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神戸のシンボル「風見鶏の館」を未来へつなぐ 耐震補強工事にご支援を

カテゴリー:観光・PR 

main_img 達成

寄付金額 4,417,500

220.8%

目標金額:2,000,000

達成率
220.8%
支援人数
168
終了まで
受付終了

兵庫県神戸市(ひょうごけん こうべし)

寄付募集期間:2023年10月2日~2023年12月31日(91日間)

兵庫県神戸市

プロジェクトオーナー

国重要文化財「旧トーマス住宅」、通称「風見鶏の館」は尖塔の上に立つ風見鶏がよく知られ、神戸のシンボルとして欠かせない存在です。
耐震性の調査の結果、将来にわたって神戸のシンボルであるこの建物を残すため、大規模な耐震補強工事が必要であることがわかりました。
国内外から訪れる人に、より安全安心に見学していただける文化財施設とし、未来に伝えていきたいと考えています。皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。

北野の高台から神戸の街を見守ってくれている「風見鶏」

風見鶏の館は、かつて神戸に住んでいたドイツ人貿易商Gフリート・トーマス氏が自邸として1909年頃に建てた建物です。色鮮やかなレンガの色調、石積みの玄関ポーチ、2階部分のハーフティンバー(木骨構造)など、重厚な雰囲気をもっています。

象徴的な風見鶏は、屋根の上部などに取り付けられ、鶏の向く方向によって風向を知ることができます。また、警戒心が強い雄鶏の習性から魔除けやキリスト教の発展といった意味も持っています。

まるで中世のお城へタイムトリップ

食堂:中世城館風の装飾
応接間:アール・ヌーヴォー風のシャンデリア
1階書斎:スキップフロアー(段違い床)
玄関ポーチ:美しい柱頭(ちゅうとう)飾り
把手:アール・ヌーヴォーの意匠が見られる金具

建物の設計者はドイツ人建築家ゲオルグ・デ・ラランデ氏で、明治30年代後半から大正初期にかけて日本で活躍しました。

1階に玄関ホール、応接間、居間、食堂、書斎があり、2階は夫婦の寝室、子供部屋、客用寝室、朝食の間などがあります。室内の意匠は部屋によって異なりますが全体にドイツの伝統様式を取り入れながら、19世紀から20世紀初頭にかけての新しい芸術運動(アール・ヌーヴォー)の手法を感じさせるものがあります。
また、半地下住宅を思わせるような秘密の(?)地下室も存在しています。通常、非公開としていますが、5万円以上ご寄附いただいた方には特別見学会にてご案内いたします。

阪神・淡路大震災からの復旧「美しいレンガ壁の保存を第一に」

復旧したレンガ壁の模型

1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災によって、大きな被害を受けました。外壁のレンガ154個に亀裂が入り、煙突が2本折れ、1本は地面に落ちました。
復旧工事では、化粧レンガを使った外観に補強材を見せたくないという思いが当時強くありました。
このためレンガをステンレス線でネットに結束し、同程度の地震が発生しても落下しないように復旧しました。こうした工夫により、震災前と変わらない美しい外観を保っています。

未来へとつながる施設とするために

寄附金の使い道

いただいたご寄附は、風見鶏の館の「耐震補強工事」のために大切に活用いたします
※目標金額に達する/達しないにかかわらず、活用させていただきます。

今回、建物の耐震性を調査した結果、大地震に備えた耐震補強工事が必要だとわかりました。神戸市としては、今まで以上に建物の耐震性能を高め、風見鶏の館を未来へとつないでいくことが不可欠であると考えます。
耐震工事では、主に建物の壁の内部に筋交いや柱梁を緊結させる補強材を設置し耐震性能を向上させます。また、外部ではバルコニーに鉄骨補強を行い、地震が発生した場合も落下しないように安全対策を図ります。

バルコニーの鉄骨補強のイメージ(左:補強前 右:補強後)

時代を越えて愛され続ける美しい「風見鶏の館」へ

ご寄附をいただいた方へ記念品をご用意しています

ご支援へのお礼をお伝えするとともに、文化財を大切に守る気持ち、次世代に残していきたいという神戸市の取り組みに賛同いただけた記念として、ご用意いたしました。

【寄附額ごとの記念品】

◆50,000円以上
・銘板へのご記名(希望者のみ)
・風見鶏の館 工事中の館内特別見学(日時はこちらで指定します)
・オリジナルクリアファイル(非売品)
・ポストカード(非売品)

◆30,000円以上50,000円未満
・銘板へのご記名(希望者のみ)
・オリジナルクリアファイル(非売品)
・ポストカード(非売品)

◆30,000円未満
・ポストカード(非売品)

【注意事項】

※市内・市外問わず全ての方が対象です。
※上記の記念品についてのご案内は、寄附募集期間終了後にご連絡いたします。
※市外在住の方は上記に加えて、神戸市のお礼の品もご用意しております。

寄附者の皆さまへ

風見鶏の館への想い(風見鶏の館 館長 小堀 洋)

写真

この館が、二つの大戦と阪神・淡路大震災を乗り越えて今ここにあるのは偶然ではなく、明治、大正、昭和、平成、令和と、この館に関わる方々の「風見鶏の館への想い」が途切れず繋がってきたからだと思います。
私たちの想いこそが、文化的価値の根幹であり、風見鶏の館を後世に残す原動力になっていると感じています。
今を生きる私たちで「風見鶏の館への想い」を未来に繋げていきましょう。
100年後、北野坂を登る人たちを、今と同じように風見鶏が迎えてくれますように。

耐震補強工事の間、皆様にお会いできないのが残念ですが、また、お会い出来るのを楽しみにしております。

      

世界中のお客様に安心して訪れていただくために(神戸市 文化スポーツ局長 宮道 成彦)

美しい海と山に囲まれた港町「神戸」。皆さまは神戸の観光地といえばどこを思い浮かべますか。
ぜひ、訪れていただきたいスポットはたくさんありますが、そのなかのひとつに「風見鶏の館」があります。「お洒落で異国情緒あふれる街」のイメージにピッタリです。
そんな神戸のシンボル「風見鶏の館」をこれからも変わらない姿で皆さまにご覧いただけるよう、しっかりと守っていきます。
国重要文化財として次世代につなげていくためにも、ぜひとも、皆さまの応援をお願いいたします。

写真

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

  • 2024年01月05日 13:30

    【目標達成のお礼!】ご支援いただき、ありがとうございました

    2023年末をもってプロジェクトの寄附受付を終了しました。
    皆さまのご支援のおかげでセカンドゴールの350万円も達成することができました。
    ご支援いただいた多くの皆さまの温かい気持ちに、心よりお礼申し上げます。
    いただいた寄附金は、風見鶏の館の耐震補強工事に大切に活用させていただきます。

    現在、壁の内部調査や床を傷めないための養生作業を実施しています。
    「大切な文化財を100年先の未来へ残す」という使命を果たすべく、引き続き取り組んでいきます。

    事業が完了しましたら、改めてこちらでご報告させていただきます。
    引き続き見守っていただけますと幸いです。

    この度は、たくさんのご支援をいただき、誠にありがとうございました。

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  • 2023年12月13日 18:30

    【目標額達成!ネクストゴール挑戦中】温かいご支援ありがとうございます!

    おかげさまでクラウドファンディングの募集期間中に目標額200万円に到達することができました。
    ご支援いただいた多くの皆さまの温かい気持ちに、心から感謝申し上げます。

    耐震補強工事は現在、一部壁の表面をはずし、内部の状況を調査しています。その調査結果も加味して本格的な補強工事に取りかかります。
    いただいた寄附金は、風見鶏の館の耐震補強工事に大切に活用させていただきます。

    神戸のシンボル「風見鶏の館」を訪れる人に安全安心に見学していただきたい、将来にわたって残したい、その思いは多くのご支援を受けてさらに強くなりました。セカンドゴールとして目標額350万円を設定しました。100年先の未来へ美しい文化財として残していきたいと思います。

    工事の進捗については随時お知らせしていきます。
    引き続きご支援をよろしくお願いいたします。

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  • 2023年11月13日 14:30

    美しい調度品たちはしばらくお休みです

    神戸市文化スポーツ局文化財課です。
    応援してくださったみなさま、誠にありがとうございます。

    風見鶏の館の中でディスプレイしていた調度品は工事のため、別の場所に保管しています。
    9月までのにぎやかな空間とは違い、全く別の静けさを漂わせています。
    何もない部屋に立つと、天井の美しさやシャンデリアの輝きを一層感じることができます。
    建物の荘厳さを感じる一方で、調度品の重要性も改めて感じました。

    美しい調度品たちは長い間、たくさんのお客様の目を楽しませてくれました。
    再オープンの日まで、ゆっくりお休みください。
    また美しい姿でみなさまをお迎えできることを楽しみにしていることでしょう。

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  • 2023年10月13日 18:30

    「風見鶏の館」扉に休館のお知らせをしています

    神戸市文化スポーツ局文化財課です。
    早速応援してくださったみなさま、誠にありがとうございます。

    風見鶏の館は9月30日にクロージングセレモニーを行い、休館に入りました。
    現在は正面の扉に休館のお知らせを掲示しています。
    休館をご存知なく、訪れてくださった方もいらっしゃるかもしれません。本当に申し訳ありません。
    これから100年先まで安心して訪れていただける施設を目指し、耐震工事を行っていきます。
    工事の進捗については随時お知らせしていきます。
    引き続きご支援をお願いいたします。

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  • 2023年10月02日 10:00

    クラウドファンディングを開始いたしました!

    国重要文化財「旧トーマス住宅」、通称「風見鶏の館」は尖塔の上に立つ風見鶏がよく知られ、神戸のシンボルとして欠かせない存在です。
    将来にわたって神戸のシンボルであるこの建物を残すため、大規模な耐震補強工事が必要です。
    国内外から訪れる人に、より安全安心に見学していただける文化財施設とし、未来に伝えていきたいと考えています。皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。

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