大町山岳博物館ライチョウ応援プロジェクト
カテゴリー:自然・環境
寄付金額 2,795,000円
目標金額:2,500,000円
- 達成率
- 111.8%
- 支援人数
- 184人
- 終了まで
- 受付終了
長野県大町市(ながのけん おおまちし)
寄付募集期間:2024年4月26日~2024年7月24日(90日間)
長野県大町市

市立大町山岳博物館は、昭和38年からライチョウの飼育を開始し、一時は飼育中断もあったものの、2019年に人工繁殖、2021年に自然繁殖に成功し、現在7羽を飼育する日本有数の博物館です。
本年にはなんと、飼育開始から60年の時を経て、繁殖させたライチョウを野生に戻す取り組みが決定しました。
この取組には飼育環境調整のためのコストを中心に、多額の費用が必要となります。
プロジェクトを通して、ライチョウ飼育の取組を多くの皆さんに知って応援いただき、一緒に育てていただければ幸いです。
ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!
ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。
控除上限額かんたんシミュレーション
市立大町山岳博物館について
山岳の自然や文化の発信基地「さんぱく」

大町市は、黒部ダム・立山黒部アルペンルートの長野県側の玄関口であり、3,000m級の爺ガ岳や鹿島槍ヶ岳、裏銀座などへの登山口があり、大正6年に全国で初めて山案内人組合が設立された北アルプスの麓に位置する人口約25,000人の山岳文化都市です。
この大町市の東山の中腹に位置し、北アルプスの大パノラマが展望できる大町山岳博物館は、戦後間もない昭和26年に、熱意ある地元の青年たちによって設立されました。
大町の魅力として、山の自然や文化を発信していく基地として開館した山岳博物館では、国内で唯一、開館後間もない昭和38年から、山を象徴する生き物である鳥「ライチョウ」の保護のため、飼育、研究を継続してきました。(2004年~2016年までは、一時、飼育を中断していました。)
国内唯一のライチョウ飼育の伝統と郷土のライチョウを守る取り組み
北アルプスの高山帯には、国の特別天然記念物であり絶滅危惧種の鳥「ライチョウ」が暮らしています。
北アルプスの麓に位置する大町山岳博物館では、ライチョウの保護を目的とした飼育繁殖の研究を行うとともに、多くの皆様にライチョウの生態を知っていただけるよう、博物館内において、生まれてから成鳥になるまでのライチョウの展示や北アルプスでの暮らしなどの展示を行っています。
絶滅の危機に瀕しているライチョウは、現在、環境省の主導により保護活動が行われており、全国各地の動物園で飼育繁殖の取組みが行われており、その一環として、大町山岳博物館でも、ライチョウの保護増殖事業としての飼育を2016年より再開しました。
現在、飼育舎内で日照時間や温度管理を高山帯に合わせた環境を作るなど、衛生管理を徹底して飼育を行っており、2019年には人工繁殖、2021年には自然繁殖に成功し、現在(2024年4月)では、7羽のライチョウを飼育しています。
そのため、大町山岳博物館では、1年を通してライチョウの生活をご覧いただくことができます。
この度、ライチョウの生態や繁殖の研究を進めていくため、 山岳博物館ライチョウ応援プロジェクトを立ち上げました。
多くの皆様にご協力いただきたくお願いいたします。

山岳博物館のライチョウ、野生復帰へ!
山岳博物館がライチョウの飼育・繁殖を行ってきた目標の一つは、ライチョウを野生復帰させることでした。野生のライチョウが危機に瀕した際に、放鳥という対応ができるようにするため、そして、繁殖技術や野生復帰の技術を確立するため、山岳博物館では飼育・繁殖を継続的に行ってきました。
そして本年、飼育開始から60年の時を経て、ついに、山岳博物館で繁殖させたライチョウを野生に戻す取組みが実現します。
県内初、人の手で生まれ育ったライチョウの野生復帰
このたび、環境省と日本動物園水族館協会が連携し、ライチョウの野生復帰の取組みが行われることとなりました。野生復帰させる場所は、大町から少し離れた中央アルプスです。
中央アルプスは、かつてライチョウが生息していたものの、昭和の時代に絶滅したとされる場所です。新たな生息地が増えることで、国内のライチョウが絶滅するリスクが減ることから、この地でライチョウを増やすことが決まりました。
山岳博物館でも、これまでの経験を活かしてこの野生復帰の取組みに参画することになりました。今年は、人工繁殖(人の手で孵化・子育て)したライチョウを秋まで成長させ、放鳥することが予定されています。県内の動物園でも、山岳博物館としても、初めての取組みとなります。様々なハードルが予想されますが、ライチョウを将来に残すため、全力を挙げて繁殖と野生復帰に取り組んでまいります。


ライチョウ飼育の日常
大町山岳博物館では、高山に暮らすライチョウの飼育繁殖の研究を行っているため、1年を通して、皆様にご覧いただくことができます。
ライチョウは、夏はきりっとした姿、冬は丸くなる姿がとても可愛らしいです。


<飼育環境>
現在、4人の飼育員が、日々、ライチョウを育てています。
きれいな飼育環境を維持するために、毎日、欠かさず飼育舎の清掃を行っています。さらに高山帯の環境を再現するための温度管理を行っており、細菌やウィルスの発生を防ぐためのフィルターの掃除などを行い清潔な状態を保っています。
<給餌(エサやり)>
ライチョウのエサは、小松菜や専用のペレットなどです。今年度は、生息現地の餌に近づけるため、高山植物を与える予定です。
給餌は、1日に1回から2回で、週に1回は体重測定も行っています。
<健康管理>
ライチョウは、体調を崩すこともあります。
そのため、糞の状態や日常の行動などを毎日確認するとともに、月に一回、糞を採取し、専門の研究機関に送り、細菌検査を行っています。24時間監視できるようカメラと録画でのチェックも行い、異常があれば早期に発見できるようにしています。

<繁殖の取組み>
大町山岳博物館では、毎年、夏期の繁殖に向けて研究をしています。
ライチョウの雛は、生育率が低く死んでしまうこともあります。そのため、生後1週間程度は、ライチョウが起きる日の出から日の入りまで、異常がないか徹底して観察を行っています。


プロジェクトの目的と目標金額について
プロジェクトを行うこととなった経緯
大町山岳博物館では、昭和38年からライチョウの飼育に取り組んできました。
当時の時点で、ライチョウの生息数等を把握するため、信州大学などと協力し、延べ150日にわたり北アルプスで現地調査を行いました。
そして、ライチョウを保全していくための研究として、より具体的な生態を知ることや増殖方法を確立することが重要であると考え、ライチョウの飼育を開始することとしました。
ライチョウの飼育繁殖の取組みは、将来的に北アルプスのライチョウの生息環境の維持や山岳環境を守ることに重要な役割を果たすものと考えており、 現在、4人の飼育員が愛情をこめて、ライチョウを育てています。
飼育には、きれいな環境を維持するための清掃や高山帯の環境を再現するための温度管理、細菌やウィルスの発生を防ぐためのエアコンのフィルターの掃除やカメラによる24時間の監視、健康状態を把握するための検査や週に1回の体重測定など、細心の注意を払って飼育しております。
今後も、高山帯の環境を模した飼育舎の維持や健康管理のための検査費用、設備の改修などを行っていく必要があるため、この度、ライチョウを未来に向けて育て、保護していく飼育繁殖の研究を進めていくため、大町山岳博物館ライチョウ応援プロジェクトを立ち上げました。
ライチョウを守るためには、まず多くの皆様に、ライチョウを知っていただく、関心を持っていただくことが重要です。
北アルプスのライチョウ保全につながる飼育研究に、ぜひ、皆様にご協力いただきたくお願いいたします。

使い道
【使途】
ライチョウの飼育繁殖のための研究や施設整備等のために活用します。
【目標金額】
2,500,000円
※目標金額に達しなかった場合や、目標金額以上の寄附をいただいた場合も、ライチョウの飼育繁殖のための研究や施設整備等のために継続的に活用します。
さいごに
大町山岳博物館名誉館長からのメッセージ
気候変動をはじめとする自然環境の変化は、現在世界中で大きな課題となっています。野生のライチョウが暮らす高山帯においても、様々な変化が生じ、そこに暮らす動植物にも、すでに深刻な影響が現れています。そのような状況と向き合い、必要な対応をしていくためにも、山岳の自然や文化に関する情報を発信し、皆様に理解を深めていただくことが、山岳博物館の極めて重要な役割と考えています。
このプロジェクトを通して、ライチョウのことや、ライチョウを取り巻く環境・取り組みなどを知っていただき、ライチョウたちの未来を守っていくため、ぜひご協力いただきますようお願いいたします。
大町市長からのメッセージ
昭和29年に大町市が誕生し、ライチョウを市のシンボルに位置付けて以来、大町はライチョウとともに今日まで歩んでまいりました。
大町山岳博物館での飼育研究では、これまでも幾度も困難に直面し、一時中断する時期もありましたが、現在では他機関との連携を取り、通年の飼育展示を実現しており、多くの来館者の皆様から称賛の声をいただいております。
「神の鳥」とも呼ばれる、美しいライチョウの未来をこれからも守っていくこのプロジェクトに、ぜひご協力いただきますようお願いいたします。

ご寄付いただいた方への特典
◯本プロジェクトでは、ご希望いただいた皆様に、事業の報告としてライチョウの近況をお伝えするメール配信を予定しています。
※大町市在住の方にもお受け取りいただけます。
◯大町市外在住の方には、寄付額に応じてページ下部の返礼品をお選びいただくことができます。
◯注意事項
本プロジェクトへのご寄付は、ふるさと納税制度の対象となります。大町市にお住まいの方は、ご寄付をいただくことは可能ですが、お礼の品をお受け取りいただくことができません。何卒ご了承ください。
※大町市にお住まいの方が寄付される場合でも、寄付金控除はお受けいただけます。
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【ふるさと納税】界 アルプス 宿泊ギフト券(30,000円分)【星野リゾート】
100,000 円
界 アルプスのご宿泊代として利用可能な3万円分の宿泊券です。
ご寄付前に公式サイト等で施設のご利用条件をご確認ください。
※2024年10月1日からの寄附受付分より、返礼品で割引できる限度額は「1泊あたり[ご宿泊人数(乳幼児含む)×5万円]まで」です。
※複数枚の同時ご利用も可能です。
※ご宿泊代が券面額を超えた場合は現金またはクレジットカードにて不足分をご精算いただきます。
※ご宿泊代が券面額以下の場合はお釣りのお渡しはできませんので、ご滞在中のご飲食代やアクティビティ代としてご利用ください。
※ご宿泊を伴わない日帰り等でのご利用はできませんので予めご了承願います。
〇本券をご利用の際には必ず星野リゾート公式宿泊予約サイト上でギフト券番号を入力、もしくは星野リゾート予約センターにお電話でギフト券番号をお申し出のうえ、ご予約いただき、ご宿泊当日に本券をフロントスタッフにお渡しください。
〇宿泊券利用時に現金等によってお釣りをお出しすることは出来かねますので、ご注意ください。
〇星野リゾートの航空券付きプランにはご利用いただけません。
〇紛失、破損時の再発行は出来かねますので、ご注意ください。
〇ご注文からお届けまで1ヶ月~1ヶ月半ほど頂戴します。お届け指定日は承れませんので予めご了承願います。
〇有効期間は365日です。有効期間の開始日はご注文より約30~40日。
(例:2023年9月15日ご注文、2023年10月15日有効期間開始、2024年10月14日有効期間終了)
有効期間より前のご使用はできません。予めご了承お願いいたします。
〇有効期間はいかなる場合でも延長等はお受け致しかねますので必ず有効期間内にご使用願います。
〇本券は換金防止のために券面に利用者名を印字いたします。利用者名は返礼品のお届け先の
お名前を記入させていただきます。寄付者と返礼品のお届け先のお名前が異なる際にはご注意ください。
〇複数枚を同時にご利用することも可能です。
〇宿の公式サイトで販売される各種割引きとの併用が可能です。
○満室により本券の有効期間内にご予約が取りづらくなる場合がございますので、ご宿泊予約はお早めにご検討ください。
〇界 アルプス公式サイト(https://kai-ryokan.jp/alps/)長野県大町市
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ANA ホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん 宿泊利用券 (30,000円分)| …
100,000 円
ANA ホリデイ・インリゾート信濃大町くろよんでご利用いただける「30,000円」分のご宿泊券です。全日ご予約対象日です。ご宿泊代やレストラン・売店(大町市産のものに限る)・各種プログラムにご利用いただけます。
ウィンターシーズンはホテルから白馬・大町のスキー場まで無料バスが運行。安心安全のスノーリゾートでご家族・ご友人と充実の時間をお過ごしください。
◇ご利用に当たっての注意事項◇
・ご利用券の有効期限は発行日より1年間です。
・お支払いは現地決済のみ対応可能です。
・ご利用の際はホテルへお電話いただくか各宿泊予約サイトからお好きなプランのご予約をお願い致します。(その際ふるさと納税の宿泊利用券を使用される旨お伝えいただくか、予約サイトからの際は備考欄にご記入ください。)
・ご利用代金が額面以下の場合にはお釣りは出ませんのでご了承下さい。
・紛失や破損などによる再発行や、有効期限の延長はいかなる場合もお受けできませんのでご了承ください。
・宿泊以外の宴会や日帰り利用にはご使用いただけません。
・ご注文からお届けまで最短に努めますが、1ヶ月ほどかかる場合がございます。お届け指定日は承れませんのでご了承下さい。
・換金、転売防止の為に利用者名を明記いたします。利用者名は返礼品のお届け先のお名前を記入いたします。寄付者と返礼品のお届け先のお名前が異なる際にはご注意ください。
【ご予約・お問い合わせ先】
ANA ホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん 電話:0261-22-1530
北アルプスの雄大な自然に抱かれたANA ホリデイ・インリゾート信濃大町くろよんは、大切な人との素敵な思い出が生まれるマウンテンホリデーリゾート。
かけ流し露天風呂で心も体もゆったりリラックスして、ハイキング、スキー、サイクリング、ゴルフ、テニス、スタンドアップパドル、フルーツ狩りなど、四季おりおりの魅力を感じる多彩なアクティビティをお楽しみいただけます。
お子様に人気のキッズプログラムも豊富にご用意しているほか、ホテル周辺には歴史や文化の発見があるスポットもいっぱい。大町市は黒部ダムの玄関口として知られ、周辺にはカヌーやラフティングを楽しめる仁科三湖や犀川、トレッキングコースのある山々や、数多くの天然温泉など、見どころや遊びどころがそろっています。長野県大町市
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ぽかぽかランド美麻 露天風呂付 トレーラーハウス 宿泊ギフト券 30,000円分 …
100,000 円
露天風呂付トレーラーハウスのご宿泊代として
利用可能な30,000円分の宿泊ギフト券です。
※ご利用いただけない期間がございますので、ご宿泊のご予約は必ずお電話でお願いいたします。
※複数枚の同時利用も可能です。
※ご宿泊代が券面額を超えた場合は現金または、クレジットカードにて不足分をご精算いただきます。
※お釣りのお渡しはできません。
※ご宿泊を伴わない日帰り等でのご利用はできませんので予めご了承願います。
※紛失、破損時の再発行は出来かねますので、ご注意ください。
宿泊地:長野県大町市美麻16784
事業者 :ぽかぽかランド美麻
連絡先 :0261-29-2030長野県大町市
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2024年12月27日 13:36
【ご支援いただきありがとうございました】目標達成のお礼とご報告
当プロジェクトをご支援いただいた皆様、この度は誠にありがとうございました。
目標寄付金額が達成されたのはもちろんのこと、多くのあたたかい応援メッセージもいただき、プロジェクトに賛同してくださる皆様、ライチョウを大切に思ってくださるファンの皆様の存在を身近に感じる機会となり、職員一同感謝の気持ちでいっぱいです。
また、寄付時にご希望いただいた皆様にはメールにてお知らせしておりますが、本年9月には大きな目標であった「野生復帰」の試みも実現することができました。
未だ課題もありますが、応援してくださる皆様の存在を励みに、来年度以降もより多くの雛たちを中央アルプスへ送り届けられるよう、職員一同精いっぱい努めてまいります。
大町山岳博物館では、各種SNSにおいて、ライチョウを含む付属園の動物たちに関する内容をはじめ、さまざまな情報を発信していますので、今後ともあたたかく見守っていただけますと幸いです。
また、ぜひ実際にご来館いただき、付属園の動物たち、博物館の展示を間近にご覧いただければと存じます。
改めて、この度は当プロジェクトへのご支援を賜り、誠にありがとうございました。もっと見るまだコメントはありません
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長野県大町市
大町市は長野県の北西部、鹿島槍ヶ岳や爺ヶ岳、蓮華岳など3,000m級の北アルプスの麓に位置する、人口約25,000人の自然豊かなまちです。
黒部ダムでも有名な世界有数の山岳観光ルートである、立山黒部アルペンルートの長野県側の玄関口であるとともに、北アルプス登山の拠点としても多くの観光客が訪れます。
市北部には、木崎湖・中綱湖・青木湖と三つの湖が連なる仁科三湖があり、夏のアウトドアや青木湖での幻想的なホタル観賞クルーズ、ワカサギ釣りなどが楽しめるほか、犀川でのラフティングや国営アルプスあづみの公園大町・松川地区での自然体験、冬のスキーなど、四季を通じて自然の魅力を体感できます。
また、北アルプスの山々の恵みである良質な湧水に恵まれ、水資源を活かしたそばや米などの食はもちろん、地酒や地ビールも楽しむことができます。
コメント投稿をありがとうございます!
あなたのその想いが
プロジェクトを動かしています。
投稿は順次、進捗情報ページへ反映されます。
反映まで数日かかることがあります。