お知らせ

ギフト券があたる『チョイストラベル』OPENキャンペーンのお知らせ

2022/07/07 (木) 16:14

香川県土庄町の特産品紹介シリーズ【PART4:小豆島 島鱧(しょうどしま しまはも)】

・高級魚「鱧(はも・ハモ)」

高級魚の鱧(はも・ハモ)。関西にお住まいの方にとっては比較的身近な魚ですが
関東にお住まいの方には、あまり馴染みがないかもしれません。
鱧は主に関西で珍重されている魚で、京都や大阪では、鱧料理は夏の風物詩になっています。

鱧の産地は、和歌山県の紀伊半島南や愛媛県、徳島県、山口県、長崎県など、西日本が中心となっていますが
その中でも非常に有名なのは淡路島です。
鱧は温かい海水を好むため、紀伊半島よりも南の関西地方や瀬戸内で多く漁獲されています。

小豆島では15年前から多く水揚げされるようになりました。

・小豆島のブランド魚「小豆島 島鱧 」 

「小豆島 島鱧(しょうどしま しまはも)」とは、小豆島の北西部に位置する四海漁業協同組合(以下、「四海漁協」)が独自の基準を設けて厳選したブランド鱧(はも)です。
四海漁協では、島の近海で漁獲される鱧専用の畜養管理施設を設けて、高鮮度・高品質の鱧を出荷しています。

「小豆島 島鱧」を名乗るための厳しい基準

・小豆島近海で漁獲されたもの
・重量・サイズ「300g以上、2kg未満」
・曵網(ひきあみ)時間が1時間程度と短時間であること
・漁獲後に蓄養管理したもの

さらに「手間ひまをかけ厳選する」ことで「小豆島 島鱧」となります。

・「小豆島 島鱧」の特徴

「小豆島 島鱧」は黄金に輝く体表と、純白の身が特徴で、淡泊ながらもしっかりとした味があります。
水揚げされた鱧は、神経締めを行い鮮度を保ったまま加工しているので
臭みがなく、魚が苦手な方にもおすすめ。

急速凍結することで、細胞の破壊を抑えられるので
風味・食感・美味しさを保ったまま長期の冷凍保存が可能です。

鱧には約3,500〜3,600本もの骨があり、他の魚と異なり小骨が魚体全体にあるため「骨切り」をしないと食べられません。
「骨切り」とは、身の部分にたくさんある骨を皮一枚残して細かく切ることで、相当な修行を要する難技なのだとか。
「骨切り」が上手くいっていないと、チクチクと小骨が残ってしまいます。

「小豆島 島鱧」は、骨切り加工済みなので煩わしい下処理が不要。
ゆっくりと冷蔵解凍するだけで、おいしい鱧がいただけます。

湯引きはもちろん、お寿司やしゃぶしゃぶ、フライなど様々な料理に活用できます。
地元出身者である私のおすすめは、オリーブオイルでシンプルにソテーしていただく愉しみ方!
肉厚な鱧の身が、口に入れた瞬間ほろっとほぐれます。
最初はあっさりとした淡白な白身の味わい。
その後、まったりとした鱧の脂と旨味がじゅわっと口の中に広がります。

・地元の取り組み

はじまり

四海漁協の若手漁師たちは、漁獲量が減っている現状に加え、魚価の低迷、後継者不足といった課題を抱えていました。
漁師の半数は、漁獲した魚を岡山県の卸業者へ販売していましたが、鱧が獲れても売値が安かったり、荷受け量を制限されてしまうため放流していました。
そこで、鱧をどうにか利用出来ないかと考えたのがはじまりです。

鱧事業の開始

平成27年4月

鱧のブランド化・共同出荷と先進的な取り組みを行っている徳島市漁業協同組合へ視察に行き
品質や価格向上についての意見交換会を行いました。

平成27年5月 

鱧を四海漁協として出荷することを目標に検討会を開催。
香川県漁業協同組合連合会(JF香川漁連)に相談、協力依頼を行いました。

平成27年6月

自分たちで使えそうな設備を集め、関西市場へ鱧の共同出荷を開始。
若手漁師たちだけでは時間的、体力的に厳しく、組合事業として取り組むよう役員へ働きかけを行い
平成28年の漁期から組合事業へとなりました。

平成28年1月

独自の基準を設けブランド化。「小豆島 島鱧」と名付けられました。

平成28年度から、補助金を活用し、活魚トラック、蓄養水槽などの関連設備の整備。

平成29年度には鱧の骨切りなどに対応した一次加工施設を建設。

このような活動内容が認められ、さまざまな表彰を受けています。

平成30年度 浜の活力再生プラン 農林中央金庫理事長賞
令和元年度 ディスカバー農山漁村(むら)の宝 選定地区
令和2年度 地域づくり表彰 審査会特別賞

四海漁協にとどまらず、小豆島を代表するブランドハモとして、基幹産業化を見据え
今後も施設の充実を図っています。

島鱧の魅力を伝えるために

平成29年5月 島鱧出荷式

令和元年5月  島鱧まつり

令和元年12月 島鱧試食会
地元の飲食業の方々を招待し、地魚販路拡大対策事業として島鱧の試食会を行いました。

令和4年4月29日~5月8日 島鱧キッチンカー
島鱧を贅沢に使った小豆島のローカルグルメ「小豆島はも天」を販売しました。
土庄町四海地区の「浜のかあちゃん」手作りのはも天は、リーズナブルに高級魚が食べられると大好評でした。

・小豆島の漁業を知ってもらうために

令和3年8月、漁業振興として土庄町地域おこし協力隊に着任した吉田小百合さん。
土庄町地域おこし協力隊のSNSやメディアプラットフォーム「note」などでの漁業に関する情報発信や
漁業を知ってもらうためのイベントや企画立案など、様々な活動を行っています。

【各種SNSのフォローはこちら!】

▼Instagram

▼Facebook

▼note

「地域おこし協力隊」とは

高齢化や人口減少などが進む地方において、都市圏などの地域外からの人材を受け入れ、独自のスキルを生かして
地域の元気を生み出す活動を行うとともに、将来的な隊員の移住・定住につなげることを目的とした制度です。

・魚食文化を広めたい

「魚」や「魚を食べること」に対するみなさんのイメージは、「健康的」「おいしい」などのポジティブなもの
それとも、「臭い」「扱いが難しい」などのネガティブなもの、どちらが強いですか?

近年、若年層を中心に「魚離れ」が進行していますが
その主な理由は「食べづらいから(骨を取るのが面倒だから)」だそうです。

魚介類は、良質の動物性タンパク質を含む一方で、カロリーが低いという特徴があります。
魚にはビタミン(D、E、B12)、必須ミネラル(カリウム、カルシウム、マグネシウム等)などの栄養素や
高度不飽和脂肪酸(DHA:ドコサヘキサエン酸、EPA:エイコサペンタエン酸)をはじめとする
多様な機能性成分など、私たちの体に必要なものが多く含まれています。

魚を多く食べる人ほど心筋梗塞になりにくいなどの研究結果もあり
水産物を食べることが、私たちの健康維持に役立つことも明らかになっています。

出典:農林水産省 特集1 だから、お魚を食べよう!(1)

そんな昨今の魚離れを受け、地域おこし協力隊の漁業振興活動の一環として
東京の企業、土庄町、四海漁協と協働で、魚嫌いや魚を進んで食べる機会が少ない都会の子どもたちをメインターゲットに
「小豆島 島鱧」を五感で味わう体験型親子向けオンライン食育&社会科見学イベントを開催しました。

▼イベントをまとめた記事はこちら

2021年10月30日と11月14日の2回、親子15組ずつに参加いただいたこのイベント。
北は宮城県仙台市から南は沖縄県の沖永良部島まで、様々な地域の親子とオンラインで繋がり
お料理パートを担う料理家さんは東京から参加。
また、現地では、地元四海地区の子どもたちも公民館の調理室から参加してくれました。

お料理パートでは、お魚嫌いの子どもたちも鱧を楽しくおいしく食べられるスペシャルレシピを用意。
四海漁協から参加者のご自宅へ直送された「小豆島 島鱧」を使ったかまぼこ「ハモかまちゃん」を親子で楽しみながら調理。

続いて、かまぼこを蒸している間は、社会科見学パート。
四海(しかい)地区の漁師さんと四海漁協の職員さんに漁船や鱧を見せていただき
また、子どもたちからの質問にもその場で答えていただくことで
オンラインながらも画面の向こうの鱧の粋の良さや漁師さんたちのお話に興味深々でした。

この夏は鱧の漁に同行取材した様子を、町内の小中学校の給食メニューで「小豆島 島鱧」が提供される際に
子どもたちにその漁の様子を知ってもらうため、映像を制作したり
その他の漁業についても取材、情報発信、企画を予定しているとのこと。

土庄町地域おこし協力隊のInstagram、Facebook、SAYULOGの「note」から
ぜひチェックしてみてくださいね!

次回のブログでは、「小豆島 島鱧」を使ったレシピをご紹介します。お楽しみに!

土庄町へふるさと納税!

香川県土庄町ふるさと納税ブログを最後までご覧いただきありがとうございます。

このブログでは、土庄町のこと、ふるさと納税特産品、現地で出会える絶景やおいしいものなどを発信中!
土庄町のことを少しでも多くのみなさまに知っていただけたら嬉しいです。

みなさまの生まれ育ったふるさとのみならず、
「心のふるさと」や「第二のふるさと」として、土庄町を応援していただけましたら幸いです。

みなさまからいただきましたご厚意は
土庄町が掲げるまちづくりのテーマの各事業に対する貴重な財源として活用させていただきます。

ふるさと納税寄附金の使い道

寄附金のお申し込みをいただく際に、次の事業の中から使い道をお選びください。

・福祉に関する事業


少子化対策、障害者対策、高齢者対策、医療体制整備など

・教育に関する事業

子育て支援等安全安心対策、文化財保護など

・環境に関する事業

地球温暖化対策、環境保全対策、災害防止対策など

・地域振興に関する事業

地場産品育成、観光振興、文化・芸術振興など

香川県土庄町ふるさと納税情報をチェック!

香川県土庄町では、ふるさと納税に関するおすすめ情報を発信しています。
ぜひフォローよろしくお願いします!

▼Facebookページ

「土庄町ふるさと納税」

▼LINE@公式アカウント

「ID検索」より友達追加をお願いします。

ID: @tonosho

▼Twitter公式アカウント

@tonoshotown

▼香川県土庄町(とのしょうちょう) ふるさと納税

『土庄町 ふるさと納税』で検索!

応援ありがとうございます!

土庄町 企画財政課 ふるさと納税担当

土庄町のふるさと納税担当4年目。土庄町の魅力を発信中。応援よろしくお願いします!

最新の記事

月別アーカイブ

土庄町の人気ランキング

次へ

前へ

土庄町の最新情報

もっと見る