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豊かな北の漁場を取り戻せ! 「水産資源増大プロジェクト」

カテゴリー:食・農林水産業・商工業 

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寄付金額 781,000

39%

目標金額:2,000,000

達成率
39%
支援人数
38
終了まで
受付終了

北海道知内町(ほっかいどう しりうちちょう)

寄付募集期間:2021年6月1日~2021年8月30日(91日間)

北海道知内町(ほっかいどうしりうちちょう)

プロジェクトオーナー

北海道知内町は、北海道と津軽海峡の西部に面した町で、カキやウニ、ホタテなどの養殖漁業や定置網漁業を主とした沿岸漁業が盛んです。
近年、海水温上昇等による海洋環境の変化や水産資源の乱獲等様々な要因により漁獲量の減少や養殖資源のへい死が続いています。
本プロジェクトは、本来の豊かな北の漁場を取り戻すため、「藻場」造成による良質な漁場環境の向上や「ウニ」や「アワビ」などの 人工種苗放流による水産資源の増大に向けたプロジェクトとなっております。
限りある海の資源、漁師の生活を守るため、ぜひ、皆様のご支援を宜しくお願いいたします。


ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

「獲る漁業」から「育てる漁業」へ

近年、海水温上昇等の海洋環境の変化や水産資源の乱獲等様々な要因により、漁獲量の減少や養殖資源のへい死(病気や有害物質などで突然死すること)、魚価の低迷など漁家経営の悪化が続いています。

知内町では経営安定化に向けて、養殖漁礁や増殖礁設置による漁場造成や養殖係留施設整備による養殖漁場の拡大、水産人工種苗中間育成施設やウニ人工種苗生産施設の整備等を行い、これまでの回遊資源を主体とした漁船漁業「獲る漁業」から、限りある水産資源を守り育てる資源管理型の栽培漁業や養殖事業「育てる漁業」への転換を進めています。

藻場を構成する海藻の生産力が低下

藻場の状況

藻場は「海の森」と呼ばれ、多くの水生生物の生活を支え、産卵や幼稚仔魚の生育の場を提供する以外にも、水中の有機物を分解し、栄養塩類や炭酸ガスを吸収し、酸素を供給するなど、海水の浄化に大きな役割を果たしており、これらは藻場を構成する海藻の生産力と海藻を食べる動物の食圧とのバランスで維持されています。

藻場を構成する海藻の生産力が 水温変化や濁りの発生による光不足、栄養不足等の要因によって低下する一方で、海藻を食べるウニ類や植食性魚類の資源が増加すると生産と食圧のバランスが崩れ、海の砂漠化ともいえる磯焼け状態になります。

生態系のバランスを崩さず、豊かな水産資源の恩恵を享受するためには、「藻場」の造成が必要不可欠となります。
藻場環境の保全・改善を図るため、藻礁の設置や海藻に対する施肥等の実証試験を行いたいと思っております。

「ウニ」「アワビ」などの稚貝の放流で資源の増大を図る

ブランド化された知内牡蠣に続く「ウニ」や「アワビ」は、漁師や上磯郡漁業協同組合が連携し、手塩にかけ育てた人工種苗を放流して沿岸資源の増大を図り、安定的な漁獲量と高品質化につなげ、新たなブランド化として期待されます。
また、「ウニ」や「アワビ」は知内町のふるさと納税の主な返礼品にもなっており(アワビは冬限定の商品となっております)、都市圏をはじめとして全国各地の方々に選ばれております。

密漁によって限りある資源に被害

ドローンを活用した監視体制のイメージ

水産資源は限りある資源にも関わらず、組織的な密漁が行われており、稚貝等の放流効果を著しく低減させています。
そのため、関係機関と連携を図りながら、より一層の監視体制の強化を図り、大切な水産資源を守ることが必要です。

限りある資源を守るため、密漁防止のためのカメラの設置や監視員の配備強化、ドローンを活用した監視体制の検討等、新たな漁場監視体制整備を構築したいと思っております。

本来の豊かな北の漁場を取り戻す! 「水産資源増大プロジェクト」

知内町では、後世に残す本来の豊かな海を取り戻し良質な漁場環境の向上や漁業資源の増大、増養殖業の更なる発展に向けて「水産資源増大プロジェクト」を立ち上げ、取り組んでまいります。
なお、目標金額以上に集まった寄付金は、「水産資源増大プロジェクト」の推進に使わせていただき、目標に達成しなかった場合でも同事業は実施いたします。
ぜひ、皆様のご支援のほど宜しくお願いいたします。

【寄附金の使い道】

① 藻場環境の保全・改善を図る
豊かな資源を良質な環境で生育するための藻場環境の保全・改善を図るため、藻礁の設置や海藻に対する施肥等の実証試験を行うとともに、藻場造成による二酸化炭素の吸収(ブルーカーボン)の向上による地球温暖化対策の寄与、更には水質環境の向上による水産資源の増大につなげます。

②資源増大を図り漁家経営の安定化を目指す
「ウニ」や「アワビ」などの人工種苗の放流活動により一層力を入れます。

③新たな漁場監視体制整備を構築
密漁防止のためのカメラの設置や監視員の配備強化、ドローンを活用した監視体制の検討等を行います。

④付加価値の向上
安定的漁獲量の確保や多様な販路拡大の構築に向けての検討を進めます。

⑤海洋ゴミの処理を推進
本来の美しい海岸景観を目指します。

寄付者の皆さまへ

知内町長 西山和夫

全国の皆様、本町のクラウドファンディングをご覧頂き誠にありがとうございます。
知内町長の西山和夫です。

近年、地球温暖化により海水温が上昇し、漁獲量の減少や養殖資源のへい死など、海洋環境の変化に様々な影響が及ぼされております。
本町においても、回遊水資源の減少などから「獲る漁業」から「育てる漁業」に転換を図るなど、自然環境の変化に応じた水産振興の推進を図っているところであります。

このプロジェクトでは、養殖漁礁や藻場造成などによる良質な漁場の造成や「ウニ」や「アワビ」などの人工種苗放流による水産資源の増大を図るプロジェクトとなっております。
また、豊かな水産資源の恩恵を享受するための「藻場」は良質な漁場の造成を図るほか、大気中の二酸化炭素を吸収(ブルーカーボン)し、地球温暖化対策にも寄与されることが期待されています。

是非、プロジェクトの思いをご理解頂き、多くの皆さんの共感をお願いします。

上磯郡漁業協同組合 代表理事組合長 西山武雄氏

上磯郡漁業協同組合(知内地区)は、函館市より南西に車で約1時間の地域に位置し、目の前に津軽海峡、後方には平野や段丘地を見渡せる自然豊かな地域です。
前浜の津軽海峡は潮流が速く、その海域に生息する水産魚貝類は、脂のりや身の締まりが良いため、美味しい海産物が豊富です。このような新鮮な魚貝類を皆様にお届けするべく日々努力を重ねております。

近年では漁業者にとって、漁獲の減少、魚価の低迷、海洋環境の変化、担い手不足など、多くの課題が重なり厳しい状況が続いておりますが、カキやホタテ、ウニ、アワビなど知内町の水産資源を守り、育むための様々な取り組みに対し、皆様のご支援を賜りますようお願いいたします。

知内町で水揚げされた新鮮で旨い海の幸をぜひ一度ご賞味ください。

現在進捗情報はありません。

北海道知内町

北海道知内町(しりうちちょう)は、人口約4,130人、北海道渡島半島の青函トンネル北海道側玄関口のまちです。
津軽海峡の荒波に揉まれた「海峡育ち知内牡蠣」や北海道一の産地を誇る「北の華ニラ」が特産品として有名です。
このクラウドファンディングでは、後世に残す本来の豊かな北の漁場を取り戻し、良質な漁場環境の向上や漁業資源の増大、増養殖業の更なる発展に向けたプロジェクトとなっております。
ぜひ、皆様の温かいご支援のほどよろしくお願いいたします。

【知内町の漁業】
知内町は、カキやウニ、コンブ、ホタテなどの養殖漁業や定置網漁業、一本釣り業を主体とした沿岸漁業が営まれています。
年間漁獲量は1,210t漁家経営体67戸水揚げ425,886千円(R3.3末)
水揚げされた水産資源は、「中ノ川漁港」、「涌元漁港」、「小谷石漁港」の3漁港に揚げられ、
水産市場のある北海道の中核都市函館市まで直送し、消費者の皆様のもとへお届けしております。