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世界遺産登録10周年!世界遺産とどんぐりの森を次の世代に!世界遺産・寺山の森再生プロジェクト(第2弾)

カテゴリー:自然・環境 

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寄付金額 232,000

9.6%

目標金額:2,410,000

達成率
9.6%
支援人数
22
終了まで
52
/ 90

鹿児島県鹿児島市(かごしまけん かごしまし)

寄付募集期間:2025年8月4日~2025年11月2日(90日間)

鹿児島県鹿児島市×YAMAP

プロジェクトオーナー

今回プロジェクトでは、令和元年に土砂崩れの被害を受けた世界遺産と「どんぐりの森」の再生に向け、植樹を行います。舞台となるのは、世界文化遺産『明治日本の産業革命遺産』の構成資産「寺山炭窯跡」。この遺跡は、幕末に築造された石造りの炭窯遺構と、炭作りの原料となるシイやカシの森「どんぐりの森」で構成されています。
今回のプロジェクトは、その世界遺産の森での植生回復事業の第2期目の取組となります。

世界遺産登録から4年目の危機、令和元年の大雨災害…

被災前の寺山炭窯跡
被災後の寺山炭窯跡
炭窯跡の被災状況

世界遺産『明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業』は、平成27年7月に登録されました。
この遺産は、ヨーロッパに端を発した産業革命が、西洋から非西洋へ伝播し、初めて成功したことを示すものです。19世紀半ばから20世紀初頭にかけ、製鉄・製鋼、造船、石炭産業を基盤に、わずか50年余りの短期間で急速な産業化を成し遂げたことを8県11市の23構成資産で表しています。

鹿児島市には、旧集成館、寺山炭窯跡、関吉の疎水溝の3構成資産があり、いずれも幕末(19世紀半ば)の薩摩藩主島津斉彬が推進した近代化事業「集成館事業」を物語るものです。このうち、寺山炭窯跡は、集成館事業で必要となる燃料を供給するため、火力の強い白炭の製造を目指して築造された大型の炭窯遺構を中心とする遺跡です。
登録から4年目の令和元年7月、寺山炭窯跡は危機を迎えることとなります。
それまで経験したことないような大雨が鹿児島を襲い、炭窯遺構の北東側の斜面において、土砂崩れが発生したのです。
その影響範囲は約3,500平方メートル。これにより、炭窯遺構とその周辺にあったシイやカシで構成される「どんぐりの森」が大きな被害を受けました。

被災箇所へどんぐり苗を植樹します!

植樹イベント状況①
植樹イベント状況②
植樹イベント状況③

今回のプロジェクトは「どんぐりの森」の再生に向けた植樹を体験型イベントとして実施します。

令和3年から開始した1期目の『世界遺産・寺山の森再生プロジェクト』では、多くのイベント参加者の方々に、植樹に用いるどんぐりの採取、播種・育苗についてご協力をいただきました。そして、世界遺産登録10周年である令和7年に約1,100本の植樹を行い、これをもって第1期プロジェクトを終了する予定です。

ですが...被災した斜面を再生するにはまだまだ苗木が足りません!!

そこで、今回のプロジェクトでは2期目の取り組みとして令和7年秋から新たにどんぐりの採取を開始し、令和11年の植樹イベントにむけて苗木を育てる取り組みを進めたいと考えています。

植樹にあたっては、平成30年に専門家によって行われた植生調査をふまえ、寺山炭窯跡周辺の環境に適した樹種を多く組み合わせ(多種混合)、1m2あたり3~4本の高密度で植樹(密植)する方法を採用する予定です。これにより、環境を和らげ、樹木同士の競争によって成長を促すもので、自然の遷移に任せるよりも速く植生の回復が可能です。植樹に要するのは大きな樹木ではなく、3~4年生のポット苗です。

一人でも多くの方にご参加いただき、植樹後のどんぐりの成長や植生の回復の様子を見るために寺山炭窯跡へ足を運んでいただければありがたいです。

『世界遺産寺山の森再生プロジェクト』とは?

どんぐり拾い
種まき
鉢上げ

『世界遺産・寺山の森再生プロジェクト』は、土砂崩れによって被災した「どんぐりの森」を環境や地域生態系に配慮した方法で再生させる取組です。
その際に同様に被災した炭窯は、再復旧を目指して、現在積み直しの検討を行っているところです。
このプロジェクトの中心となるのは、参加者が再生の担い手となる、どんぐり拾いイベント、播種・鉢上げイベント、植樹イベントです。一連の取組を通して、寺山炭窯跡やその周辺環境、景観に対する理解の増進、愛着の醸成を図り、復旧後も足を運んでいただきたいとの思いをもって開始したものです。
令和3年から本格的に開始し、これまで延べ2,300人以上の方にご参加いただきました。

主な取組経過は以下のとおりです
令和3年度…どんぐり拾いイベント5回(508人)、播種イベント9回(922人)
令和4年度…鉢上げイベント7回(803人)、植樹イベント1回(156人)※苗は、鹿児島大学、NPO法人の提供による⇒約900本の苗木を植樹
令和5・6年度…育苗
令和7年度…植樹イベント2回(約1100本の植樹)を予定

なお、崩壊した斜面地全体の植生を回復するためには約4,000~5,000本の植樹が必要と考えられ、令和7年度までの第1期プロジェクトでは約2,000本の植樹を見込んでいます。第2期プロジェクトでは、残りの本数の確保に向けて、令和7年秋頃のどんぐり拾いイベントから開始する予定です。

知る・学ぶ場所だけではなく、活動する場所として「どんぐりの森」を再生させたい!

みんなが参加する取組
中学生ボランティアガイド
斜面の復旧状況

このプロジェクトは、寺山炭窯跡の重要な要素であるシイやカシの森「どんぐりの森」を再生させることを目指すものですが、その過程に多くの方々が参加し、再生の「担い手」になっていただくことも大事なことだと考えています。

今回、再生を目指すのは原生林ではなく、人の手が入る二次林、里山の姿になります。植樹後には定期的な森の管理も必要になってくると思います。その管理もできれば体験型イベントとして実施できればと考えています。
このプロジェクトを通して、寺山炭窯跡が「ただ、行くだけ」の場所から、一人でも多くの方が活動できる場所になるよう取り組んでまいります。

寄附金の使い道

植樹イベントのための経費に活用します。

寄附金につきましては、令和11年度に実施する植樹にむけた取り組み(7年秋ごろのどんぐり拾いイベントなど)のための財源とさせていただきます。

※目標金額に達しなかった場合も、事業は実施し、上記の費用に大切に活用させていただきます。
※また、目標金額以上のご寄附をいただいた場合でも、今後の「世界遺産・寺山の森再生プロジェクト」や、炭窯の再復旧、見学路や前庭部等周辺環境の整備に関連する費用に大切に活用させていただきます。

植樹イベントのための経費に活用します。
炭窯内で発芽したどんぐり

寄附者のみなさまへ

鹿児島市長 下鶴 隆央

この度は「世界遺産とどんぐりの森を次の世代に! 世界遺産・寺山の森再生プロジェクト」にご興味をお持ちいただき、誠にありがとうございます。
参加した子供たちが大人になってからも、再生した「どんぐりの森」を子供連れで見に来てくれるような、また、適期を迎えたシイやカシの木を伐採し、それをもとに炭を作ったりできるような、さらには、次の世代に向けたどんぐり拾いや植樹ができるような取組にしていきたいと考えています。
ご理解、ご協力のほどどうぞよろしくお願いします。

ふるさと納税で
このプロジェクトを応援しよう!

ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-

お礼の品一覧

お礼の品なしでご寄附のみの方・鹿児島市にお住まいの方

お礼の品が不要で寄附のみをされたい方や、鹿児島市にお住まいの方は下記の「ふるさと納税で応援」ボタンよりご寄附をお願いします。
※鹿児島市にお住まいの方には、ふるさと納税のルールに基づきお礼の品をお送りすることができませんので、あらかじめご了承ください。

お礼の品をご希望の方

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現在進捗情報はありません。

鹿児島県鹿児島市

桜島や錦江湾など、豊かな自然に恵まれた鹿児島市は、黒毛和牛、黒豚、魚介、お茶など、豊かな食材にあふれています。
産地ならではの味である焼酎やさつま揚げなど美味しい“食”の宝庫です。
伝統の技を受け継ぎ、高い技術で生み出された薩摩切子、薩摩焼など、匠の技が光る“逸品”があります。
また、南の交流拠点都市として各種都市機能が集積しており、これらを活かした企業立地に取り組んでいます。