山村文化を未来へつなぐ旧門脇家住宅の茅葺修繕

カテゴリー:伝統・文化・歴史 

寄付金額 17,500円

0.9%

目標金額:1,910,000円

達成率
0.9%
支援人数
2人
終了まで
89日
/ 90日

高知県四万十町(こうちけん しまんとちょう)

寄付募集期間:2026年10月9日~2027年1月6日(90日間)

タグ:

高知県四万十町

プロジェクトオーナー

四万十町大正地域に所在する「旧門脇家住宅主屋」は明治8年建築の木造平屋建、入母屋造茅葺の建物で、国の登録有形文化財(建造物)です。

茅葺の大屋根、入口土間と囲炉裏間、農作業の合間に家族が集った座敷、大正奥四万十の山間で、林業を主な生業とした人々の、当時の営みの様子が残るこの貴重な建物も、経年劣化や雨風等の影響により、茅葺屋根等の修復が必要となっています。

明治から昭和の激動の時代も令和の今も、人々を見守り続けてきたこの建物を、大正奥四万十の原風景に触れられる場として次の時代につなぐために、皆さまの温かいご支援をお願いします。

150年続く、国の登録有形文化財「旧門脇家住宅」を未来へ。

■大正奥四万十の山村文化を語り継ぐ「旧門脇家住宅」とは

明治8年、大正奥四万十の山間にある下津井集落に建築された山村民家の特色を備える木造平屋建・入母屋造の茅葺建築です。
右手に床付きの10畳間、中央に2畳と3畳の間を配し、左手に入口土間と囲炉裏の間を配置した構造となっており、平成2年に郷土資料館の敷地へ移築されました。
平成20年には、国の登録有形文化財(建造物)に登録されています。

現在は隣接する郷土資料館とともに、地域の女性グループ「大正かざぐるまの会」が開館や清掃などの管理を行っています。

■直面している課題

これまで150年、人々の営みを見守り続けた場所があります。国の登録有形文化財(建造物)となった『旧門脇家住宅主屋』――木造平屋建の小さな住宅です。かつてこの地を生きた人々の息吹と、職人の技、そして私たちが忘れてはならない歴史の記憶が刻まれています。

しかし今、この大切な場所が静かに、けれど確実に存続の危機を迎えています。
明治・大正・昭和、激動の時代を乗り越えてきたこの住宅も、令和の今、経年劣化による傷みが深刻化しています。

趣のある茅葺屋根は数年毎の修繕を必要とし、これまで私たちは限られた財源の中でなんとか補修を重ね、維持に努めてまいりました。
ここ数年の度重なる物価高騰や管理費用の増大により、自主財源だけでは、必要な修繕を続けていくことが年々困難な状況となっています。

「国の登録有形文化財」という重みのある名をいただきながらも、このままでは人々の心の拠りどころであり、地域の誇りでもあるこの姿を、次の世代に見せることすらできなくなってしまいます。

■大正奥四万十に受け継がれる山村文化

◆国の重要文化的景観に選定された「大正奥四万十」

平成16年の文化財保護法の一部改正により始まった重要文化的景観の選定制度ですが、令和8年2月時点では、全国74件の重要文化的景観が選定されています。大正地域も「四万十川流域の文化的景観・大正奥四万十」として、平成21年に選定されました。

奥四万十を流れる梼原川は、四万十川と同様に穿入蛇行を繰り返しますが、四万十川に比べると川幅が狭く流れも急です。山間地のため耕地も少なく、急峻な山地を切り開いて棚田や段々畑で耕作するとともに、林業が生業として営まれてきました。
約90%が森林に覆われた大正地域には、国有林が広く分布し、四万十川と梼原川が合流する地形が伐木の水運による大量搬出に適していたことから、現在の森林管理署に相当する機関が設置されました。

藩政時代においても林産物生産が生活基盤であった一方、藩有林として厳重に管理された山林資源を自由に利用することはできず、私有林の伐採でさえ制限されました。住民はこうした苦難に耐えながら、森林を守り育ててきたのです。
こうした森林資源を維持管理し、利用してきた人々の足跡は、現在も森林軌道跡の道路や橋梁、教育林や天然林として残り、四万十川流域の文化的景観を理解する上で欠くことのできない景観地を形作っています。

旧門脇家住宅は、この重要文化的景観の構成要素として、大正奥四万十に暮らしてきた人々の営みを今に伝える建築物です。

◆ブランド化された「四万十ヒノキ」

明治から昭和にかけて林業の盛況を迎えた大正奥四万十地域は、近代林業の拠点として成長しました。なかでも、四万十川との水運を活かした木材積出の中継地として発展を遂げました。

現在も、産出される桧を「四万十ヒノキ」としてブランド化を図るなど、積極的な林業経営が推進されています。

◆観光名所として―「四万十街道ひなまつり」 

段飾り人形、吊るし飾り、伝統的着物などを展示し、特産品を販売する「四万十街道ひなまつり」。  
平成20年に開幕し、令和9年には第20回を迎えるこのイベントは、文化財の保存活用を目指す地元女性グループが地域おこしの一つとして活動を開始し、その志を「大正かざぐるまの会」が引き継いで現在に至ります。

開幕当初は四万十町と梼原町のみでの開催でしたが、現在では四万十市、津野町、中土佐町、愛媛県松野町、愛媛県鬼北町にまたがる人気の観光イベントへと発展しています。 
端午の節句、七夕、中秋の名月、お正月……四季折々の催しが行われる中、文化財を生かした地域づくりとして「ひな飾り」の展示が行われ、その拠点会場となったのが登録有形文化財であり、四万十川流域の文化的景観の構成要素の一つでもある旧門脇家住宅です。

■150年続く歴史を未来へつなぐために

先人からの文化を未来へ受け継いでいくためには、歴史的建造物を適切に保存・整備していくことが欠かせません。しかし、この建物はその構造上、経年による劣化を避けることができず、定期的な修繕が必要です。

特に茅葺屋根の修繕には、高度な技術を持つ職人による施工が不可欠ですが、その担い手は全国的にも少なく、遠方から職人を招く必要があります。そのため多額の費用を要し、限られた財源だけでは十分な対応が難しい状況です。

この歴史的建造物は、一度失われてしまえば二度と元に戻すことはできません。貴重な文化遺産を次の世代へ確実に引き継ぐためにも、今まさに修繕に取り組むことが求められています。

歴史は、限られた人だけで作られるものではありません。
その時代を生きる人々の「残したい」という想いの積み重ねこそが、歴史を紡いできました。

どうか、この建物の「次の100年」の修復史に、あなたのお名前を刻んでいただけないでしょうか。ひとりの力は小さくとも、皆さまの想いが集まれば、この危機を乗り越える巨大な力になります。
この国の宝を、未来の子どもたちへ最高の形で手渡すために。

■四万十町の「未来への約束」

文化財を守るということは、古い建物を残すことではありません。先人たちから受け継いできた歴史や文化、人々の暮らしの記憶を未来へつなぎ、これからを生きる子どもたちが自らのルーツに触れ、地域への誇りや愛着を育む場を守ることでもあります。

皆さまからお寄せいただいたご寄附は、旧門脇家住宅の茅葺屋根の修繕費用として、大切に活用させていただきます。貴重な歴史的建造物を次の世代へ確実に引き継ぐため、一つひとつのご支援が大きな力となります。

修繕後は、子どもたちが地域の歴史や文化を学ぶ場として、また多くの観光客が大正奥四万十の魅力に触れる拠点として、これまで以上に多くの皆さまに親しまれるよう、地域のにぎわいの創出へとつなげてまいります。

■ご寄附いただいた方へのお礼

茅葺修繕工事を令和9年1月に予定しております。
ご寄附いただいた方へのお礼として、修繕工事の見学会も予定いたします。
匠の技による修繕をご自身の目でご覧になりたい方は、お電話またはeメールにてご連絡ください。

【お問い合わせ先】
四万十町大正地域振興局 町民生活課
TEL  0880-27-0112
email 202000@town.shimanto.lg.jp

※ふるさと納税制度では、控除上限額の範囲内で寄附を行うと、寄附額から自己負担額2,000円を除いた額が翌年の所得税や住民税から控除(還付)されます。ご自身の所得税や住民税をご確認の上、ご検討ください。

寄附の使い道

皆さまからいただいた寄附金は、次の事業に活用させていただきます。
目標額に達しなかった場合においても、本修繕工事の財源とさせていただきます。
【事業内容】旧門脇家住宅の屋根にあたる茅葺を一部撤去し、新しく葺き替える。
【金額】茅葺葺き替え工事にかかった実費費用

◆旧門脇家住宅主屋(きゅうかどわきけじゅうたくしゅおく)
住所:四万十町大正32番地1
建築面積:62㎡
木造平屋建、茅葺
1875年/1990年移築
登録年月日:2008年3月7日

◆登録有形文化財(建造物)とは
建造物、工芸品、彫刻、書跡、典籍、古文書、考古資料、歴史資料などの有形の文化的所産で、我が国にとって歴史上、芸術上、学術上価値の高いものを総称して「有形文化財」と呼んでいます。
平成8年10月1日に施行された文化財保護法の一部を改正する法律によって、保存及び活用についての措置が特に必要とされる文化財建造物を、文部科学大臣が文化財登録原簿に登録する「文化財登録制度」が導入されました。
この登録制度は、近年の国土開発や都市計画の進展、生活様式の変化等により、社会的評価を受けるまもなく消滅の危機に晒されている多種多様かつ大量の近代等の文化財建造物を後世に幅広く継承していくために作られたものです。届出制と指導・助言等を基本とする緩やかな保護措置を講じるもので、従来の指定制度(重要なものを厳選し、許可制等の強い規制と手厚い保護を行うもの)を補完するものです。

ふるさと納税で
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ふるさと納税とは、ふるさとや応援したい自治体に寄付できる制度です。
控除上限額内の2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。

控除上限額かんたんシミュレーション

結果:-円

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高知県四万十町

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最後の清流 四万十川の流れるまち
四万十町のページを閲覧してくださる「あなた」へ。
四万十川の清流、標高230mの台地、その自然条件で「お米」「豚肉」「うなぎ」など、「日本一」を冠する全国に誇れる特産品を育んでいます。
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その「日本最後の清流」といわれる四万十川の中流域に位置するのが「四万十町」です。