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サンゴの海を未来へ残したい!竹ヶ島海域公園魅力化プロジェクト

カテゴリー:自然・環境 

main_img 達成

寄付金額 1,000,035

100%

目標金額:1,000,000

達成率
100%
支援人数
26
終了まで
受付終了

徳島県海陽町(とくしまけん かいようちょう)

寄付募集期間:2021年9月27日~2021年12月25日(90日間)

徳島県海陽町

プロジェクトオーナー

海陽町の竹ヶ島周辺の海域は、「エダミドリイシ」サンゴの群集が見られ、海域公園に指定されています。
しかし、地球温暖化等の影響により、サンゴが激減!この深刻な状況をなんとかしようと、2005年に竹ヶ島海中公園自然再生協議会が発足。これまでに、多くの方々が関わり、周辺海域とサンゴの保全活動を行ってきました。
長年にわたる観察及び研究により、近年では、サンゴの産卵時期の特定に成功し、採卵によるサンゴの育成検証を行えるまでになってきています。
この取組を継続して維持していくため、クラウドファンディングに挑戦します。サンゴや熱帯魚が生息する美しい海を守るため、皆さまのご支援をお願いいたします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

エダミドリイシが生き続けていける海を目指して

竹ヶ島海域公園

竹ヶ島海域公園は徳島県と高知県の県境に位置する竹ヶ島の西側の静穏な海域に、サンゴの一種であるエダミドリイシの高被度群集が見られる地区として、1972年に海中公園(現在は海域公園)の指定を受けています。

世界的に地球温暖化の影響を受け、サンゴの白化現象等によりサンゴが死滅するなどサンゴ礁が消滅の危機にある中、当地域においても徳島県が実施した環境調査でエダミドリイシが激減していることが明らかになりました。

エダミドリイシとソラスズメダイ

エダミドリイシを守るため、1986年から地元漁協がサンゴの移植を開始。
2005年には、地元の住民と大学、関係機関などで組織された竹ヶ島海中公園自然再生協議会が発足し、周辺海域とサンゴの保全活動が本格的にスタートしました。

竹ヶ島海域公園魅力化プロジェクト

海域の豊かさのシンボル「エダミドリイシ」の保全

サンゴは動物でありながら、植物のような特徴を持っています。体内に共生する褐虫藻といわれる藻類が、サンゴの出す二酸化炭素と太陽の光で光合成することで、他の生物にとってのエサをつくりだします。また、小さな魚や貝などのすみかとなっており、他の生物の生息環境を提供することで、生物の多様性を生み出しています。
サンゴを守ることは、海の豊かさを守ることにつながるのです。

「エダミドリイシが健全な状態で生き続けていける環境」を守るため、自然再生活動として、エダミドリイシの増殖試験と観察、サンゴの移植、生育調査等を行っています。

サンゴの移植方法には、サンゴの断片から移植用種苗を作成する「無性生殖」と、採取した卵から育成したサンゴ幼体を種苗にする「有性生殖」があります。2018年からは有性生殖による移植を実施しています。

エダミドリイシの産卵
サンゴの育成実験と生育状況の観察

竹ヶ島湾内で採取したサンゴの卵を海洋自然博物館マリンジャム(※)で着生させ、初期育成(飼育)実験と生育状況の観察を行った後、サンゴ幼体を湾内に沖出しし、中間育成実験を行っています。
ここで生き残った種苗を次年度に移植放流し、生育状況の経過観察調査を続けていきます。

モニタリング調査やサンゴ分布調査では、エダミドリイシの分布域は回復傾向にあり、長年の活動の成果が現れ始めています。

また、卵から育てたエダミドリイシ幼体は、小学生のサンゴ移植体験にも活用されています。

海の中の移植フィールドに植え付け作業
エダミドリイシの生育状況の経過観察調査

※海洋自然博物館マリンジャム

竹ヶ島にある「海洋自然博物館マリンジャム」は、海中観光船やシーカヤック・スノーケリング・SUPを体験できる施設です。館内の「島のちいさな水族館」では、竹ヶ島で見られるサンゴや海の生物等も展示されています。サンゴの人工種苗育成にも取り組んでいます。

※海洋自然博物館マリンジャム

子どもたちに受け継がれるサンゴを守り育てる活動

小学生によるサンゴ移植体験

サンゴ移植体験

2004年にスタートした、地元の宍喰小学校の児童によるサンゴの移植体験。
2016年からは、環境学習の一環として、専門家からサンゴについてのお話を聞いたり、地元漁業者と一緒に移植等の保全活動を行い、自分たちが住んでいる地域の自然環境についてさらに学習を深めています。

マリンジャムで卵から育てられたエダミドリイシの幼体をセラミック製の台座に接着剤で固定して作成した移植用の種苗。これを子どもたちが、水中ボンドを使用してライブロックに固定します。
「台風に負けず、大きく育ってね」など、それぞれのメッセージを添えた移植サンゴをダイバー(地元漁業者等)が水深4~5mの海底に設置。子どもたちは、海中観光船の船底の展望室から、その様子をしっかりと見守ります。

海底に移植サンゴを設置

海底に設置した移植サンゴは、早ければ8ヶ月くらいで定着します。
子どもたちが移植したサンゴが大きく強く育ちますように・・・。

未来を担う子どもたちが自らの手でエダミドリイシを移植する体験を通じて、この素晴らしい環境を守りたいと考えてくれていると思います。
この活動を、ずっとずっと続けていくことができるよう、ぜひ、皆さまのご支援をお願いいたします。

透明度の高い海と多彩なマリンアクティビティが魅力の竹ヶ島

サンゴの産卵観察や夜間観察も企画中!

海中観光船ブルーマリン
海中観光船ブルーマリン

室戸阿南海岸国定公園内にあるこの海域は、透明度が高く、サンゴや熱帯魚が生息し、シーカヤックやスノーケリング、SUP等のマリンアクティビティ、海中観光船ブルーマリンの運航など町の主要な観光スポットとして魅力的な地域です。

研究を通してサンゴの産卵時期を特定できるようになり、産卵の様子を見られる観察ツアーの企画も進めています。
2019年度は県内から参加者を募り、2020年度は新型コロナウィルス感染拡大防止のため、地元の関係者限定でモニターツアーを実施しました。
新月の夜に行われるエダミドリイシの産卵は、海面が柿色に染まる神秘的な現象です。この貴重な瞬間を海中観光船の船底の展望室から見た参加者からは、大きな驚きの声が上がり、今後に向けて手ごたえを感じています。
サンゴの産卵時期だけではなく、夜間観察のツアーも企画していきたいと考えています。

海中観光船の窓から海底を観察する参加者
神秘的なエダミドリイシの産卵の様子

寄附金の使い道

エダミドリイシの採卵、育成、移植による自然再生活動、海洋資源の研究等に活用させていただきます。

【目標金額に達しなかった場合の寄附金の取扱い】
目標金額に達しなかった場合も、本プロジェクトへ活用させていただきます。

寄附金の使い道

プロジェクトに賛同いただける皆さまへ

海陽町長 三浦 茂貴

写真

海陽町の美しい海・山・川。豊かな自然環境は、古くから先人たちが大切に守り続けてきたものです。
地域の宝である「エダミドリイシ」と「竹ヶ島海域公園」を守り育む活動も、地域住民が主体となり、多くの関係機関の皆さまのご協力により長きにわたり持続的に取り組んでこられた活動です。

地元の小学生によるサンゴの移植活動は、今年で17年目となります。次代を担う子どもたちに地域の自然環境に興味を持ってもらう、大変有意義な学びの機会となっており、一旦は激減した分布域も回復傾向にあります。
移植を体験した子どもたちが大人になり、さらにその子どもたちや孫の代まで、「エダミドリイシサンゴが元気に生き続ける海」を目指して、活動に関わってくださる多くの皆さまとともに、この取り組みを続けていきたいと考えております。

このプロジェクトに興味をお持ちいただいた方、そして趣旨にご賛同いただける方。
皆さまにも、このガバメントクラウドファンディングを通して、「竹ヶ島海域公園魅力化プロジェクト」にご参加いただければ幸いでございます。
皆さまのあたたかいご支援をどうぞよろしくお願いします。

お礼の品のご紹介

稚サンゴの生育を見守りましょう

〈30,000円以上のご寄附をいただいた方〉

稚サンゴに寄附者さまのメッセージを取り付け、マリンジャム内の水槽で育成。生育の状況をメールでお知らせします。
ともにサンゴの生育を見守りましょう。
※海に移植したあと、取り外したメッセージはマリンジャムの館内にて展示させていただきます。

写真

【手順】
1. メッセージプレートをお届けしますので、メッセージを記入し、返送してください。(2022年1月送付予定)
2. メッセージプレートを種苗に取り付け、マリンジャム内の水槽で育成(※概ね2ヶ月ごとに、生育状況の画像をメールで送信します。)
3. 2022年秋頃、スタッフがサンゴを移植(※移植時の画像をメールで送信します。)
4. 移植時に取り外したメッセージプレートは、マリンジャムの館内にて展示させていただきます。

その他のお礼の品について

海中観光船ブルーマリン乗船チケット、海洋自然博物館マリンジャムのグッズ、竹ヶ島の海辺で集めた貝殻やシーグラスなどをご用意しています。

※このプロジェクトへのご寄附はふるさと納税制度の対象となります。このため、海陽町にお住まいの方は、ご寄附をいただくことは可能ですが、お礼の品をお贈りすることができません。何卒ご了承ください。

  • 2022年05月20日 14:23

    活動記録の動画公開

    竹ヶ島海域公園魅力化事業の活動記録をまとめた動画をYouTubeで公開しています。
    ぜひ、ご覧ください。

    もっと見る

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  • 2021年12月28日 18:51

    寄附募集期間終了と寄附のお礼

    本プロジェクトは12月25日をもって寄附募集期間を終了しました。
    たくさんのあたたかいご支援をいただき、誠にありがとうございました。
    おかげさまで、目標金額を達成することができました。心より感謝申し上げます。

    皆さまからいただいた寄附金は、エダミドリイシの採卵、育成、移植による自然再生活動、海洋資源の研究等に大切に活用させていただきます。

    この活動に継続的に取り組んでいけるよう、今後ともご協力いただけますと幸いです。

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  • 2021年11月11日 09:33

    進捗状況のご報告

    町内小中学生によるサンゴの移植体験が行われ、11月8日の徳島新聞で紹介されました。
    皆さまからの寄附金は、こうした子どもたちのサンゴ移植体験をはじめとした環境学習、自然再生活動、海洋資源の研究等に大切に活用させていただきます。

    現在、達成率10.9%です。引き続き、ご支援をよろしくお願いいたします。

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徳島県海陽町

海陽町は徳島県の最南端、高知県との境に位置する人口約8,800人のまちです。
室戸阿南海岸国定公園に指定されている青く美しい海は、シーカヤックやダイビング、海水浴等のマリンレジャーを満喫する人々で賑わっています。
まちの中央を流れる海部川は平成の名水100選にも選ばれた究極の清流。ヒラテナガエビ、鮎、アメゴなどの水生生物の宝庫で、河口付近はサーフスポットして有名です。
ゆっくりと流れる時間、豊富な海の恵み、旬の食あふれる海陽町で、自分流の楽しさを発見してみませんか。

  • GCFとは?

このプロジェクトへの応援メッセージ

  • 息子がいつか言ってみたいとずっと言ってます。
    行ける日を楽しみにしています。

    2021年12月21日 20:13

  • 環境問題に大きな関心を持っていますので、このプロジェクトに賛同いたします。

    2021年12月12日 11:53

  • 徳島県阿南市出身です。
    50年も前になりますが、よく魚釣りに行かせてもらいました。
    いつまでもきれいな珊瑚の海を守ってほしいと思います。

    2021年10月15日 16:49

  • 恥ずかしながら、徳島に珊瑚があると言うことを知りませんでした。
    自然豊かな徳島の環境を守る一助になればとおもい、微力ながらお力添えできればと思い寄付いたします。

    2021年10月15日 13:51

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