2023/09/29 (金) 12:00
街中に彩るトリコロールカラー「長崎居留地まつり」
長崎市の居留地エリアにて、9月16日〜18日の3日間
「第28回 長崎居留地まつり」が開催されました。
今年は4年ぶりにイベントもフル開催ということもあり、
朝から観光されている皆様やツアーの団体の方も沢山いらっしゃいました!
【居留地とは?】
長崎に3ヶ所あった外国人居留地、東山手・南山手・大浦。
この3つのエリアをまとめて居留地と呼んでいます。
エリア内に世界文化遺産の構成資産が2つあり、(「旧グラバー住宅」と「大浦天主堂」)
西洋の技術が導入された明治期の構成資産が多く残る長崎市中心街の中でも、
2つの世界遺産の構成資産が並んでいるという世界でもめずらしいエリアなんです!
かつて日本で唯一の西洋との窓口となっていた、
長崎の誇りと繁栄を後世に伝える素敵なお祭りです。
居留地祭りのシンボルカラーである赤・青・白のトリコロールカラーも
とっても可愛くてつい写真に納めたくなってしまいます!
この長崎居留地まつりの対象範囲がとにかく広いんです。
長崎市内を走る路面電車の駅でいうと、メディカルセンター電停〜石橋電停までの4駅分。
それでもまだ半分くらいという程です。
イベントの開催期間中、会場となる居留地エリアの色んなところで様々なイベントが開催されていました。
オープニングを飾るセレモニーは南山手エリアにあるグラバー園内
「旧グラバー住宅」前の広場にて行われました。
キッズコーラス・男声合唱団による合唱や、グラバーの故郷である
スコットランドの代表的な民族楽器・バグパイプを用いたバンドの演奏もあり、
その後行われた大浦天主堂前までのパレードも圧巻でした!
その他にも楽しいイベントが盛りだくさんで、
今回「居留地まちビンゴ」に参加してきました!
大人も子供も配布されたビンゴカードを片手に、
居留地マップに記載されたポイントを目指してエリア内を巡ります。
居留地エリアは思っていたよりも坂が多い…!
中には勾配20%の坂まで!
坂の町長崎ならではの光景だなぁとしみじみ。
息切れしながら登っていきます。
この光景もまるでトリックアートみたいですね。
普段長崎市に住んでいますが、
この居留地エリアはどこか知らない街に旅に来たような
不思議な感覚があります。
明治時代に外国人住居として使用されていた建物が現存していて、
当時の外国人居留地だった頃の雰囲気が残る
異国情緒にあふれた街並みでした!
今回この居留地まつりを通して
今まであまり知らなかった風景や街の歴史も
知ることができたように思います。
居留地まつりの開催期間外でも居留地エリアへの観光は
見どころが沢山なのできっと楽しんでいただけるはず!
ぜひ長崎へいらっしゃる際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
皆様のお越しを心よりお待ちしております!
以上、「長崎居留地まつり」のレポートでした。
長崎の異国情緒あふれる街並みと魅力を知ってもらえたら幸いです!
写真提供:(一社)長崎県観光連盟