡 武論尊/史村翔の世界」の開催にご協力いただいた「株式会社タク技研」の「北斗の拳」タンブラーのほか、佐久市立近代美術館の招待券およびミュージアムグッズをご用意いたしました。

本プロジェクトに対するご寄付は「ふるさと納税制度」の対象となるため、佐久市民の皆様にはお礼の品をお送りすることができません。
ご理解とご了承をいただきますようお願いいたします。
※佐久市民の方が寄付される場合も、寄付金控除はお受けいただけます。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

現在進捗情報はありません。

長野県佐久市

佐久市は、長野県の東部に位置する自然環境に恵まれた高原都市です。地域医療の充実や保健予防活動の推進による「健康長寿のまち」であることや、北陸新幹線、上信越自動車道、中部横断自動車道による高速交通網の充実や災害の少なさもあり、地方移住への関心が高まるなか、「暮らしやすいまち」として注目されています。

佐久市出身の代表的な美術家(書道家)には、工部美術学校で西洋画を学び石版画家として活躍した「岡村政子(1858-1936)」や、「現代書道の父」と呼ばれ多くの門弟を育てた「比田井天来(1872-1939)」、「理想的な乳牛像」のほかアメリカで公共彫刻を数多く手掛けた「川村吾蔵(1884-1950)」らがいます。

太平洋戦争中には、「東郷青児」、「有島生馬」、「奥村土牛」らが佐久市域内に疎開し、地域の芸術活動に影響をもたらしました。また、佐久平から望む雄大な浅間山の姿は、多くの画家たちに描かれたモチーフでもあります。