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【第2弾】「ASUKAモデル」の取組を広め、救いうる命を救いたい! 「明日(あす)も 進む いのちの日」

カテゴリー:健康・福祉 

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寄付金額 759,000

25.3%

目標金額:3,000,000

達成率
25.3%
支援人数
17
終了まで
46
/ 90

埼玉県さいたま市(さいたまけん さいたまし)

寄付募集期間:2024年8月1日~2024年10月29日(90日間)

埼玉県さいたま市

プロジェクトオーナー

日本救急医療財団のガイドラインによると、日本の学校での児童・生徒の突然死の約3割は心臓突然死です。電気ショックが1分遅れると救命率が約10%下がるため、心停止から5分以内の電気ショックが求められます。

さいたま市立学校では、各学校の実態に応じて職員玄関や保健室、体育館など、すべての場所から迅速にアクセスできる位置にAEDを設置しています。また、設置しているAEDは児童生徒や教職員だけでなく、保護者や地域の方々も使用し、救命活動に役立っています。
寄附金は「ASUKAモデル」推進事業やAED設置費用に充てられます。命を救うためのご支援をお願いします。

ASUKA モデル

2011年9月29日、さいたま市立小学校6年生の桐田 明日香(きりた あすか)さんが、駅伝の課外練習中に倒れ救急搬送された後、翌30日に死亡するという大変悲しい事故が起きました。さいたま市教育委員会では、校長、教職員など「教育実践者レベル」の視点で、事故を巡る対応の在り方について掘り下げて教訓を明らかにし、教職員研修のためのより分かりやすいテキスト「体育活動時等における事故対応テキスト|ASUKA モデル」を2012年に作成し、教職員研修を充実させ、学校の安全度を高めています。

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ASUKA モデルを活用した傷病者発生時対応訓練

さいたま市立学校の教職員は毎年、 ASUKA モデルを活用して年度当初に傷病者発生時対応訓練を行っています。役割を決めて、傷病者の対応を行い、自分たちの行動を振り返り、各学校では様々な場面を想定した訓練を行い、どのような状況でも迅速かつ的確に対応することができるようにしています。

さいたま市消防局との連携による教職員研修

さいたま市消防局と連携し、さいたま市立学校の教職員は、3年に1回、「普通救命講習Ⅰ」の講師となることができる「応急手当普及員講習」も積極的に受講しています。
教職員研修を行うことにより、教職員の危機管理に関する意識や資質が向上し、児童生徒の生命に関わる重大事故の発生を未然に防ぐことに繋がります。加えて、児童生徒に対する心肺蘇生実習への指導に役立っています。
現在、さいたま市では、1,000名以上の教職員が、応急手当普及員の資格を持っており、各学校1名以上は在籍しています。

【普通救命講習Ⅰ】
・さいたま市立学校の全ての教職員が少なくとも3年に1回受講
・2014年度から、原則、各さいたま市立学校において、応急手当普及員
有資格者が実施

【応急手当普及員講習Ⅰ】
・全てのさいたま市立学校において、1名以上の応急手当普及員が在籍
・3年に1回再講習を受講(3時間)
・応急手当普及員は毎年増加しており、1,051名の応急手当普及員が在籍(2024年度6月末現在)

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さいたま市立学校 小中高一貫した救命教育「児童生徒の心肺蘇生法実習等」  

さいたま市立学校では、小・中・高一貫した救命教育を実施しています。現在、さいたま市では、「中学校第1学年の段階で、全ての生徒がAEDの使用を含む心肺蘇生法を行うことができる」ようにしております。毎年1万人を超える生徒が「普通救命講習Ⅰ」を取得することができるようになりました。

学校教育と地域との連携 知識・技術の習得から実践へ 
ASUKA モデルフォーラムを開催

さいたま市教育委員会では、毎年9月30日を「明日(あす)も 進む いのちの日」と制定し、全てのさいたま市立学校において、AEDの一斉点検及び児童生徒へAEDの設置場所等の確認を行い、学校安全管理体制の充実を図っております。
2022年度には、「ASUKA モデル」作成から10年の節目を迎えたのを機に、主体的に救命活動ができる児童生徒の育成を一層充実させるために、救命教育の在り方や実践方策について探究する「ASUKA モデルフォーラム」を明日香さんの御命日にあたる、2022年9月30日に開催しました。
当日は、さいたま市立学校教職員、日本AED財団、さいたまPUSH、PTA の方々、約700名のみなさまを対象に、さいたま市立学校児童生徒による「主体的な救命活動の取組についての発表」や「パネルディスカッション」等を行いました。
パネルディスカッションでは、桐田明日香さんのお母様をはじめ、日本AED財団の石見様、事故当時、検証委員会委員長を務めていただいた峯様、大宮消防署長の村越様をパネリストにお招きして「世界中の学校で心臓突然死を0にするために~ASUKAモデル誕生から10年~」をテーマにディスカッションを行いました。

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「ASUKAモデル」の普及

令和5年度、子どもたちの命を預かっている放課後児童クラブや保育園などの市有施設においても、「ASUKAモデル」を普及しました。
9月30日の「明日(あす)も 進む いのちの日」の時期に合わせて、放課後児童クラブや保育園において、子どもたちを対象にAEDの働きを伝えたり、設置場所を確認したりする取組を職員の方々に行っていただきました。
また、教育委員会事務局職員が保育園長会で、「ASUKAモデル」の取組や傷病者発見時対応訓練の実施の仕方について説明し、参加いただいた保育園長に「ASUKAモデル」の重要性を感じていただきました。

ASUKA モデルの成果 
AEDの使用件数の増加

さいたま市では、明日香さんの事故以降、AEDの使用を含む救命活動が増加しています。事故前にあたる、2006年から2010年の5年間でAEDのパッドを装着する件数が3件しかありませんでしたが、事故後の2011年から2024年3月末現在で87件に増加しています。AEDの使用を含む救命活動が積極的に行われるようになりました。

ASUKA モデルの成果
ASUKA モデルによる救命事例

2022年度にさいたま市教育委員会事務局職員とさいたま市立学校の教職員とで救命した事例がありました。さいたま市立教育研究所近くの路上で、運転中に意識を失った市民の方を、出勤途中のさいたま市教育委員会事務局職員と教職員、市民の3名で教育研究所のAEDを使用して救命しました。救命活動にあたった教職員は、「教育研究所にAEDが設置されていることが周知されていたことと、既に複数回教職員研修で救命講習を受けていたので、自然に体が動きました。」と話していました。このように、10年に渡るASUKA モデルの取組で、「学校中が救命サポーター」となっています。

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寄附金の使途

令和5年度は102件、合計3,915,000円のご支援をいただきました。いただいた寄附金は「ASUKA モデル」推進事業並びにさいたま市立学校等のAEDの設置及び貸出用AEDの設置費用として活用させていただきました。
令和6年度も「ASUKA モデル」推進事業並びにさいたま市立学校等のAEDの設置及び貸出用AEDの設置を継続して実施しますので、令和6年度も引き続き全国のみなさまからのご支援をお願いします。
※目標金額に達しなかった場合でも、本事業は実施いたします。また、目標金額以上に集まった寄附金は、本プロジェクトの趣旨に沿った事業に活用させていただきます。

寄附者の皆様へ

さいたま市長 清水 勇人

「体育活動時等における事故対応テキスト|ASUKA モデル」作成から10年以上が経過し、さいたま市をはじめ、全国の学校で、本テキストを活用した教職員研修を実施し、学校の安全度を高めてきました。また、自分の身近な人が突然倒れてしまったら、その状況を何とかしたいと思う気持ちを行動に移すことができる子どもたちが、さいたま市では育っております。
AEDは、全てのさいたま市立学校に整備しており、職員玄関、保健室付近、体育館など、どの場所からでもより早く取りに行くことができる場所に各学校の実態に応じて設置しております。
「ASUKA モデル」推進事業並びにさいたま市立学校等のAEDの設置及び貸出用AEDの設置に取り組むため、皆様のご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。

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ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

お礼の品一覧